けやき坂46は、欅坂46がリリースするシングルのカップリング曲を担当するというやや変則的な形で楽曲を公開していた。同形態は2ndシングル『世界には愛しかない』から始まり、8thシングル「黒い羊」まで続いた。その間、欅坂46とともにライブやテレビに出演するなど活動を共にしながら、単独での全国ツアーやドラマ「Re:Mind」への出演なども経験し、日の目を見ない時期を過ごしながらも地道に実力を培った。
2018年に1stアルバム『走り出す瞬間』が発売され、楽曲数は28曲と一気に充実した。それまで持ち曲数の少なさから欅坂46の楽曲をセットリストに加えてのライブをしていた彼女達に対し、秋元康が「自分たちの曲だけでライブが出来るように」と配慮し18曲もの新曲を用意したことによる。(佐々木美玲 公式ブログ(2018.6.14)「カウントダウン。発売まであと6日。」より)
アルバム発表後も欅坂46のシングルへのカップリング参加は続いたが、時に担当する曲数が2曲になるなど実力十分となったけやき坂46は、2019年2月改名による単独デビューが決定した。
以上のような複雑な経緯を辿ったことにより、けやき坂46のデビュー曲については初楽曲の『ひらがなけやき』の時期(けやき坂46の最初期にはライブなどでメンバー(長濱ねる)も「ひらがなけやき」をデビュー曲と述べている。)であるか、あるいは単独アルバム「走り出す瞬間」の時期(アルバム発表前後のテレビ出演などで、単独デビューと述べる媒体が多数あり、前述の佐々木美玲のブログにおいてもデビューアルバムと表現している。)であるか混乱を招く場合もあるが、公式には初のシングル表題曲となったデビューシングル「キュン」発売日をもってデビュー日と定めている。
→日向坂46の楽曲一覧
欅坂46 3rdシングル「二人セゾン」
・誰よりも高く跳べ!(1期生)
欅坂46 4thシングル「不協和音」
・僕たちは付き合っている(1期生)
・W-KEYAKIZAKAの詩(欅&けやき坂組:欅坂46&けやき坂46 1期生)
欅坂46 5thシングル「風に吹かれても」
・それでも歩いてる(1期生)
・NO WAR in the future(1期生&2期生)
けやき坂46 1stアルバム「走り出す瞬間」
・期待していない自分(1期生&2期生)
・線香花火が消えるまで(金村美玖、富田鈴花、松田好花)
・未熟な怒り(2期生)
・わずかな光(佐々木美玲)
・ノックをするな!(加藤史帆、高瀬愛奈、東村芽依、富田鈴花、渡邉美穂)
・ハロウィンのカボチャが割れた(りまちゃんちっく)
・約束の卵(1期生&2期生)
・キレイになりたい(小坂菜緒、丹生明里、渡邉美穂)
・夏色のミュール(井口眞緒、影山優佳、高瀬愛奈、東村芽依)
・男友達だから(加藤史帆)
・最前列へ(2期生)
・おいで夏の境界線(1期生)
・車輪が軋むように君が泣く(1期生&2期生)
・三輪車に乗りたい(柿崎芽実&佐々木美玲)
・こんな整列を誰がさせるのか?(1期生)
・居心地悪く、大人になった(齊藤京子)
・割れないシャボン玉(河田陽菜、濱岸ひより、宮田愛萌)
・ひらがなで恋したい(1期生&2期生)
欅坂46 7thシングル「アンビバレント」
・ハッピーオーラ(1期生&2期生)
欅坂46 8thシングル「黒い羊」
・君に話しておきたいこと(1期生&2期生)
・抱きしめてやる(1期生&2期生)