地名・地形/【ミリテス皇国】

Last-modified: 2018-07-13 (金) 23:46:59

FF零式

オリエンスに存在する4国家の内の一つで、白虎クリスタルの力を兵器に転用している国。
高度な機械技術を持ち、魔導アーマーや銃器などの兵器は国民誰もが使用出来る。
首都は「帝都イングラム」。アズール地区の北に存在する巨大都市。
現在の最高責任者は、皇国元帥のシド・オールスタイン


皇国だけあって本来は皇帝が統治しているはずなのだが、現在は皇帝が行方不明の為
シドが代理で国政を担っている、という話だが…。


他の国家に比べて国土が痩せていて、国家内は慢性的な食糧不足に陥っている。
近年になって白虎クリスタルの力が衰えて来ているのも、要因の一つだと推測出来る。
この状況を打破するために、シドは他国のクリスタルを制圧しエネルギー不足を解消しようと計画。
実行された朱雀侵攻作戦から、オリエンス全土へと戦火が広まっていく。

  • 基本的に国土全てが雪に覆われている。それでも森はあるのでロリカ同盟よりはマシか。

皇国は魔導アーマーを主力とし、その他銃器や機械兵器を戦力としている。
その軍備から、兵士の軍装は4ヶ国の中で一番近代的に見える。
そして、それら兵器が国民誰でも使えるから、大量の兵力(約120万人)を投入出来ると説明されている。
しかしそのわりには、戦場に出るのは成人以上の大人のみに感じられる。
子どもを戦力として用いる考え方は存在しないのだろう。
だからなのか、戦場に駆り出される朱雀の若者達には憐みの念を抱く者もいたりする。

  • 設定として、年をとると魔力が衰える=子どもの方が戦力として有効な世界な訳で。
    兵器が国民誰でも使える=他の国では戦力外になってしまう年齢の大人でも戦力になる
    加えて、白虎クリスタルの弱体化で子どもが使える魔力は弱まっている=なら、子どもを戦場に送る必要は無い、ということでは?
  • 魔力云々はルブルムだけの特徴(魔力を操れる=魔法を使えるのはルブルム固有の特徴)。
    なので、やはり「子供に戦わせる」という考えが採用されない国柄なのだろう。
  • それでも120万も動員できるということはそれだけ動員できる人口を擁しているか某北の王朝のように先軍政治を行っているのかのどちらかだと思われる。蒼龍ですら人獣合わせて60万とミリテスの半分である。
  • ただし、コンコルディアも【王国最後の日】において14歳の少年を前線に出している例もあるし、戦争末期には少年兵も多数含まれていたかもしれない。
    • 大戦末期なら最低でも卒業前の士官学校生を前線に送り出すくらいはしてそう。

皇国兵のリーダーを倒すとたいてい「ミリテス皇国に栄光あれーーーーーー!!!」と言う断末魔を発する。

  • 皇国への忠誠心の高さが垣間見えるシーンである。
    ちなみに皇国兵リーダーはわりとまともな事をいっていたりする。
    「出来る限り兵を逃がさねば…」とか0組に対して「まさか自分の子どもよりも若いとはな」とか
  • ビッグブリッジで「皇国の荒廃この一戦にあり」と言う将校もいる。某特別ドラマ放映時期が近いのでドキッとした。
  • 敵国だが、シドやカトル准将等結構まともなリーダーが多い。
  • しかし「ヤバいではないか~!」とか言いながら部下の兵士を捨て駒に脱出しようとする将校も(笑)

皇国、実権を握って暴走気味な軍部、資源不足から戦争に打って出る、
階級や兵器の正式名称が日本風、玉砕気質・カミカゼしてくる司令官、などなど、
大日本帝国のにおいがプンプンする国である。

  • スタッフ的には旧ソビエト連邦(現ロシア)をモチーフにしたそうだ。
    寒さの厳しい北国、慢性的な食糧不足、強大な軍事国家という点が合致している。
    しかし技術大国&シドのカリスマ性などを見るに、ヒトラー総統時代のドイツも彷彿とさせる。
    あと個人的には大日本帝国風なのは朱雀の方だと思う。
    例:朱雀の主張する色、若者が戦場に駆り出される、特攻と同じ行為である軍神召喚
    絶大な力を持つ召喚獣を軍「神」として崇めるのも日本的な感じがする。
  • 「皇国」と聞けばやはり大日本帝国を思い浮かべるが、その他の国でも「皇国」を用いることがある。
    「ツァーリ国」がそれで、ツァーリはロシア語で「君主」の称号を指しており、「皇帝」とも訳される。
    そのためツァーリ国を和訳すると「皇国」となるわけである。
    1917年まで皇帝政だったロシア帝国もツァーリ国の一つであり、1547年から1721年の間はそのまま『ロシア・ツァーリ国』という国名であった。
    ロシアをモデルとしたミリテスが「皇国」を名乗るのは、こういった理由があるからかもしれない。
    • ちなみに帝国ロシアは1917年の二月革命で皇帝を退位させたことで終焉し、以降は労働者や兵士などによる評議会政のソビエト連邦へと変革していった。これはFF零式におけるミリテス皇国の変貌と相似する部分である。

白虎領の建築物も武骨で四カ国の中ではファンタジー色が薄い。
軍事基地に魔導アーマーの組み合わせはFFよりフロントミッションに見えてしまう。

  • 白虎だけにか、町並みは全体的に白い印象がある。

車両も存在しているが、珍しいことに「車輪」は存在しない。
これはテクノロジーに特徴を出す為に、アートディレクター側が用意した足かせであり、
車輪を出すと作品内のテクノロジーが一気に進んでしまうので、ハイファンタジーの世界によせるために
あえて車輪を入れないというルールを作り出したそうだ。
ただ本人達曰く、魔導アーマーなどが作れる文明ならば絶対に車輪はあると思うんですけどね(笑)と笑い交じりに答えていた。


国家としての源流はアズールの街にあった領邦。
アズールの領主であったイエルク・パラディスが名称不明の白虎ルシから機械技術を教わり、その機械兵器を活用して鴎歴178年にアズール地区を統一し、アズール郊外に帝都イングラムを建設してイエルクを初代皇帝とするミリテス皇国が成立した。
200年代初頭にルシ・アロワの活躍でC機関の開発が進められたのを皮切りに技術開発が進み、
玄武との3度にわたる玄白戦争を経て310年代には魔導アーマーが実用化され、鋼機の国となった。