全般
1~5まではクリスタルのテーマ曲。シリーズ毎にアレンジが違う。
何故か6でも使われている。クリスタルを魔石に置き換えているのだろうか?
7からはクリスタルがそれぞれ色んな存在に置き換えられているので「プレリュード」として
オープニングでは使われることがないが、
いくつかの作品ではエンディングの最後「The End」などが表示された後放っておくと流れる。
タイトルに相応しく何とも神秘的で優しく、涼しげなメロディではある。
の、だが、元ネタが存在するらしいとの噂も…
- ショパン 練習曲op10 第1番ハ短調 は特によく似ている。もしかしたらショパンがパクったのかもしれない。
ピアノを階段状に弾いてみるとそれっぽく聞こえる
- 最初の部分はドレミソを1オクターブずつ、そして降りる部分は逆演奏するだけで良い。
誰でも弾けるのでぜひやってみよう。 - その後は四小節ごとに音階が変わるが、音の動きは同じ。
ただのアルペジオのはずなのにこんなに神秘的な雰囲気が出るなんてなんか不思議。
- コードとしてはadd9(Cadd9,Amadd9,Fadd9)になり、これが煌びやかな雰囲気を醸し出している。
FF零式の主題歌を担当したロックバンド、BUMP OF CHICKENが多用しているが、植松氏はよくもまぁ80年代に作ったものだと感心してしまう。
余談だが、東北のある水族館内でこの曲が流れていて驚いたことがある。
- どこかは覚えていないが最近では車のCMで流れていた。
- ↑恐らく、http://toyota.jp/movie/index.html#id=828503711002
RPGツ○ール2000のRTPの中に「神秘3」という曲名で似たようなのが入ってる。
- 「神秘2」の間違いでは?なお、同シリーズでは2003RTPの「遺跡探索」という曲も似ている。
意味としては「前奏曲」なのだが、タイトル画面でない所で流れるものも多い。
というか全滅して放置してると流れる曲。制限プレイ好きプレイヤーだと何回も聞くことになる。
ゲーム完成間際に坂口氏から「いますぐ作ってくれ」と依頼され、30分程度で作ったというのは割と有名な話。
25周年記念のFF展で行われたトークステージにて、植松氏曰く
「その場しのぎで作ったらまさか25年も流れる事になった(笑)」とのこと。
ドラゴンクエストのテーマでおなじみ「序曲」が5分で作られたという話もあり面白い。
そのすぎやま氏も「煮詰めて作った曲よりひらめきで出来た曲の方が大抵出来がいい」と発言していた。
- すぎやま氏の場合、「序曲」については「それまでの作曲家人生+5分かけて作り上げた曲」とも発言しているので、決して適当に作った曲というわけではないので誤解なきよう。
すぎやま氏も植松氏も、それまでの作曲家としてのキャリアの積み重ねがあったからこその閃きによる名曲なのだ。
2021年東京オリンピックの開会式の選手入場曲で数々のゲーム音楽が使われたが、FFからは「Final Fantasy」と「ファンファーレ」で、意外にもこの「プレリュード」が使われていない。
FF1
電源投入~ゲーム開始まで流れる。
- 並び替えの画面でも流れたりする。
FC版だけ音程が変ロ長調になっており、
単純に階段状のメロディーではなく途中で瞬時に1オクターブ上がったり下がったりしている。
- おそらく容量や技術上の問題と思われる。
- 譜面やMMLに起こすと分かるが、上昇の最初と下降の最後の4音のみオクターブが変化しないことによる。
- FC版の音をそのまま流用している携帯アプリ版も同様。
WSC版も同じく変ロ長調で、FC版の音程の上下もさり気なく再現されている。
PS版以降は変ロ長調は踏襲されつつ、FF2以降と同じく単純なアルペジオになっている。
FC版のサントラでは何故かフェードインで収録されているため、最初の部分が非常に聴こえづらい。
FF1・2(GBA版)
総合タイトル画面・FF1・FF2で共通で、変ロ長調のものが使われている。
FF4以降のものとも異なる主旋律が含まれており、なかなかに良アレンジではないだろうか。
FF2
電源投入~ゲーム開始まで流れる。
1のを継承しつつ御馴染みのハ長調になり、その後シリーズで使われる音色などのベースができている。
音色が前作からかなり進化しており、リバーブの重なりがFCとは思えない美しさ。
曲のテンポは、シリーズ中でもかなり速め。
FF2(WSC版)
イ長調になっている。
FF3
電源投入~ゲーム開始まで流れる。
FF3からは専属のサウンドプログラマー(クレジット表記はH・NAKAMURA→中村博史?)がスタッフに加わった。
その成果なのか、「プレリュード」もテンポに緩急がつけられており、情感たっぷりに奏でられている。
- テンポの緩急に関してはFF2メインテーマでも使われているため、こちらにも反映させたのでは?
FF4
電源投入~ゲーム開始まで、およびクリスタルルームでも流れる。
アルペジオ後のオーケストラ部が初めて追加された。
- SFC版のサントラでは、オーケストラ部分が完全に流されることなく曲がフェードアウトするという、非常な残念な出来になっている。
FF4のサントラは、曲が多いにも関わらずディスク1枚に音楽をまとめているため、1ループ~1.5ループで曲が終了するという無理やりな構成になっている。
この曲はその中でももっとも被害を被った曲である。- リマスタ版では、上記の問題が無事解決され、オーケストラ部が2周しっかりと収録された。
およそ20年もの期間に及んだモヤモヤがようやく解決し、歓喜したファンも多いのではないだろうか。
- リマスタ版では、上記の問題が無事解決され、オーケストラ部が2周しっかりと収録された。
ギルバート曰く「完璧に弾きこなすのは難しい」と言っているものの真意のほどは不明。
- 適当に音を並べて弾くだけではただの「音の羅列」であって、「音楽」ではない。
シンプルなメロディだからこそ誤魔化しがきかない。PS以降の豊かな音源よりもFCの三和音のほうが音楽を作るのに気を遣うのと同じ。 - この曲、実は鍵盤楽器以外で弾くのには結構な技術がいる。
フレーズがオクターブ単位で目まぐるしく変わる事から管楽器では音域という物理的な壁が存在し、
弦楽器でも左手の動きが忙しないことになるため、正確に弦を押さえ正しく音程をとることが難しい。
管弦に比べればまだマシな鍵盤楽器でも、そのシンプルさゆえに少しでも音の粒が乱れると一発でわかる。
ごまかしが全く効かない曲なので、一発勝負である生演奏ではできる限り避けたいタイプの曲である。
GBA版では中断技のピンポイントエンカウントを推し量る指標にも使える。
FF4(DS版)
ジュークボックスでのコメントは
「定番中の定番だね。
生演奏には難易度の高い曲だ。」byギルバート
ローザのミニゲームの時にも流れる。
こういう諸に精神集中させたい場合にもお誂え向きなBGMチョイスと言えそう。
FF5
クリスタルルーム、The End画面で流れる。
FF5(GBA版)
タイトル画面でも流れる。
以前は黒い画面に無音 → メインテーマだったのが、白い画面にプレリュード → 飛空艇。
そのため、タイトル画面のイメージが変わった。
FF6
データロード画面で流れる。
初心者の館のBGMでもある。
- エンディングでも「THE END」が出て暫くしたら流れる。
前作から展開部のメロディーが一部変更されており、特に終盤は違いが顕著。
- 以降のプレリュードが継続して用いられている作品では、こちらがベースになっている
曲のテンポはシリーズ中でも特に遅いこともあって、非常に落ち着いたアレンジ。
FF6(GBA版)
新規タイトル画面でも流れる。データロード画面と共用。
FF7
オープニングではなくゲームを起動してから放置すると始まるデモで流れている。
インター版ではエンディングの最後にも流れる。
- ゲームオーバー音楽の後半で流れる。
これは、PS1の全作品で共通。
オーケストラ部分が2ループ構成になっており、2ループ目は更に3度上の音が加わるなどの違いがある。
また、最後に2小節新たに追加されている。
FF8
ゲームオーバー時、途中からこれに変わる。
The End画面で流れる。
- エンディング最後の最後、リノアがテラスに出てるシーンで地味に混じってます。
- 植松氏いわく、気が付けばどこにもプレリュードが使われてなかったので、エンディングで使ったとのこと。
確かにFF8の世界観にはあまり似合わない曲ではある。 - 正確に言うと、エンディングのラストシーンでプレリュードのモチーフが使用されているだけであり、The End画面で曲が終了するので、上記のThe End画面で流れる、というのは完全な間違いでもないが、あまり正確ではない。
- The End画面そのものは無音である。
上記のようにゲームオーバーやエンディングにモチーフが使用されているが、単体のプレリュードとしては、シリーズで初めて姿を消してしまっている。
FF9
ゲームオーバー時、途中からこれに変わる。
The End画面でも流れ、FC版などにあったハープ部のみ延々と繰り返される。
- ハープ部のみじゃなくてメロディ部分もあります。
- ゲームオーバーで流れるのはあくまでアレンジであり、FF7から今作まで続いた伝統のようなもの。
The End画面で流れるのが正式なプレリュードであり、メロディ部分もきちんと存在する。
メロディ部分は6のアレンジに近いが、音色は柔らかくなっている。
エンディング後の余韻に浸るのにふさわしいBGMだが、その後多くのプレイヤーにとっては、ブラックジャックのテーマと化してしまったと思われる。
FF10
オープニング後のザナルカンドで流れる。
てってってったららららららららららら
てってってったららららららららららら
- 大きくイメージチェンジして登場…というよりは、もはやファンサービスのような使い方。
サントラ買うまでは、まさかそのまま「プレリュード」ってタイトルが付けられるとは思わなかった。
FF11
→Prelude
ハープで演奏されているが、ソロかと思いきや後半部分で実はディオで演奏されていることが判る。
曲自体はイベントでも使われているが、主にバージョンアップで聴く機会が多い。
ちなみにチョコボ時忘れのプレリュードは11のもの。
FF12
ループデモの入りがこれ。
最初のアルペジオがなく、オーケストラ部から1ループのみ。
主に4などで使われているロングバージョンであり、オープニングテーマも4のものが使用されている。
FF13
→音楽/【FINAL FANTASY XIII プレリュード】
ナンバリングの中で唯一、アレンジも含めて本編では一切流れない。試作段階では存在していたが、最終的に上記のプレリュードに変更された。
FF14
旧FF14:「プレリュード~追憶の煌めき~」
新生FF14:「プレリュード~再誕の煌めき~」、「プレリュード~冒険の序章~」
タイトル画面やキャラクタークリエイト、クリスタル関連でのイベント等で使用されている。
- その他、蒼天・紅蓮・漆黒・暁月の各拡張のタイトル画面やOPムービー等にもプレリュードの旋律が用いられている。
蒼天のイシュガルド:「雪風」
紅蓮のリベレーター:「紅蓮のプレリュード」
漆黒のヴィランズ:「四重の見聞を経て」
暁月のフィナーレ:「暁月のプレリュード」
FF15
FF15の世界観を紹介するPV「World of Wonder Environment Footage」で流れている。
ボーカルが入り、美しくアレンジされている。
本編においても単体の曲目としての登場はないが主題歌やメニュー画面など様々なところにプレリュードの旋律が用いられたアレンジが行われている。
レガリアのカーステレオで放送される曲として聞くことができる。
FFT
P.R.Movie(店頭ムービー)の冒頭と最後はこれになっているが、本編では使われてない。
DFF・DDFF
タイトル画面や、オープニングで流れる。
DFFAC・DFFNT
タイトル画面で流れる。
勇ましいアレンジ。ドラムが力強い。
「NESiCAを認証しているクポ!」「このNESiCAで遊ぶクポ?」の台詞と共に何度も耳にする曲。
光の4戦士
CMでは流れたが、本編では使われていない。
FFL
タイトル画面で流れる。ぜひ携帯のスピーカーではなくイヤホンで聞きたい曲。
FF零式
この曲名ではないが、クリスタルの加護などメロディをあちこちで使われている。
- ディシディアの「胎動」が背景に使われている?
- 万魔殿内でクリスタルに呼びかけられたときのBGMがプレリュードだった。
TFF
DMSのOP曲として、1・2・3・4・7のプレリュードが原曲で収録されている。
タイトル画面でアレンジが流れる。
クリスタルの欠片を入手した時にも、プレリュードをアレンジしたジングルが流れる。
TFFCC
コンフィグ画面でアレンジが流れる。
PFF
FF5の曲が流れる。
アプリ起動時のローディング画面で流れる上に、クリスマスクエストもプレリュード。
ちなみに当初はローディング→タイトル画面だったので、FF4のタイトルを彷彿させていたが、アプデで逆転してしまった。
まあタイトルが先の方がいいな…。
FFBE
タイトル画面で流れる。
その他
「祈り」には歌詞なしで人の声だけのアレンジが、
「Love Will Grow」には歌詞つきアレンジの「Prelude」が収録されている。
植松さんとカノンのコラボアルバム「A New Story」にも歌詞つきアレンジが収録されている。
- 「祈り」に収録されているものは、まずメロディ部分がコーラスで奏でられ、2ループ目からハープでアルペジオ部分が重なってくるという、原曲とは逆の展開になっている。
「Love Will Grow」に収録されているものはかなり様変わりしており、ヨーロッパ民謡のようなアレンジになっている。こちらはアルペジオ部分は一切使用されていない。
2014年6月20日よりトヨタ「アクア」のCMで、まらしぃ氏のピアノ演奏によるものがBGMとして使用された。
エアガイツのアーケードモードのティファ戦で流れる。
格闘ゲームでのBGMということからか、ややアップテンポなアレンジがなされている。
スーパーマリオRPGのクリスタラー戦後にもこれと同質の曲が流れる。
因みに、サウンドトラックでの曲名は「クリスタラーの会話」。
- 同質のというか、展開部のない初期作のものと同一。
チョコボレーシングでは「クリスタルの伝説」の名前で登場。
矩形リードで例のアルペジオが流れており、「ラーラーラー」という少女の歌声が重なっている。
神秘的だけどちょっと怖い。ちなみに歌声のメロディーは本家プレリュードとは異なる。
FF1,2のサントラに収録されているシンセアレンジ組曲「WELCOME TO F.F. WORLD」の冒頭を飾っている。
こちらは変イ長調であり、原曲とも以降のシリーズとも違っていて新鮮。
後半はコーラスのような音色が加わるが、当然FF4が出る前の作品なので、現在とは違い、ただコード進行に沿っているだけのシンプルな内容となっている。
ラストは緩やかにテンポを落とし、そのままオープニング・テーマ(Final Fantasy)に繋がっていく。