FF16
ウォールード王国の国王にして、召喚獣オーディンのドミナント。CVは綱島郷太郎?。
口髭を蓄えた黒髪の男で、王としての威厳と風格を備えている。
また、優れた剣術の持ち主でもあり、戦場ではオーディンに顕現し自ら剣を振るう。
身長180cm、体重77kg。
かつて外大陸からやって来た流れ者の身だったが、オーディンの力で灰の大陸の諸部族を統一。
自らの軍勢を組織すると、強国ヴェルダーマルク王国を一夜にして滅ぼし、一代で現在のウォールード王国を建国した。
密偵部隊長のベネディクタとは肉体関係を持っている。
彼女や騎士長ハールバルズからは絶対的な忠誠を寄せられており、その威厳は確かなものである。
一方で口数が少なく、何を考えているのか他者に理解させない不気味さを漂わせており、かつてウォールードの騎士長だったシドも彼を得体の知れない人物として警戒していた。
また、外大陸からヴァリスゼアに移り住み、ウォールード建国から長い年月がそれなりに経っているにも関わらず、容姿に殆ど変化が見られないなどの謎も存在する。
彼の正体は千年以上前、ヴァリスゼアから外大陸へと渡った部族「ゼメキスの民」の末裔。
アルテマを神として崇拝するマリアス教の強い信奉者であり、アルテマに服従を誓っている下僕である。
実はアルテマの下僕となったことで意識を保ったままアカシア化しており、これによって容姿が変わらない不老の存在となっていた。
上述の通りアルテマに完全な服従を誓っているため、彼の命令であればどんな内容でも一切の疑いなく忠実に実行する。
アルテマが創世しようとしている「真あるべき世界」については、「ヴァリスゼアの全生命がアカシアになることで、誰もが平等に生きられる世界」だと信じ切っており、自分の様にアカシアになることを幸福としている。
アルテマの計画を知らされているだけあってか、バルナバスもクライヴのことをミュトスと呼ぶ。
- ただし、アルテマは穢れである自我に目覚めた人類を不要な存在として見限っており、「真あるべき世界」に人間を残すつもりは最初からなく、バルナバスも目的に至るための駒の一つとしか考えていない。
ヴァリスゼアには母と共に渡っており、彼にとって母はマリアス教の教義を教え込んだ師であり最愛の人でもあった。
そのためか少々マザコン気質と思われる面があり、母のことは「母様(かかさま)」と呼んでいる。
作中においてはアルテマの指示に従い、クライヴを完全なミュトスにするべく暗躍。
ヴァリスゼア各地の戦乱に関与しつつも、大陸暦878年以降は目立った動きを見せず、静観を貫いていた。
ナルディア海域の戦いでクライヴにミュトスに関する事実を明かし、その後は幻想の塔にてクライヴを待ち構え、互いに顕現と半顕現を使い分けての激闘を繰り広げる。
激戦の果てにクライヴに敗れるが、死の間際に無理矢理オーディンの力を与えることで自らの役目を全うする。
最期は母の名を呟きながら、他のアカシア同様に跡形もなく消滅した。
- 基本的には淡々と無感情にアルテマの命令をこなすだけの男ではあるが、段々強くなっていくクライヴには好感を持っていたようで、クライヴとの最終決戦時には歓喜の声を上げている。
お互いに最後の一閃を放つ際には「ミュトス」ではなく「クライヴ・ロズフィールド」と初めてその名を呼んだ。 - なお、戦闘では必殺技名を叫ぶ傾向にある。バトル大好きな自我を微妙に抑え切れていない。
- 技を返されて狂喜する彼の姿は必見。ベアラーがアカシア化することはあっても、アカシア化したドミナントは彼だけなのでなんとも言えないが、召喚獣の出自を考えるとドミナントの自我は完全に消えないのかも知れない。
- 王になれたバルナバスと、王にはなれなかったクライヴ。
- 母が偉大すぎて依存気味のバルナバスと、どうしようもない母を持ってしまったクライヴ。
- 最後まで神の操り人形だったバルナバスと、神に反逆したクライヴ。
- 衣装のアクセントカラーが青のバルナバスと、赤のクライヴ。
と実はクライヴとは色々と対になるようになっている。
クライヴはバルナバスにたいして戦闘中に "We are not as weak as your god believes." と語りかけており、神に頼り自我を捨てた点にかんしては彼の弱さを指摘しつつも基本的には対等かそれ以上の相手として認める態度をとっている。
FF16発売前、その容姿がディオン役の中村悠一に似ていると話題になっていた。
人間状態でも建物を一瞬で破壊するなど、圧倒的な剣士としてクライヴの前に立ちはだかる。
本気での戦闘時は黒い甲冑と鉄仮面を装備した半顕現状態となり、斬鉄剣を使った剣技を繰り出す。
またオーディンの姿に顕現すれば、海を分つほどの剣戟や大陸を覆う魔法を放つなど、劇中最強の人物として描かれる。
また、彼との初戦では作中唯一の負けイベントが用意されている。
戦闘
メインストーリー中にバルナバスとはアビス(ナルディア海域)と幻想の塔で二度戦う。
アビス
HPを少し削ると「斬鉄閃の構え」をしてくるが、負けイベントなので削り切る必要はない。
難易度に関わらずノーダメージで斬鉄閃発動までいくと、「勇者の紋章:バルナバス」を獲得。
以下に使用してくる技。
- 基本攻撃:なぎはらいor突き。
- 基本攻撃(強):「構え」からは、なぎはらい2連or突き→なぎ払いの連続攻撃に。
- 衝撃波:頭上に大きく構えてから前方直線に衝撃波。
- 居合い:ワープ後、赤いエフェクトを出して腰に剣を構えていると、居合い斬りとともに円範囲のダメージ床を残す。
- ジャンプ斬り:ワープ後、上空から斬りつけてくる。
- カウンター:構えているときに攻撃を続けるとカウンター突き。
- 天の秤量(少/多):直線予兆が出てからダメージ。「構え」からは線の数が多くなる。
- グングニル:槍を投げ、着弾地点に衝撃波とダメージ床を残す。ヒートウェイヴカウンター可。
幻想の塔
こちらが本番。全4フェーズの戦闘。
フェーズ1は基本攻撃(強)、衝撃波、居合い、カウンター、天の秤量(少)、グングニルを使用。
フェーズ2ではジャンプ斬り、天の秤量(多)と下記の技が追加。
- 斬鉄閃:前方広範囲の直線攻撃。
- 衝撃波(強):縦、横の二連続衝撃波に強化。
大斬鉄返しを成功させると、フェーズ3へ。以下の技が追加。
- 極・斬鉄剣の構え:DPSチェック。構え中も攻撃は続けてくる。
- 静寂の使徒:構えを乗りきると使用。以降の攻撃が強化される。
- 斬鉄剣・號:降り下ろし、なぎ払いの二連続。
- 斬鉄剣・鳳:前方ビーム。
召喚獣顕現で召喚獣オーディンの攻撃を回避して、フェーズ4へ。
- マリアスの輪:輪になって2度迫ってくる。パリィ可。
- 天の秤量(強):横の予兆線に加えて、縦の予兆線が加わる。
難易度に関わらず、全フェーズノーダメージで「勇者の紋章:召喚獣オーディン」を獲得。