蔵前果林【くらまえ かりん】
アルベリヒド機関の保管遺伝子より誕生した少女で、一騎達の同級生。
第1話にて、日野恵と共に格納庫に向かう途中、ワーム・スフィアーに巻き込まれ行方不明になる。
【CV:白石涼子(TVシリーズ)/木村亜希子(『RIGHT OF LEFT』)】
プロフィール
- 生年月日:2131年4月2日(牡羊座)
- 血液型:AB型
- 身長:160cm
- 体重:47kg
- スリーサイズ:B83・W56・H80
- 好きな物:チョコレート
人物像
皆城家の養女として育てられ、総士とは義姉弟の関係にあたる。
生まれた時からファフナーに乗る事が決まっていたが、同化耐久性があまり高い方でないらしく、たった3回の起動で初期症状(目が赤くなる)が表れている。そのため、特殊な偏光レンズを用いた眼鏡で瞳の色を隠していた。
皆城家の養女ではあるが、家族としての結びつきは希薄で、果林自身、自分が養子である事を強く認識している。また、公蔵も彼女に対して特に父親らしい事をしていた訳ではなく、単なる親代わりといった位置づけであったらしい。そのためか、義弟にあたる総士に対しても、「皆城くん」と他人行儀な呼び方をしているが、同じく外の世界を知る者同士として互いの感情を分かち合うなど、総士にとっては数少ない理解者だった。
『RIGHT OF LEFT』では、拾われ子である事への寂しさ*1や、現状を知らず平和を謳歌する同級生に対する苛立ちなど、TVシリーズ(無印)では見る事の出来なかった姿が描かれる。「誰かを犠牲にして自分達が助かる事」には少なからず疑問を感じているが、そうする事しか出来ない現状も分かっており、それが彼女の抱く苛立ちの原因となっている。
自分の置かれている立場を理解し、精一杯ベストを尽くす気丈な性格だが、変性意識下では気の強い性格が出て、攻撃的になる。また、将陵僚に対しては淡い想いを寄せていた模様。
余談だが、彼女と同じようにファフナーに乗るべくして生まれた子供は他にもいたものの、その成長過程において様々な理由により死亡している。
家族構成
※以下の2人との家族関係はあくまで形式上のもの。
登場作品
【蒼穹のファフナー】
15歳。第1話にて、日野恵と共に格納庫に向かう途中、ワーム・スフィアーに巻き込まれ行方不明に。以降も度々名が挙がっており、第20話のEDでは彼女の名が記された燈籠が流されている。
【蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT】
14歳。マークツヴァイ?のテストパイロット。物語中盤にて、3回の起動実験により既に瞳の赤色化が発現しており、僚達が戦う中何も出来ない自分や周囲に苛立ちを感じつつも、そうするしか道がない事も理解している。いわゆるサブヒロイン的ポジション。
【蒼穹のファフナー ADOLESCENCE(電撃文庫「蒼穹のファフナー」)】
15歳。「おかみさん」の渾名を持つ、一騎の同級生。実戦訓練の経験もあるが、パイロットの指標を作るテストパイロット扱いだった。アニメより深く人物像が掘り下げられたが、一騎を伴い格納庫へ向かう途中、ワーム・スフィアーに呑み込まれた。
その他
- 名前が意味する通り(「蔵(=格納庫)の前で果てる」)、物語初期で退場する事が決まっていたキャラクター。
- アニメ、小説版共に同じ最期を遂げている。
- コード形成率の高さに反して同化耐久率が低い事から、『RIGHT OF LEFT』では一応テストパイロットという扱いだった。
- 小説では自分の存在意義の不確かさに不安を覚えている描写があり、それによる精神的余裕のなさから、総士との関係はアニメ版ほど良好ではない。
- ファフナー搭乗時は眼鏡を外しており、変性意識下では強気な面が強調される。
- 漫画版においては、電撃大王版では未登場だが、シリウス版では小説準拠の役回りとして登場。