セリフ/【けれど私たちだけでは明らかに無力。それが現実でしょう?】

Last-modified: 2018-06-09 (土) 21:57:12

FF12

盗掘目的のバルフレアをレイスウォール王墓に同行させたアーシェに不満を漏らすウォースラに、アーシェが言ったセリフ。
 
渡辺大祐氏の「アーシェはリヴァイアサン脱出後からバルフレアに惹かれ始める」「直接的なセリフ・表現を避けて、恋愛とも信頼とも取れる描き方にした」という発言内容を考慮するなら、
少なくともバルフレアを頼っているのが見て取れるこのセリフがそうなのだろう。
これがEDのワンシーンに繋がるのかどうかは疑問だが。

  • EDは完全に蛇足。
    惚れてるとしても、あのシーンを削ってプレイヤーに自由に解釈させるべきだった。

関連項目:【殿下はきみを頼っている。真意を知っておきたかった】


まあ松野泰己氏はアグリアスといいバルマウフラといいメルローズといい、
男女の慕情を信頼関係として描く傾向が強いと思うので、この辺りは松野氏の意向かも知れないが、
さすがにEDのシーンは突飛すぎる。


しかしウォースラにとっては二年間支えた自分よりも、到底信用できないバルフレアの方を頼るというのは面白い話ではない

  • アーシェが「臣下なのだから尽くして当然」と考えている風さえ感じられる。
    国土が他国の属領と化し、主家(王家)も絶えている現状なのだから、もはやウォースラは臣下ですらないのだが。
  • 根なし草の空賊など「王国復興」の戦力と数えるのもバカバカしいと思ったことだろう。できることは精々御輿(王女)の護衛。それも解放軍の精鋭を率いてきたほうが体面も立つ。
  • 「利益を約束さえできれば裏切らないはず」と前置きしてるあたり、アーシェもこの時点ではそこまでバルフレアを信用していないことが伺える。単に『飛空艇持ってる』+『罠だらけの王墓に行くわけだからそういう経験がある人を連れて行った方がいい』という感じで判断してたんだろう。元ダルマスカ正規軍が母体の解放軍にトレジャースキルみたいなの持ってる奴いないだろうし。
  • 「もっと早くにそれを自覚して、対話を主とする穏健路線に進んで欲しかった」とも思っただろう。ヴェインの支配下にある王宮に旗印であるアーシェ自ら襲撃を仕掛けるなど無謀極まる。有り得ないことだが、仮にヴェインの身柄を確保拘束したところで、(時系列的に元老院の排除が済んでいないので、そうなる可能性のほうが高いが)帝国が受け入れなければ一緒に纏めて潰されるだけである。
    • 焦燥感に駆られてウォースラが独断で帝国との交渉を持った矢先だから、余計にそう思ってるだろうな。