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書籍/【GAME NOVELS ファイナルファンタジーIV】

Last-modified: 2018-04-16 (月) 23:26:47

2008年12月25日に発売された上下巻構成のノベライズ。値段は上下巻ともに933円(税抜き)。
原案・監修は時田貴司で、著者はスタジオベントスタッフに所属している手塚一郎である。
表紙のイラストや挿絵は、DS版FF4TAでキャラクターデザインを手がけたオグロアキラが担当している。
内容は演出をDS版に準拠、言い回しをSFC版に準拠しているが、一部の設定やキャラクターの心境について独自の解釈が見られる。
また、恋愛事情の演出に力を入れているのも特徴。一方で戦闘描写は総じて薄く、盛り上がりに欠ける。
イラストの方は、表紙は評価されているものの、挿絵はあまり上手とは言えず、評判は良くない。
2009年3月26日に、FF4の続編であるFF4TAの小説版が発売されている。


脇役の描写に焦点を当てている一方で、本編の出来事の一部はカットされている。
このため、特定のキャラクターに対して思い入れの強い読者からは概ね好評で迎えられているが、
思い入れの強くない読者やゲーム性を重視していた読者からの評判は、どちらかと言えば不評である。
上下巻という紙面に余裕のない中で、本編にない描写に頁を割いたことに一部から批判されており、
また文芸性に乏しく、脚本や台本を読んでいるみたいだという意見も出ている。
ただ小学生や読書が苦手な人なら丁度良い。

  • ページ数が少ないから、本編で深く書かれている心理描写を再び書くまでも無いと思ったのでは?
    (例:ミシディアから帰った後のセシルローザの会話)
    もっとも一行書いただけで改行してばかりなので、
    それが無ければもっと色々書けただろう事は否定しないが。

要所要所を端折っており、オリジナル版とDS版と月の帰還を全てプレイしていることが前提としている部分もあるので
この作品で初めてFF4に触れる人には不親切設計。
(例:SFC版のゴルベーザの手の件が書かれていたり、DS版追加シナリオが出てきたり、月の帰還の設定が出てくるなど)

  • オリジナル版とDS版両方のファンを満足させようとした感もある。魔導船でのローザの台詞とか。
    (「回復はどうするつもり?」と「あなたと一緒ならどんな事だって」の両方を言ってくれる)

魔法やアイテムは漢字で書かれており、ルビが振られている。
 
↓例


ゲーム本編のエンディング前夜から小説は始まっている。
しかし、戴冠式&結婚式前夜に城中が宴で盛り上がり、さらに見張りの兵士もいなくなるとは、
バロンの国防が心配である。


カインの描写に過剰なまでのフォローがされており、
ゾットの塔ではセシルとローザが抱き合いながら再会を喜び合う中、
カインの懺悔とも暴言とも取れる本編のセリフに正当性を持たせるような描写までしている。
よく色々言われているが、本編のセシルとローザの関係は、
カインに対する負い目を感じる必要は全くないわけで
(本編でも一歩間違ってたらローザは確実に殺されてる)…。

  • DS版でのローザの心情で「カインは私をいつも守ってくれた…」「ごめんなさい…いいえ、ありがとう」とあり、
    ローザは長年カインの気持ちに思い至らなかった事を申し訳なく思っている事は思っているらしい。
    ゲーム中の不自然とも言える展開を描写する際に修正しようとした節が見え、
    ギルバートとアンナの話や、ヤンの心情などはゲームの描写より深みが増しているが、
    ゴルベーザやカインはもはやゲーム中とキャラが変わってしまっている。

著者はローザが好きだけどオグロはローザが好きではなさそうに思える。どの道ローザの扱われ方に意外性を感じたFF4の公式の書籍だと思った。


著者からのメッセージ


正直、文章力が……
月の帰還の方も同じ。