計略

Last-modified: 2009-04-06 (月) 13:57:08
 
 

計略

 ここで言う計略とは、陰謀・奇策・戦略などひっくるめて言うことにします。
 計略を使うことで多勢に抵抗したり、少数で真価を発揮することができる。
 計略を知っておけば敵に多大なダメージを与えることが出来る。
 だが、計略も万能ではない多勢に無勢という言葉があるとおり余りに強大な力には無力であることを知っておこう。

基本事項

 計略を知る前に軍のあり方や人員の動き方の大事な点を少し抑えておく。
そうすることでより計略を使いこなせると思ったからだ。
 軽く目を通し、頭の片隅にメモしてもらえれば十分意味はあるだろう。

Ⅰ.連携において危機的状況において様々な場面で味方を信じること。

 今回このwikiにおける目的に順して考えてもらえると一番分かりやすいと思う。
 行動する上で、決してPTメンバーを疑ってはいけない。
 マクロを出し連携を促せば無謀で無い限り味方が援護してくれることを信じること。
 また危機的状況においてメンバーはお互いを信じ生還を果たそうと努力すること。
 そうすることで軍団やメンバーの統率力が上がるからである。

Ⅱ.敵の大きな流れ、小さな流れに気を配ること。

 やや劣勢時を例に挙げてみよう。劣勢時、敵軍は前進し自軍は後退する。
 これが大きな流れである。
 やや劣勢でも、自軍の一部は反撃をする。敵軍はそれにより一部後退する
 これが小さな流れである。
 PTの編成で述べている部分と一部類似する。
 大きな流れの中に小さな流れがありそれを察することで均衡に持ち込み、逆転することができる。
 

Ⅲ.戦場の地形やオベの展開・AT展開を十分に把握しておくこと。

 地形で十分にATの大切さなどは理解したと思う。
 それに尚且つその戦場の地形を理解しオベの展開も把握しておくこと。
 誰かがやるだろう。と考えていることは「誰か」も考えていることである。
 自分から率先してやることは全体に意識させ、優位に戦況を運ぶことが出来る

Ⅳ.均衡時、やや劣勢時。臆せず、また冷静に判断し事を進めること。

 劣勢時のパタン2のような事態を避けるためである。劣勢になったからと言って慌てず、臆せぬこと。
 大きな流れ小さな流れを見極め、また冷静に事を進めれば必ず挽回の機はあるはずだ。
 しかし、無理をして全滅しては意味がない。時には退くことも頭に入れ行動しなければいけない。
 そのときは自軍の援軍の到着を予測し、味方のHPや異常状態に気を配り徐々に後退する。
 逆に攻めすぎる時がある。相手のカウンターを予め冷静に予測していれば大事は避けられる。
 上記は、ほんの一例に過ぎない様々な判断を要求されるだろう。しかし、この事を忘れなければ対応できるはずだ。

Ⅴ.その戦場を良く知る者の意見を柔軟に見聞きし反応し、決断は自分自身で考え決めること。

 戦争においてその地理解のある者が必ず居る。その者の意見を見聞きし自分の判断に役立てることは重要なことである。
 しかし、その意見は必ずしも絶対ではない。それを考えなければただ命令されているに過ぎないからだ。
 他者の意見をよく考え、そして判断に至ることが情報を上手く使うコツである。

 

兵法で大事なこと

 どの様に進軍を進めればよいかを説いている五箇条である。
 この要点はFEZのオベ展開と類似する点が多い、それを細かく分けたものと考えてもらえると分かりやすいと思う。
 基本これをPT単位で行ったり、軍団に呼びかけることをお勧めする。

  • Ⅰ.領域を見極めること・展開を考えること。
     どこまでオベを伸ばすか。ATを先に立てるべきか、壁が必要だろうか。裏埋めが先だろうか。ということを考える。
     
  • Ⅱ.領域を見極めた後、どの様な処置が望ましいか考える。
     領域やATを展開するために必要なクリが必要だとしよう。
    しかし、召還も出したい。そうなったときどう処理すればよいか考える。
     望ましいのはどちらなのかを考える。
     
  • Ⅲ.処置を行ううえで必要なクリ・人員を考え投入する。
     Ⅱに必要な人員を整える。またクリを準備する。
     展開後予想される攻撃に備える人員。オベやATを立てるために必要なクリ。などのこと。
     
  • Ⅳ.敵の戦力・味方の戦力。敵味方の能力の差を考える。
     敵の戦力・味方の戦力に差があるのかどうかを見極める。
     
  • Ⅴ.その結果、その戦力のどちらが勝ち、負けるか考える。
     Ⅳを考えた結果。優勢すぎるならば人員を他に回す手もあるだろうし、そのまま攻めるのもありうるだろう。
     逆に劣勢なら人員を回す必要がある。ということである。

計略の仕掛け方とその一例

 計略の仕掛け方それは『敵を欺くこと』にある。
 これは殆どの計略に当てはまる。相手は何もないだろうと思わせ、そこを突く。ということである。

 

 計略の実行を行う際もっとも気にかけなければいけないことがある。
 それは『敵に気づかれない』ことである。
 敵を騙すのにその策がばれてしまえば当然、罠にはまるわけがないからだ。

 

 そして計略を成功させるポイントは『実行に移す速さ』と『それに協力する者が居ること』にあります。

 

 では仕掛け方を意識しやすい例があるので見てみよう。

攻撃側のMAPには未だ防衛側の敵ナイトは見当たらない。そこで攻撃側はレイスを出し、そのあとナイトを出すことにした。
攻撃側のレイスが先に前線に到着したと同時に防衛側ナイトが@3現れ攻撃された。攻撃側のナイト@2が駆けつけるも
攻撃側レイスのHPは半分近くになっており、駆けつけたと同時に防衛側レイスが前線を押し上げ始めていた。

 この例は防衛側の計略です。防衛側ナイトレイスより先に3体用意します。
 攻撃側も同数掘っていると仮定するとレイスナイトを2体着けるのが限界です。
 防衛側のナイトはキプ前に待機させ、『ナイトは居ないと錯覚させます』
 ナイトがいないということで攻撃側レイスを出します。
 攻撃側レイス前線に着いたと同時に防衛側は、こう叫ぶでしょう「敵レイス発見!」と
 それを聞いたナイトはすぐさまレイスを頂きに行きます。と同時にレイスを出します。
 レイスは当然のように退くかもしくはダメージを追うでしょう。最悪解除でしょう。
 攻撃側が退いたと同時に防衛側レイスが見えれば退くしかありません。

 

 このときの攻撃側のキプでは次のレイスを準備する。だとか、ナイトを増やせ。だとか。
 前線下がってるレイスにしよう。いや、敵ナイトが多いナイトにするべき。などなど。
 どれも正しいのですが見事にぐだぐだですよね? これが防衛側の見事な計略でした。

 

 この計略のポイントは『ナイトは居ないと錯覚させる』という点です。
 見事に基本に忠実ですよね。攻撃側は居ないとおもってレイスを出してくれました。もちろんナイトも準備しているでしょうが、
 クリの掘れる量の速度には限界がありこちらのナイトが勝るに決まっています。また既に出ているナイトなので対応が早い。
 『実行に移すのが早い』まさに成功の鍵までそろっています。
 今回の場合、レイスの出すタイミングは攻撃側の戦意を刈り取ります。後退する軍にこれは堪えるでしょう?

 

 これが計略です。基本が分かれば他の計略も同様です。すこし違った点やポイントはありますが、大半当てはまります。
 様々な計略を知り、編み出し、その計略を崩す計略を立て、それを崩そうと考える。
 実際(09/04/06)時点でのFEZにおける計略は気づくことなくモロくらい一方的に勝利するケースか
 計略をせず、たまたま兵が居て勝てた。というケースが多いようです。
 現段階、計略を知る者は少なく、また行う者が少ないため利用すれば勝利可能性があります。。

敵計略を回避するには

 計略の仕掛け方とその一例で見てもらったように計略を使えば優位に進軍することが可能だ。
 この様に戦況を大きく左右する計略はやはりなんとしてでも回避したい。
 そこで敵の計略を回避するために有効な手段をいくつか挙げておきたい。既にご存知の方が多いはずだ。
 計略を行う場合前兆があるケースが多い。見逃さないことが何より大切だ。
 ない物もあるのでそれは下記を参考に敵の計略を暴いて欲しい。

兵力を用いる計略の回避

 兵力を用いる計略の回避でもっとも重要なことは自軍がとても優勢であること。もしくはひどく劣勢であること。
 この2点のどちらかが働いている場合計略を使ってくることが多い。
 劣勢を逆転する計略。もしくは畳み掛ける計略が来るということだ。
 そのため「敵兵の動きを観察する」ことが何より重要である。
 優勢なのに退いたり劣勢なのに特攻してくるなど、基本理念から外れることをしてきた場合は要注意である。 

地形・建築を用いる計略の回避

 地形を用いる計略は完全に地が敵に味方している状態のため。その地が影響している範囲ではこちらが一方的に不利である。
 地形を用いる計略は建造物を用いるか、地形を利用するのどちらかが主流。そのため原因を突き止め取り除けば回避できる。
 その地で戦うことは不利なため予め予想される範囲で「スカフォや警戒」を設置したり向かわせ報告させることが有効だ。
 地形で述べている通り要塞化には時間を要する。それが狙い目でもあることを再認識しておこう。

召還を用いる計略の回避

 FEZ特有の召還システムの特徴は各召還は特定の建造物を利用しないと召還できない。という点にある。
 門など1度壊せば建てれない物もある。
 この事から、召還を用いる計略では必ず「特定の建造物」が必要になる。

  • 第一に敵の門・蔵・キプ位置を予め知っておくこと。できればスカフォレーダーを使うのも良い。
     なぜなら、スカフォを壊すということは恐らく召還を出すからだ。と予測することができるからだ。
     そうでなくても壊す価値があるということは敵に害があるということ。害があるなら置かない手はない。
  • 第二に召還は隠れることができない。ナイトもジャイもレイスも歩兵に比べ大きい。建造物に隠したり、
    地形を利用しても難しい。
     そのため「警戒」を置くことが有効だ。移動速度を利用したナイトも有効だがクリ30個分何もしないのは痛手でもある。
     ハイドを使って警戒をし、キプへの妨害をするのも有効ではあるがばれた時のリスクを伴う。
  • 第三に召還は予想しやすい。という点を利用する。敵のナイトが多いとき、それは何かを護衛するため、
    もしくは攻撃するため。
     であると容易に検討がつく。そのため敵兵の動きでどんな召還を用いる計略をしてくるのか想像がつくだろう。
     しかし、ナイトを隠している場合はMAP上見られないのでやはり第二の手段が安全策である。
     そして、第三の回避方法を逆手に取られた場合の代償は大きい、真意を突ける者のみが使える手段といえる。

読みあう手。計略の攻防戦。

 とてもいい戦場にめぐり合えた時。それは計略の攻防戦が繰り広げられている証拠だ。
 計略に計略で返す。そんなやり取りをしている中どこで差をつけ打ち破ればいいのだろうか?
 難しいことではあるが可能である。FEZで見かける事例がある。見てみよう。

時は終盤。敵味方前線で滞り、一歩も退かず、譲らぬ攻防戦を繰り広げる。
そんな時僅かに押している方角に敵のジャイが居ると言う。ナイトはすぐさま敵ジャイの討伐に向かう。
とは真逆に若干押している前線があるということは押されている前線があるということ。
そちらへレイスを出すことにした。が、敵のナイトの総攻撃により後退。後に敵レイスによって一気に均衡は崩れた。
焦った兵はすぐさま援軍へと駆けつける。そうすると若干教えていた前線までもが崩れかけ、崩壊した。
 

 これはわざと敵のマクロを利用する。また、わざと押されていてる側にジャイを出した。敵と称される軍の策です。
 そして、押されている側にレイスを出すのは定石といえましょう。しかし、それをも逆手に取りました。
 敵のマクロはきっと次のような物だったのでしょう「敵ジャイ発見! 回数=敵数」
 ナイトはあくまで兵の1人です。
 オベが砲撃されていると思うのが道理、もしくはスコア目的でしょう。
 ナイトがジャイに夢中になっている間、定石といえるレイスに敵はナイトを差し向け、同時にレイスを護衛させました。
 ジャイは当然解除ですが、敵は均衡を崩すことに成功します。
 一時的なものであれ「劣勢! 援軍求む!」と叫び、またMAPをみて焦った戦力はさほど劣勢でもないほうへ流れます。
 そうすれば自然に勝っていた前線は均衡になり、次第に押し始めます。もともとの死に帰りは元いた前線に戻るのが普通ですが、
 そうでない場合は一気に推し崩すことが出来ます。

 

 これは俗に言う「囮ジャイ」の方法ですが、これほど巧妙に仕組まれれば囮もすでに計略の域です。
 敵のマクロを利用する。ナイトのスコアを利用する。がら空きになったレイスを襲撃する。そして味方レイスの護衛もした。
 一気にこれほどのことをして変わったこととは一体なんだったのでしょうか。

主導権を握る

 囮ジャイの事例をあげましたが、この策で変わったことは「均衡を崩す」それにより「主導権をにぎった」という点です。
 大きな流れ、小さな流れ。その流れは主導権を所持している軍が左右します。
 均衡する両軍には互いに主導権を譲らないという見かたができます。
 しかし、今回の敵はわざと均衡を崩し、強引に主導権を奪い取りました。敵ながら天晴れというわけです。
 今回の計略戦の場合この主導権をどちらが得るか、それとも奪うか。を争っていた。というわけです。
 計略の攻防戦でお分かり頂けたように「歩兵戦に対する計略だけでは勝つことが出来ない」ということです。

目次

 最後に目次をもってきたのは上記のことを頭にいれておけなければ、目次以下に各内容が理解し難いものになるからです。
 ここでは様々な状況にあわせた計略とその見破り方をご紹介します。
 また主導権を握る際に使われる手段もご紹介します。大変長い道のりでしたが、やっと本編といった所です。
 ここまで真面目に読んできたあなたならきっと計略を使いこなし、PTや軍団を優位に進めることができるでしょう。

 

勝戦

 勝戦…有利な時の計略

攻戦

 攻戦…上手く勝つ為の計略

併戦

 併戦…味方に対する計略

敵戦

 敵戦…同じ敵の力に対する計略

混戦

 混戦…乱戦時の計略

敗戦

 敗戦…不利な時の計略

主導権

 主導権…主導権を取る策