ここでは作者の想いや作品に対する考え等をメモ
シナリオ共通
- 物語は全て、大雨から始まる。
- 竜の卵シリーズの世界には明確に“神”が存在していて、彼らの力を一番最初に表現している。
- 大雨は“破壊と再生”を象徴し(破壊したあとに必ず恵みをもたらして再生させる)、すなわち物語のはじまりを意味している。
- 主人公が剣と魔法で闘うことは少なく、ヒーローは別枠で登場する。
- あくまでも農民・一般人・凡人が主人公。かといって能力が無いわけではないし、ヒーローも彼らによって支えられている。それは作者自身がひとりの一般人として物語に参加したいからだし、たまに登場するヒーローに強烈なインパクトと焦点が当てられるのが好きだから。もちろん、一般人がヒーローになることだってある。そういった物語が一番の好物。
- 何よりも、人の営みは一人の英雄によってもたらされるのではなく、一般人の集まりによって形成されているのだということ(=社会・文化)を強調したい。
- 人間は多数でのみ真価を発揮できる。
- 人間より強力・凶悪なモンスターばかりの世界を用意。独りでは絶対に倒せない敵が存在することで人間同士がまとまり、チームワークや異種間交易を盛んにさせる狙いがある。
- とは言っても、ヒーローや勇者たちは少数精鋭(場合によってはたった一人)で全てをひっくり返してしまう。そういったカタルシスだけは大切にしたい。
- 凶悪なモンスターはモンスターハンター級
- おおよそモンハンに登場するモンスターを参考に設定。大きく、破壊力が高く、獰猛で、素早く、狡猾で、出会ったら最期、本能を直撃する恐怖を持ち合わせている。
- 訓練された人間たちが集まってようやく勝てるか勝てないかといった相手。そもそも対峙したときに「こんなんどうやって倒せってんだよ。逃げるのも不可能だろ」と思えるような相手を用意している。
- 普通くらいの容姿。
- ビジュアル面に力を入れなければいけない時代なので当然ながらヒロインたちは顔を良くするが、それ以外はなるべく“普通~それ以下”を基準にと思っている。
- しかし実は絵師にとって一番難しいのがそういった『フツ面』『ブサ面』なのである。私が高い評価をする漫画家などはそういった画を描ける描けないで大きく判断している。だがらそういうキャラデザができる人しか採用しない。
こういうやつは殺す
- 人を創るのと同時に、殺すのも大好き。猟奇的に殺すよりも、芸術点の高い殺しが好き。
- 調子こいてるやつは殺す。
- よくあるやつで、物語には横暴な人物が登場して、そこそこな成績を収めて人気を博するといったヴィラン的なキャラクターが存在するが、私はそれが大嫌いなので(特に戦闘系職で)大口叩くような調子こいてるやつは殺す。しかも精神的に陵辱して殺す。
- 本当の悪党は死ね。
- 私にとって本当の悪党とは、陰湿で、陰険で、ゴミをその辺に捨て、酒に溺れ、臭く、ズルく、デブで、自制せず、ルールもマナーも守らないやつのこと。
- つまるところ大衆的人物である。そういうやつは殺す。しかも精神的に陵辱の限りを尽くして殺す。
- 殺しの罪は非常に軽く、不法投棄は死刑。
- 人を殺すなんて、現実においても非常に軽いことである。それより考えてもみるといい、朝起きたら玄関の前に生ゴミが山積みにされていた。それを片付けた翌日も同じだった。そんなことしたやつは殺す。
- ジャージャー・ビンクスは死ね。
- ギャグは好きだが、狙いすぎたギャグは死ね。
- 少女漫画()に出てくるような悪女、小悪魔は殺す。
- 女性作家特有の女像は醜く殺す。醜く殺す。
- ともかく殺す。
- ディズニーのように「悪党の最期を描かない(落下などの描写に収めて死んだとする)」ようなことはしない。明確に殺し、死んだという事実をきちんと伝える。
性描写について
- エロいのとヤルのは違う。ヤルを100とする。
- パンチラとかパイタッチとか耳元囁きとかビキニとか「エロいだろぉ?」とドヤ顔の内容にはしない。ヤルと決めたらヤル。エロいだろとドヤ顔になったら犯す。性欲の無い登場人物など無価値。
- 誇張表現は避ける
- 営みについては至極当然のこと。けど、過剰に書き連ねるのは違う。誇張表現はせず、なるべくリアルな営みの風景を描く。
- しかし私の趣味とは逆だ。