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【サマルトリアの王子】

Last-modified: 2019-10-07 (月) 14:19:13

 パーティメンバー:DQ2【ロトの子孫たち】
【ローレシアの王子】―【サマルトリアの王子】―【ムーンブルクの王女】

概要 Edit

【ドラゴンクエストII 悪霊の神々】に登場する2人目のプレイヤーキャラクターで【勇者ロト】の子孫のひとり。
DQ9や関連作品にも登場する。
リメイク版での肩書きはなぜか【勇者の子孫】ではなく【魔法戦士】になっている。
 
その名のとおり【サマルトリア王】の息子。出身も当然【サマルトリア】
彼と出会うことでシリーズ初のパーティプレイが体験できるようになったが、FC版は難易度が非常に高かったこともあり上手く強みを生かせないプレイヤーが続出した。
 
オレンジの髪にゴーグル&ヘッドギアのようなもの、緑の服にオレンジのマントという姿をしている。顔は口と眉毛が⌒のような形状で目は点でやや寄り目というシンプルなもの。
SFCリメイク版では金髪で、顔はイケメンになっている。しかもゲーム内容でも多くの不遇が解消され(後述)、3人揃い踏みのパッケージは実に映えた。
 
このように次第にイメージが改善されていった王子であったが、DQ30周年の際に発行された【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】に、初期開発中に【鳥山明】が描いたドット絵風のサマル王子が初掲載され、そこにはなんと製品版のキャラとは似ても似つかない獣人間のような姿がありオールドファンを驚かせた。
このドット絵には羽帽子やカップ型の鍔(ヒルト)のレイピアなどが見て取れ、17世紀フランスのマスケット銃士がビジュアルコンセプトと思われる。
また、堀井雄二自身が監修した「ファミコン神拳」の攻略本では金髪でロン毛のチャラ男として描かれており、まるっきりイメージが違う。表紙の絵では原作通りなのに何があったんだ?
翌年発売されるDQ3の企画が進んでいたのか、同書では魔法戦士ではなく「僧侶(プリースト)タイプ」と呼称されていた。
 
『ファミリーコンピュータMagazine』で行われた『第1回美少年キャラコンテスト』('89年16号発表)では地味ながらも第15位に入り、ローレシアの王子(6位)、ムーンブルクの王女(美少女部門11位)共々3人揃ってのランクインを果たす。
【月刊Vジャンプ】1998年1月号の「DQ KIDS!!」人気DQキャラ投票では第8位、『週刊ファミ通』 2012年8月9日号のDQ10発売直前意識調査の企画での「好きなDQキャラクター」ランキングでは第9位に入った。

DQ2 Edit

【ムーンブルク】滅亡の報を聞き、【ローレシアの王子】と同じくハーゴン討伐の旅に出た王子。
彼を仲間にしないと【ローラの門】から先に進むことができない。
ローレシアの王子は彼と落ち合うべくサマルトリアへ向かったが、その時にはちょうど【勇者の泉の洞窟】へ身を清めに行っており、見事にすれ違う。
その後、合流するまでに面倒な手順を踏まされることになる。詳細は【いやー さがしましたよ。】を参照。
 
性格は彼の妹の【サマルトリア王女】曰く「わりと【のんきもの】」らしいが、その呑気さは「わりと」どころではないだろう。
合流イベントであれだけすれ違っておきながら、多くのプレイヤーが抱いたと思われるイライラを感じさせない「いやー さがしましたよ。」で済ませて気軽に許してくれるあたり、心が広い。

そしてこの「わりとのんきもの」という性格と、相手を気軽に許す心の広さ。
ドラクエ史上初めて明言された「仲間の性格」と言える貴重なキャラ付けなのだが、後述する通り、小説・CDシアター・ゲームブック・漫画等、ありとあらゆるメディアミックスで無視されまくっている。
なぜなのか。

長年にわたるヘタレ扱いと再評価の動き Edit

サマルは主にホイミなどの回復魔法やスクルトといった補助魔法を習得する【僧侶】のような役割のキャラである。
剣と魔法の両方を使える万能タイプというのが売りだが、FC・MSX・MSX2版ではとにかくさまざまな面で不遇であり、
通しでのテストプレイすらできずに調整不足のまま発売となった事情や、当時のプレイヤーの多くがRPG初体験ということもあって低い評価を受けることが多かった。
 
そのような能力面での低評価(これらの評価は現在の視点で言うと不当と言える部分も多い)に加えて、名前が【トンヌラ】だったり【すけさん】だったりするために、長年の間ドラクエシリーズにおけるヘタレキャラの代名詞のような扱いをうけていた。
なお、ネット上での彼のいじられ方は散々なものであり、人によっては目を覆いたくなるものも多々あるだろう。
ここではその詳細の紹介は避けるが、ネットでのキャラいじりでよく見かける誇張表現や事実に基づかないものも少なくない。
誤解のないように書いておくと、このようなシリーズ屈指のネタキャラとしての側面も含めて長年愛されているキャラである。
2011年に行われたドラゴンクエスト公式サイトアンケート・好きなキャラクターベスト30では3人の中で唯一のランクインを果たした。
 
さて、当時のプレイヤーたちの評価は思い込みによる誤解も多く、近年になって高難度のRPGに熟練したプレイヤーたちによって、FC版時代のサマルの長所や重要性がクローズアップされ、再評価されつつある。
下記に一般的にサマルの欠点とされてきたものに対する、誤解の解消や対処法について述べる。
 

  • Q.装備できるものが少なく、パラメータも低い
    • A.【ローレシアの王子】以外の装備やHPなどの耐久値の貧弱さはパーティバランスを考えてのものであり、適切に振り分ければ妥当なバランスに落ち着く
      • ステータスが低いというよりは覚醒するのが遅い。最高レベルでの素のステータス値は前作(DQ1)の勇者とほぼ同じ強さになるのだが、クリアレベル帯を越えてから突如ステータスが急上昇しはじめるズレがある。
      • 「サマルの最強武器は【てつのやり】」というのは有名であるが、ほとんどの雑魚敵は【はやぶさのけん】の方が総ダメージは大きくなる。武器性能を含めた攻撃力の貧弱さは、ローレの打撃と協力して敵を倒すようにあえて低く調整してある側面もある。
      • 【いかづちのつえ】はムーンも装備できるが攻撃ダメージは大して増えない罠なので注意。サマルに雷の杖を持たせ、ムーンのバギと合わせてグループ攻撃を重ね掛けした方が遥かに効率良く多くの敵を倒していける。
      • イベントの都合もあって最強の鎧【みずのはごろも】をムーンに与えてしまうプレイヤーが多いが、相手や場面によってサマルに装備させた方が有効な場面も多い。サマルは呪文耐性のある【まほうのよろい】も装備可能なので、それらを考慮して適宜交換する必要がある。
      • HP回復効果のある力の盾も活用すれば回復呪文の使用回数も抑えられ、より長い道のりの旅を進めることができる。
      • 兜は装備できるのはモンスターのドロップ限定の【ふしぎなぼうし】のみで、彼に回ってこないことが多いが、どのみち守備力が4しかなく防具としての性能には乏しい。
      • 【すばやさ】はムーンには及ばないものの、戦士にしてはかなり素早いと言われるローレよりもさらに高い値を維持する。ただし戦闘時の行動順はFC版ではランダム性の影響が大きいため、回復前に敵に先手を取られることが珍しくないのも本作の難易度を上げている要因の一つである。(ちなみにFC版は素早さの値の半分が素の守備力になっているので、死にステなわけではない。)
      • ついでにチート技である【もょもと】発売直後から大流行していたこともあり、低レベルで成長しないまま連れ回されやすい環境になっていた。もちろん、もょもと一人が強くても後半のダンジョンの連戦で行き詰りやすいのでサマルやムーンのレベル上げもして全体的な戦力を底上げした方が長期的に安定する。
  • Q. 死にやすい
    • A. 完全に誤解とも言えないが、死にやすさの原因は上記の装備の偏りに加え、プレイヤーの戦術的な問題もある。
      • そもそも本作はサマルに限らず、ちょっとした油断がすぐ死につながる厳しいゲームバランスになっている。HPが【ムーンブルクの王女】と同程度の彼は何の対処もしなければ必然的に死にやすくなる。もちろんムーンも同様に死にやすい。
      • 本作では重装備によってまともな守備力が得られるのはローレのみで、しかも隊列による被弾率の傾斜がなく、先頭のローレ一人では壁役として十分に機能していない。後衛を死なせないためには必要に応じて防御させるなど、慎重な試合運びが要求される。
      • とりあえずローレの打撃やムーンの呪文に加勢させがちだが、CPUのターゲティングがランダム(残りHPが低い敵を狙った連係プレーができない)で行動順も安定しているわけではない本作においては、逆に集中攻撃を受けて窮地に陥ることも多い。いっそ死なないことを最優先にして終盤はダメージ半減(端数切り捨て)効果のある【ぼうぎょ】や力の盾による回復を活用する方が長期的に安定した遠征を望めるだろう。
      • そして当時は耐性の重要さに気づいていたプレイヤーは少なかった。特に複数の敵が連続で使ってくる【ほのお】攻撃への耐性は割合軽減で大幅なダメージ緩和となっており、水の羽衣がない状態では被ダメージが非常に高くなってしまう。彼は1人だけ耐性のない状態で丸焼けにされる不遇を味わっていた。(本作での防御は炎ダメージを半減しないので、よほどのこだわりがない限りは水の羽衣は2着取っておくことをお勧めする)
      • あとは危険を感じれば【にげる】のも大事。本作の逃げる成功確率は66%固定で有効な選択肢の1つ。
  • Q.習得呪文が低性能
    • A.彼の呪文への低評価はそもそも不当である。
      • 回復呪文はベホイミどまりなことを突っ込まれるが、むしろ彼が覚えるホイミ・ベホイミは本作でも重要呪文に数えられる。【ルーラ】【リレミト】【トラマナ】【ザオリク】と、移動中に彼がやるべきことは多い。
      • ベギラマをLv18でやっと覚えるのに、設定ミスなのか、公式ガイドブックの説明と異なり【バギ】(ムーンがLv4で習得)とほぼ同じ威力になってしまっているが、MP4の全体攻撃なのでバギの完全上位互換であり、使いどころは多い。
      • スクルトの守備力上昇値が8~17%、最大+50%までと効果が弱めだが、ムーンが覚えるルカナンにも言える本作の仕様なのである程度はしょうがない。それでもボス戦など要所で重要な意味を持つ。
      • 前作勇者も使えた【マホトーン】はムーンのラリホーと並び有用。序盤ほど活躍しやすいラリホーに対し、マホトーンは強力な呪文使いが増える終盤ほど重要呪文となる。メガンテを放ってくる【デビルロード】相手では生命線となる。
      • 終盤に覚える【ザラキ】についても、習得時期的に高い耐性を持つモンスターが多いが、敵方でザラキを連発してくる【ブリザード】の群れをまとめて消滅させるのに非常に有用。
      • ザオリクが低性能というのは次作以降と比べての話であり、【死亡】からの復帰手段が緩和されてゆく過渡期の作品である今作では【せかいじゅのは】と効果は変わらない。
      • メガンテに関しては、ボス以外には100%必中。ただし、そもそもサマルは一番死んでは困るキャラなので、メガンテを使って死んでしまっては元も子もない。

 
以上に加え、本作はサマルの生存がパーティの生命線であるという重要な指摘がある。
雑魚戦ですらギリギリの攻防になる難易度のFC版において、HPは常に万全の状態で行動したいため、彼の習得するホイミやベホイミは非常にありがたい存在となる。
さらにリレミトとルーラの両方を習得でき、終盤になると【ザオリク】を覚え、緊急時の対応能力は随一である。
本作はセーブポイントから遠く離れた場所にやたらと長丁場な難関ダンジョンがある場面も多く、撤退手段の重要性は非常に高い。
誇張抜きに、彼が死ぬとパーティの全滅が見えてきてしまう。
ムーンが死んだとしても彼が生きていれば何とかなる局面は多いが、逆に彼が死ぬと状況を立て直すどころか、撤退すら困難になる。
さらに付け加えると、サマルが死んだ場合、キメラのつばさが無ければ歩いて町や城まで向かう必要が生じるのに対し、他のメンバーが死んだときはサマルのルーラですぐに帰還して蘇生できるという違いからくる安心感の影響も大きい。
つまり、仮に死んだ回数が同じだとしても、プレイヤーは必然的に死んでいるサマルを連れ歩いている時間が他の2人の場合よりも長くなってしまいがちなのである。他の2人が素早く蘇生してもらえるのはサマルのおかげなのだ。
 
また、ベギラマの威力が設定ミスという噂もある。これはFC版の公式ガイドブックにベギラマのダメージが30~50(実際は20~30程度)と書かれていたことから噂されるようになったが、習得時期と威力のバランスを考えるとこの噂の信憑性は高い。
この威力だったらサマルの評価も変わっていたかも知れない。
 
いずれにせよ、いざという時にパーティを立て直す全ての手段を満たしているのが彼の強みであり、パーティの生命線として欠かせない存在なのだ。
例え歩いて帰還が可能であったとしても、時間短縮のためにリレミト、ルーラを使わないという選択肢は無く、誰の生存を最優先にするかと言えば、倒すか全滅かの2択しか無いボス戦を除けば間違いなくサマルの生存を優先させるべきあり、そして本作ではそのボス戦はラストダンジョン以外には無いのである。
つまり、ラストダンジョン以外の大部分ではサマルの生存を最優先させるべきなのである。
終盤の【ハーゴンの神殿】でピンチに陥った場合は(レベルが上がることもあり蘇生代が嵩むようになるが)世界樹の葉を拾いに行く前提で一旦全滅するのも一つの手。彼のルーラがあればロンダルキアへの洞窟に再度突入せずに済む。
 
冒険における実力とは前線で敵を蹴散らしたり、豪快な魔法をぶっ放すだけではないのである。
寧ろ彼のような縁の下のサポートがあってこそ、ローレとムーンはその長所を発揮出来るのだ。
 
つまり、いかに彼が死なない様マネジメントをするかが本作をプレイする上でのキモとなる。

大器晩成の成長曲線について Edit

上記のようにパラメータが低いという印象で語られるサマルだが、当時からレベル上限近くになるとHPと力の値が爆発的に伸び出し、ローレシア王子に匹敵する能力値となることも知られていた。
呪文と装備品の面での不遇は変わらないが、攻撃力に関しては隼の剣でローレシアの王子並みに敵をバッサバッサと切り刻んでいけるようになり、最終的には単身でシドーを討伐できるほど強くなる。
単独シドー撃破達成の動画はニコニコ動画などに複数上げられているので観てみると良いだろう。
 
公式情報や開発者インタビューなどから彼を弱く感じさせてしまう作りになっているのは、DQ2の開発期間があまりに短かったために最初から通しでテストプレイをしたスタッフが誰もいなかったこと(詳細はこちら)と関連して語られることが多い。
サマルは大器晩成型で終盤になると急激に強くなるという設定だったのではないかという説である。
スタッフのインタビューでも船入手以降はプレイヤーが普通にプレイして突入するレベルよりかなり高く見積もってテストプレイしていたことが語られている。
実際【公式ガイドブック】に記載されている到達レベルは、船入手以降に行く大半の地域にて一般的なプレイで進めた時のレベルよりも5レベル以上は高い。
そのため、開発がテストプレイしたレベルでプレイすれば、終盤に差し掛かる頃にサマル王子は覚醒するはずだったと推測する意見は少なくない。
 
ただし、後述の様にリメイク版で装備品や呪文の性能面で圧倒的な強化を受けたサマルだが、実はステータス値の上昇曲線自体は一切変わっていない。
公式からの発表もなく、スタッフの真意も現状では不明である。
 
なお、余談ではあるが大器晩成型の理由として、彼だけ他の2人より年少という説があったが、実際のところは不明である。
幻の実写版【ドラゴンクエスト ファンタジアビデオ】では小学生の女の子が演じていたため、公式側も幼少の子供を想定していたのかもしれない。

リメイク版 Edit

以上のようにゲームバランスに恵まれなかった彼だが、リメイク版で覚醒する。
【ひかりのつるぎ】【ロトのつるぎ】など強力な武器を装備出来るようになり、元から装備出来た【まどうしのつえ】やいかずちのつえも鉄の槍より強化され打撃威力が上がった。
更にザオリクやスクルトはDQ3以降の仕様に強化(元がポンコツすぎるので、実質的に修正と言える)された上、ベギラマはFC版の公式ガイドの設定よりも高い威力に引き上げられるなど、様々なドーピングがなされており、攻撃面においてはかなり強い。
特にベギラマの強化は非常に大きく、中盤においてFC版とは逆の意味でゲームバランスを破壊するかの如く敵をまとめてあっさりと焼き払う彼の姿は凶悪極まりない。この頃からロンダルキア突入直後くらいまでの火力はローレ以上と言って良いだろう。
FC版における彼の不遇を知るプレイヤーにとっては、リメイク版初プレイ時に初めてベギラマを使用して叩き出したダメージを見た瞬間が、プレイ中で最も驚かされた瞬間だったかも知れない。何せFC版の【イオナズン】に匹敵する威力なわけで、かつてのムーンが終盤にやっと覚える彼女の究極奥義を中盤からこの燃費で乱発してるのである…正に人間凶器。終いには中盤以降、敵の耐性がゴッソリ弱体化していることがこれまたサマル先生の凶悪さを煽る結果となっている。FC版で高火力耐性持ちで凶悪だったドラゴンをバギ+ベギラマやザラキで一掃可能になったのは爽快の極み。
素早さ周りの仕様変更により、高めの素早さも生かせるようになったため、先制ベギラマを叩き込んでやろう。
さすがに終盤になると(リメイクでこれまた威力が上昇した)イオナズンに威力で大きく劣るものの、燃費の良さではこちらに軍配が上がるため、王女より低いMPでもたくさん使えるのも強み。この燃費の良さを生かしてベギラマを連発する戦法は、最後の最後まで使っていける。
しかも、装備可能品が修正されて装備できる武器が増え、武器での攻撃がそこそこ強くなったため、MPを温存したい時や、MPが切れた時でも戦闘力が低下し難い(もちろん、彼はルーラ持ちの大事な移動要員でもあるので、移動呪文用のMPは取っておくこと)のも新たな長所となった。本作は【いのりのゆびわ】が旅の途中で簡単にいくつも手に入るので、これを確保した分は連発して問題無い。
 
おまけに【マヌーサザラキ】【サマルカンスト技】といったバグ技も手に入れ、普通に使っても強い上に手段を選ばなければ文句なしの作中最強キャラと言っても良いほどで、FC版で呪文も装備品も調整不足だった彼とは(本人自身のステータスは変わらないのに)まるで別人の印象があるだろう。
 
ただし、強化されたのは「攻撃面」であり、各ステータス自体はクリア適正レベル以降になって漸く成長し始める超大器晩成だったFC版と変わっておらず、特に中盤以降での装備品の不遇による耐性の無さ・耐久力の低さは残ったまま。
リメイクでは隊列による被弾率の傾斜が導入されたのだが、これもサマルについては狙われる確率はFCと同じ33%。
さらに、防具についてはFC版の裏技が無くなり、優秀な耐性防具の水の羽衣が正真正銘1つしか手に入らないのが痛い(のか?)。
代わりの耐性防具としてのまほうのよろいはリメイク前に比べると守備力が10上がってはいるが、他の防具の強化率に比べると微かな上昇であり(水の羽衣とミンクのコートはリメイク前よりも30増)、耐性と守備力を同時に補完出来ず、むしろ防具の不遇さに益々拍車がかかってしまっている。しかも、魔法の鎧の耐性のショボさは相変わらず。
FC版よりマイルドに調整されているとはいえ、終盤になるほど敵の攻撃は苛烈なため少し攻撃が集中するだけでも簡単に倒れてしまう。
不思議な帽子の複数入手が可能となったのでこれを彼にも回せるが、魔法の鎧と合わせて守備力が18上がった程度では他2人のタフネス強化に追いつかない。
攻撃面が強化されたからといって決して無理はさせないように。
王女に水の羽衣を譲る場合、どうせ炎耐性は得られないので、いっそ耐性は捨ててみかわしのふくで【回避率】を上げるのも手。ヘタに守備力だけを重視するよりは良い結果になることが多い。リメイク版では被弾率の傾斜が導入され、ムーンよりも狙われ易くなっているため、回避率を生かせる場面も多い。
どちらか一方の防具だけでは一長一短なので、魔法の鎧とみかわしの服を、敵の出現地域によって着替えながらプレイするのがベストだろう。ベギラマやイオナズンを使う敵が脅威になる地域では魔法の鎧、それ以外の地域ではみかわしの服を選択するのだ。
なお、みかわしのふくはサマルカンスト技との相性も抜群。はやぶさのけんとセットでどうぞ。
 
もしくは、いっそ水の羽衣はサマルに着せてムーンにみかわしのふくを着せるというのも一考の余地有。
サマルとムーンはHPの差が皆無に等しく、被弾率はムーンの方がかなり低い為、ムーンは防具が弱くても、それほど殺され易くはならない。サマルも水の羽衣さえ着せれば死に難く、攻守共にスキの無いオールラウンダーとして活躍してくれる。ちからのたてと合わせれば中盤の大半の【モンスター】の攻撃に対しては致命傷を負うことは皆無となる。
ムーンがザオリクを覚えるまでは、FC版同様に彼がパーティ存亡のカギを握る非常に重要な役割を持ち、とにかく他の誰よりも彼を死なせないことが大切なのは変わらないため、ムーンの死亡率が多少は上がるにせよ、みずのはごろも装備によりサマルが殆ど死ななくなることで全滅のリスク回避については圧倒的に向上すると言えるだろう。
ムーンは魔法の鎧を装備出来ず、防具を使い分けての対応が出来ないのが欠点か。ムーンがザオリクを習得したら無理にサマルに水の羽衣を着せ続ける必要はない。
 
以上のように、リメイク版以降では「(水の羽衣を装備させない場合)紙耐久だが素早さは高めで、打撃・呪文共に高火力かつ補助・回復でも活躍可能」という、DQシリーズの味方キャラとしては異色の個性を得ることとなった。
耐久性には気をつけなくてはならないが、それでもFC版と違いパワーアップしてデキる漢となった本作の彼は、高めの素早さを生かして「攻撃は最大の防御」と言わんばかりに以前とは別物の圧倒的な火力で自身が大ダメージを食らう前に敵を始末してしまうケースが多い。
そのため、例えみずのはごろもをムーンに取られて耐久が物足りなくなっても、それほど死に易くもなく回復が遅れぬ様に少し意識するくらいで充分に安定して生存してくれているだろう。
まさに「魔法戦士」の鑑である。
 
おまけに、リメイク版ではなんと【はかいのつるぎ】も装備出来るようになっている。
当然はかぶさの剣バグは修正されているため、その恩恵を受けることはできない。
しかし、レベル30ぐらいまでのダメージ期待値は実はこの剣を装備したときが最も高い。
回復役も兼ねる彼に動けなくなる【呪い】がかかるのは不安要素でもあるが、火力を求めて運否天賦の速攻勝負に出たいなら思いきって装備しても構わないだろう。
最大レベルでもある程度以上の守備力の相手には隼の剣よりこっちの方が強い。
ちなみに、平行世界においてはかぶさの剣の装備に成功したサマルがいるらしい。
本編クリアより後の時期列で、ムーン王女も「当時は使えなかったマホトーン」を新たに習得したと宣言している世界ではあるが。
なお、一応本リメイクでも上記のサマルカンスト技で、はかぶさの剣の破壊力だけは再現することが出来る。
 
一方で【ベラヌール】【宿屋】に泊まると【ハーゴンの呪い】により離脱してしまうというイベントも追加された。
しかもDQ1で救出せずともクリア出来た【ローラ姫】と同じく、サマルトリアの王子が呪われたまま宿屋に放置した状態でローレシアの王子とムーンブルクの王女2人でクリアすることも出来る。
この場合【エンディング】でベラヌールまで迎えに行くと、レアな台詞を言ってくれる。
あるいはそのまま放置してローレシア王の直前まで行くと追いついて合流する形になり、この場合は異なる台詞になる。
すぐ近くの世界樹の葉の情報を教えてくれるNPCがいるのでよほど情報収集をせずに進めなければ起こり難いが、あまり慣れていない人がプレイしてしまうともう2度と仲間に出来ないと思ってしまい、強引に2人でクリアする羽目になる可能性も0ではない(被弾率が上がるので若干難易度は上がるが、それでもFC版よりはまだマシ)。
このイベントでの仕様を突いて、SFC版では全ステータスを255まで上昇させる【サマルカンスト技】の裏技も発見されている。
また、おそらくこのイベントが追加されたため、SFC版では【ハマり】の危険性があるバグが出現した。詳細は【ラーのかがみ】にて。
なお、Wiiの復刻版で公開された【堀井雄二】直筆のスタッフ向けの設定資料によると、このイベントは原作のFC版のころから予定されていたようである(FC版の頃からベラヌールには「そなたらに死相が見える」と発言する住民がいる)。
 
なお、ガラケー版以降はベギラマの攻撃範囲がグループに縮小された(ついでに消費MPも増えた)。
早い話がサマルは全体攻撃手段を失ってしまったわけで、かなり手痛い弱体化である。
敵が分割されたグループで出現した時はベギラマの効率が非常に悪くなってしまうため、「良い武器を装備させて打撃参加すること」が非常に重要になっている。しっかりと武器を整えてあげたい。

習得呪文 Edit

※SFC版以降ではザオリク、ガラケー版以降ではギラ・ベギラマ・ルーラの仕様が違っている。

名前 Edit

名前はローレシアの王子につけられた名前によって変化し、【アーサー】、カイン、クッキー、コナン、【トンヌラ】、パウロ、【ランド】【すけさん】のいずれかになる。
名前の変更方法については【仲間の名前を変更する】の項を参照。
刊行されたゲームブックにおいてのサマルトリア王子の名前は、双葉社(著者は樋口明雄)は「クッキー」、エニックスは「カイン」、エニックス刊行の「小説ドラゴンクエスト2」や「CDシアター」では「コナン」となっている。
DQ9およびいたスト出演時の名前は「クッキー」。恐らくこの名前が公式な名前であると予想される。
ちなみに漫画【ドラゴンクエストモンスターズ+】では、ゲーム内の候補にない「サトリ」という名で登場している。「マルトリア」だからだろう。

小説版 Edit

名前はコナン。他の2人同様16歳。他2人と明確に面識がある。
ムーンブルク王女であるセリアに恋をしており、ローレシア王子アレンに「抜け駆けするな」と釘を刺していたが、2人は既に恋愛関係にあり、後にセリアからきっぱりと振られた。FC版のギラは単体攻撃しかできないのに対し、ムーンブルク王女が覚えるバギはグループ攻撃ができることから、その威力に一時期嫉妬しているかのような描写がある。しかしガラケー版以降のリメイクではギラでもグループ攻撃ができるようになった。そのため、このシーンには時代の流れを感じるものである。
 
性格は呑気者とはほど遠く、むしろ【わがまま】で子供っぽい。
妹からは「からっきしだらしがない」「虫でも怖がる」、父王からは「ちょっとした病気でもすぐ寝込む」「その辺のスライムにも敵いっこない」とボロクソに言われ、剣で活躍するシーンは皆無(戦闘時は呪文のみ使う)、セリアとアレンの恋仲を気にして僻(ひが)んだり呪文使いとしてセリアに負けること等いいとこなしのシーンが続くが、決死の覚悟で唱えたメガンテで【ガルド】を撤退させたり、先手を打って雑魚の魔法をマホトーンで封じたりと後半では要所の抑えとして動くようになり、最後の最後で【シドー】をベギラマで葬って見せた。
最終的には【ルプガナ】で魔物に襲われていた娘レシルと恋仲になり、婚約する。
地味に3人の中で唯一、誕生日について一切触れられていない。
そのため【ドラクエの秘密】内で主人公たちのプロフィールに関わる考察において、彼だけ最終年齢が不詳である。
 
ゲーム本編ではローレシアの王子を「あれん」にすると「アーサー」になるので、どうやらそこまでゲーム本編との整合性は意識されていなかったようだ。ただ王女の名前はゲーム本編ではデフォルトの対象に全く入っていない(そもそも「セ」そのものが使えない)名前なので、それを思えば多少はゲーム本編を意識していると言えなくもないが…
再現するには【仲間の名前を変更する】技を使って「こなん」と入力するしかない。

CDシアター Edit

こちらでも名前はコナン。声優は佐々木望。
性格も同じくわがままで短気かつ意地っ張り。だがいざという時に物怖じしたり愚痴を漏らしたりといった小心者な所も。
特にアレンに対して顕著にそれを向けるが、それは自身より剣腕も腕力も秀でて人望も厚く、自分が惚れているムーンブルクの王女ナナに好かれているから…つまるところ彼への劣等感による所が大きい。
事あるごとに「いい子ぶりやがって」とつっかかり、一時それが原因で仲違え寸前まで行ってしまう。
 
ハーゴン討伐を思い立ったは良いがあろうことか路銀も持たずに旅立ち、無一文にも関わらずリリザの宿に三日も泊り込んで実質足止めを食らっていたとき彼を捜して訪れたアレンと出会う。
第一声が「やっと食事か。もう腹ペコだぜ」と、状況を考えるとアレンでなくとも「やれやれ」と言いたくなること請け合い。彼が来なかった場合どうなっていたことやら。
実質アレンに宿代を肩代わりしてもらう形(明確に描写はされてないが)になるが、にも関わらずアレンとの同行を拒み彼を疎みながら旅立つ。
【ロトのたて】を持ち出したは良いが彼では重くて扱いきれず、それでも意地になって無理して装備していた為【よろいムカデ】との戦いで窮地に陥ったことがある。
そこをアレンに救われてからは多少見識を改め、盾をアレンに託して改めて冒険を共にする。
 
しかし、ナナを救ってからは彼女がアレンにばかりくっつくのを見て劣等感と嫉妬を露にしだし、ルプガナでレシルと出会って彼女の好意と「あなたにはアレンにもナナにも無い勇敢さがある」と励まされるが、自分に自信を無くしかけていた彼はそれを素直に受け容れられず、却って劣等感が増してしまう結果に。
アレンと船を漕いでいても彼の説得に逆上して自分勝手に役目を投げ出し、ヤケッパチな暴言の数々でついにアレンを怒らせてしまう。
それから暫く不仲が続いたが、【デルコンダル】のコロシアムにてアレンが劣勢に立たされた所に加勢したことでレシルからの言葉を噛み締めて互いに絆を深め、それ以降はアレンと諍うこともなくなり彼との連携も躊躇なくこなすようになる
そこでレシルと再会してからはナナへの想いも吹っ切った様子。
誰よりも勇敢と言われたが、実際コロシアムで【キラータイガー】の巨体に圧倒されていたアレンに対し、コナンは一切の躊躇なく躍り出て呪文を唱えている。
 
最後は破壊神シドーに挑むアレンに自身の力を与えて勝利に導き、アレンが息を吹き返したナナに想いを告げるのに躊躇した時「アレンはナナの事が好きなんだってよ!」と強引ながら背中を押すなど、冒険を通して精神的に大きく成長した。
 
戦闘では基本的に呪文を唱えているが、【バズズ】との戦いで剣術を披露している。
なお小説版ほどレシルとの関係は進んでいないが、エンドロール直前に『レシルに会いたくなった』と呟いており、進展の可能性は濃厚である。

ゲームブック(双葉社) Edit

名前はクッキー。
「戦いにはあらゆる知識を持つべし」を持論としており、ローレに敬語を使わず「俺は○○だぜ」というニヒルな口調で喋るが、妙に沸点が低く、事あるごとに声を荒げる。
 
呪文はギラとトラマナしか使うシーンがなく、剣で戦ってばかりいる。
下巻で魔物との酒の飲み比べに負けると急性アル中で死ぬ。色々と生々しい死に様である。

ゲームブック(エニックス) Edit

名前はカイン。
短気で口が悪いところこそあるが、他の二人同様誰とでも分け隔てなく接する気さくさと正義感を併せ持ち、さらには苦境にあっても軽口を叩いて周囲を気遣える程のムードメーカーでもあるため、周囲からの信頼は厚い。
頭の回転が早くTPOに応じて洗練された立ち振る舞いや他者への指示が巧み、歴史、地理、魔術等の知識も豊富、優れた洞察力を持つ、果ては社会の裏側の情報にもある程度通じている等多岐にわたって能力を発揮しており、時には年相応の子どもっぽさや甘さを見せることもあるものの、初登場時から頼りになる人物として描かれている。
戦闘スタイルは(原作の最強装備が鉄の槍であることを意識したのか)突きをメインにした剣術(挿絵ではレイピアを使っている)と魔法をバランス良く使う万能型(作中では「魔戦士」)。本作ではマホトーンが「正解」になっていることが多いのも特徴の一つ。

下巻では一時的にパーティを離れ、別行動を取る。この際の選択肢次第で物語の主人公(語り手)となり、オリジナルエピソード・サマルトリア攻防戦の一部始終が語られる。

ローレシアの王子とは恋愛においてライバルにならない(本作での彼の相手はルプガナの指導者の一人娘ミリア)こともあり、(二人の波長が合いすぎてナナを怒らせたシーンもあるほどに)関係は極めて良好。能力的にも互いの不得手を補い、かつ、長所を引き出し合える理想的な相棒となっている。

ムーンブルクの王女ナナとは互いに恋心を抱いているようだが、共にツンデレであるため、喧嘩ばかりで仲が進展しないラブコメディの典型といった描写がなされている。

誕生日はサマルトリア攻防戦の最終決戦前夜で、ナナに次いで2番目。

オールナイトニッポンスペシャル ラジオドラマ Edit

名前は番組タイトルから取って「ナイト」。
声優は堀秀行。後に【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】【ヒュンケル】を演じることになる。
普段は爽やかな青年口調だが、戦闘シーンではビビり気味の喋り方になる。
また【キラータイガー】戦ではいきなり殺され、パーティの中で唯一死亡を経験する。
その後も「もう教会のお世話になりたくない」と弱音を吐き、ムーンブルクの王女ニポンも「ナイトってばすぐ死んじゃうんだから」と毒付く性格の悪いキャラクターにされてしまっている。
「ムーンブルク城を襲撃され、親や周りの人間を殺され自身も危機に遭ったムーンブルクの王女が死を軽んじて扱う」という頓珍漢な内容に、ライターをはじめとしてラジオ番組の関係者は誰も疑問に思わなかったのだろうか…?
 
このラジオ番組オリジナルドラマ(非公式)はムーンがなぜかベギラマを(変な発音で)使うなど「本当にゲームをやったのか?」と思うようなデタラメが多く、
司会者の【鴻上尚史】が「エニックスは告訴ものだ」と発言するほど突っ込みどころのある出来なので、内容はお察しの通りである。

DQ9 Edit

クッキーの名で【スペシャルゲスト】として【リッカの宿屋】にやってきた。
色々な条件を満たして彼に話しかけると彼にまつわる衣服をプレゼントされ、それを全て装備すると「サマルトリア王子」の【称号】がもらえる。

DQ11(3DS版) Edit

【冒険の書の世界】のクエスト【さらに遥かなる旅路】に登場。
原作通りローレシアの王子を探すために旅立つが、突然煙のように姿を消してしまったという。消える前に何者かから「ユバールの里に王子がいる」と聞かされていたようで、これが彼を探す最初のヒントとなる。
彼はというと複数の世界をまたにかけてローレシアの王子を探していた。頭の中に響く謎の声に従い、行く先々で【キーファ】【アリーナ】【パパス】とその世界の王族には出会うが、当然ローレシアの王子には出会えないでいた。旅路の末にたどり着いた【迷いの森】で自暴自棄になっていたところを、主人公【ユグノア】の王子)と出会い、その【勇者】の力でサマルトリア城に戻された。
このとき、世界に異変が起きた後に主人公が勇者の力を失っている状態だった場合、一瞬だけ復活するという形で処置されているが、ある程度仄めかされているようにDQ11勇者の血筋がロトの血筋と同じであった場合、サマルトリアの王子のお蔭で一瞬復活したという風に考えることもできる。
SFC版DQ1・2のグラフィックで登場しているため、迷いの森で2Dモードの主人公パーティと並ぶと小さく見えてしまうのはご愛敬。

DQMCH Edit

エンディング後の時を経た【アレフガルド】の時代にも【イクサス】という名のサマルトリアの王子が登場するが、当然DQ2の彼とは別人である。

DQB2 Edit

【ムーンブルクの王女】と異なり、一切言及が無かったものの、後のバージョンアップにより彼について言及する台詞が追加された。
【モンゾーラ犬】【ラーのかがみ】を使って【歌姫】の姿に戻した後、【からっぽ島】に連れて行って会話することで(モンゾーラに居る状態ではからっぽ島に行きたいという台詞で上書きされるため聴くことができない)聴くことができる。
 
話の内容としては単に「かつてハーゴンを討伐した3人のうちの1人がサマルトリアの王子なる人物である」というだけなのだが、今作の世界はかつてハーゴンが作り出した幻の世界という設定であり、ハーゴンにとって都合の悪い3人の王子・王女の存在は抹消されているために、こちらの世界の住人は3人の存在を一切知らなかった。
そのハーゴンが【主人公(DQB2)】【シドー】によって倒された後、2人の手によって今作の世界が実体を持ち、元の世界との自由な行き来が可能になったことでこちらの世界の住人にもその活躍が知られるようになった…という背景があるものと考えられる。
 
余談ではあるが、ストーリー上に肉親が登場しているうえに【ルル】も存在に言及している【ムーンブルクの王女】と、この台詞で言及されるようになったサマルトリアの王子に対し、なぜか【ローレシアの王子】については言及する台詞が一切存在しなかったりする。
 
【ちいさなメダル】を集めた景品としてレシピを貰える服として、【サマルトリアのふく】も存在する。
服の色は緑であることが多いサマルトリアの王子だが、この服は緑色ではなく黄色。
 
また、PS4版のみに存在するトロフィーの名称でも「いやー さがしましたよ」というサマルトリアの王子の台詞を元ネタにした物がある。
取得条件は【みちびきの玉】を12個起動するというもので、かつてのサマルトリアの王子の如く世界中を旅することになる。

いたストSP Edit

クッキーの名で登場。Cランクで、スフィアバトルでの職業は【戦士】
株や増資は中途半端にしかやらないので、よほどのことがない限り負けることはないだろう。
性格はやはりマイペースなのんき者。しかし破産寸前になると「メガン…」と言いかけたりする。
なお、破産したときのセリフはDQお馴染みの「ぐふっ。」である。

シアトリズムDQ Edit

プレイヤーキャラクターのひとりとして登場。初期職業は【魔法戦士】

DQM+ Edit

漫画【ドラゴンクエストモンスターズ+】では「わりとのんきもの」な性格だった彼の姿はどこにもない。

「俺を誰だって?チェ…覚えてないの?」
「フ…ッ、逃がすかよ!!おらおら待て待てェ~~~ッ!!!」

こんな口調のイケメン君「サトリ」として登場。
ロランによると、その軽口こそがサトリそのものだという。
単行本5巻の巻末によると「のんびり屋でマイペースな性格だったが、ロランたちと共に壮絶な戦いを経験し、威信とたくましさを身につけた」とのこと。それにしても物凄い変わりようである。
一応闘いの場以外では原作通りののんびりやに戻るらしいが、とりあえず作中ではその戻ったというシーンは描写されていない。
パーティメンバーの中で最もすばやい設定になっており「第二王子サトリ、彼の速さから逃げられる者はいない」とまで言われている。
 
城や国の人々に黙って家出したロランを捜して、ルーナと共に異世界にやってきた。
ロランには「サトリが僕を探しにくるなんて信じられないな」と言われる。
おそらくかつての【リリザ】でのあの合流イベントのことをからかわれているのだろう。
【バズズ】との決着においてはまず登場より前にバズズの両腕を一瞬の内に切断、バズズのメンタルをかき乱しただけに留まらず、3人が揃った恐怖から逃げようとするバズズを壁を走って追撃、ロランが使っていた「古流剣殺法」をアレンジしたと思われる「古流剣殺法二文字~サマルトリア仕立て~」にて翼を破壊した。
 
「俺の剣は二度“破壊”の風をおこす…」という「はかぶさの剣」などの裏技を思わせるセリフがある。
また、近くでメガンテの衝撃を感じて「この世界でまだこんな呪文を使わなきゃならねェ事があるなんてよ…」と思ったり(かつては自分も使ったことを暗示)するなど、性格こそ変われど彼らしい成分はところどころに感じられる。