勇者アバンと獄炎の魔王
【ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王】に登場する地名の一つ。【アバン】一行が向かった【パプニカ】南西部の古代遺跡。
古来より様々な願いを叶える摩訶不思議な力が眠ると言われる秘境だが、【バーサーカー】の群れが生息しているなど一般人が立ち寄り難く、良くない噂も立っている。
奥地にある湖には幾つものキューブを重ねたような外観の「ヨミカイン魔導図書館」が存在しており、そこは伝説の秘呪文が記された魔導書が星の数ほど保管されている。
しかし、入るにはまず隠された難解なパズルを解く必要がある。
中も迷路のように広大なため、まずメインホールの受付にある本棚の索引書を引いてから目当ての魔導書の在処を調べて探しに行かないと簡単に迷子になる。更には侵入者を封印する罠の本(トラップブック)も仕掛けられており、引っかかったら同所から罠を解除する本を探し、真ん中のページを開くと出てくる魔法陣の上で呪文を詠唱しなければならない。
本来なら生真面目な英霊が管理しているらしいが、魔王軍幹部の【ガンガディア】に占領されて英霊は消されおり、現在はその配下の【エビルマージ】の管理下にある。
エビルマージ、ガンガディアとの戦闘の末、罠の本に封印された【マトリフ】がアバン一行につき、これ以上図書館の呪文を利用されては堪らないと判断したガンガディアによって魔導図書館は湖の底に沈められた。
コミックス3巻のカバーにて作者の【三条陸】は名前の由来として愛媛をイメージしている(ホルキア大陸のモチーフは四国)と語っており、伊予(今の愛媛県)+特産品のミカンのアナグラムだろう。