【信仰・宗教】/無季なる神々

Last-modified: 2020-06-21 (日) 03:25:40

アルファベット表記:Elders Ildly
読み:むきなるかみがみ/エルダーイルドリーズ
分類:神格-白き手の教え
該当地方:応州ほか
発案者:tocoma110
Tag: 信仰宗教 白き手の教え 神性神格 応州 無季なる神々 発案:tocoma110


概要

白き手の教えにおける神々の一種。
世界を作り出したとされる神々であり、神々と人類の祖とされる。
いわゆる五大精素の色で表現され、それ同様に強大な力を持ち、またかなり厳格ないし融通の利きにくい性格を持つと描写される。実際、神話上ではたびたびトラブルの元になったり、地上にはた迷惑な騒乱を起こしたりもする。

  • その一方、感情的な描写は少なく、どちらかと言えば各々の性質や理念に忠実な存在としての姿を見せる。
    唯一、オールダン神のみ比較的人間味のある姿を描写される。

また、象徴として描かれる姿とは別に神々は両性具有的側面を持つようで、自在に交わって子を成したとされる。

該当する神々

皆図画化される際は単色であることが多い。

白き手のオールダン

主神にして天空に輝く太陽神。
金の冠を戴き白く輝く手を持つ、旧き時代の君臨者にして新時代を見守る守護者。全天の王。
ガルダラスと並ぶ統治者の崇める神にして、臣民を守る現世の法の神とされる。無季なる神々の中でも唯一の人間味を強く感じさせる存在であり、慈悲深さを示す。その一方でやはり不善を許さぬ審判者の顔を見せる際は、極めて冷徹・厳格となる。
その手の輝きは道行きを照らす光であると共に、あらゆる混沌を焼き尽くしかき消す無慈悲な裁きでもある。
白き手の教えは彼が語ったという、「荒れ狂う混沌の手綱を握れ」という言葉に強く影響されている。

  • 特に王族や統治者に崇拝されるが、太陽の化身ということもあって応州全土で信仰される。
  • 白色精素を象徴とする。

黒き髪のモーラ

地母神・冥界神。黒き髪を持つ女神として描かれ、オールダンと対で語られることが多い。
夜の支配者あるいは夢の守護者とも。無季なる神々の中でも特に厳格な性格で知られ、彼女が魂の管理の領分を受け持ったため、死した生物は蘇ることが出来なくなり、それに反発する者達は罪人として魂を破損し、生者を襲う悪鬼になってしまうとされる。
だが、夢を通して生者と死者を出会わせることもあるとして、慈悲のない神というわけでもない。

  • 目立って信者の多い神ではないが、生死を司る故に広く信仰される。
  • 黒色精素を象徴とする。

赤き力のソルクン

技術と武芸の神。紅蓮に燃える鉄槌を携えた中年男性で描かれる。
人々に様々な技術を授け、さらに暗闇で生き暖を取る方法を教えたとされる。しかし、同時に啓示の類をさして与えない神としても知られ、彼の信者は皆技術を通し、彼の領域へ辿り着き、共に仕事をこなすことを目標とする。
神話での活躍に恵まれているとは言い難いが、彼の存在無くして世界に文明が生まれなかったこともあるほか、日常生活にかかわる要素を多く受け持つために、身近な神と認識されている。

  • 主に鍛造師や細工師など製造業に携わる者に信仰される。
    直系の子供であるレンダールとは分野を食い合うが、こちらはより広い範囲で崇拝されるほか、戦士階級からは崇拝されない点が異なる。
  • 赤色精素を象徴とする。

青き足のドルダス

狩猟と森の女神。青い弓を携えた姿(大抵は森弓の民)で描かれる。
非常に攻撃的、あるいは己の役割に忠実な神と考えられ、その言動や行動は非常に融通が利かないことで知られる。その厳格さゆえに神話でもたびたびトラブルを招くも、世界に迫る危機には果敢に攻め込み首級を挙げる活躍を見せる。自然界の掟を定めた神でもあるため、狩猟者と野生動物の両方を守り、また双方に加護を授けるとされる。

  • 狩人や戦士階級に広く崇拝されるほか、蒼の森?の森弓の民からは特に手厚く信仰を受ける。
  • 青色精素を象徴とする。

黄に塗れるアウルーン

農業と食料の神。鮮やかな麦の束と鎌を携えた男性ないし女性の姿で描かれる。
大地の巡りを司り、移り変わる季節と農業に加護を与えるとされ、人々を飢餓から救ったとされる。人も獣も植物も分け隔てなく育て、見守る。その姿勢はドルダスに近しいものがあるが、こちらは一見穏やかに見えて辛辣。あくまで世界の安定を第一義とする故に、覆らないことは決して覆さない厳格さを持つ。
神話では前に立って活動することは少ないも、要所で事態を解決する知恵を授けることもある。

  • 主に農業従事者に信仰される。また、前述の親和の活躍から思慮を深めたいものからも崇拝を受ける。
  • 黄色精素を象徴とする。

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