魔素(まそ)
この世界の地球と月それぞれに含まれている魔法の源となる物質で、竜の卵そのもの。地球に落ちた竜の卵が無限と言えるほどの転生を繰り返して増殖し、永い年月をかけて地球と月の隅々に行き渡った。
特性
- 素粒子
原子に含まれる電子と同じように、原子核のまわりを飛んでいる素粒子のひとつ
焼成・圧縮などすると原子核にくっつき、新しい特性を生んだり強化・変化する
魔法に利用すると原子の魔素が消費される(原子核から魔素がなくなっても、原子自体の特性は変わらない)
原子核から魔素がなくなると、一定数になるまで他の原子から魔素を奪って回復する(質量保存の法則から地球上の魔素の総数は変えないことにするか、自己増殖する微生物のような存在にするか、詳細未定)
一定数は、元素周期表の原子番号か原子量か元素定数を利用するつもり - 魔素保有量は体躯に比例する
体積・質量・密度が大きければ大きいほど、魔素の含有量は増える
ただし魔素が多いからといっても、それを扱うだけの魔法技術がないと意味を成さない。そのため大きい=凶悪とは限らない。モンスターもその例に漏れない - 人間の目では不可視
専用の可視化装置(スコープや水晶など)、スキル(感知や鑑定など)、特異な生物(主に昆虫)によっては可視化または数値化できる。
逆に隠密スキルで相手から見つからなくなったり、魔素が濃すぎる魔物はオーラのように纏っている姿が映るなどビジュアル面には力をいれる。 - 環境への影響
動植物の成育速度、異常進化、硬化、高熱を持つなどがある。とくに竜の卵の殻が直接触れている・近場にあるなどの場合は顕著であり、魔族・魔物・化物の類いはそれが原因で産まれてくる。
魔石(ませき)
魔力を多量に貯蔵している物質全般の総称
年季によって密度と基礎値が増していくが、風化したり割れたりすると魔力や機能を失ってしまう。
- 魔石
主に生物の心臓に付随し魔素を多量に保存できる物体。体内エネルギーを魔力に還元したり、周辺環境から魔素を引き寄せるなどの役割りもある。
大きければ大きいだけ容量も増える。
生物が死ぬと徐々に魔力の放出をはじめる。(何十年~何百年とかけて失われ風化する形)
空になったあとも原形を保っていれば魔力貯蔵庫として利用される。(魔石の化石化)
人型の場合は片手の親指の先から第一間接または第二間接までと同じ大きさ・質量と設定している。
そのほか、魔族やモンスターに至るまで兼ね心臓割合の1/10~1/20程度と予定。 - 宝石
ダイヤ・ルビー・クリスタルなどなど。色をそのまま属性に見立てる。属性武器や魔法の杖に付けて使う重要なアイテム。現実では東南アジアでの産出が多いが世界観的に大陸の形すら違うので、ダンジョンや魔素の強い洞窟で出るなどの理由で産出させる。地域による特色は作る予定。
赤=火、青=水、黄=雷、緑=風、白or透明=光、黒=闇
真珠やターコイズのような透明でないものも含む。 - 竜の卵の殻
始祖の竜の卵の殻(参照≪竜の卵≫)は魔素そのものである。
内部魔素を消費しきると白い灰になる。灰を集めて練り合わせると貯蔵専用の魔粘土にすることもできる。→成形できる魔石
始祖の竜と竜種は全くの別物だが、竜種の卵の殻も魔素の塊となっている。 - 魔粘土
竜の卵の殻の灰を集めて練り合わせてできる粘土状のもの。
魔石と同じく魔素を貯蔵できる。
自由に成形することが可能となり、より複雑な装置に利用できる。または魔粘土そのものを杖や剣などにできる。