どんなに弱いチームでも3割は勝つ

Last-modified: 2022-04-27 (水) 12:59:33

ニンテンドーDSのゲームソフト『パワプロクンポケット11』で、登場キャラクターの神条紫杏が発した台詞。


概要


サクセス開始1年目、新規参入球団ナマーズのオーナーを務める紫杏が、ライバル球団のホッパーズとの開幕戦で初勝利したあとにこう発した。

なんJにおいては、シーズン序盤に負けが込んで極めて低い勝率を推移しているチームに対して用いられる。
とはいえ、プロ野球はスポーツの中では戦力差が出にくい方であるため、最終的に勝率が3割を切っているというケースはほとんど無い*1*2

それでも、ドラフト制度導入前で戦力均衡ができていなかったり、新規参入した球団で戦力が不十分だったりするとシーズン勝率が3割を切ることがある*3


実際に3割勝てなかった例

ここでは2リーグ制以降のみ記述*4

チーム名試合勝利敗北引分勝率備考
広島カープ195013841961.299球団創設初年度。球団ワーストタイ記録となる13連敗を記録。(1999年と同数。)
松竹ロビンス195212034842.288この年のセ・リーグは「勝率が3割未満のチームには何らかの処罰が与えられる」との取り決めがあった。最終的にシーズン終了後、大洋ホエールズと合併。
近鉄パールス195210830780.278
洋松ロビンス195413032962.250シーズン終了後、松竹が球団経営から撤退。
大洋ホエールズ195513031990.238セ・リーグ最多敗戦数記録。
近鉄パールス195813029974.238*5
近鉄バファロー*61961140361031.261NPB最多敗戦数記録にして唯一のシーズン100敗以上
ヤクルトアトムズ197013033925.264この年に歴代2位タイの16連敗を記録(2019年ヤクルトと同数、1位は1998年ロッテの18連敗)
東北楽天ゴールデンイーグルス200513638970.281球団創設初年度


関連項目


*1 実際、セイバーメトリクスで用いられる「WAR」という指標で定義される「代替可能選手(=一軍向けに二軍からの昇格やトレードなどですぐに用意できる選手)」だけで1年間試合をした場合の想定勝率は.294とされており、セイバーメトリクス的には「どんなに弱いチームでも2割9分4厘は勝つ」と考えられている、とも言える。
*2 サッカー等他競技の国内トップリーグでは、試合数の違いや引き分けの多さ、チームごとの戦力格差の大きさから、下位チームの勝率が3割を切ることは珍しいことではない。
*3 特にMLBにおいてはドラフトで勝率の低い球団から順番に指名する完全ウェーバー制を採用しているため主力選手放出等を行うことで意図的に勝率を下げる「タンキング」が横行しており、その結果2018年のオリオールズ(47勝115敗、勝率.290)、2019年のタイガース(47勝114敗、勝率.292)のような例が発生した。そのためタンキング防止策として2023年よりNBAで既に採用されているロッタリー制(上位指名権をプレーオフ非進出18球団を対象としたくじで決める方式。)が導入される運びとなった。
*4 1リーグ制時代を含めた最低記録は、後楽園イーグルス(1943年に解散した球団で、無論東北楽天ゴールデンイーグルスとは無関係)が参入初年度の1937年春に記録した56試合・12勝44敗0分・勝率.214。その前年にしてプロ野球のリーグ戦が初めて行われた1936年春夏には大東京軍(のち松竹ロビンス、現在の横浜DeNA傍系)が0勝13敗1分で、計算上驚異の勝率.000を記録している(1936年秋は5勝21敗2分、勝率.1923)。もちろん、NPBで1シーズンに1度も勝てなかった球団は、この時の大東京軍以外には存在しない。が、この年は春夏・秋のシーズン共に現在のようなリーグ戦が行われておらず勝率は記録されていない。また、春夏は優勝も決めずに終わり、秋は優勝のみ決め(東京巨人軍が、大阪タイガースとの年度優勝決定戦を2勝1敗として優勝)、2位以下の順位も記録されなかった。この年の大東京軍は、球団創設から14連敗し、さらに現在でも歴代2位タイの16連敗を叩き出すなど、草創期とはいえ驚異的な弱さであった。
*5 当時は引き分けを0.5勝0.5敗として計算していたため上記の大洋と同率のワーストタイの勝率であるが、現在の計算方法だと.230となり上記をも下回るワースト記録となる。
*6 誤植ではなく、1959年~61年当時の近鉄の球団愛称は「バファロー」だった。「バファロー」になったのは翌1962年。