死の秘宝/DH-notes2

Last-modified: 2017-08-30 (水) 17:12:22


ピーヴズ

珍訳本385頁
 ハリーが見上げると、ピ-ブスがブンブン飛び回り、スナーガルフの種を
 死喰い人の頭上に落としているのが見えた。種が割れ、太ったイモムシ
 のような緑色の塊茎が、ごにょごにょと死喰い人の頭を覆った。

原書
 looking up, Harry saw Peeves zooming over them, dropping Snargaluff
 pods down onto the Death Eaters, whose heads were suddenly engulfed
 in wriggling green tubers like fat worms.

種と鞘の区別が着かないんだから、おしまいだな.... (- -^) 
しかも鞘で覆われたのであって、「種が割れ」たりしていない。

枝豆とかエンドウ豆みたいな感じ?

zoomがズームイン/ズームアウトの意味じゃないとようやく理解できたみたいだね。

しかし、ピーブスって「ブンブン」って飛ぶのかよ。
まるでハエみたいだな。

なあzoomって、すごく勢いよく飛んでいくイメージじゃね?
マンガで魔球をバットで打ったら、宇宙空間まで飛んでいってZOOOOOOOM!!!とかって字が横に入ってるの。

buzzだったらブンブンブン、ハチが飛ぶって感じだけど。
zoomでブンブンブンにはならないだろ。

ブンブンだと、ピーブスがハエぐらいの大きさでやけに小さいように想像してしまう。

せめてビュンビュンとか。

確かに種は割れない罠w
割れるのは鞘、大きくくくって実。

「塊茎」もなー。
ブンブンとかごにょごにょとか子供向けの表現を選ぶんだったら「太い根」とかがいんじゃね?と思う。

そういうところで、不必要な擬態語や擬音語をつかわないで
「勢いよく」とか「猛スピードで」飛び回っていたとすればすむところ。

yahoo先生
見上げて、ハリーはPeevesが彼らの上に疾走しているのを見ました。
そして、頭が太った虫のような緑の塊茎をくねらせる際に突然のみ込まれた
Death Eatersの上にSnargaluffのさやを下に落としました。

excite先生
見上げて、ハリーは、Peevesが彼らをうなりながら飛んでいるのを見ました
Death Eaters(頭は太っている虫のような緑色の塊茎をうごめかせる際に
突然巻き込まれた)にSnargaluffさやを落として。

種と鞘の区別がついて、ピーブスの飛び方も分っていらっしゃるw
どこかの珍訳本よりまともかもw

スナーガルフは6巻の14章にでてくる凶暴な植物で、どうやら
堅いpod(サヤ)の中に、うごめくtuber(塊茎)が入っているようだ。
デスイーターの頭を覆ったのはそれ。
だから「割れて」と補うのは親切かもしれないが
言われてるとおり、「種」「ブンブン」「ごにょごにょ」がおかしいね。

『ハリーは顔を上げ、猛スピードで飛んできたピーヴズが敵の頭上に
スナーガルフのサヤを落すのを見た。サヤの中から太った芋虫のようにうごめく
緑色の塊茎が出てきて、あっという間にデス・イーター達の頭を覆った。』
みたいな感じかな。

この場面、ピーヴズがいつものように zooming=猛スピードで飛びまくって活躍してくれるので、
こいつも健在だな!って感じでうれしいのだが、
日本語版は彼がいたずらしては逃げていくときの zoom away を、
「ズームアウトして消える」という珍訳で押し通したので、
ビュンビュン飛びまくるのがピーヴズの特徴だと知らない邦訳読者が多いだろうな。

うん、知らなかった…
もうやだこんなの

え、邦訳のイメージだとピーブスはたいていプカプカ浮いてない?
スピード感なんか感じたことはないけど・・・?

日本語訳だとそうだね。
この場面でも、ブンブン飛んでるんじゃ何時はたき落とされるか
心配になってしまうよ。

最近では日本語というか日本のCMでだってZOOM ZOOMとかって車がパワフルに走り回るってイメージに使われてるってのに。

神出鬼没な上に、ものすごいスピードです。
なんてったって、いつもzoomed away、zoomed upしてるようなヤツなので

>ビュンビュン飛びまくるのがピーヴズの特徴
知らんかったorz
ピーヴズは映画にも登場しないからイメージ補完ができなかったし…
「ズームアウトして消える」もイメージが湧きにくくて、
アリスに出てくるチシャ猫みたいにじわじわと透明になって消えていくのかと思ってた

小さくなっていって消えると思ってた

ズームアウトして消えるっていう言葉がそもそも使い方がおかしいよね
ズームイン/アウトって一般的には画面上でのことに使う言葉だから
人の視界にズームインしてきたってちょっと言わないよね

zoom in、zoom out、はそれぞれカメラの「拡大撮影」「縮小撮影」のことだよ。
ピーブズの動きとは関係ない。
そんなこと書いてないのに、zoom away(=ビューンと飛んでいく)が
「ズームアウトして消える」と訳されているんだよ。

> zoom away(=ビューンと飛んでいく)
だったのか!
てっきり、いっきに縮んでふっと消える(=ズームアウト)
いっきにふくらんでパンッと弾けて消える(=ズームイン)
って大きさ変化のイメージ表現だと思ってた

ズームアウトして消えうせた
とか確かあったな、3巻だっけか

2~5巻までどの巻にもあるよ。
なにせピーブズはいつも zoom away するから。
でも6巻の発売前に、ネットでこの指摘がでたので
6巻では「ズームして消えた」とますますわけのわからない自信なさそうな訳になってたと思う。

ビュンビュン飛び回って神出鬼没かー。
ホントのビーブスは邦訳本より、ぐっと手強い感じなんだねえ。
だとしたら、5巻29章の最後でフレッドとジョージが学園を去るとき、
彼が二人に向かって敬礼したシーンで受けた感動の大きさが変ってくるかも。

そうなんだよね。
いたずらしてからかってそのあと逃げ足超速いからムカつき度も原書のほうが上w
なもんでフレッドとジョージのシーンやアンブリッジに嫌がらせとか
DEにスナーガルフ攻撃とか、ピーブスやるじゃんって感じで気持ちいい。

6巻までにピーブズはいたずらしてはビューンと飛んでいくウザいやつ
(アンブリッジはやっつけてくれたけど)というイメージができているからこそ、
ここでビューンと飛んできて一緒に戦ってくれるのに感動するんだよね。

糞山

「アバーフォースなんて糞山の一角ざんすよ」って。
糞山って訳すしかないの?スキーターなら言いそう?

検索すると、"the top of the dung heap"はたまに使われる表現みたいで
dung heapでは農場の堆肥の山みたいな画像が出てくる。
英語のdung(フン、肥やし)はshit(クソ)と違って卑語じゃないので印象が違う。

日本語ではよく「ゴミの山」といったりするから、「ゴミ山の一角」とかに
変えた方が、それほど下品すぎない感じで印象は近かったかも。
日本で女性が人前で「糞山」というのはかなりありえないからね。

とにかくローリングさんは子供の本にshit(クソ)とか書かないように気をつけてるので
「堆肥、フン」と訳せるdungを「クソ」にするのはやめた方がいいと思う。

馬車道

マルフォイの家の前の私道(driveway)は「馬車道」だってさ。
だれがそんなとこで馬車に乗るんだよ。
drive way(車道)と勘違いしたけど魔法界で車は一般的じゃないので「馬車道」と訳したとかかw

孔雀

7巻携帯版を見てみたけど、まとめサイトにある中から、小さいところでは
マルフォイ邸のpure white peacock(=純白の孔雀)が「ただの孔雀」になってるとか、
かなり恥ずかしところではuphold(=維持する、高く掲げる) を「高揚する」と
訳してしまってるとこ(どうやら掲と揚を混同して意味不明の訳文を書いてる)など
問題点がほとんど見直されてなかった。

ショックだったのは7巻の孔雀かな。初めの方にでてくるじゃない。
日本語版では、ただの孔雀、でもちゃんと訳せば純白の孔雀、とても高貴な感じになる、って知ったとき。
一つの訳のミス?で広がる世界が違いすぎるよね。
失ってしまってるハリポタの世界が確かにある、と実感した。

あえて白変種(はくへんしゅ)の孔雀を飼っているということで、
単なる貴族主義にとどまらず、ルシウスの血に対するこだわりのようなものを感じることもできるのでは。
考え過ぎかw
参考

百年目

7上巻第9章244頁
結婚式から逃げ出した後、死喰い人に見つかって
グリモールド・プレイスへ行こうとハリーが言い出した場面
「いいかい、僕はスネイプに会えたら、むしろそれが百年目さ!」

百年目! wwwwwww
ばかじゃないw

『ここであったが百年目』をそんなはしょり方するのはじめてみたw
原文はどうなってるの?何か特殊な言い方してるの?

まさかUKp140の
'so what? I swear, I'd like nothing better than to meet Snape!'
のことじゃないよね...

「スネイプに会えるなら、それこそ僕の望むところさ」
とかなんとか普通に訳せばいいだけ。なんでわざわざ百年目・・・

「ここで会ったが百年目」の略か。しっかしお粗末だw
どうしても慣用句を使いたいなら「願ったり叶ったり」とかあるのに。
でも「望むところさ」のほうが好きだけどな。ハリーの年齢にしては年寄りっぽい言い回しだから。

ここで会ったが100年目ェ~
あかん、やっぱ浄瑠璃とか時代劇とかの感じだw

単なる敵討ちの話になっちゃうね

「ここで会ったが百年目」でもチャンバラ劇の仇討ちみたいでおかしいのに、
「それが百年目」っていわれてもなぁ…

ハリー「むしろそれが百年目」
ロン「驚き桃の木!おったまげー」
ハーマイオニー「マーリンの猿股!」
なにこいつら

少なくともイギリスのティーンエイジャーではないな

日本のティーンエイジャーでもないな…

墓石

上巻P478
ポッター夫妻の墓石キター!
誰かAA作って。

カマボコ墓よりはましだけど、なぜか笑いがこみ上げる墓だ。

なんていうか
ちゃんとした教会の墓じゃないな。
芋の輪切りを半分埋めたみたい。

岩・・・ひぃ

ジャケットポテトみたいだな

今話題の観光地の岩に書かれた落書きですか?

なんで墓石に、丸っこいゴシックで墓銘を刻むんだ?

あかんwwwカマボコに続いてイモかよwww

「亡ぼされん」ってあんまり一般的じゃないよね。「滅ぼされん」のほうが一般的。
この辺もゆうこりん的だw

最後(さいご)じゃなく最後(いやはて)だったりする

最後(いやはて)……すごく……ゆうこりんです

そういうのってさ...中世や古代を舞台にしたファンタジーならぴったりだけど。
ハリー・ポッターは現代なのが最大の売りなのに。
なんでそうなるのかな?

やたら難しい漢字を使ったり凝った読み方をさせたりするより
正しいきれいな日本語で平明な文を書く方がずっと尊敬されると思うんだが。
なんか工夫の方向が違うような・・・

墓碑銘に「最後の~」あってルビはないのに
ハリーが「いやはての」と読むんだよね。
なんかすごく違和感があった。

墓碑銘:The last enemy that shall be destroyed is death

そのまま訳せば
「最期の敵にして滅ぼされるべきもの、それは死」かな?

村の名前が「ゴドリックの谷」のままなのもちょっとなあ。
家々が立ち並び郵便局や教会がある田舎の普通の村。
どこが谷だよ、どこが。

墓石のイラストは本気で馬鹿にしてるのかと思った。
なんであんなにデカい字でポップ体?その辺にあるような適当な岩の形?
センスないにも程がある
原書で描写がないんだから読み手がそれぞれ想像すべきなのに、一方的にあんなダサいデザインに決めつけて、さも公式のようにしないで欲しい。

え?あのじゃがバターの墓石って向こうの本には載ってないの?
原書は読んでないから絵は共通だと勝手に思ってた。

原書にはじゃがバターの墓もかまぼこの墓も手紙の囲み線も
ファンシーなフォントも存在しません

7巻にでてくるポッター夫妻の墓の絵。
なぜかじゃがバタにそっくり・・・

あんなチンケな墓じゃ報われねぇよなぁ

しかもあそこで絵を挿入する必要があったのか甚だ疑問だ、
別に難解な構図になってて文章だけじゃ理解に苦しむものがあるわけでもないし。
読者に場面を頭で思い浮かべてほしかったとしてもあの絵じゃ浮かぶもんも浮かばん

それはカマボコ板も一緒でしょ
なんでそこで絵が?という
原著では恐怖を煽る真に迫ったおどろおどろしい描写が続くシーンの筈なのに
ヘンテコな文章にカマボコでこんな絵が出て来るんだから
怒ったり萎えたりする以前に「なぜ?」となる

あんなしっかりした装丁の本に描いてある絵が、AAで簡単にしかも正確に描写できるんだもんな~
すごいぞゆうこりん!

アリアナ be attacked

そういえばアリアナのbe attackedはどういう訳だった?

「三人のマグルの男の子に襲われ、乱暴された」
これってさ……やっぱりそういうことだよね。酷い話だな。

どうみても輪姦にしか

一応ぼこぼこにされただけ、という意味にもとれなくはないんだが、
日本語訳では輪姦以外に解釈の余地がないよな。

袋叩きじゃダメなのか?

魔法使ってるのを見てビビってる男の子が性的な”乱暴”なんてするか?

確かに…。
だから英語の方は袋叩きにあっただけというふうにもとれるんだけど、
日本語は「~に襲われ、乱暴された」だから、読者に解釈の余地を与えていないんだよな。

くっそみそにボコられたって意味じゃないのかね・・・。
犯されたなんてのは、ちと過激すぎる。

まあ海外でも同じようなことを思ったのも3人くらいはいるみたいだしw

原作では3人程度でも、日本語版読んだ大半はそういう風にしかとらないだろうな

日本語訳を読んだ人間の98%ぐらいの確率で輪姦と思うだろうな。

「乱暴」って小学生はただの暴力だと思うだろうし、中高生以上は性的なものだと捉えるだろうな

それだ!
性的な意味がないときは「暴力を振るう」って表現するよな。

「襲われた」とだけすればいいのにね。
日本語でも少女が年長の少年三人に「襲われた」といえば
かなり性暴力ニュアンスが漂うが、ただの暴力だという解釈の余地が残る。
「襲われて乱暴された」では性暴力の意味合いが強すぎる。

原版は読者の思うように解釈できるけれど、日本語は性暴力としかとりようがないのが問題だろうな。

アリアナが自分をコントロールできなくなった原因について
DH28章でアバフォースの語ったこと原文のみ抽出

1: ...she was attacked, set upon, by three Muggle boys.
2: ...they got a bit carried away trying to stop the little freak doing it.
3: It destroyed her,what they did,she was never right again.

アリアナが魔法を自分の内側に閉じ込めてしまったというのが大きいんじゃないのかな。
彼女がおかしくなった原因については。
単に酷い暴力を受けたショックではなく、魔女ならではの原因があったということだね。
だから性暴力とか臭わせる必要はないと思う。

魔法が彼女の内に潜んだのはアリアナの意思ではありません。
3の後、魔法はもう使わないことにした、のがアリアナの意思。
でも魔力を排除することは出来ず、彼女の内に居座り、蝕み、
アリアナが感情をコントロールできなくなった時に魔法が暴発する…

「襲われ、乱暴された」って二回繰り返すのが駄目押しみたいだ。

だよな。

日本語でも、英語のattackedよりは意味が限定されちゃうけど
(英語のattackedだと、言葉の暴力レベルから、殴る蹴る、レイープ、死亡するくらいのリンチまで含む)
原文では「attacked」だけなのにわざわざ「襲われた」と「乱暴された」を並べることで
「襲われた」と「乱暴された」がそれぞれ、単なる「暴力」以外の違う意味に取られちゃうわけだよ。

それは、set uponも「攻撃する」って意味だからだろうけどね。
とにかく日本語で少女が少年達に「襲われ乱暴された」では、
読んだ人はほぼ全員、性暴力を思い浮かべるはず。これは適切じゃないね。

「襲撃され暴力をふるわれた」なら印象もだいぶ違うと思う。

set uponは、攻撃は攻撃でも、突然とびかかってこられたってとこが主眼。
よく使うのが、人の家を訪問してドアを開けたとたんに、巨大ワンコが飛びかかってきたみたいなときとか。
通り魔に、いきなり殴られたとか。

>「襲撃され暴力をふるわれた」なら印象もだいぶ違うと思う。
これは感じがすごく出てるね。

キャンプベッド

そういや、7巻でロンの家の屋根裏のcamp bed(折りたたみの簡易ベッド)が
キャンプベッドになってたよw もうどうしようもない。

人のうちの中ではキャンプしないってせっかくメールで教えてあげたのに。
ゆうこりんが覚えない…… (;_;)

寄り切り

結婚式のためデラクール家が宿泊に来た場面より。

7上巻6章156頁
ウィーズリー夫妻は、抗議するデラクール夫妻を寄り切り、
自分たちの寝室を提供して今で寝ることになった。

Mr and Mrs Weasley were now sleeping in the sitting room,
having shouted down Monsieur and Madame Delacour's protests
and insisted they take their bedroom. (ハードカバーUK版p93)

寄り切りって相撲じゃあるまいし。
しかも夫妻ってことはタッグ組んでるみたい。

「うっちゃり」といい、なんでこりんは和風で場にそぐわない言葉を使いたがるのか。
この訳じゃモリーが相撲とってる映像が浮かぶ。

寄り切るより「押し切る」とか「押し通す」って言葉を使えばいいのにな

shout down は「(大声で)言い負かす」みたいな意味だよね。
「ドゥラクール夫妻の抗議を強く押し切って~」って感じかな。

「寄り切る」なんて相撲の決まり手以外使うわけないだろpgr,って思ったけど
辞書見ると相撲以外にも使う意味が書いてあるね。ググってみると,10例に7例ぐらいは
相撲関係だけど、その他にも大企業同士が交渉の果てにみたいな文脈で使われている。
(この場合も擬人化というか体と体で押し合うようなイメージが浮かぶけど。)
まああえて使う必要のない日本語だよね、この場合。

「寄り切る」も抵抗を押し切って目的を達するとき使わないでもないね。
強引なプロポーズを成功させるときとかw
だから「滅亡した箱」みたいな明らかな誤日本語ってワケじゃないけど
寝室で寝るように説得するくらいのことで使うとおかしくて浮いてしまうね。

誰が寝室を使うのか、という譲り合い程度で「寄り切る」とか「抗議する」必要はないと思うんだよね。
ガチンコ勝負で喧嘩してるわけじゃないのに。

すーばらしかった

「ロンはすーばらしかった!」ハーマイオニーが言った。「すばらしかったわ!」(31章p353)

‘He was amazing!’said Hermione.‘Amazing!’(UKp501)
「すーばらしかった」は太字、一つ目の‘amazing’は斜字。

ロンがハップルパフのカップを壊した事をハーマイオニーがハリーに言う場面。
余りにも馬鹿っぽいとゆうこりんは思わなかったんだろうか…?

ああそれ、自分も違和感あったから覚えてる。
突然、フラーが来たのかよ?って思った。

なんでハーがフラー口調になってるんだ

Amazingだったら、「すばらしかったわ」より、「すごかったのよ」のほうが感じが出てると思うけど。
ティーンエージャーの女の子、「すばらしかったわ」なんてあんまり言わないのとちがう?

うん、17歳の子なら「素晴らしかった」より「すごかった」って言うと思う

おたんちんや後生だからを平気でつかうハーだもんな

amazeは驚かす、という意味もあるけど、こうやってamazingみたいに使われるときは
「すごい」と訳すのが一番あってると思う。
「ロンはすごかったのよ! ほんとにすごかったんだから!」みたいなのがいいかと。

そのハーなら萌える
「すーばらしかった!」のハーには萎える

登場人物が普通にしゃべるハリポタが読みたい・・・・

シンプルかつ切実な呟きに泣いた

「すーばらしかった」は校正ミスとかそんなんだと思ってたよ
こりん訳なんだから結構本気なのかもな

実生活で「すーばらしかった」なんて一度も聞いたことないぞ

職場のおせっかいおばちゃんのしゃべりかたと似てる。>すーばらしかった。
変なとこを延ばして強調するのは語彙に乏しい中高年女性がよくやる感じ。
「いーい感じの人よー。すーばらしい経歴でしょうー。どーこ探したって
こーれ以上の人はいーないんだから」

敷居 - 真っ青 - 白髪

下巻25章191ページ
ルーピンは敷居に倒れ込んだ。
真っ青な顔で旅行マントに身を包み、風にあおられた白髪は乱れている。

男児誕生報告に貝殻の家に現われたルーピン。
貝殻の家は敷居があるのかw 真っ青なのは緊張していたからかな。
でもいつの間に白髪になったのだろう。原書で何て書いてあるの?

UK p 415
Lupin fell over the threshold.
He was white-faced, wrapped in a travelling cloak, his greying hair windswept.

thresholdは敷居っていうか、「玄関の外」のところの下にある板。
イギリスもそうだけど、欧米の家はドアは「内開き」でそういうのが付いてる。

イギリスの家が内開きだとわかってれば容易にその場面の様子が想像が付くんだけど
ドアが外開きの日本の読者じゃ
「何でルーピン倒れてんの?」って疑問になるよね。
注釈とかつければいいのに、ゆうこりん。

thresholdって玄関のところにあるとは限らないよ。
この場合は玄関のドア部分についてるやつで、部屋と部屋の境目のより大きいから、
そこにつまづいて倒れこんだ、みたいな状況ではないかと。

「敷居に倒れ込んだ」では何のことやらだね。
fell over なんだから敷居「に」倒れた訳じゃないだろうに。

greying hair
これは「白くなりかかった髪」「白髪混じりの髪」だと思うけど・・・

white-faced は「真っ青」だとちょっと深刻に具合悪いみたいだから
「青白い」「青ざめた」くらいにしたらどうかと思う。

日本語で「真っ青な顔をして飛び込んで来た」とやると、ネガティブなことを予測してしまう。
とるものもとりあえず急いで来たんだろうから、疲れて顔色が悪く、
髪もボサボサだっただけだと思うんだけど。

そういやアーサーの頭も、初登場時から
baldingが「禿げ上がった」とかにされてたな。
ただいま進行中なだけなのに。

「禿げかかった」と「禿げ上がった」も大違いだね。

自分はやはり敷居というのがどうもふすまや障子のイメージだなあ。入り口でよくない?

「ルーピンは入り口に躓いて倒れた。血の気のない顔で旅行用マントに身を包み、
白髪まじりの髪は風にあおられて乱れている。」

ルーピン苦労したからついに髪が真っ白になったと思ったら違ったんだ…

ルーピンは、入り口で躓いてただ転んだだけだし
white-facedは「真っ青な顔」ってことではないし
白人は30代で白髪混じりなのはごく普通だし(日本人より早い時期に白髪が出る)。

このゆうこりん訳では、ルーピンは疲れ果てて力尽きて倒れたというニュアンスが出過ぎ。
実際ゆうこりんはそう解釈したんだろうな。
このように翻訳者独自の解釈を訳に出してはいけない。
こういうのがあちこちにあるから原作の雰囲気を壊す一因になっっているんだよな。

シェルコテージって海際で風が強いから
強風に煽られて顔が白くなってるんだよね?

風に吹かれたのとちょっと動転してるってのもあるだろうけど、
「真っ青」はないよね。

・敷居 (大辞泉)
門の内と外との仕切りとして敷く横木。また、部屋の境に敷く、
引き戸・障子・ふすまなどを開けたてするための溝やレールのついた横木。

敷居は鴨居とセットのイメージ。やはりニッポン臭がありすぎる。
最近の翻訳者は外国文学で「敷居をまたぐ」「敷居が高い」などと書かないように気をつけているはず。

「ルーピンは入り口で倒れこんだ。旅行マントに身を包んだ彼の顔は血の気がなく、
 白髪混じりの髪は風にあおられ乱れていた。」

ほとんど常に

下巻22章81ページのルーピンの言葉「ほとんど常に正しい」っておかしくないですか?
ほとんどなのに常に…?

某所試訳「ほとんどの場合正しい」
日本語ですね。

二人の死喰い人

「このあたりの空全体を、二人の死喰い人にパトロールさせているに違いない。」上・68
なんで二人って言い切るんだよw ムーディー!
a couple of people は数人(二、三人)て意味なのをしらないのか・・

主語がない

「死喰い人に出くわしても、ポッターを捕まえようとはするが殺しはせん」上・p72
主語がないし。「奴らはポッターを~」としないとおかしいよ。

ドッペルゲンガー

ハリーに化けた6人がハリーの『生き霊』と書かれてるとか。
"doppelgenger"の訳ならここでは「分身」だろう。JK
【生き霊】
生きている人の怨霊(おんりょう)で、恨みのある他人にとりついて
たたりをするといわれるもの。いきすだま。(大辞泉)
コワイヨ~w

たんま

33章
>ブランコの支柱が鬼ごっこの「たんま」の場所でもあるかのようにつかまって~ (p414)

「たんま」の場所?
昔の子供が「タイム」を「たんま」といったような気がするが、「たんま」の場所とは面妖な。

原語はthe safe place in a tag
鬼ごっこで鬼に捕まらずにすむ「安全地帯」のことだね。
「たんま」もおかしいけど、「タイム」は一時中断の要求だから
安全地帯とは関係ないと思う。

いまどきの子供が「たんま」っていうんだろうか…

裏目に出る

>「ダンブルドアの計画が失敗したことは、僕にとって裏目に出たわけじゃない」下巻p534
「裏目に出る」という言葉は、「よかれと思ってしたことが悪い結果になる」ことを言うんだよ。
「失敗したことが裏目に出る」なんて日本語はない。
こういうひどい文が多すぎる。常識のある読者は皆呆れてるんだよ。

まるで火にかけた大鍋のように

7巻上18章P520
「才気溢れる若い二人は、まるで火にかけた大鍋のように相性がよくてねぇ」

「~のように相性が良い」って比喩に
「火にかけた大鍋」が出てくるのに違和感を覚えました。
どんな相性の良さかよく分かりません…。
原書ではどうなっているんでしょう?
原書通りの直訳だとしても、何か別の言い回しが出来たり、
ちょっとしたニュアンスの違いがあるようでしたら考察してくださると嬉しいです

they got on like a cauldron on fire

get on like a house on fireというイディオムをもじっています。
意味は「火事で家が燃え盛るように」あっという間に(もしくはとても)仲良くなった
という意味だと思いました。

お互いを焚き付けるように、ってとこでしょうか。

ベルトン本でも「get on like a house on fire=意気投合する」のパロディだと書いてあるね。
しかしそのまま日本語にされてもなあ・・・。(なんか感覚的にはわかるけど)

試訳としては「まるで火かけた大釜が煮え立つようにあっというまに意気投合してねぇ」
とかそんなんでしょうか。

「相性がいい」ってのはおかしいよね。その試訳いいと思うよ。
あるいは「ふたりの友情は大鍋をたぎらせる火のように燃え上がったってわけよ」とか。
なんか日本人に意味がわかるような訳にしてくれないとね。

「大鍋をたぎらせる火のように」はわかりやすい

パッと燃え上がったということで鍋の中の魔法薬より火に焦点を当てて訳すのはいいかもね。

魔とめられ、魔のいいことに

7巻13章でハリーがアンブリッジの部屋に着く前なんだけど。
パンフレットが「魔とめられ」てるって訳されてるのは
魔法でまとめてるからそうしたんだろうなって分かるんだ
けど、その後ハリーが部屋を出てエレベーターでロンと会う
ところで「なんと魔のいいことに」って訳されてるよね。
なんか魔法に関係あるの?それとも回転さんが面白い言い回しでもしてる?知ってる人頼む。
いくらなんでもただ自分色出したかっただけなんてことは無いよな。

"-- that the paper squares were pages, which, when assembled, folded, and magicked
into place, fell into neat stacks beside each with or wizard."

"To his enormous relief, when it rattled to a halt at level two, a soaking-wet and wild-eyed Ron got in."

普通に辞書にある通りのmagicの動詞の意味で「魔法をかける」でいいじゃん。

無理やり「魔とめる」とかする必要ないし。

前者は最初イラっとしたけど、まぁ魔法が関係してる分まだ許せる範囲かな

後者は「…なんと魔のいいことに、ぐしょ濡れのロンがお手上げだという目つきで乗り込んできた。」なんで多分そこだよね。
ゆうこりんはまた勝手にアピールポイントにしたわけか。
これはキツイw

「魔法でまとめて」じゃいかんのか。
魔とめてなんて単純に気持ち悪いよ。

けっして「まちがい」じゃないんだけれど、ゆうこりんの選択する
形容詞ってなんでこう下品な響きのものがおおいんだろう・・・

「ぐしょ濡れ」って言葉汚くないか?
それに、アダルトものっぽいひびきがある

だいたい「ずぶ濡れ」とするべきところを「ぐしょ濡れ」としてる。
あと「ぬかるんだ畑」を「グショグショした畑」とするなど
擬態語を使うこと自体が不適当で汚い例も多い。


ヘレナのセリフ

7巻下
「果たしてそれが、あなたにとって『あの人』を倒す可能性を大いに高める物かどうかは疑問です。
自らを『卿』と呼ぶ、あのヴォ――」31章p340
"I doubt that it would greatly increase your chances of defeating
the wizard who calls himself Lord -"(UKp495)

どうすれば「あの人」と脳内翻訳できるのか?いったいヘレナ(・レイヴンクロー)
がいつ「Vol...」と口走っているのか?? ひどいもんだ.... orz

ええええっ。なにその脚色・・・

和訳は、もしヘレナが口ごもらなかったらと考えると・・・
「自らを『卿』と呼ぶ、あのヴォルデモート」
「自らを『卿』と呼ぶ、あのヴォルデモート卿」・・・どちらも自然じゃない。
ヘレナが俺様の名をはっきりいいたくなかったのはたしかのようだし。
『あの人』(You-know-Who)というのも彼女には今イチなんじゃないかな。

「それがあの魔法使いを倒すにあたって大いに助けになるとは思えません。
自らを『卿』と呼ぶあの――」くらいにしておくのが無難だと思う。

枝葉末節

「枝葉末節」は児童書にあって問題のない日本語。でも、

>誰も仕事に行くことはできないけど、いまは、そんなことは枝葉末節だ。(下24・143)

というのは、自然な使い方ではないと思う。
None of us can go to work, but that's hardly the most important thing now.(UK・390)
の訳なら、『~、今はそんなことはたいした問題じゃない』などとするのが自然。

「枝葉末節」は「主要でない細かい部分」という意味で
「優先順位が高くない問題」を指していうのは、一般的な使い方じゃないから。
大きなミスとかじゃないけど、「なんか読みにくい」の原因となるピンぼけ日本語のひとつだね。

伝統と価値を高揚

12章p327
『わが校に於ける最善の魔法の伝統と価値を高揚する機会を、我輩は歓迎する――』

【高揚】精神や気分などが高まること。また、高めること。
「士気が高揚する」「自主独立の精神を高揚する」(大辞泉)

普通「伝統と価値」は高揚しないよね・・・?
「機会を歓迎する」って言い方も変だし。

こ、これは…。

ちなみに原文では
I welcome the opportunity to uphold our finest wizarding traditions and values -

ゆうこりん、uphold分からないで本当に同時通訳やってたのか?
uphold traditionsときたら「伝統を守る」だろ。
それ以外に訳しようないだろ。
orz

『私は喜んで、魔法界のすばらしき伝統と価値観の維持に努める所存であります――』
って感じ?

>uphold traditionsときたら「伝統を守る」
それが常識だけど、upholdを英和で引くと、
理念や行動規範を「高く掲げる」という意味も載ってる。
ゆうこりんは「高揚」と「高く掲げる」を同じだと思ったのでは?
「揚」と「掲」をごっちゃにしてる?

「機会を歓迎する」もエキサイト翻訳レベルの直訳だし。
日本語力も英語力もおったまげの一言に尽きるな~

この人の同時通訳はワケワカメだったんじゃなかろうか?
某国要人「日本の皆さんが伝統を高揚されていることに敬意を表します」
なのか?

同時通訳や翻訳者だろうがなかろうが、
いい歳をして『高揚』の意味が判らないなんて
本当に日本人なのか?

つか国際会議とかでよくでそうな基本単語も理解、訳、共にでたらめ。
どうやって通訳してたのか想像がつかない。

所信表明演説みたいな場合に「我輩」って変じゃない?
いくら普段から我輩って言ってたとしても、
それを新聞記事にする場合は「私」にしないかな

I welcome を「我輩は歓迎する」にしたのか
ほんと機械翻訳みてぇ

まさか例のあの人って同時通訳でも、ILO高官の発言とかを「我輩は~」とか訳してないよな?

uphold traditions みたいな瞬発力で対応できる文句に
支離滅裂な訳つけるとか正気のプロには有り得ない。

公的なお世辞としては、よくあるパターンだもんね。
これに変な訳をつけられたんじゃ、会談する人たちも立つ瀬が無い。

順序入れ替え

珍訳本32章(390頁~)ハグリッドが逃げまどう巨大蜘蛛たちに埋もれて
見えなくなり、ディメンターが登場し3人を脅かすシーン

 ロンとハーマイオニーが、ハリーの両脇に寄り添った。背後の戦闘の
 音が急にくぐもり、押し殺され、吸魂鬼だけがもたらすことのできる重
 苦しい静寂が、夜の闇をすっぽり覆いはじめた....。
 「さあ、ハリー!」ハーマイオニーの声が遠くから聞こえてきた。「守護
 霊よ、ハリー、さあ!」
 ハリーは杖を上げたが、どんよりした絶望感が体中に広がっていた。
 フレッドは死んだ。そしてハグリッドは間違いなく死にかけているか、
 もう死んでしまった。

原書:
 Ron and Hermione closed in beside him as the sounds of fighting
behind them grew suddenly muted, deadened, because a silence
only dementors could bring was falling thickly through the night,
and Fred was gone, and Hagrid was surely dying or already dead
. . . .
"Come on, Harry!" saidHermione's voice from a very long way away.
"Patronuses, Harry, come on!"
He raised his wand, but a dull hopelessness was spreading through
him:

「フレッドは死んだ。そしてハグリッドは....」の下りは、
明らかにハーマイオニーの問いかけの前にある。
いつもならハーマイオニーに促されるまでもなく杖を上げている筈のハリーが、
行動を起こせないでいる理由が、原書では先に匂わされている。
こういう改ざんは著作権の侵害にも当たると思うんだが....

本当だね。
ディメンターの邪気のせいもあってハリーはぼうっと絶望的なことを考えてる。
見かねたハーマイオニーが"Come on!"と促す。
でもパトローナスは出そうにない・・・
原書の流れのほうが断然自然でいい。
というか勝手に文を入れ替えた邦訳のハリーはバカみたいだ。

何の必要性があって文章を入れ替えたりしたんだろう?
やることがイミフ過ぎ

その時の気分なんじゃない?

ピリピリした期待感

ピリピリした期待感(上巻P207)って表現初めて見た
ピリピリって緊張感とか刺激とか痛みとかに使うと思ってた

A sence of jittery anticipation(UKp120)

jitteryは「神経過敏な」「そわそわしてる」みたいな意味で
sence of anticipation(期待感)と組み合わさったら少し難しいけど
「ドキドキするような」としてもいいんじゃないかな。
「~皆が期待でそわそわしていた」みたいな文に変えてもいいだろうし。

↑不思議なくらいこういう滑らかな日本語書けないよね、ゆうこりん・・

それ以来一顧だにしておりません

そのページのベラのセリフでおかしいのはこれだな。

私たちは――ナルシッサも私も――穢れた血と結婚した妹など、それ以来一顧だにしておりません。(1章p18)

「それ以来」の「それ」がなにかわからない。
たぶん、「妹の結婚」だろうが、文が繋がってないから読み手が考えないといけない。
「一顧だにしない」というのも「少しも気にとめない」みたいな意味で、ここに持ってくる言葉として適当じゃない。
俺様に主張してるのは「あんなの身内扱いしてません」ということのはず。
こういう文だらけで読んでて気持ち悪くて仕方がない。

音が階段を上がる

  • 毎回珍訳、トンデモ訳で楽しませてくれる本書だけど、今回も初っ端であった。
    「玄関のドアがバタンと閉まる音が階段を上がってきたと思ったら、呼び声が聞えた」
    ???????日本語になってneeeeeeeeeeee!!
    • The sound of the front door slamming echoed up the stairs and a voice yelled,(UKp44) 原書ページはp31
      階段を上ってきたのは音の残響。これならわかる。
    • バタンという音は一瞬で終わるだろ。
      でも残響ならしばらく階段にこだましてておかしくない。
      echoeを訳出して音が響いてることを表わすか表わさないかでだいぶ違う。