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【ローレシアの王子】

Last-modified: 2018-11-19 (月) 21:55:03

 パーティメンバー:DQ2【ロトの子孫たち】
【ローレシアの王子】―【サマルトリアの王子】【ムーンブルクの王女】





DQ2 Edit

【ドラゴンクエストII 悪霊の神々】【主人公】
【勇者ロト】の末裔が治める【ローレシア】城の【王子】
MSX版の説明書によると、単に子孫なだけではなく【ロト】の生まれ変わりであるらしい。
青いメットにゴーグルというやや近代的な格好だが、これは本作が前作の100年後という時代設定を反映してのことである。
公式イラストではよくロトのたてを装備している。
 
【デフォルトネーム】は「りはうす」「ロラン」など、【小説ネーム】は「アレン」だが、彼の名前として最も有名なのは間違いなく【もょもと】だろう。
星のドラゴンクエストのCMでは、小野伸二がコスプレした。
 
『ファミリーコンピュータMagazine』で行われた『第1回美少年キャラコンテスト』('89年16号発表)では第6位にランクインした。これはDQキャラとしては次作勇者(3位)に次いで上位。
また、サマルトリアの王子も第15位、ムーンブルクの王女も美少女部門で第11位に入っており、3人揃ってのランクインも果たした。

その苦難に満ちた人生 Edit

ある日、姉妹国【ムーンブルク】【ハーゴン】配下の軍勢によって滅ぼされたことにより、いきなり父王からハーゴンを倒してこいと言われ、一人息子(しかも世継ぎ)の危険な旅なのに50Gと【どうのつるぎ】しかもらえない不遇の王子。
防具である【かわのよろい】は普段着なので、国庫負担は脅威の150G。
旅の途中、同じくロトの血を引く【サマルトリアの王子】【ムーンブルクの王女】と出会い、冒険を共にする。
異常に強い魔物、やたら厳重な邪教団のセキュリティ、妙に頼りない仲間、なぜか合わない【復活の呪文】など、様々な苦難を経て諸悪の根源ハーゴンを討ち果たす。
だが、ハーゴンは今際の際に自らを悪霊の神々への生け贄とし、破壊神【シドー】を現世へと召喚した……!!
 
他ナンバリングの主人公が魔王の誘いに乗った結果魔物にされたり故郷を滅ぼされたり奴隷や石化を経験したうえ両親を殺害されたり行く先々で人間の醜悪さを見させられたり高所から何度も転落したり、果ては亡命したりと、殆どがストーリーの面で苦労している中、シリーズ唯一と言っていいほど珍しい事に彼はシステムやゲームバランスの面で苦労しているのであった。破壊神を破壊した男になったのは秘密

その戦闘能力 Edit

歴代主人公の中では唯一【呪文】を使えず、【ちから】【HP】が特徴的な、【戦士】のようなパラメータをしている。
腕っ節のみで全ての敵をぶちのめす、漢の中の漢。
【最大レベル】は50。パーティ内では一番高い。
装備品にも恵まれており、【いなずまのけん】【ロトのよろい】【ロトのたて】【ロトのかぶと】(初期のロト3部作において、明確なロトの武具でフル装備出来るのは彼だけである)といった強力な専用装備を使用することができる。
ムーンブルクの王女は【こうげき力】に期待できず、サマルトリアの王子は最高攻撃力の武器が【てつのやり】なので、中盤以降に前線で物理ダメージを与えていけるのはほとんど彼1人である。
その攻撃力は【かぶとムカデ】【ゴーゴンヘッド】【キラーマシーン】の装甲を【パーティ】でただ1人ぶち抜き、【はぐれメタル】をも一撃で粉砕する。相当な確率で一撃一殺を成し遂げるパーティの大黒柱。
全体的に数値が抑え目であるDQ2のゲームバランスを考えれば、非常に強いといえる。
欠点と言えば、レベル5から16までの序中盤でHPが伸び悩むくらいである。
 
歴代主人公や単純な戦士と比べて目立つ長所がもう1つある。それは【すばやさ】の高さ。
3人の中では一番遅いが、序盤から常時サマルに準ずるすばやさを維持し、最大レベル(Lv.50)でそのすばやさは140にまで達する。
他の主人公が後衛キャラに大きく劣る点を考えると、これは異例の高さと言える。
まだ【ドーピング】アイテムのない本作において、ムーン王女の最大レベルでの素早さ160が実質的なカンストと考えるとその差は20、約9割弱程度である。
パワーとスピードを最高レベルで兼ね備え、装備品も圧倒的に豊富という、純粋な数値だけ見ればのちのシリーズにおける戦士と【武闘家】の良いとこ取りな、言うなれば戦士というよりは【バトルマスター】とでも言える能力値である。
 
しかし、これには訳がある。
DQ1からDQ4までには【みのまもり】が存在せず、「すばやさ/2」がその役割をしている。
上述の通り、あくまでもローレの素早さは3人中最下位であり、素のステータスだと彼の【しゅび力】は三人中最低値となる。
そして今作はシリーズ初期作品故、そもそものゲームボリュームが後の作品に比べて大きいとは言えず、そのせいで装備品の種類が少ない。
そのためすばやさが低過ぎると、後の作品の前衛職と違って防具でカバーすることは難しく、防具抜きである程度守備力を用意してやる必要がある。
要するに、守備力上昇値のトップとボトムの幅が狭いDQ2において、彼を前衛職たらしめるためには、後の作品におけるみのまもりに相当する素早さを他の二人に大きく劣らせるわけにはいかなかったのである。
また、本作は敵のすばやさも全体的に高めに設定されており、これらと比較してローレが突出して高いというわけでもない。
上述の最大レベルでの数値ですら、【アークデーモン】やハーゴンには及ばず、【あくましんかん】と同値である。
ちなみに、このすばやさの高さは守備力としてはありがたいものの、プレイ中に「キャラクターの行動速度」として実感することはほとんどない。
というのも、DQ2の行動順はすばやさの大きさによる影響に比べてランダム(乱数)による影響が圧倒的に大きい。
すばやさの半分の数値に乱数を足した値が大きい順に行動できるのだが、問題はその乱数の振れ幅が0~255と広過ぎること。
こうなるとすばやさの元の数値なんぞほとんど当てにできず、レベルカンストしているムーンブルクの王女ですら最下級の雑魚敵に先手を許すことがある始末。
そのためこれまた彼に限った話ではないものの、行動順決定という、本来のすばやさの意義から見てみると、プレイヤー側からはあまり恩恵を感じづらいステータスとなってしまっている。
 
また、歴代キャラの中でも非常に貴重な能力として「作中に登場するあらゆる武具を装備できる」という能力を有している。
戦士タイプの能力を有しながら、【いかずちのつえ】【みずのはごろも】などの魔法使い系装備で身を固めることも不可能ではない(あまり意味は無いが)。
ただし、これもまた単純に装備パターンを「ローレのみ」「ローレとサマル」「全員」の3パターンにして、データ容量を節約したための副産物でもある。
一応例外としてMSX/MSX2版にて追加された【あぶないみずぎ】は装備不可だが、仮に装備出来たとしてもこんな物をわざわざ装備させるのは一部の特殊な性癖の持ち主くらいだろう。
 
そんなとても強い彼だが、先述の通りその旅路には彼の強さを以ってしても苦戦するような異常に強い魔物が立ちはだかり、そして妙に頼りない仲間とも長い付き合いになるため、心が折れそうになるかもしれない。
そんな時は禁断の呪文【ゆうていみやおうきむこう…】を入力するのだ。

リメイク版 Edit

【つよさ】で肩書きが追加されたが、サマルとムーンも前作の勇者の子孫であるはずなのに、肩書きが【ゆうしゃのしそん】なのはこのローレだけ。
行動順の判定が大幅に見直されており、すばやさの高さによる恩恵を感じやすいバランスに変更されている。
3人パーティ時の被弾率は40%と最も高く、パーティの盾にもなってくれる。
呪文が使えない戦士的ポジションからか脳筋呼ばわりされる事もあるが、前述の多彩な武器を操る器用さには脳筋とは言えない。単純に魔法の才能がないだけであろう。

ガラケー版以降 Edit

最大レベルであるレベル50時の「ちから」が160から203に変更され、弱体化どころか一気に跳ね上がっている。
しかしながらシステム上の攻撃力の最大値は255のままで据え置かれているため、いかなる【武器】を装備しても攻撃力が255を超えることはなく、強力な武器ほど攻撃力を発揮できないという本末転倒な事態に陥ることになる。
その有り余る腕力を活かせる武器は最早【はやぶさのけん】以外にはないと言わざるを得ない。

小説版 Edit

名前はアレン。初登場時は他2人と同じ16歳。ムーンブルクの王女セリアとは恋仲。サマルトリアの王子コナンも彼女を好いていたため、一時期関係が険悪になりかけた。
父王の反対を押し切って、出奔同然にハーゴン討伐の旅に出る。
最終的にセリアと2人でムーンブルクを復興させたらしいが、結婚したのかどうかは不明。

CDシアター Edit

CVは山口勝平。後に【ヘンリー】も演じる。
 
こちらでの名前はアレンで、年齢や旅立ちの切欠も同じ。
旅立ち当初からローレシアに代々伝わるロトのよろいと16歳の誕生日に貰った長剣を携えている。
最初から鎧を身につけているからかゲームとは容姿がだいぶ異なっており、帽子とゴーグルも身につけておらず、印象はだいぶ変わっている。
性格も勇敢で仲間想いだが、血気に走りやすい所が偶に瑕。
 
力が強く武才もあり、ムーンブルクの王女ナナからも好意を持たれている事からコナンに僻まれており、中盤あたりまで嫉妬を受けたり仲違え寸前までなってしまうが、デルコンダルのサーベルウルフ戦で苦戦した際コナンの助力で勝利してからは互いに見識を改めている。
ナナからは元の姿に戻って一番に抱きつかれる、一番に心配されるなどかなり好かれている様子。
  
旅の中でロトが身につけていた武具を集めていくが、竜王の血族から貰った【ロトのつるぎ】は酷く錆び付いており、「今のお前にその剣を振るう資格は無い」とまで宣言された事もあって暫く使えなかった。
しかし【海底の洞窟】【バズズ】との戦いの中長らく愛用した長剣を溶岩に落とし、傷つくコナンとナナを想って戦う中で覚醒させてからは、ロトのつるぎを使っている。
 
コナンとナナの力を受けて破壊神を倒すに至ったが、力を使い果たしたナナの死を受けて「馬鹿だ…ぼくは馬鹿だ!ハーゴンは倒した、破壊神も倒した。だけど、だけどそれが何だって言うんだ。いちばん大切な人を守れなかったなんて…」と嘆き涙し、精霊ルビスの感謝を受けても「僕にそんな資格はありません」と返すなど、彼もまたナナを大切に想うようになっていた。
ナナが息を吹き返した際はコナンの強引な後押しもあったが、改めて彼女に告白しシアターは終わりを告げる。

ゲームブック(双葉社) Edit

個人名は語られない。一人称は「ぼく」。
同じ作者によるDQ1ゲームブックの主人公同様、腕に炎の痣がある。
ノリの軽い性格だが、「先祖譲りのこの性格、どうにかしなきゃ」と内心考えてはいる。

ゲームブック(エニックス) Edit

名前の設定はなし。一人称は「ぼく」。
パワーを主体とした剣術は他を寄せ付けず戦闘面では原作通りの活躍を見せるものの、お坊ちゃん育ちのためか人の話を素直に聞きすぎてしまうきらいがあり、敵の罠に嵌り掛ける描写もある。
天然で鈍感な面はあるものの、主人公らしく人を引き付ける力があり、他の二人同様誰とでも分け隔てなく接するため、最終的には立場を超えて多くの人物と信頼関係を結ぶことが出来る。
本作での(主人公と結ばれる役回りという意味での)ヒロインはルプガナの街の指導者にしてルプガナ船団頭目(名前は出てこない)の一人娘ミリア(原作ではグレムリンに襲われる女性)。こちらはサマルトリアの王子カイン、ムーンブルクの王女ナナコンビと違い、一貫して甘い雰囲気である。
 
戦士としてだけでなく指揮能力にも長けているようで、カイン、ナナ、場合によってはその他のメンバーに呪文や攻撃の指示を行うのも彼の役目。
特に戦闘以外でのロールプレイに優れるカインとの相性は性格的にも能力的にも噛み合っており、また、強力な魔法こそ使えるものの切羽詰まった場面では(戦闘訓練を積んでいない為に)冷静さを欠くナナの能力も上手く引き出している。
 
ナナは異性としては意識していないためにカインと比較しても付き合いが自然体であり、良い友人・仲間のポジションを保っている。カインとナナの日常的な喧嘩を「良いコンビ」と冷静に眺めることもあった。
 
チート行為を行うと「力では常識が通用しないが呪文にはめっきり弱い」面を見せたり、違う世界につれていかれることも。
 
最後には真の力を発揮したロトの装備に身を包み、シドーと戦う。

誕生日はオープニングとエンディングで迎える。すなわち旅はちょうど一年かかっている設定である。

オールナイトニッポンスペシャル ラジオドラマ Edit

名前は番組タイトルから取って「オール」。
声優は古谷徹。後にTVアニメ【ドラゴンクエスト~勇者アベル伝説~】でも主人公を演じる事になる。
一人称は「僕」で、いかにもな少年漫画の主人公口調である。

DQ9 Edit

再登場したシドーを倒すこと(orかつては【Wi-Fiショッピング】)で彼のコスプレ装備が手に入り、コンプリートするとそのものズバリ「ローレシア王子」の【称号】がもらえる。
シドーをレベル26まであげればコンプリートできるので、歴代主人公のコスプレ装備としては一番集めるのが簡単。

いたストSP Edit

プレイヤー専用キャラとして登場。

DQMB Edit

いなずまのけん、【ミナデイン】(DQ2版)、【勇者集結】に登場。
呪文が全く使えないため、ミナデインではいなずまの剣に秘められた魔力を用いて協力している。
ちなみに今作では、これまで茶・黒色で描かれていた髪の色が銀髪になっている。

シアトリズムDQ Edit

プレイヤーキャラクターのひとりとして登場する。初期職業はもちろん戦士。

DQM+ Edit

「ロラン」という名称で登場。連載時期的に別のところでも知られた名前でもある。
大神官ハーゴン、ひいては破壊神シドーとの戦いを仲間の二人と異なり、魔法に頼らず己の剣術のみで制し、世界に平和をもたらしたのだが、原作ゲーム中でも絶対的に頼れたその強さがその後の彼に災いした。
「シドーが倒されたという事はシドーよりも力を持つ者が現れたって事じゃないのか」という疑念を持たれ、「破壊神を破壊した男」として迫害されることになる。
もっとも、この疑念自体【バズズ】が焚きつけたものなのだが、彼曰く自分が干渉したのは最初にほんのわずかな闇として前述の疑念を残したのみで、ここから話を大きくして迫害し出したのは人間が勝手にしたことらしい。
ゲーム本編以上に強くなっている模様で「つ、強い…想像より…あの時より!」とバズズに言わしめた。
具体的には【ザラキ】を無効化・剣を振ると衝撃波が出る・ハーゴン神殿の扉をパンチでこじ開ける・素手でバズズの腕を引きちぎり粉々に砕くなど。
技としては「古流剣殺法・鳳凰縦一文字斬」「古流剣殺法・昇一文字」を使用している。
また、呪文こそ相変わらず使えないものの強力な【やくそう】を調合して回復に使用している。
飲んだ【クリオ】曰く「良薬口に苦し」である。
ちなみに、なぜか初登場時に装備しているのは【はがねの剣】【青銅の盾】のみ。それでも圧倒的な強さを持つ。
 
なお、この名前はWii版のSFC版2にて【デフォルトネーム】として逆輸入されている。