前線

Last-modified: 2009-04-05 (日) 11:39:44
 
 

前線

 FEZにおいて陣形は存在しないといっても良いでしょう。
なぜなら三すくみがあり最前列に出ないと攻撃が当たらないからです。
 皆前に出れば当たるし、勝てる。という単純なものでもなくただ突っ込めば集中砲火を食らってしまいます。
そのメカニズムを理解し、どのように動けば優位に前線が動くのか考えていきましょう。

 

ここでは前線での在り方を取り扱います。前線での動き方や兵法を使った戦法については計略をご覧ください。

優勢時

 優勢にするための方法などは計略を参考にしてください。
 ここでは優勢時はどうあるべきかを説きます。
 下記はよくあるパタンを再現した「悪い例」を見ていきましょう。
 下線部は優勢側のミスです。
ポジションは優勢をオレンジ。劣勢を。進行方向をとします。
勢力の大きさは直接矢印の大きさに直結すると考えてください。現在は圧倒的兵力vs疲弊戦力少数とします。
fez_1.jpg 
このままでは優勢はオレンジ押し切れると確信し。このまま何も言わず進軍オレンジは進軍してみましょう。

『押し切れると確信』…たしかに、現段階でそう思うのも無理はありませんが、何も言わないのは不味いです。
軍範やPT内で予めATあったら退こう。もしくはATあるかどうかを事前に知っておくことが大切です。
ハイドスカの数も把握できればGJです。

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しばらくすると敵ATが見えてきましたを並列にならべられたものが4つ。
オレンジの優勢勢力も若干消耗し小さくなりました。も消耗しているようですが、撤退に全力を注いでいるようです。

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今まで撤退していた青は援軍要請をしていたようです。大軍勢を率いて応戦してきました。
対するオレンジはATを通過中。の敵オベまで間近とせまりつつあり、数人敵ATを叩いているようです。
また、間近の敵オベを見たオレンジは前線を維持することにしました。

『前線の維持』ATがあるから退こうと事前に言わなかったことが災いします。この時点では少し痛いな。程度かもしれませんが
その判断が最後敗北と言う展開に繋がっていきます。

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撤退していた勢力が回復完了。応戦に参戦――結果、攻守逆転。
オレンジは敵オベを1つ折りましたが、青ATは壊れかけではありますが、
持ちこたえたようです。このときオレンジが「劣勢!」と援軍要請を出しました。

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『劣勢! 援軍要請』劣勢の二文字が並んだ頃にはもう遅いのです。
ATが立っているのを確認したら援軍要請を出さなければ間に合いません。間に合わなかったのが下記です。

オレンジこのまま押し切れると考えていた結果。歩兵に人員を裂きオベは展開していたものの、
ATの展開はしておらず、ほかの戦場の死に帰りがポツポツと援軍に来てくれてはいるのですが、
敵オベに執着しすぎた逃げ遅れ、それをかばおうとしたオレンジが青の勢力に飲まれています。

 
『ここに来てすべての付けを払うことに』優勢だから、たかがATと甘く見ていたツケが回ってきました。
また優勢のため、人は行かなくても大丈夫だろうと過信しすぎた死に帰りが僻地に言っている場合が多いです。
しかし、先を読める人はいずれ劣勢になることがわかっています。自分の活躍していた前線に戻るのがベター。

この後オベはすべて折られ。同数で応戦するも押し切られてしまいます。
レイスも出すも足場は青一色。即倒されてしまいました。結果、優勢であったのにもかかわらず敗北。

 
『同数で応戦するも押し切られる』レイスも出て、尚且つ同数なのに押し切られる。それは敵ATにあります。
目先の欲に走り前線を維持したことでATでHPが削られ、コストが削られました。しかし相手は一斉に盛り返した、
そのためにのコスト青の消費は少なく、オレンジの消費が大きい。これが同数でも押し切られた要因です。

以上を考えると何が優勢時必要なのか分かったと思います。
また青の取った劣勢時の対処法は最良のものでした。それは劣勢時についてお話します。

優勢時に関して必要なこと

  • 相手の策を見破ること
  • 自分のオベの防衛を怠らないこと
  • 些細なことにでも報告し合い、考えること。
  • 攻める方が守るより大変だということ。

劣勢時

優勢時の間逆のことをすれば正解…ではありません。
優勢時の悪い例を見ていただいた方は間逆のことをすれば劣勢側は正解だ。と思うのは当然です。
しかし、優勢は一方的な勢力になりがちですが、劣勢の場合徐々に劣勢になり、均衡が崩れる。という傾向にあります。

 

そして劣勢時の対処は優勢時より遥かに難しいと言えます。

 

まず劣勢には3段階あると思ってください。
Ⅰ.「撤退しないと全滅する」Ⅱ.「均衡だけど押され気味」Ⅲ.「敵援軍が到着間近
細かくさらに分類わけできますが、そこはなんとなくわかりますよね?
そして劣勢時に必要なことは相手の主導権を奪い取ることにあります。
また、先ほど優勢時の悪い例では劣勢側はⅠの「撤退しないと全滅する」といえる事態でした。
劣勢時の兵法については計略を参考にしてください。

 

下記はよくある3パタンを再現した「悪い例」を見ていきましょう。
 下線部は劣勢側のミスです。
ポジションは優勢をオレンジ。劣勢を。進行方向をとします。
勢力の大きさは直接矢印の大きさに直結すると考えてください。

 

パタン1は『疲弊戦力少数vs圧倒的戦力』とします。Ⅰの「撤退しないと全滅する」事態です。
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劣勢側である疲弊戦力少数は自軍オベが近くにあるココは何としても応戦しないといけない。とAT前で応戦しました。
 結果劣勢側の疲弊戦力少数は全滅しました。

『オベが近いから応戦する』たしかにオベを折られるのは打撃です。しかし少数で敵う分けのない敵に突っ込むことは、
単なる無謀であり死亡することはキプへのダメージになり、しかも援軍と合流し即戦力になることができません。
しかも、今回はAT前で応戦というまったく裏方の心を汲まない最悪のパタンです。
オベは通常1度で折れはしません。今考えるべきはいかに相手を自軍のカウンターを食らわせるかにあります。
 

パタン2は『やや押され気味均衡戦力vs均衡戦力』とします。Ⅱの「均衡だけどおされ気味」の事態です。
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一時的なレインやヲリの特攻を受け味方が数名死亡し若干均衡が崩れやや押され気味になりました。
劣勢側の誰かが「劣勢! 援護求む!」のマクロをみて劣勢なので退こうと一斉に退き出しました。
急に前線が下がり「!?」と驚いているうちに最前線に追いやられた味方がデッド。さらに劣勢が深まります。
そのデッドを見てやはり劣勢だから退こうとさらに後退することになりました。
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若干応戦して、逃げ遅れもあり劣勢側が一方的にわずかながら消耗しました。
未だ援軍要請を出すもさほど援軍が来ません。先ほどデッドした人の名前を新たに見かける援軍は2人ほど
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一時的なレインやヲリの特攻により後退を繰り返し、ついにATラインを突破。オベが殴られ出しました。
MAPをみて飛んできた援軍が数十名。応戦しオベは折られずにオレンジは後退していきました。
……飛んできた援軍が元いた前線にて。
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3分も経たないうちにオベは2本折られ更なる進軍を進めるオレンジ
気づいた頃にはオベが4本取られエクリでオレンジ側のATも立ち始め。負けてしまいました。
先ほど盛り返した前線では敵を追いかけていたため(優勢時の悪い例参考)
援軍を現在劣勢の前線に遅れたのが原因の一つでもありました。

 

ここまで一気にきましたがその方が流れを把握しやすいとおもったからです。

『俗に言う逃げすぎ』一時的な敵の猛攻。味方のデド。慌てた後退による自軍のさらなるデド。援軍要請。
これは戦えたのに戦わず消耗し後退した結果防衛ラインを過ぎてしまい、まわりも続けざまにくる援軍要請に
対応しなくては、と別の前線から死に帰りが来てくれたのはいいのですが、もとより劣勢ではないのに劣勢の扱いをした前線では、
人が多すぎるためきっかけが付き人数による挽回での『やや疲弊均衡戦力+援軍vs先ほどやや優勢だつた均衡戦力』
の形が成り立ち、前線を当然のように押し返します。しかし、人数は50vs50のこのゲームでは人数に限りがあり
援軍に駆けつけた兵力分がなくなった前線で逆の現象が起こります。そこですぐさま援軍にいかなければいけない
ところを敵を追いかけてしまったのが原因で領域を取られて敗北してしまったというわけです。
 

パタン3は『均衡勢力vsやや押され気味均衡勢力+援軍要請中』とします。Ⅲの「敵援軍が到着間近」事態です。
この展開が一番怖いと私個人は思います。計略で詳しく説明しますが、この状況がすでに計略の一つと言えます。
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相手が若干後退気味になりました。青はすかさず攻撃に転じ追いかけます。

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しかし、敵援軍勢力が加わっていることに気づかず少し出すぎてしまいます。
そこに氷、フィニ、バッシュ、ヘルの猛攻が続き一気に劣勢が深まりました。

劣勢時は優勢時に比べて微妙な変化の対応が問われます。
あくまで流れをどうすれば良くなるか要点をまとめたものを下記に記載します。

劣勢時関してに必要なこと

  • 無駄死には避ける。どうしようもない勢力には退かざるを得ない。
  • 逃げすぎると招く事態を把握する。本当に立ち向かえない敵なのか、三すくみ上の不利有利なのか
  • 防衛ラインを意識して後退すること。
  • 攻めるより守る方が簡単だが、後退するまでが容易ではない。

均衡時

 均衡時については計略にて解説。