FF零式
ミリテス皇国の作り出した大陸破壊兵器。
その威力はロリカ同盟・玄武首都を跡形もなく消し飛ばす程であり、
物語中盤、0組が旧ロリカ同盟領へ訪れた際に、その壮絶さを垣間見ることとなる。
とんでもない破壊力を秘めた兵器であり、投下跡地は巨大なクレーターが形成されてしまっていた。
物語序盤のルシ同士の戦いでできたトゴレス要塞跡地とは比べ物にならない程。
また、アルテマ弾使用後には禁呪反応があらわれる。
この威力を目の当たりにすると、禁忌扱いをされているのも肯ける。
ミリテス皇国は他国侵略の為、国家プロジェクト《アルテマ弾計画》を実行。
この破壊兵器を用いた一連の計画を推進していくこととなる。
巨大魔導アーマー「ブリューナク」の開発も、この計画の一部に当たる。
現実世界でいう核兵器にあたるもの。
こんなものを量産されては国家間のパワーバランスなどあったものではない。
- もしかすると、零式までの作品で史上最強のアルテマかもしれない。
- 皇国は魔法が使えないので、ここで言うアルテマは魔法の方でなく科学的なものだろうが…朱雀のアルテマは開発中だし。
科学が魔法を凌駕した代物と思われる。
着弾跡地周辺で突然変異を起こしたモンスターが発生しているらしい。
0組のミリテス首都進攻の際に下っ端っぽい皇国兵が勝手に魔導アーマーに装備させていたが、そんな奴の一存でどうこうできるようなものなのだろうか?
- それなりの権限はあったんじゃないかね、いくら小型化されたといえ個人で積み込みできるわけじゃないだろうし、
ただいくらなんでも元皇族の准将閣下をリモコン爆破とは…負け戦で発狂したといっても恐ろしい文官である。
従来作で言うアルテマウェポンの新解釈とも考えられる。
搭載する予定であったブリューナクがFF8のそれに近い形状という意見もあり、あながち外れではないと思っている。
- 直訳と効果が一致。
作中では、現在のオリエンス4大国の前に別の形で存在した4大国間の戦争である「アルテマ戦争」にちなんで付けられていると語られている。
そのかつての4大国はアルテマ戦争の末に皆滅んだのだが、
どっちのパターンだったのだろうか。零式の世界観では2.の方だと思われるが…
- 0組の魂で駄目なら質より量でエトロの門を開こうとするのだろうから、0組の時代に間に合わず不測の事態でオリエンス滅亡寸前ならその段階でルルサスが現れることもあったかもしれんね。
- 2はリセットパターンなので伝承が残らない。1に近い感じで各国が互いに究極兵器を使用し合ったんじゃないかな。
現実だと核戦争が起きて世界が滅びる的な。
単純な破壊力に加え、保持しているだけでその「恐ろしさ」を他国に知らしめられる強力な兵器。
これをちらつかせるだけで、国交が(自分達にとって有益な状態へと)スムーズに進みやすくなるのは容易に想像できる。
各国の支配者達は喉から手が出るほどに欲しがることだろう。
小説版
本編の一巡前の世界を描いた小説版でも登場している。
朱雀・蒼龍同盟の解体に失敗したシドは即座に方針を転換、朱雀・蒼龍首都の同時攻撃に使用した。
試作途中の飛行型魔導アーマー【ヘルダイバー】12機を、乙型ルシになったカトルの特殊能力によって機体性能を実用化できるまでに強化。
その上で各機体に小型アルテマ弾を搭載、両国首都に特攻させて壊滅させるという作戦内容。
作戦名は【神々の黄昏(ラグナロク)】と名付けられた。
当然両国のルシに阻まれることになる。結果として蒼龍首都は崩壊、朱雀首都はなんとか無事であった。
この最中、アルテマ弾の直撃を受けたソウリュウは片翼と半身を失い死亡。
甲型ルシでも特に頑強な身体を持つシュユでさえ3発のアルテマ弾を受けて肉体は終わりを迎えた。
ちなみに作中の描写によると、小型アルテマ弾でも街一つを消滅させる程度の破壊力を持つという。
同作品では甲型ルシの力を「単独で街を一つ、跡形もなく破壊できるほどだ」と書かれていたので、
小型アルテマ弾の破壊力=甲型ルシの全力一回分、に相当するものと思われる。
つまり小型アルテマ弾12個で甲型ルシの力を12回分保持しているとも言える。なんとも恐ろしい……。
- この世界の人の認識的にも「ルシを殺せる」という事実だけで驚愕の威力だと思われる。
- 上にもあるとおり「科学が魔法(神秘)を凌駕した代物」と言うほかない。神秘の塊たるルシすらも屠るのだから・・・
- 逆に言えば、甲型ルシが生み出す破壊力は大量破壊兵器クラス(しかも何度でも使用可能)ということになる。敵国が超兵器を持っているのはFFシリーズでもそう珍しいことではないが、敵味方合わせた各国が核兵器なみの戦力を保持しているというのは戦争物としても凄まじい。
皇国がその点において一歩先を行ったことが、戦局に大きな動きを与える原因となった。
FFアギト
なんと一周目から登場し、最強の大量破壊兵器として存在する。
一発目はゲームと同じく玄武に、二発目は朱雀と同盟を進め始めていた蒼龍に落とされた。
どちらもクンミが強化して落としており、蒼龍も跡形もなくクレーター化している。
このアルテマ弾をどうにかしなければならず、朱雀軍は奪取して兵力均衡を狙ってみたが、候補生たちは「アルテマ弾の打ち合いでフィニスがくる」と危惧し、破壊することにした。
だが兵力差だけはどうにもすることができず、最終的に朱雀軍は降伏する道を選んだ。
オリエンス統一ができるほどの強力な兵器だった、ということになる。