【人種】/開拓の民

Last-modified: 2024-01-16 (火) 19:22:14

アルファベット表記:Huan
読み:かいたくのたみ/ヒュアン
区分:肌人
発案者:tocoma110
Tag: 人種 肌人 開拓の民 同盟種 発案:tocoma110


概要

肌人の代表格である種族。
生命力旺盛で繁殖期・発情期が周期的なものではないため数が爆発的に増えやすく、またあらゆる能力を一定水準で備えることから、しぶとく環境に適応し、勢力を拡大してきた。
肌人はもちろん、人類種の中で最も生息数が多い人種。


角や尾、鱗などを持たず頭頂部などを除くとほとんどの部位の体毛が薄いことが特徴。
肌や髪の色・顔つきなどに大きなばらつきがあり、一説には別種であるものを同一人種と見なしているとする声もある。そのため、民族・地域などで上述の特徴以外の点が大きく異なることも多い。


非常に多様な種族だが、共通して欲望の肥大化が他種よりはるかに早く、また底なし。
それ故に問題の火種となりやすいが、同時に文明圏の発展に大きく寄与してもいる。
各地で大きな勢力を作っており、文明圏のほとんどに生息している。
中でも学問に強く傾倒しており、様々な分野を切り開いた種の一つである。秘境のみならず、未知の分野に挑む探求心と挑戦意欲にあふれる人種。

  • その一方で、安定に浸ると強い停滞を引き起こしやすく、また集団の傾向に流されやすい面もある。

 

分布

大陸全土
九大州であればほぼすべての地域に生息している。それらの地域内の国家のほとんどに集落・国家を形成している。

 

形態

肌人共通の特徴のみがそろっているような外見。
また、住む地域の環境によって肌の色・骨格・その他の身体的特徴が大幅に変化する。極めて多様な形状・体質を持っており、大陸同盟による調査による研究結果が出るまでは、別種族とする説も根強かった。それ故に、同族間でも地方・外見で大きく別の存在であると見なす風習も根強く残っている。

  • ただし、いまだ未分化な研究にとどまっている、との声もあり、なかなか判断が難しいなが正直なところである。

その一方で、精素汚染による形態・体質変化が起こりやすいという特徴も持つ。
種族的特性として成長と共に形態が変化する人種は存在するが、そういったものとは全く異なる特性である。
その最たる例が幻装体への適性の高さ。
これは他種の数倍から数十倍にまで及んでおり、他の種族にはない特徴となっている。中には「そのために作られた人種ではないか?」などという声が出るほど、その特性は抜きんでている。

 

生態

あらゆる能力において、肌人種の平均程度の運動能力を持つ。

  • 一定周期で発情期を持たない人種の一つであり、その中で最も特に繁殖力が高い。
  • 耐毒性の高さにも優れており、とにかく「食べる」ことにも貪欲。
    多くの種が食せないような毒物に高い耐性を持っていることも、この種が大陸最大勢力の人種として成立している理由と考えられている。
  • また、燃費もかなり良い。
    数Kmを歩いて消費するエネルギー量が(他種と比べると)低い。その分、筋力・敏捷性などで多人種に見劣りするが、しぶとさという点ではかなりのものを備えていると言っていい。
  • 寿命は大陸秘境開拓時代である1300年代~1800年代は平均して50歳程度~70歳程度に変動している。
    健康に気を使い条件さえ整えば、最長で100歳程度は生きられるという。一方、精術を用いた身体強化を延々と施しても、寿命の延長は精々200歳程度とされている。

その他、あらゆる種類の精素に対して一定水準での平均した耐性を持ちやすい。
これは特定の傾向に対して高い耐性を持たないゆえ、極端な環境で生き抜くには準備が必要な一方、極端に苦手な精素がないため、多様な環境に進出出来る強みを形成している。それにより、多くの秘境に進出可能で各地の開拓に大いに貢献している。

  • そうした実績とそれを可能とする貪欲さが、「開拓」の名を与えられる所以となっている。

 

文化

地域差が極めて激しい。
各地の主力種族であるゆえに、ほぼすべての大衆文化に影響・関係を持つ。逆に、この種族の関わらない文化とは種族単一の文化くらいなものである。


その一方で、実は長らく精術研究には及び腰だった。
彼らの挑戦・開拓気質を考えるといささか異様なことではあるが、それには前述の精素適性に関連した身体変化性の高さが関係している。
長らく彼らの間では自力で波音を操る器官はなく、道具の形成にも問題がある中、多数の精素災害を前に辛酸をなめることも多かった。それ故に精素というものに対し、彼らはある種の憧憬と恐怖を併せ持ちやすかった。
そして、それらの意識を利用した特権階級のみが研究・所有を独占したこともあり、民間に普及するまでは長い時間を要したという。

名前について

地方・民族ごとで多岐にわたる、稀有な種族である。
詳細は『【世界観】/命名規則』を参照。

 

備考

要するに我々、人間です。
ただし、いろいろな点で「普通の人類」とは言い難い面もあったりする感じです。

 

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