ヴァナ・ディールの星唄/悲しみのケイザック

Last-modified: 2017-07-29 (土) 15:13:23

・悲しみのケイザック

進行内容
 無の使者と対峙したイロハいわく、
 奴は「勾玉の光が満ちたとき、
 決断の時を迎える」と言ったそうだ。
 未来においてイロハを導いた
 「あのときの決断を変えねばならない」
 と言う声と関係があるかもしれない。
 奪われてしまった勾玉の光を
 取り戻すために、アドゥリン城で
 バラモアの情報を集めよう。


  1. ケイザック古戦場でイベント。
    イベント名「悲しみのケイザック(1)(2)」
     
    (バラモアと横たわるイロハ)
    Balamor : おやおや?
    Balamor : これは失礼。
     あのときは、大変お世話になったねえ。
    Balamor : ボクならほら、こんなに元気さ。
    Balamor : 感動の再会に
     それはないんじゃないかなぁ?
    Balamor : 復帰したボクに
     襲いかかろうとする前に、祝福の言葉くらい、
     かけてくれてもいいんじゃないの。
    Balamor : ん、この子が気になる?
    Balamor : なんだか
     誤解してると思うけど、ボクは無関係だよ。
     天地神明に誓ってもいいねぇ~♪
    Balamor : こんなところに
     どこかで見たような登場人物が
     倒れていたものだからね。
    Balamor : どういった配役として
     アドゥリンの舞台に登場したのか
     尋ねたかっただけ。
    (冒険者、イロハに駆け寄る)
    Balamor : お礼は結構だよ?
     回復魔法って、ボクは苦手だからさ~。
     あまり効いていないと思うんだ。
    Iroha : ……師匠、
     私め、この森にて
     無の使者に出会い申して……
    Iroha : 師匠の闇を払うよう……
     力ずくで……従わせようと……
    Iroha : ううッ、
     申し訳……ござりませぬ……。
     逃走を許し……て……。
    Balamor : 君のせい、
     自業自得ってもんさ。
    Balamor : ああ、もうわかってるのかな?
    Balamor : あの仮面をつけた
     未来の君は、ずいぶんとグレてしまっててねぇ?
    Balamor : 未来に何が起きて
     ああなってしまうのかな。
     裏切り、絶望、呪い、禁忌……。
    Iroha : うぅッ……。
    Balamor : あーらら。
     残念ながら、彼女、もうそろそろ
     死んでしまうんじゃないかな?
    Balamor : もうボクは
     彼女を助けてあげたりしないけど、
     死ぬまで見守っていてあげるよ♪
    Balamor : ドラマティックな
     ヤリトリが必要なら、
     今のうちだと思うからねぇ。
     
    何という?
     原因は?
     実は……大好きでした!(男性キャラクター限定?)
     死なないで!
     
    「原因は?」
    Iroha : 仮面の……
     あの者を捕らえようとして……。
    Iroha : ……うっ……!
     
    「実は……大好きでした!」
    Iroha : し、師匠……!
     お戯れを……! アグゥッ!!!
    Balamor : いいよいいよ!
     ボクの大好きな悲恋ものだねぇ~!
     
    「死なないで!」
    Iroha : 申し訳……ございませぬ……。
     師匠、私めとは、またいつか
     会えますゆえ……。
     
    Iroha : ともかく……
     私めが消えゆく前に……
     お伝えしておかねば……。
    Iroha : 無の使者が言うには……
     「勾玉の光が満ちたとき……
     師匠は……『決断の時』を……迎える」とのこと。
    Iroha : その決断の時に、
     あの者が生まれたのでござりましょう……。
    Iroha : ああ……
     そのときまで……私めも、師匠と共に
     歩むつもりでございましたが……。
    (回想、未来のイロハと冒険者)
    Iroha : 師匠……。
     私めが知る未来では……、私めを残して、
     師匠はいなくなってしまいました……。
    Iroha : クリスタルから響く……
     セルテウス殿の声も、いつしか聞こえなくなり……
     私めはひとり……。
    Iroha : 虚ろなる闇が去る日を待ち続け……
     幾星霜も……。
    Iroha : しかしながら……
     ……世は動かず、何ひとつとして変わりませぬ。
    (暗転、イロハの前に輝く光)
    Iroha : あるとき……
     美しく神々しい声がしました……。
    Iroha : ヴァナ・ディールの
     あの島だけを残し……多くの世界が……
     すべて……暗闇に飲み込まれたと……。
    Iroha : 「あのときの決断を
     変えねばならない……」
    Iroha : 「世は完全に
     滅びるかもしれぬが、変えねばならない」
     と……声は言いました……。
    Iroha : それゆえ……
     私めは……導きの光に従い、
     時を超えたのでございます……。
    (回想ここまで)
    Iroha : 多くの旅……。
     多くの知識……多くの出会い……。
    Iroha : 勾玉に光を……。
    (光となって消えるイロハ)
    Balamor : あら不思議!
     死んでしまったと思ったら、
     綺麗に消えてしまったよ!?
    Balamor : それにしても
     人間のくせして彼女の精神力はすごいねぇ。
     くふふ……。
    Balamor : ん~。
     でも彼女、かなりおもしろいことを言ってたね。
    Balamor : 「虚ろなる闇」で
     世界すべてが滅びる未来から、
     「時を超えて」やってきた……なんて。
    Balamor : そんなズル、
     今の世の中、許されてるのかい?
    悲しみのケイザック(1)

    悲しみのケイザック(1)
    Balamor : ボクもびっくりさ。
     その力があれば、好きなことがし放題じゃないか。

    悲しみのケイザック(2)

    悲しみのケイザック(2)
    Balamor : 君もなにか不思議な感じがするねぇ。
     でもそれはさっきの子とは違うな。
     ま、別にいいか。

    Balamor : まぁ、でも彼女は、
     その力のせいで死んじゃったみたいだし……。
    Balamor : 遺言を果たさないと、
     草葉の陰で、おーいおいって泣かれちゃうよ?
    Balamor : ま、それもアリだよね。
    Balamor : 君たちはタルタロスや
     他の世界から力を吸い出したり、
     ボクのゲームを邪魔したヒール役なんだし。
    Balamor : それに、悲恋ものは
     「これでもか!」ってくらいに
     とびきりのバッドエンドにしてあげないとねぇ!
    (暗転、勾玉の力を奪い取るバラモア)
    Balamor : というわけで、
     ほら、こちら。
    Balamor : 諸々のペナルティとして
     この勾玉が持っている力を少しもらい受けるよ。
    Balamor : かなり軽くなってしまったけど、
     亡くなった彼女との思い出は返してあげるから。
     ボクったら、やっさしぃ~♪
    Balamor : アハハハハ!
    だいじなもの:力を奪われた勾玉を手にいれた!
    ・力を奪われた勾玉
未来へと導く力を
バラモアに奪われ、色あせた勾玉。