魔素を消費することで発動する。魔術、呪術とも。ファンタジーの要。
火を出したり雷を落としたり風を巻き起こしたりといった攻撃的なことから、それらを防ぐ盾、ケガの治癒、未来透視などなど、人が想像しうることの全てを可能とするファンタジーに不可欠な要素。
属性魔法、時空魔法、転移魔法、補助魔法など種類ごとの接頭辞をつけた名前になる。そういった魔法の概念はかなり浸透しているので、通りの良い言葉を選ぶことで無駄な説明は省く方針。
- 発動に関して
弱いものは無詠唱。大掛かりだったり、攻撃で利用するタイプのものは詠唱や媒体を通す、発動時の負荷や術者自身への肉体的・精神的影響といったリスクもあるなど制限はいろいろ設けていく方針。
魔力値
魔素の含有量を示した値のこと。主に水晶に投影される色で判断される。
魔素量、魔力値、MPえむぴー(マジックポイント)なども同義。“魔素量”だと見間違えて混乱しそうなのと通りがいいので魔力値とした。数値化せずたんに相手の魔素の多さや魔法の強さを表現する際は「魔力が強い」などともいう。
大量の魔力があっても出力するもの(十分な魔方陣)がないと強力な魔法は放てない。そのため魔力値が大きいというだけで相手の強さを判断できるものではない。
- 魔力を使いすぎる弊害
- 20~5% 眩暈・吐き気を催す。
- 10~3% 飢え・強い渇きを感じる。
- 3~1% 意識が切れる。
- 0%以下
何かしらの条件下で意識が切れずとも使用していくと、肉体エネルギー(PFCのカロリー)を消費して骨と皮と毛を残して滅びる。
・魔力の供給や回復
魔石や宝石や竜の卵の殻といった魔素の塊から取り出す方法は、両手をかざしてドレインの呪文か、効率よく取り出すための回路付き魔道具が一般的。他人や他生物から分け与える呪文なども。
魔石、魔力回復剤マナポーションの口内摂取でも回復。魔石は直接飲み込まなければならないのでサイズ的に無理なものは無理。
自然回復速度は、健常であれば99%利用時8時間程度を想定。
※いずれの場合も過剰回復はできない。魔力の上限値については検討中。
魔方陣
魔力を魔法にして放出するための記述・模様。
直接地面に模様を書く、木・石を掘る、布に刺繍をするなどでもよい。大型化・複雑化することでより強力な魔法となる。町ごと魔法陣の形にしてもよい。
魔方陣に魔石と回路を合わせて魔法を出し続ける、浄水するといった魔道装置などにも利用される。
魔学
魔法学や魔法科学とも。主に魔法陣・回路・魔石などの魔法に関する学問の総称。
魔法陣は数学・化学や開発・美術者、回路は工学や鍛冶職人、魔石は考古学・地質学や冒険家といった感じで、人物的にもそういった気質を含ませたい。
禁忌とされているのは、死体をゾンビ化させるなどの死霊術、魔界のモンスターや魔族と契約して一時的に利用する召還術、人心を操る(厳密には意識を奪ってその間 体を操る)幻惑術など。
魔学研究会、魔法大学、回路専門校、簡易魔法訓練所、秘法館、魔石調査団などなど形態はたくさん。民間でも利用できる分野は多い。(大半は冒険者志望や魔道具職人見習い)
魔術
※注意点
魔法をむやみに街中で使用し、とくに他人の髪の毛を焼いた場合・顔を傷つけたは高額の罰金・厳罰が課せられる。(事実確認・現場調査など行われ、その後裁判を通す)
そのため攻撃用魔術の利用は町(王都とタルヴェラ)では原則禁止とされ、許可のある者(ノースマンの場合であれば成人者)しか使用できない。(緊急時を除く。また、やむを得ない場合でも、事態収縮後には事情聴取・裁判を受けなければならない)
- ファイアボルト
- 火属性。中距離
- 実際の攻撃力としては弱く、小さい石つぶてをぶつける程度の威力しかない。(魔力が上がれば威力は増大する)
- 比較的真っ直ぐ飛ぶため当て易く、大半のモンスターは嫌がるのでストレスを与えるという意味ではとても効果的ではある。
- 燃えるものが近くにある際に脅威を発揮するが、草や生木、家の木材などは実際は燃え難い。
- 熱した油と共に放つと引火して燃え広がり、本来の脅威を見せ付ける。
- ライトニングストライク
- 雷属性。遠距離
- 雷の特性を持ち、アースがあれば弱く、誘導されるものがあればそちらに流れてしまう。
- 当たった箇所がピリリと痛くなる。
- 魔力が上がると一瞬ではあるが筋肉収縮による麻痺効果があり、強力であれば長いこと動けなくなる。
- たった一瞬でも動いている敵に当てると効果的で、高速移動中の肉体硬直→コケて大惨事、ということになる。
- Klaus Nomi - Lightning Strikes
- 雷属性。遠距離
- ストームコール
- 雷属性。中距離
- 指定した上空に小さな雷雲が発生し、そこから雷が真下へ向かって落ちる。
- 風刃(ふうじん)
- 風属性魔法。近距離
- Tuulenterätトゥーレンテラット=風刃ではあるけど通りがよくない。
- 使用者のイメージ通りの形をした刃が形成され、石を複雑にくりぬく時に利用される。
- 斬れ味の鋭いナイフの延長という形であり、近距離でしか威力を発揮しない。
- かまいたち
- 風属性魔法。遠距離
- 遠距離型になり遠くまで届くようになるが、何かに当たれば威力はなくなり、貫通するほどではない。
- 研磨(けんま)
- 土属性。攻撃ではない
- 砂粒を手や魔導具に集めてヤスリ状にできる。それで刃などを磨ける。
- 地味に見えるかもしれないが、戦場ではいつ歯こぼれするとも限らないし、砂は血液や水分を吸う。常にメンテできるようなものなので超万能。
- 砂塵(さじん)
- 土属性と風属性。近距離
- 砂を巻き上げるだけの目潰し・嫌がらせ攻撃。威力は皆無で、遠くまでは届かない。
- 砂塵を防ぐため、とくに爬虫類系のモンスターの目にはワニのような瞬膜(しゅんまく)が発達していることが多く、他の動物も長いまつげによって防ぐことができる。
- 効果があるのは、眼がやたら開いている相手や水棲モンスターくらい。
- 効果は低いが、両属性を覚えなければならないという難易度から魔術師にとっては力の証明ともなる攻撃
- 浄化(じょうか)
- 水属性。攻撃ではない
- 不浄を清める。具体的にはH2Oとそれ以外の分子を剥離する。
- 場合によっては海水や泥水から飲み水を作ることはできるものの、そのためには様々な種類の水属性の宝石を必要とし、宝石自体の消費もする。
- ろ過装置と合わせると、少ない宝石からでも純度の高い水に変換できる。