タルヴェラ地方の歴史
- 不明年:タルヴェラ国
現在のタルヴェラにあり、最初の民の集まりから国が立ち上がる。(最初の民はミッドガルド域から派生した人類種が北方へと移り住んだ)
エルフ(のちの森の民)も彼らに知恵を貸し、生活を共にしていた。 - 不明年:エルフ族が狼の森へ移住
タルヴェラをノースマン人に任せ、エルフたちは“海坊主の手の平”へと移住する。このときすでにエルフは狼を従えている。以降、彼らエルフは森の民と呼ばれるようになる。 - 不明年:タルヴェラの英雄
北の国に突如として現れたドラゴンを退けた英雄の伝説(詳細記録紛失)
この時期は他にも同一人物(?)と思われる者による伝承がいくつも残っている。
口伝なため人により物語は変わってしまうものの、『タルヴェラの英雄』という名前だけは変わらない。 - 不明年:氷の女王
ミッドガルド伝説の王と契りを交わし、以降タルヴェラを永く従えた。雪のように冷たい肌と凍てつく視線をもつ。 - 不明年:探検隊、氷の大地を行く
ノースマンから海を越えた北側にある氷の大地を当時の探検隊が調査。氷竜が初めて確認される。
旧タルヴェラ時代
- 不明年:ミッドガルドからの移民
中央国ミッドガルドより大量の移民が訪れ、それを当時の王は受け入れる。同時期、タルヴェラに魔法学専門校が立ち上がる。このころから貴族の風習が混じる。 - 不明年:タルヴェラ国境戦争
ミッドガルド軍とタルヴェラ軍が国境で衝突。大型モンスターの介入によりミッドガルドが退くも、タルヴェラの傭兵が多く失われた。 - 不明年:タルヴェラ魔法学専門校にて重大事故。死者の魂がモンスターに入り込んで暴走する。この一件では貴族にも犠牲者がいたのと、首謀者は正式に謝罪と償いを行ったが、世間からは冷ややかな目が向けられるようになる。
- 不明年:ハーラル・ホールファグレ誕生
- 不明年:マッツ・ナサニエル・クリ誕生
- 不明年:クラウス・ノミ、魔界からタルヴェラへ移住
- 不明年:ギュミル、エーギル誕生
- 不明年:ハラルドの冒険者オルグ発足
ハラルドの仲間は、いずれも産まれてから早い段階でハラルドの冒険者オルグに勧誘され入隊している。 - 不明年:奪われた花嫁
ミッドガルドにてカトリーナ号が完成。進水式にハラルドたちによって略奪される。 - 不明年:海賊 甘えん坊のハラルド
ハラルドたちが海賊として悪名を轟かせる。中央国ミッドガルドのみならず西の国からも討伐艦隊が出るが、いずれも返り討ちにあった挙句、船を略奪されている。 - 不明年:クリの村発足
マッツ・ナサニエル・クリは、以前から作っていた森の民との連絡場所を自分の村として発足。ソフィアともこの頃に出会っている。 - 不明年:貴族社会
ある一族により当時のタルヴェラ王が懐柔され、(以前から濃厚だったが)貴族社会へ移行する。旧体制派も弾圧され息を潜めてしまう。各地で溜まっていた国民の鬱憤も最高潮となり、現在のピフラにいた反勢力とハラルドを筆頭とした海賊たちが合流する。 - 不明年:恐怖の一分;
タルヴェラに『恐怖の一分』が訪れる。貴族の子供たちの多くが死亡する。このときたまたまタルヴェラに居たマッツ・ナサニエル・クリに黄金の一滴が降り注ぐ。 - 不明年:タルヴェラ革命
ハラルドが森の民と接触。その知恵と助力を得てタルヴェラ全貴族との革命戦争を起こす。ハラルド側の勝利となり、タルヴェラ王国の領土全てを統一する。 - 不明年:ハラルドによるドラゴン退治
森の民との契約をまっとうするため、北の山に眠るドラゴンを討伐する。これにより王都の大地が誕生。マッツ・ナサニエル・クリが死亡。彼によってハラルドたちを含む主だったメンバーに長寿が与えられる。以降、森の民は姿を消してしまう。(転送魔法を完成させて月へと移住した) - 不明年:ノースマン王国、建国。
ノースマン王国
- ノースマン歴1年:『ノースマン王国』建国宣言
王都の城壁と城が完成。タルヴェラ国はノースマン王国になったとして全世界に正式宣言。これを主要国が認める。
スウリシルタ完成。王都から東にあるカナバ運河に巨大な橋スウリシルタが架けられる。 - ノースマン歴2年:タルヴェラの大掃除
国内に息を潜めたり逃れた貴族を老若男女問わず全て殺戮。国外逃亡を計ったものには懸賞金をつけ指名手配までしたが、いずれも国境越え出来ず死亡。
これと同時に、以前から貴族と癒着があったとみられる闇社会の人間も全て殺戮処理。
また、まったく無関係でも非協力的だったものを殺戮処理。
この大掃除によって出てきた大量の資金は、新たな国を20年運営できるとまで言われた。 - ノースマン歴3年:ピートオルグ長にタルヴェラの元冒険家ヨーゼフが就任。以降、とくに王都での防衛・法の遵守を意識して各地の衛兵長が選出されていく。
- ノースマン歴4年:ノースマン・マーチャント・ギルド(NMG)発足
審美眼に定評のある者から選ばれた商人会が発足。これ以降、外交・交渉が盛んになる。 - ノースマン歴8年:アー地区からアエフ地区までの6区域における主だった施設が完成
- ノースマン歴10年:10年祭
建国10周年を祝う大きな祭りが開催。各国からの使者・冒険者も訪れている。
輸出大国。この年を境に元々あった船の改修が行われ輸出量が増大。一躍輸出大国となる。主な輸出品はモンスターの素材、ダンジョンの秘宝、ライ麦、制度の高いウォッカ、鉄・石炭・金銀銅などの鉱山資源。内紛が無くモンスターや海賊からの襲撃も少ないことなどから供給と値段が安定しており、各国から高い信頼を受ける。 - ノースマン歴11年:西の国との国交協定
古くから綿の布と物々交換を行っていた西の国と、より円滑に国交できるようにと協定を結ぶ。以降、両国間での貿易が盛んになり、ギュミルオルグを中心とした冒険者が頻繁に行き交うようになる。 - ノースマン歴20年:西の国からクラウス宛に新たな衣装が贈られる。
- ノースマン歴49年:ギュミル兄弟の伝説
西の国に突如として現れた怪物がギュミルとエーギルによって撃退。遅れて駆けつけた円卓の騎士団から勇猛さと人徳を高く評価される。 - ノースマン歴50年:50年祭
建国50周年を祝う盛大な祭りが開催。 - ノースマン歴53年:真っ赤なソフィア事件
クリの村の村長ソフィアによって当時の夫=政府の役人が王都の中心街で惨殺。この一件からソフィアは王都へ顔を出さなくなる。(ソフィアには一切の罪がかかっておらず、元夫の財産は全て彼女の懐へ移された) - ノースマン歴71年:王都産まれの成人者が初めて指名される。その中にはエルネスティも含まれている。
- ノースマン歴100年:100年祭 シュテルテベーカー号進水
ハーラル王のための最新戦闘戦艦シュテルテベーカー号が完成。初陣で氷竜を仕留める。 - ノースマン歴120年:オリーブ戦争
ミッドガルド北西部のオリーブ栽培地をハーラル王らが略奪。ミッドガルド国との局地戦争となるも、ミッドガルド側は内紛のせいで戦力を大幅に失っており敗走。以降も奪還作戦を謀るが敗戦・未遂に終わる。 - ノースマン歴122年:ノースマン印の石鹸 ヘルガ誕生
オリーブオイルと、それから作られた石鹸が輸出開始。これを機にノースマン経済は一気に右肩上がりとなる。
この頃から王都産まれ王都育ちの2代目が産まれてくる。 - ノースマン歴134年:エドヴァルド・マルヤラ、マルテ、ヘイッキ誕生
- ノースマン歴150年:ヘルガ革用品店開店。150年祭
ノースマン歴151年:白蛇の年 無彩色の狩人開始
謎の異世界人ウィートが登場する。一番最初にクリの村に狼に乗ってきたと村長ソフィアの記録に残っている。
狼の年、奇跡の年、白蛇の年など、様々なことが次々に起こったため名称はいろいろとある。しかしどれもウィートという少年が巨大な灰色狼と共に語られている。
バラス盗賊団討伐とともにノースマン王都防衛軍が発足。
クリの村に、いずれも巨大で木造の倉庫・冷凍倉庫・製材所・ホテル、それと駅の原形が完成。
クリの村の近くで三日月の入り江とエーギルの入り江が発見される。
- 152年:ランシ制定 自転車の生まれた年
王都の西側が開拓され、新たな街ランシ造りが始まり、主だった施設予定地が決まっていく。
現代の物と設計思想が同じ自転車が誕生。(材料やマテリアルの質が悪いので、耐久性、重さ、走り心地などに難あり) 国内では生活必需品として普及し始め、配達業が飛躍的な発展を遂げる。これに合わせ、自転車の量産や道路の整備も始まる。 - 153年:第1回自転車競争トイミトス(fin語:配達の意味)開催
ノースマンとタルヴェラ間を往復し、決まった重さの郵便物を届けるというレースが開催。以降、国の名物行事として取り組まれる。この自転車レースをきっかけに自転車業界は大きく注目され、自転車専門学校に人が殺到した。
魔道蒸気機関車試験機:152年の冬頃から研究・開発・生産された魔道蒸気機関車の実用試作機が完成。スウリシルタ橋の西側からケスクス西までの間を無事に往復した。 - 154年:王都-タルヴェラを繋ぐ鉄道路線が完成。人と物を一度に大量に、ほぼ確実に輸送する手段が完成する。以降、鉄道開発が本格始動。
- 155年:グライダー初飛行。砂浜にて試験飛行を実施。丘から滑走して麓までたどり着く。その後は、海風を利用して浮き上がるなどの試験もした。このときから、ノースマン軍飛行部隊が成立。
- 157年:第5回自転車競争トイミトス
巨大なファットバイクを駆るオーク村の猛者が総合優勝。(このオークの参戦は以前からあった。)その豪快な走りとマシンのデカさや頑丈さに魅力され、小型レプリカモデルが人気を博した。
西の国に自転車の輸出開始。自転車の量産体勢がそれなりに整ってきたため、自転車の輸出を始める。厳しい規制も条件にしたうえ、現代の価値にして一台200万円という高額な設定ながら、500台全てが予約完売。以降、西の国でも国民の足として普及する。(最初は、主に貴族に仕える市民が利用した。また、レース用ではないシティサイクルのみの輸出。) - 160年:クリの村、ニートゥマキ村がそれぞれ町として制定され、権限が増した。
- 170年頃:蒸気機関車、ノースマン主要地域全域への鉄道路線を敷設。
- 175年頃:キケロー領全域、ノースマン王国によって略奪。
- 181年:転換期
- 大飲食街開業
- 蒸気魔導戦艦隊