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【サマルトリアの王子】

Last-modified: 2018-05-24 (木) 02:20:59

 パーティメンバー:DQ2【ロトの子孫たち】
【ローレシアの王子】―【サマルトリアの王子】―【ムーンブルクの王女】

概要 Edit

【ドラゴンクエストII 悪霊の神々】に登場する2人目のプレイヤーキャラクターで【勇者ロト】の子孫のひとり。
DQ9や関連作品にも登場する。
リメイク版での肩書きはなぜか【勇者の子孫】ではなく【魔法戦士】になっている。
 
その名のとおり【サマルトリア王】の息子。出身も当然【サマルトリア】
彼と出会うことでシリーズ初のパーティプレイが体験できるようになったが、FC版ではその頼りなさのほうが有名になっていく。
 
オレンジの髪にゴーグル&ヘッドギアのようなもの、緑の服にオレンジのマントという姿をしている。顔つきは『ドラゴンボール』でいうと眉毛がクリリン、目がプーアルやウパに似ている。
SFCリメイク版では金髪で、顔はなんとトランクス風になっている。しかもゲーム内容でも随分強く設定され(後述)、3人揃い踏みのパッケージは実に映えた。
 
このように次第にイメージが改善されていった王子であったが、DQ30周年の際に発行された【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】に、初期開発中に【鳥山明】が描いたドット絵風のサマル王子が初掲載され、そこにはなんと製品版のキャラとは似ても似つかない獣人間のような姿がありオールドファンを驚かせた。
このドット絵には羽帽子やカップ型の鍔(ヒルト)のレイピアなどが見て取れ、17世紀フランスのマスケット銃士がビジュアルコンセプトと思われる。
これに獣人という点も合わせると東映アニメーション『長靴をはいた猫(1969-76年)』の主人公ペロが絵的に近い。
もし猫剣士的なメンバーを構想していたとすると戦力外ぎみなのは自然であるから、王子の弱さの源流はこの辺にあるのかもしれない(前述の「長靴をはいた猫」ペロは、腕力・魔力いずれも皆無だが、機転と弁舌で飼い主の少年を勇者として大出世させ、遂には王女との結婚までこぎつける一休さん的なキャラクターである)。
また、堀井雄二自身が監修した「ファミコン神拳」の攻略本では金髪でロン毛のチャラ男として描かれており、まるっきりイメージが違う。表紙の絵では原作通りなのに何があったんだ?
ついでに後述の弱さに説明を入れるためか、同書では魔法戦士などではなく「僧侶(プリースト)タイプ」と呼称されていた。
 
『ファミリーコンピュータMagazine』で行われた『第1回美少年キャラコンテスト』('89年16号発表)では地味ながらも第15位に入り、ローレシアの王子(6位)、ムーンブルクの王女(美少女部門11位)共々3人揃ってのランクインを果たす。
【月刊Vジャンプ】1998年1月号の「DQ KIDS!!」人気DQキャラ投票では第8位、『週刊ファミ通』 2012年8月9日号のDQ10発売直前意識調査の企画での「好きなDQキャラクター」ランキングでは第9位に入った。

DQ2 Edit

【ムーンブルク】滅亡の報を聞き、【ローレシアの王子】と同じくハーゴン討伐の旅に出た王子。
彼を仲間にしないと【ローラの門】から先に進むことができない。
ローレシアの王子は彼と落ち合うべくサマルトリアへ向かったが、その時にはちょうど【勇者の泉の洞窟】へ身を清めに行っており、見事にすれ違う。
その後、合流するまでに面倒な手順を踏まされることになる。詳細は【いやー さがしましたよ。】を参照。
 
性格は彼の妹の【サマルトリア王女】曰く「わりと【のんきもの】」らしいが、その呑気さは「わりと」どころではないだろう。
合流イベントであれだけすれ違っておきながら、多くのプレイヤーが抱いたと思われるイライラを感じさせない「いやー さがしましたよ。」で済ませて気軽に許してくれるあたり、心が広い。

そしてこの「わりとのんきもの」という性格。
ドラクエ史上初めて明言された仲間の性格と言える貴重なキャラ付けなのだが、後述する通り、小説・CDシアター・ゲームブック・漫画等、ありとあらゆるメディアミックスで無視されまくっている。
なぜなのか。

その戦闘力 Edit

主にホイミなどの回復魔法やスクルトといった補助魔法を習得する【僧侶】のような役割のキャラ。
剣と魔法の両方を使える万能タイプというのが売りだが、実際のところは器用貧乏といった言葉がふさわしい。
FC・MSX・MSX2版ではとにかくさまざまな面で不遇であり、ザコの名をほしいままにした。

  • 力が弱く、装備できる武器も弱いため、通常攻撃のダメージが全く期待できない。
    • 【ムーンブルクの王女】よりは力が強いが、それでも強敵がひしめくDQ2では焼け石に水程度である。
    • 最高攻撃力の武器が【てつのやり】(攻撃力20)。序盤で買えてしまう。
    • 相当にレベルが上がると力も伸びてくるので、そこにはやぶさの剣を装備させれば通常攻撃もそこそこイケる。が、行き過ぎた大器晩成型であるため、力が伸びてくるのはクリア適正レベルよりさらにレベルを上げた頃。なのであまり意味がない。
  • 防具も不遇。
    • 最強の鎧【みずのはごろも】は大抵王女に取られる(後述)ため、最後まで炎やダメージ床に【耐性】がない(一応裏技を使えば2つ手に入る)。
    • 兜に至っては、装備できるのはモンスターのドロップ限定の【ふしぎなぼうし】のみ。本作の【ドロップアイテム】の仕様上これは完全な一品物。鎧は裏技でサマル分も確保できるが、兜はチートでも使わないと無理。
      • この帽子は「戦闘中のみ消費MP軽減」という特殊効果を持つが、故に主に戦闘中役立つ呪文を覚える王女の方に回した方が良い。
  • 物理面が弱いのに、習得する呪文も弱かったり使いづらかったり。
    • スクルトの【守備力】上昇値が8~17%、最大+50%までと異常に弱く、雑魚戦では使いものにならない。
    • 回復呪文はベホイミどまり。しかも移動中の回復量は【やくそう】と同程度という低性能。
    • 最強呪文ベギラマをLv18でやっと覚えるのに【バギ】(ムーンがLv4で習得)とほぼ同じ威力。
      • 一応MP4の全体攻撃なのでバギの完全上位互換ではあるが、それにしたってこの威力では習得時期が遅すぎる。
    • ザラキを覚えるが、覚える頃にはほとんどの敵が高~完全耐性なので使いどころに困る(【フレイム】【ブリザード】【サイクロプス】など弱耐性の敵もいる)。
    • 取り得の一つザオリクの性能が当時は低く、戦闘中は使えずHP1で復活という微妙性能(もっともこれは【教会】【世界樹の葉】による蘇生も同じである)。
    • もしもの時に頼りになるメガンテ(FC版では成功率100%)を習得するが、その場しのぎにしかならないことが多い。
      • そもそもサマルは一番死んでは困るキャラ(詳細は後述)なので、メガンテを使って死んでしまっては元も子もない。
  • トドメと言わんばかりに、耐久も紙。
    • 【HP】の伸びがムーン王女と同程度で、終盤は上記の【防具】の取り合いの都合もあって守備力や耐性でも劣りがち。そのためパーティメンバーのうち最も打たれ弱くなる。
      • Lv25を超えたあたりでようやくHPでムーン王女を引き離し始めるが、その頃にはクリア目前。よほど念入りにレベル上げをするプレイヤーでもなければ、とっくに【ロンダルキアへの洞窟】を抜けていることがほとんど。
      • 無論HP・守備力ともにローレシア王子には遠く及ばない。
    • FC版では隊列による被弾率の傾斜がまだなく、確率は3人がほぼ均等でローレと狙われやすさが変わらない。耐久力の低さを考えると、この被弾率では死にやすいのも納得。
    • そんなこんなで居ても居なくても変わらないみたいな扱いをされる事が多いが、実は彼の生存が本作の攻略に関する重要なポイントだったりする。これについては後に解説する。

おまけに名前が【トンヌラ】だったり【すけさん】だったりするために、当時を知るプレイヤーからはザコの代名詞、そしてシリーズ屈指のネタキャラとして愛されて(?)いる。
また、彼が死亡の状態でサマルトリア城に行くと「不憫な息子よ。そなたにはハーゴン討伐は荷が重かったか…」と親父に言われてしまう。悲しい。
 
なお【すばやさ】は、ムーンには及ばないものの、戦士にしてはかなり素早いと言われるローレよりもさらに高い値を維持する。ここは欠点ではないと言っても良いだろう。
ただしFC版では、戦闘での行動順はランダム性の影響の方が大きく、素早さの影響は小さいが…。
 
ちなみに「サマルの最強武器は鉄の槍」というのは有名であるが、鉄の槍より後に登場する二回攻撃武器の【はやぶさのけん】も装備できる。ほとんどの雑魚敵は隼の剣の方が総ダメージは大きくなる。
レベルが相当に上るまでは、いずれにせよショボいダメージに変わりないが。
 
だが素質は確かだったのか、レベル上限近くになるとHPと力の値が爆発的に伸び出し、ローレシア王子に匹敵する能力値となってプレイヤーを驚かせる。
【呪文】と装備品の面での不遇は変わらないが、攻撃力に関しては隼の剣でローレシアの王子なみに敵をバッサバッサと切り刻んでいけるようになり、それまでの汚名を雪ぐことができる。
 
この事実から彼がやたら弱いのは、DQ2の開発期間があまりに短かったために最初から通しでテストプレイをしたスタッフが誰もいなかったこと(詳細はこちら)と関連して語られることが多い。
サマルは大器晩成型で終盤になると急激に強くなるという設定だったのはないかという説である。
スタッフのインタビューでも【船】入手以降はプレイヤーが普通にプレイして突入する【レベル】よりかなり高く見積もってテストプレイしていたことが語られている。
実際【公式ガイドブック】に記載されている到達レベルは、船入手前は普通に進めていてもそのレベルになれるのに対して、入手以降に行く大半の地域は一般的なプレイで進めた時のレベルよりも5レベル以上は高い。
そのため、開発がテストプレイしたレベルでプレイすれば、終盤に差し掛かる頃にサマル王子は覚醒するはずだったと推測する意見は少なくない。
しかし、サマルの急成長はレベル33からで、打撃が弱くなくなるのはレベル37くらいであり、これはローレシアの王子がLv40に達するような時期に相当する。
上述の通りかなり高めに設定されていることで知られる公式ガイドブックの到達レベルでも、ロンダルキアへの洞窟はLv30、ラストダンジョンはLv35に設定されている。つまり、ローレのレベルも37程度あればラスボスを安定して倒せるし、その頃のサマルは強くなる直前くらいである。
開発は、ロンダルキアへの洞窟~ハーゴンの神殿を、ローレLv40でテストプレイしていたのか?と考えると、さすがにそれは高すぎではないだろうかという疑問もある。
また、確かに高レベル帯ではステータスは改善されるものの、装備や習得呪文の弱さは当然ながら改善されない。
他2人との戦力差は縮まりはするものの、3人の中で最弱である事は最高レベルまで上げても変わらないため、これでは大器晩成型とは言えないのが実際である。
 
本作は初のパーティプレーが導入された作品であり、恐らくは開発陣もまだまだ手探り状態で色々な設定をしたことが伺える。
いずれにせよ、サマルの覚醒がもう十数レベル早かったなら、ここまで雑魚扱いされることもなかったであろうことは想像に難くない。
 
また、力は重要性の高いステータスであるため力が急成長するレベル33以降に目が行きがちであるが、実は力以外のステータスはレベル25あたりから急成長が始まっており、レベル28から29に上がる瞬間はステータスの上昇値の合計が28ポイントという異常な伸びを見せている。
つまり、力以外のステータスはクリアに間に合うレベルで覚醒が始まっているが、何故か力だけがクリアレベルを超えるまで覚醒しないのである。
何故このような設定にしたのかは不明であるが、覚醒が遅いステータスが力以外であったならサマルの評価も大分変っていただろう。
 
彼が弱いもう一つの原因は、仕様上ムーンと最強装備が重複し(ムーンが装備可能=サマルも装備可能)、しかも前述の通り重要なものがいくつもムーンに取られやすいこと。
前述の水の羽衣・不思議な帽子といった防具もだが、武器でも【いかずちのつえ】が該当する。
たとえばその雷の杖だが、大抵の人は「王女の最強装備なんだから、彼女に持たせないと勿体ないでしょ」とムーンに持たせてしまうが、これが罠。
ムーンは【ちから】が低すぎるので、攻撃力+15を装備したところで結局ほとんどの敵にダメージが入らないのだ。
むしろ彼女は低レベルでバギを覚えてくれるので、サマルに雷の杖を持たせ、道具としてバギ効果を発動させることで、2人でグループ攻撃をしていった方が遥かに効率が良い(一応ローレでもできるが彼は打撃攻撃の方が重要なので)。
特に、難敵【ドラゴンフライ】を相手にするには、集団攻撃できる人員が2人いないとキツい。
もっと言うと、「サマルに雷の杖を使わせること」こそが、中盤に彼がまともな火力を得られて戦力的にも役に立つレベルにする唯一の手段と言っても過言ではない。ベギラマを習得した後も、ムーンに劣るMPを温存するために、サマルに雷の杖を持たせる意義は大きい。できれば力が大きく上がってくるまで、彼に持たせておきたい。
強力な耐性(呪文と炎を半減)を持つ水の羽衣についても「そちらのお嬢さんに着せると良いじゃろう」と言われ、実際ムーンに手渡されるが、これも終盤はサマルに装備させた方が良かったりする。
ムーンは次点装備が【みかわしのふく】【ミンクのコート】の方が守備力は上だが回避率を考慮するとこっちの方が強い)にまでランクダウンしてしまうが、蘇生が使えるサマルを固くした方がトータルで安定する。
もちろん、攻撃呪文に対する耐性(3/4に軽減)を持つ【まほうのよろい】を装備させ、水の羽衣はムーンに譲った方が全体の耐性が上がるのでケースバイケースではあるが。
この2つのアイテムさえサマルに装備させればだいぶマシになるにも関わらず、それら2つがムーンに取られる事を誘発する様な作りになっているのが、本作のいやらしいところである。
さらに、上述のように不思議な帽子は一品物で、大抵の場合彼は最後まで兜抜きで戦い抜く羽目になる。
つくづく運のない男であった。
 
また、ベギラマの威力が設定ミスという噂もある。これはFC版の公式ガイドブックにベギラマのダメージが30~50(実際は20~30程度)と書かれていたことから噂されるようになったが、習得時期と威力のバランスを考えるとこの噂の信憑性は高い。
この威力だったらサマルの評価も少しはマシになっていたかも知れない。
まぁ、ベギラマが強くなっても武器が弱すぎるので、あくまで「少しは」というレベルだが。


「いらない子」の代名詞として長年に渡ってこき下ろされてきたが、直接戦う以外の技能であれば実は最も重要なポジションを持っている。
誇張抜きに、彼が死ぬと【パーティ】【全滅】が見えてきてしまう。
ムーンが死んだとしても彼が生きていれば何とかなる局面は多いが、逆に彼が死ぬと状況を立て直すどころか、撤退すら困難になる。
まず、万が一の際の立て直しや撤退に必要なザオリクやルーラは彼しか使えない。また、ダンジョン脱出のリレミトもほぼ彼の専売特許である(リレミトはムーンも覚えるが、ムーンの場合は終盤にさしかかる頃にやっと覚える。そのため、ストーリー中のほとんどにおいて、ダンジョンからの脱出はサマルにしかできない)。
ザオリクが無ければ蘇生手段が世界樹の葉しかなくなり、それも無ければそれ以上進むことは困難になり、撤退せざるを得ない。
そしてリレミトが無ければ、ダンジョンからの脱出を歩いて行わなければならず、途中で全滅するリスクが付きまとう。
さらにルーラも無ければ撤退手段はキメラの翼しかなくなり、それも無ければやはり歩いて街まで行くことになり、【フィールド】で殺されるリスクが残ったまま(今作はフィールドの敵も手強いことが多い)。やはり全滅するリスクが付きまとう。
いざという時にパーティを立て直す全ての手段を満たしているのが彼の強みであり、パーティの生命線として欠かせない存在なのだ。
冒険における実力とは前線で敵を蹴散らしたり、豪快な魔法をぶっ放すだけではないのである。
 
つまり、いかに彼が死なない様マネジメントをするかが本作をプレイする上でのキモとなる。
とりあえずローレの打撃やムーンの呪文に加勢させがちだが、貧弱な打撃や呪文に打って出たところで大した痛手を与えられず、逆に大ダメージを受けて足を引っ張るのがオチ。
いっそ死なないことを最優先にして中盤以降は大人しく【ぼうぎょ】させた方が戦闘が安定する場面も多い。
ここに自力で気づいた人はかなりのプレイヤースキルを持っていると考えていい。
最高の装備となる【ちからのたて】を買い与えれば、回復とMP管理は飛躍的に楽になる。
また、前述されているが装備面で正攻法に固執し過ぎないこと。
(バグに躊躇がないなら、上記の水の羽衣複数入手を活用するとかなり違う。単体でも十分だが、力の盾と組み合わせれば耐久的にはそれほど紙ではなくなり、彼ばかりが死ぬという印象はさすがにそうないだろう。リメイク版と違ってオールラウンダーにはならないが、彼が死ににくいだけでも、他のメンバーの被弾率に影響するため全体の生存率も上がる。)
 
そうして過保護なまでに毎ターン回復と防御してても1ターンで落ちるときは落ちるのが本作の厳しい所である。
なにせ、DQ2ではまともな守備力を得られるのがローレシアの王子しかいないのだから。ムーンも死ににくいのはあくまでサマルと比較した場合の話である。
したがって、彼のルーラ・ザオリクだけを当てにせず、【キメラのつばさ】やせかいじゅのはといったアイテムは、緊急用としてできる限り用意しておくべきだろう。
意外なことに、少量回復のホイミの出番も多い。序盤は勿論だが、終盤のロンダルキア突入後まで世話になるだろう。
終盤の猛者達とやり合うには目一杯回復した状態をキープする必要があり、移動中のホイミが丁度良い局面はかなり多い。
 
なお、余談ではあるがFC版での低性能ぶりの理由として、彼だけ他の2人より年少という説があったが、実際のところは不明である。

リメイク版 Edit

以上のようにゲームバランスに恵まれなかった彼だが、リメイク版で覚醒する。
【ひかりのつるぎ】【ロトのつるぎ】など強力な武器を装備できるようになり、元から装備できた【まどうしのつえ】やいかずちのつえも鉄の槍より強化され打撃威力が上がった。
さらに、ザオリクやスクルトはDQ3以降の仕様に強化(元がポンコツすぎるので、実質的に修正と言える)された上、ベギラマはFC版の公式ガイドの設定よりも高い威力に引き上げられるなど、さまざまなドーピングがなされており、攻撃面においてはかなり強い。
特にベギラマの強化は非常に大きく、中盤においてFC版とは逆の意味でゲームバランスを破壊するかの如く敵をまとめてあっさりと焼き払う彼の姿は、凶悪極まりない。この頃からロンダルキア突入直後くらいまでの火力はローレ以上と言って良いだろう。
FC版における彼の不甲斐無さを知るプレイヤーにとっては、リメイク版初プレイ時に初めてベギラマを使用して叩き出したダメージを見た瞬間が、プレイ中で最も驚かされた瞬間だったかも知れない。何せFC版の【イオナズン】に匹敵する威力なわけで、かつてのムーンが終盤にやっと覚える彼女の究極奥義を中盤からこの燃費で乱発してる様なもんである…正に人間凶器。しまいには中盤以降、敵の耐性がゴッソリ弱体化しており、これまたサマル先生の凶悪さを煽る結果となっている。FC版で高火力耐性持ちで凶悪だったドラゴンをバギ+ベギラマで一掃可能になった辺りは爽快の極み。
素早さ周りの仕様変更により、高めの素早さも生かせるようになったため、先制ベギラマを叩き込んでやろう。
さすがに終盤になると(リメイクでこれまた威力が上昇した)イオナズンに威力で大きく劣るものの、燃費の良さではこちらに軍配が上がるため、王女より低いMPでもたくさん使えるのも強み。この燃費の良さを生かしてベギラマを連発する戦法は、最後の最後まで使っていける。
しかも、装備可能品が修正されて装備できる武器が増え、武器での攻撃がそこそこ強くなったため、MPを温存したい時や、MPが切れた時でも戦闘力が低下しにくい(もちろん、彼はルーラ持ちの大事な移動要員でもあるので、移動呪文用のMPは取っておくこと)のも新たな長所となった。本作は【いのりのゆびわ】が旅の途中で簡単にいくつも手に入るので、これを確保した分は連発して問題ない。
 
おまけに【マヌーサザラキ】【サマルカンスト技】といったバグ技も手に入れ、普通に使っても強い上に手段を選ばなければ文句なしの作中最強キャラと言ってもいいほどで、FC版の貧弱な彼とはまるで別人の印象があるだろう。
 
ただし、強化されたのは「攻撃面」であり、各ステータス自体はクリア適正レベル以降になってようやく成長し始める超大器晩成だったFC版と変わっておらず、特に中盤以降での耐久力の低さは残ったまま。
しかも隊列による被弾率の傾斜が導入されてムーンよりも狙われやすい。
さらに、防具についてはFC版の裏技が無くなり、優秀な耐性防具の水の羽衣が正真正銘1つしか手に入らないのが痛い(のか?)。
代わりの耐性防具としてのまほうのよろいはリメイク前に比べると守備力が10上がってはいるが、他の防具の強化率に比べると微かな上昇であり(水の羽衣とミンクのコートはリメイク前よりも30増)、耐性と守備力を同時に補完できず、むしろ打たれ弱さにますます拍車がかかってしまっている。しかも、魔法の鎧の耐性のショボさは相変わらず。
FC版よりマイルドに調整されているとはいえ、終盤になるほど敵の攻撃は苛烈なため少し攻撃が集中するだけでも簡単に倒れてしまう。
不思議な帽子の複数入手が可能となったのでこれを彼にも回せるが、魔法の鎧と合わせて守備力が18上がった程度では他2人のタフネス強化に追いつかない。
攻撃面が強化されたからといって決して無理はさせないように。
王女に水の羽衣を譲る場合、どうせ炎耐性は得られないので、いっそ耐性は捨ててみかわしのふくで【回避率】を上げるのも手。ヘタに守備力だけを重視するよりは良い結果になることが多い。リメイク版では被弾率の傾斜が導入され、ムーンよりも狙われやすくなっているため、回避率を生かせる場面も多い。
どちらか一方の防具だけでは一長一短なので、魔法の鎧とみかわしの服を、敵の出現地域によって着替えながらプレイするのがベストだろう。ベギラマやイオナズンを使う敵が脅威になる地域では魔法の鎧、それ以外の地域ではみかわしの服を選択するのだ。
なお、みかわしのふくはサマルカンスト技との相性も抜群。はやぶさのけんとセットでどうぞ。
 
もしくは、いっそ水の羽衣はサマルに着せてムーンにみかわしのふくを着せるというのも一考の余地アリ。
サマルとムーンはHPに差が皆無に等しく、被弾率はムーンの方がかなり低い為、ムーンは防具が弱くても、それほど殺されやすくはならない。サマルも水の羽衣さえ着せれば死にづらく、攻守共にスキの無いオールラウンダーとして活躍してくれる。ちからのたてと合わせれば中盤の大半の【モンスター】の攻撃に対しては致命傷を負う事は皆無となる。
ムーンがザオリクを覚えるまでは、FC版同様に彼がパーティ存亡のカギを握る非常に重要な役割を持ち、とにかく他の誰よりも彼を死なせない事が大切なのは変わらないため、ムーンの死亡率が多少は上がるにせよ、みずのはごろも装備によりサマルが殆ど死ななくなる事で全滅のリスク回避については圧倒的に向上すると言えるだろう。
ムーンは魔法の鎧を装備できず、防具を使い分けての対応ができないのが欠点か。ムーンがザオリクを習得したら、無理にサマルに水の羽衣を着せ続ける必要はない。
 
以上のように、リメイク版以降では「紙耐久だが素早さは高めで、打撃・呪文共に高火力かつ補助・回復でも活躍可能」という、DQシリーズの味方キャラとしては異色の個性を得ることとなった。
耐久性には気をつけなくてはならないが、それでもFC版と違いパワーアップしてデキる漢となった本作の彼は、高めの素早さを生かして「攻撃は最大の防御」と言わんばかりに以前とは別物の圧倒的な火力で自身が大ダメージを食らう前に敵を始末してしまうケースが多い。
そのため、例えみずのはごろもをムーンに取られて耐久が物足りなくなっても、それほど死にやすもなく回復が遅れぬ様に少し意識するくらいで充分に安定して生存してくれているだろう。
まさに「魔法戦士」の鑑である。
 
おまけに、リメイク版ではなんと【はかいのつるぎ】も装備できるようになっている。
当然はかぶさの剣バグは修正されているため、その恩恵を受けることはできない。
しかし、レベル30ぐらいまでのダメージ期待値は実はこの剣を装備したときが最も高い。
回復役も兼ねる彼に動けなくなる【呪い】がかかるのは不安要素でもあるが、火力を求めて運否天賦の速攻勝負に出たいなら思いきって装備しても構わないだろう。
最大レベルでもある程度以上の守備力の相手には隼の剣よりこっちのほうが強い。
ちなみに、平行世界においてはかぶさの剣の装備に成功したサマルがいるらしい。
本編クリアより後の時期列で、ムーン王女も「当時は使えなかったマホトーン」を新たに習得したと宣言している世界ではあるが。
なお、一応本リメイクでも上記のサマルカンスト技で、はかぶさの剣の破壊力だけは再現することができる。
 
一方で【ベラヌール】【宿屋】に泊まると【ハーゴンの呪い】により離脱してしまうというイベントも追加された。
しかもサマルが呪われたまま宿屋に放置し、ローレシアの王子とムーンブルクの王女2人きりでクリアすることもできる。
この場合【エンディング】でベラヌールまで迎えに行くと、レアな台詞を言ってくれる。
あるいはそのまま放置してローレシア王の直前まで行くとノコノコ現れ、この場合は異なる台詞になる。
あまり慣れていない人がプレイしてしまうともう2度と仲間にできないと思ってしまい、強引に2人でクリアする羽目になる(被弾率が上がるので若干難易度は上がるが、それでもFC版よりはまだマシ)。
特にサマルに種を使い、クリア後にノコノコ現れた時のショックは本当に大きい。【種泥棒】と呼ばれることも。
もっとも、近くに世界樹の葉の情報をくれる人もいるので、もし本当に種泥棒呼ばわりする人がいるのであれば、情報収集不足である感は否めない。
また、おそらくこのイベントが追加されたため、SFC版では【ハマり】の危険性があるバグが出現した。詳細は【ラーのかがみ】にて。
なお、Wiiの復刻版で公開された【堀井雄二】直筆のスタッフ向けの設定資料によると、このイベントは原作のFC版のころから予定されていたようである(FC版の頃からベラヌールには「そなたらに死相が見える」と発言する住民がいる)。
 
なお、ガラケー版以降はベギラマの攻撃範囲がグループに縮小された(ついでに消費MPも増えた)。
早い話がサマルは全体攻撃手段を失ってしまったわけで、かなり手痛い弱体化である。
敵が分割されたグループで出現した時はベギラマの効率が非常に悪くなってしまうため、「良い武器を装備させて打撃参加すること」が非常に重要になっている。しっかりと武器を整えてあげたい。

習得呪文 Edit

※SFC版以降ではザオリク、ガラケー版以降ではギラ・ベギラマ・ルーラの仕様が違っている。

名前 Edit

名前はローレシアの王子につけられた名前によって変化し、【アーサー】、カイン、クッキー、コナン、トンヌラ、パウロ、【ランド】、すけさんのいずれかになる。
名前の変更方法については【仲間の名前を変更する】の項を参照。
刊行されたゲームブックにおいてのサマルトリア王子の名前は、双葉社(著者は樋口明雄)は「クッキー」、エニックスは「カイン」、エニックス刊行の「小説ドラゴンクエスト2」や「CDシアター」では「コナン」となっている。
DQ9およびいたスト出演時の名前は「クッキー」。恐らくこの名前が公式な名前であると予想される。
ちなみに漫画【ドラゴンクエストモンスターズ+】では、ゲーム内の候補にない「サトリ」という名で登場している。「マルトリア」だからだろう。

小説版 Edit

名前はコナン。他の2人同様16歳。他2人と明確に面識がある。
ムーンブルク王女であるセリアに恋をしており、ローレシア王子アレンに「抜け駆けするな」と釘を刺していたが、2人は既に恋愛関係にあり、後にセリアからきっぱりと振られた。FC版のギラは単体攻撃しかできないのに対し、ムーンブルク王女が覚えるバギはグループ攻撃ができることから、その威力に一時期嫉妬しているかのような描写がある。しかしガラケー版以降のリメイクではギラでもグループ攻撃ができるようになった。そのため、このシーンには時代の流れを感じるものである。
 
性格は呑気者とはほど遠く、むしろ【わがまま】で子供っぽい。
妹からは「からっきしだらしがない」「虫でも怖がる」、父王からは「ちょっとした病気でもすぐ寝込む」「その辺のスライムにも敵いっこない」とボロクソに言われ、剣で活躍するシーンは皆無(戦闘時は呪文のみ使う)、セリアとアレンの恋仲を気にして僻(ひが)んだり呪文使いとしてセリアに負ける事等いいとこなしのシーンが続くが、決死の覚悟で唱えたメガンテで【ガルド】を撤退させたり、先手を打って雑魚の魔法をマホトーンで封じたりと後半では要所の抑えとして動くようになり、最後の最後で【シドー】をベギラマで葬って見せた。
最終的には【ルプガナ】で魔物に襲われていた娘レシルと恋仲になり、婚約する。
地味に3人の中で唯一、誕生日について一切触れられていない。
そのため【ドラクエの秘密】内で主人公たちのプロフィールに関わる考察において、彼だけ最終年齢が不詳である。

CDシアター Edit

こちらでも名前はコナン。声優は佐々木望。
性格も同じくわがままで短気かつ意地っ張り。だがいざという時に物怖じしたり愚痴を漏らしたりといった小心者な所も。
特にアレンに対してキツく当たるが、それは自身より剣腕も腕力も秀でて人望も厚く、自分が惚れているムーンブルクの王女ナナに好かれているから…つまるところ彼への劣等感による所が大きい。
事あるごとに「いい子ぶりやがって」とつっかかり、一時それが原因で仲違え寸前まで行ってしまう。
 
ハーゴン討伐の旅に出たは良いが路銀も持たずに旅立ち、そんな状況でリリザの宿に三日も泊り込んで実質足止めを食らっていたとき訪れたアレンと出会う。
第一声が「やっと食事か。もう腹ペコだぜ」と、状況を考えるとアレンでなくとも「やれやれ」と言いたくなること請け合い。彼が来なかった場合どうなっていた事やら。
実質アレンに宿代を肩代わりしてもらう形で(明確に描写はされてないが)、渋々共に旅立つ。
【ロトのたて】を持ち出したは良いが彼では重くて扱いきれず、それでも意地になって無理していた為【よろいムカデ】との戦いで窮地に陥った事がある。
アレンに救われてからは多少見識を改め、盾をアレンに託して改めて冒険を共にする。
 
ナナを救ってからは彼女がアレンにばかりくっつくのを見て劣等感と嫉妬を露にしだし、ルプガナでレシルと出会って彼女の好意と「あなたにはアレンにもナナにも無い勇敢さがある」という賞賛を受けるが、自分に自信を無くしかけていたコナンはそれを素直に受け容れられず余計に劣等感が増してしまう結果に。
アレンと船を漕いでいても彼の説得に逆上して自分勝手に役目を投げ出し、ヤケッパチな暴言の数々でついにアレンを怒らせてしまう。
それから暫く不仲が続いたが、【デルコンダル】のコロシアムにてアレンが劣勢に立たされた所に加勢した事でレシルからの言葉を噛み締めて互いに絆を深め、それ以降はアレンと諍う事もなくなり彼との連携も躊躇なくこなすようになる
そこでレシルと再会してからはナナへの想いも吹っ切った様子。
誰よりも勇敢と言われたが、実際コロシアムで【キラータイガー】の巨体に圧倒されていたアレンに対し、コナンは一切の躊躇なく躍り出て呪文を唱えている。
 
最後は破壊神シドーに挑むアレンに自身の力を与えて勝利に導き、アレンが息を吹き返したナナに想いを告げるのに躊躇した時「アレンはナナの事が好きなんだってよ!」と強引ながら背中を押すなど、冒険を通して精神的に大きく成長した。
 
戦闘では基本的に呪文を唱えているが、【バズズ】との戦いで剣術を披露している。
なお小説版ほどレシルとの関係は進んでいないが、エンドロール直前に『レシルに会いたくなった』と呟いており、進展の可能性は濃厚である。

ゲームブック(双葉社) Edit

名前はクッキー。
「戦いにはあらゆる知識を持つべし」を持論としており、ローレに敬語を使わず「俺は○○だぜ」というニヒルな口調で喋るが、妙に沸点が低く、事あるごとに声を荒げる。
 
呪文はギラとトラマナしか使うシーンがなく、剣で戦ってばかりいる。
下巻で魔物との酒の飲み比べに負けると急性アル中で死ぬ。色々と生々しい死に様である。

ゲームブック(エニックス) Edit

名前はカイン。
短気で口が悪いところこそあるが、他の二人同様誰とでも分け隔てなく接する気さくさと正義感を併せ持ち、さらには苦境にあっても軽口を叩いて周囲を気遣える程のムードメーカーでもあるため、周囲からの信頼は厚い。
頭の回転が早くTPOに応じて洗練された立ち振る舞いや他者への指示が巧み、歴史、地理、魔術等の知識も豊富、優れた洞察力を持つ、果ては社会の裏側の情報にもある程度通じている等多岐にわたって能力を発揮しており、時には年相応の子どもっぽさや甘さを見せることもあるものの、初登場時から頼りになる人物として描かれている。
戦闘スタイルは(原作の最強装備が鉄の槍であることを意識したのか)突きをメインにした剣術(挿絵ではレイピアを使っている)と魔法をバランス良く使う万能型(作中では「魔戦士」)。本作ではマホトーンが「正解」になっていることが多いのも特徴の一つ。

下巻では一時的にパーティを離れ、別行動を取る。この際の選択肢次第で物語の主人公(語り手)となり、オリジナルエピソード・サマルトリア攻防戦の一部始終が語られる。

ローレシアの王子とは恋愛においてライバルにならない(本作での彼の相手はルプガナの指導者の一人娘ミリア)こともあり、(二人の波長が合いすぎてナナを怒らせたシーンもあるほどに)関係は極めて良好。能力的にも互いの不得手を補い、かつ、長所を引き出し合える理想的な相棒となっている。

ムーンブルクの王女ナナとは互いに恋心を抱いているようだが、共にツンデレであるため、喧嘩ばかりで仲が進展しないラブコメディの典型といった描写がなされている。

オールナイトニッポンスペシャル ラジオドラマ Edit

名前は番組タイトルから取って「ナイト」。
声優は堀秀行。後に【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】【ヒュンケル】を演じる事になる。
普段は爽やかな青年口調だが、戦闘シーンではビビり気味の喋り方になる。
また【キラータイガー】戦ではいきなり殺され、パーティの中で唯一死亡を経験する。
その後も「すぐ死んじゃう」「もう教会のお世話になりたくない」というセリフが登場している。
 
同ドラマは司会者の【鴻上尚史】が「エニックスは告訴ものだ」と発言するほど突っ込みどころのある出来なのだが、サマルだけは比較的イメージに忠実である。
FC版発売後半年の時点で、既に「サマルは頼りない奴」という印象が浸透していた事が伺える。

クリア後 Edit

DQ2のエンディングにて、ローレシアの王子は【ローレシア王】から王位を譲られて即位している。
【DQMCH】によると、ムーンブルクの王女は祖国の再建に尽力したのちにどこかへ嫁いで行ったらしい。
……ではサマルトリアの王子はクリア後になにをやったのか?
ほとんど何も分からない。3人の中で彼だけこれといったエピソードがないのである。
 
シドー討伐後にどこかへ消えていったということは分かっているものの、それはロトの子孫たち全員に当てはまることであって、べつにサマル王子だけのことではない。
なんと可哀想な扱われ方だろう……。

DQ9 Edit

クッキーの名で【スペシャルゲスト】として【リッカの宿屋】にやってきた。
色々な条件を満たして彼に話しかけると彼にまつわる衣服をプレゼントされ、それを全て装備すると「サマルトリア王子」の【称号】がもらえる。

DQ11(3DS版) Edit

【冒険の書の世界】のクエスト【さらに遥かなる旅路】に登場。
原作通りローレシアの王子を探すために旅立つが、突然煙のように姿を消してしまったという。消える前に何者かから「ユバールの里に王子がいる」と聞かされていたようで、これが彼を探す最初のヒントとなる。
彼はというと複数の世界をまたにかけてローレシアの王子を探していた。頭の中に響く謎の声に従い、行く先々で【キーファ】【アリーナ】【パパス】とその世界の王族には出会うが、当然ローレシアの王子には会えないでいた。旅路の末にたどり着いた【迷いの森】で自暴自棄になっていたところを、主人公【ユグノア】の王子)と出会い、その【勇者】の力でサマルトリア城に戻された。
DQ1-2のSFC版のグラフィックで登場しているため、迷いの森で2Dモードの主人公パーティと並ぶと小さく見えてしまうのはご愛敬。

DQMCH Edit

この時代にも【イクサス】という名のサマルトリアの王子が登場するが、当然DQ2の彼とは別人である。
DQ2のサマルトリアの王子はハーゴン討伐後に城を去ったとのことで、のんきものなサマルの子孫とは思いがたいイクサスの性格も頷ける。
一方、王様の方はいつまで経っても暢気にネコと戯れており、こちらはどうもサマルの直系なのではという疑惑が拭えない。

いたストSP Edit

クッキーの名で登場。Cランクで、スフィアバトルでの職業は【戦士】
株や増資は中途半端にしかやらないので、よほどのことがない限り負けることはないだろう。
性格はやはりマイペースなのんき者。しかし破産寸前になると「メガン…」と言いかけたりする。
なお、破産したときのセリフはDQお馴染みの「ぐふっ。」である。

シアトリズムDQ Edit

プレイヤーキャラクターのひとりとして登場。初期職業は【魔法戦士】

DQM+ Edit

漫画【ドラゴンクエストモンスターズ+】では「わりとのんきもの」な性格だった彼の姿はどこにもない。

「俺を誰だって?チェ…覚えてないの?」
「フ…ッ、逃がすかよ!!おらおら待て待てェ~~~ッ!!!」

こんな口調のイケメン君「サトリ」として登場。
ロランによると、その軽口こそがサトリそのものだという。
単行本5巻の巻末によると「のんびり屋でマイペースな性格だったが、ロランたちと共に壮絶な戦いを経験し、威信とたくましさを身につけた」とのこと。それにしても物凄い変わりようである。
一応闘いの場以外では原作通りののんびりやに戻るらしいが、とりあえず作中ではその戻ったというシーンは描写されていない。
パーティメンバーの中で最もすばやい設定になっており「第二王子サトリ、彼の速さから逃げられる者はいない」とまで言われている。
 
城や国の人々に黙って家出したロランを捜して、ルーナと共に異世界にやってきた。
ロランには「サトリが僕を探しにくるなんて信じられないな」と言われる。
おそらくかつての【リリザ】でのあの合流イベントのことをからかわれているのだろう。
【バズズ】との決着においてはまず登場より前にバズズの両腕を一瞬の内に切断、バズズのメンタルをかき乱しただけに留まらず、3人が揃った恐怖から逃げようとするバズズを壁を走って追撃、ロランが使っていた「古流剣殺法」をアレンジしたと思われる「古流剣殺法二文字~サマルトリア仕立て~」にて翼を破壊した。
 
「俺の剣は二度“破壊”の風をおこす…」という「はかぶさの剣」を思わせるセリフがある。
また、近くでメガンテの衝撃を感じて「この世界でまだこんな呪文を使わなきゃならねェ事があるなんてよ…」と思ったり(かつては自分も使ったことを暗示)するなど、性格こそ変われど彼らしい成分はところどころに感じられる。