音楽/【Dearly Beloved】

Last-modified: 2020-05-23 (土) 14:09:03

タイトル画面で流れる穏やかなピアノ曲。キングダムハーツを象徴する曲とも言える。
8小節の非常にシンプルなメロディから展開されていき、シリーズ毎に曲調が違う。

  • 短調の曲なので、基本的にどのアレンジも切ない。

意訳は「親愛なる者」。「心から大切な人」と訳した方が、KHらしいのかもしれない。
作曲の下村氏は「愛しい人よ」と訳している(KHOパンフレットより)。

  • 野村ディレクターは当該パンフレットにおける下村氏との対談まで、意味を知らないままだった。
    実に15年もの間「名曲だと思うが名前が覚えづらいし意味もわからない」と思っていたようだ…。

 
タイトル画面で流れる際、後ろに波の音が入るのはナンバリングタイトルのみ。

  • スタッフいわく、この理由は謎らしい。

アレンジ版の「Dearly Beloved -Reprise-」はエンディング後のリザルト画面で流れる。
いっそ物悲しいほど静かなメロディは、激しいラストバトルが終わったという安堵感と物語が終わったという一抹の寂しさをもたらす。


この曲のフレーズを用いて作られている曲は多く、その中には原曲のしっとりした印象とは大きく異なるボス戦の曲も多い。


実は元々イベントシーン用に作られたが「使う場面がない」という理由からお蔵入りとなっていた曲。
試遊版を出すにあたりタイトル曲を探していたディレクターの目に留まり、急遽タイトル曲に抜擢された。
ディレクターがもっとも好きな曲であり、「運命的なものを感じる」と語っている。
開発中の曲名は「タイトル」だったそうだ。

  • 今までCMで流れた曲は主題歌だけだったが、3DではついにCM曲に選ばれた。
  • FFBEのUχとのコラボイベントのCMでも使用された。

「Piano Collections KINGDOM HEARTS」では通常の「Dearly Beloved」の他に「Concert Paraphrase on "Dearly Beloved"」というピアノアレンジがある。
また、下村氏の25周年ベストアルバム「memo・ria!」にて、ピアノアレンジが収録された。


 

KH Edit

オリジナル曲なので、上記のように一番単純な構成で仕上がっている。8小節で1ループするので、非常に短い。

  • タイトル画面で流れる波の音は、サントラでは存在しない。

この曲のアレンジに「Friends in My Heart」や「Always on My Mind」があり、どちらも感動的な楽曲となっているが、特に後者はイベントシーンとの相乗効果も相まって心に響いたプレイヤーは多いだろう。


BbSのゲームクリア画面や、3Dのシンフォニー・オブ・ソーサリーのイベントシーンでも流れる。

KH1.5 Edit

生演奏にアレンジされて登場。装飾音の動きが微妙に異なっている。
KHFMのタイトル画面だけでなく、起動タイトルを選択するランチャー画面でも流れる。

  • 公式HPで聴ける他、χのβテストの際はデッキ編成などのページで聴くことができた。

COM Edit

この作品から、KHIの「Always on My Mind」のメロディが使用されている。
忘却の城でピアノを鳴らすとしたらこんな感じだろうか。

KHII Edit

アレンジの中では一番王道をいっているだろう。
終始しっとりとした雰囲気に涙を誘われ、この曲のせいで、しばしばタイトル画面で手が止まりそのままOPデモに突入、という経験をしたプレイヤーも多いと聞く。
タイトル画面の演出が従来と異なっているのは下村氏の要望で、イントロ部分と映像の切り替わりを合わせるためにスタッフにかなり調整をしてもらったらしい。


この曲のフレーズを使用した曲にトワイライトタウンのバトル曲「Working Together」やゼムナス戦の曲「A Fight to the Death」があり、今作からはバトル曲にもアレンジが登場することとなった。


今作のEDや3Dのラスボス直前のイベントでもこの曲が使用された。

Days Edit

フルートの音色から始まる切な気なアレンジ。
これまでの第二フレーズから音楽が始まるのが特徴。
ソラが主人公ではないということで、いつものピアノでスタートするパターンではなく、フルートやハープの旋律から始まるようになっている。
フルートからの主旋律とストリングスの伴奏が美しい。不思議と夕焼けが目に浮かぶ曲である。


シオン戦のBGMの一部にもこの曲が使用されている。

KH1.5 Edit

生演奏にアレンジしなおされたことにより、より情緒深いメロディを奏でるようになった。

BbS Edit

今までのシリーズの中で一番切ない、と言うより儚げなアレンジ。遠く夢見るような雰囲気を意識したらしい。
COM以降使用されてきたメロディが流れないのは、BbSがKHIより前の時系列である事を表現するためである。
繊細なヴァイオリンソロからの、未来に希望を持つかのような曲の盛り上がり具合は、シークレットムービーを見ると特に顕著に現れている。

  • 因みにこの曲以外にも、本作のBGMにはヴァイオリンが印象的なものが多数ある。ヴァイオリンはBbSを象徴する楽器とも言えるだろう。

続編にあたるKH0.2でも同じ曲が使用されている。


ゲームクリアのリザルト画面ではKHIのものが流れる。

  • BbSのクリア画面でオリジナル版が流れるのは「KHIに繋がる」という意味。

アクア編ラストバトルの曲も、この曲を元にして作られている。

coded Edit

少し明るい曲調に。メロディの前にちょっとしたピアノアレンジが加えられていて、この部分だけでも今までと違った、元気な印象を与えてくれる。

  • 余談だが、Re:codedのパッケージのイラストでも、みんなが笑っている。他の作品に比べ、明るい印象の作風であることは間違いない。
    • codedのオフィシャルアートは逆にシリアスな雰囲気の物だったりする。
      • さらに、メモリアルアルティマニアに載っているcodedのオフィシャルアートはカイリがいなかったりする(本人もラストを除くとほぼ出番がない)。

ハープのアルペジオがかなり特徴的であり、全体的にエコーが効いたアレンジ。

  • また、裏で入るピチカートも印象的。3Dに並び、可愛らしいイメージを与えてくれる曲である。

3D Edit

今作のコンセプトはずばり、「3D」とかけて「3拍子」。途中からワルツ調になっているのはそのためである。
3連符もふんだんに取り入れられている。
可愛らしく光る高音や体の奥まで響くような低音が、まるで夢の中で遊園地で遊んでいるかような雰囲気を醸し出している。

  • 中盤までは、芯の通ったピアノが他の作品に比べゆっくりしたペースで進む。3Dにおけるリクの決意も表したような曲。

シンフォニー・オブ・ソーサリーのイベントシーンではKHIの曲が流れる。
片方だけでは足りなかった「音の力」が、現れたもう片方の「音の力」と合わさる事によって、「Dearly Beloved」という音楽が完成するという演出になっている。互いの事を思いあう二人の姿がその曲の意味ともマッチしている。

  • ちなみにソラの「音の力」はストリングスで、リクはピアノ(伴奏も含む)。

ラスボス前の不思議な塔で、リクがソラの夢へのダイブを決意するシーンでもKHIIの曲が使用された。


イベントシーンで流れる「Link to All」はこの曲のアレンジだが、その希望溢れる曲調からファンの間でも人気が高い一曲となっている。

χ Edit

マイページなどで聴ける。ゆったりしたフレーズが流れた後、アップテンポで個性的なリズムを打つ曲調に転換している。


Uχに実装されたBGMつき予知者メダルの曲はすべてこのχのアレンジのDearly Belovedになっている。

  • このため、パートナーメダルに設定するとUχのホーム画面でもχ版アレンジを聞くことができる。

Edit

χと変わらず、起動時やホーム画面などで聞ける。
アンチェインドキーではχと同じ曲が使用されていたが、ユニオンクロスへのリニューアルから新曲になった。
ピアノとヴァイオリンの音色が美しく、「χのその先」を感じさせる曲。

χBC Edit

イントロ部分などピアノの旋律に一部大きくアレンジが加えられており、儚さを抱かせる曲になっている。

KH2.5 Edit

ランチャー画面で流れるものは「Piano Collections KINGDOM HEARTS」のバージョンが使用されている。
KH2.8、KH1.5+2.5のランチャー画面でも同様に使用されている。
KHIとKHIIのメドレーになっており、王道ながらピアノの美しい音色が胸を打つ曲へと仕上がっている。

KHIII Edit

壮大なピアノコンチェルトとなり、生演奏で収録されている超絶技巧のピアノに感動もひとしおの一曲となっている。
イントロに大幅なアレンジが加えられ、第一印象では「Dearly Beloved」ではない別の曲と思った人も多いかもしれないが、下村氏曰くあえてそう思わせるように作ったとのことで、「全然違うように聴こえる曲からDearly Belovedに帰っていくのがコンセプト」と語っている。