概要
DQ1の登場人物。ただしリメイク版では登場しない。
その元ネタは、ジャンプのゲーム記事コーナー【ファミコン神拳】のメンバーであるキム皇(本名・木村初)である。
【みやおう】(ミヤ王=【宮岡寛】)とは同郷の友人で、ファミコン神拳ではハガキ整理のアルバイトを経て正式メンバーに昇格。読者の質問に答える「キム皇のファミコン神拳110番」を連載したほか、【ゆうてい】(ゆう帝=【堀井雄二】)たちがドラクエ制作で忙しくなった後期は追加メンバーたちと共に「ファミコン神拳」を支えた。
ドラクエの制作会議にも顔を出しており、DQ2では【かぜのマント】の命名者になっている。
『ファミコン通信』では「ドラクエIV情報局 キム皇のガンガンいこうぜっ!」と銘打たれたDQ4の発売前の特集記事を1989年13号から年内一杯まで担当した。
その後は自らも「ジャングルウォーズ」などのゲームを作った。
DQ1(FC版~MSX版)
【メルキド】の町にいる男性。【ゆうてい】と【みやおう】が探している人物である。
話しかけると「えーん。あてが まいごの キムこう だす。」と、泣き言を言っている。
NES版での名前はNester。なお他の2人に英名は無い。
その他
DQ2では、よく知られた復活の呪文である【ゆうていみやおうきむこう…】 にもこの名前が使われていることで有名。
他にも、ファミコン神拳に掲載されるゲーム画面で「みやおう」「ゆうてい」と合わせ、プレイヤーキャラクターの名前に付けられていることが多かった。例えばDQ3の奥義大全書では「みやおう」「ゆうてい」「きむこう」「てつまろ」の4人パーティを組んでいる。特にキム皇はその語呂のせいかDQ2の【ムーンブルクの王女】(裏技で名前を変更できる)やFF2のマリアなど女性キャラクターを担当することも多く、その場合は「きむこ」や「キムコ」といった表記も見られた。
ただし「キム皇のファミコン神拳110番」ではさすがに自身がMCということもあって主人公の【ローレシアの王子】に「きむこう」と付けられていた。偶然にもこの時王女の名前は後に彼がFF2で担当することになる【マリア】になる。同時に【サマルトリアの王子】は「コナン」になり、響きの良い名前で揃うことになる。