DFF
ゴルベーザとの戦いでセシルが向けた言葉。暗黒騎士からパラディンにチェンジした瞬間にこう言い、兄弟対決が始まった。
相反する力を持ち、その狭間を揺れ動く人生を歩みながらも、それらを克服して全てを受け入れ、仲間との絆を大切にする彼の強さがよく現れた言葉であり、「闇に染まりきれず、光にも属せぬ存在」と自身を憂うゴルベーザのセリフとは対極な言葉とも言える。
- ゴル兄の場合、清濁ともに飲み込めない苦しさ、生きづらさがありつつ目的のためなら結局清濁あわせて飲むヒトで、セシルはというと、弱さも脆さも過ちもすべて受け入れてきっちり目的を果たすヒトというイメージがある。だからこそ二人ともカオス側でもコスモス側でも需要はある。あとは二人がどちらに属したいかの意思1つ。
- 光=太陽だと解釈すると、確かに光ばかりでは生きられないのは当たり前である。24時間365日太陽が照り続けたら気温が上がり続けて大地は干上がって人が生きていけない場所になる。そう考えると闇=夜(セシル的には月かもしれない)も大切だ。
二人が激突する瞬間を含む一連の戦闘場面は、『FF4DS』のオープニングムービーが元ネタとなっている。
原作のセシルは、仲間がいようがいまいが、目的や使命、大義のためなら、とりあえずためらうことなく戦っている。まあ、守りたい人や世界があってこそだとは思うが。
DFFAC
セシルの勝利セリフの一つが「仲間がいるから、戦えるんだ」。
今作はチーム戦なので説得力が増している。
戦闘開始時のセリフにも「闇も光も、僕の力だ」と言うのがある。
余談
実はこれと類似したセリフを『KHCOM』でカイリ(の姿になったナミネ)がリクに対して言っている。
リクもまた闇の力に手を染めた事によって、光との狭間を惑う事を運命づけられた存在なので、この兄弟とは似た者同士なのかもしれない。
また、KHシリーズはDFFと同様に「光と闇の対決」がテーマの一つでもあり、以降の作品で語られている事も、セシルとゴルベーザを含めるキャラ達と当てはまる点が多少あるので、これらのセリフはここからの引用とも考えられる。
- 類似というよりも、セシルのこのセリフをより長く詳細にした感じのセリフである。
- また『KHBbS』では光を絶対視するあまりに自分の弟子との間に悲劇が起こってしまったキャラクターもいる。