裏面を見抜く目
Last-modified: 2024-02-23 (金) 02:30:31
裏面を見抜く目(りめんをみぬくめ)
- 19年7月、G23「TEMPEST」第1期アップデートにより実装した特性。
プレイヤーからの愛称は「裏目」。当然だが、裏目と言ったとき全てがこの特性のことを指すわけではなく
元々日本語でよく使われる「物事が裏目に出る」表現で話される場合もあるので、使う場合・使われた場合は注意。
- 戦闘だけではないのが他の特性との大きな違い。
戦闘・生産・採取・探検と非常に幅広く活用でき、特に採取に与える影響力は計り知れない。
更に、他のG23特性を使うために必要な「境界の痕」を集めるためにも使用される、非常に重要な特性。
G23報酬の目玉と言える。まあ、進行の途中で覚えられるんですけどね
G23メインストリームにおいても使うシーンが用意されている。
概要
- 発動すると、自分の周囲に多様な効果をもたらす特性。
周囲といっても、常時自分の近くというわけではなく10秒毎に自分の範囲内に効果を与える形式となっており
その10秒のうちに効果範囲を離れて近づかなければ効果は消える。つまるところ、効果の更新の瞬間に対象が範囲内になければダメということ。
- 範囲内にいる敵には、デスマーカーのようなダメージを追加する効果を与える。レベルに応じて1~3%。
効果適用対象は赤く光るエフェクトがつく。
また、この状態の敵を倒すと、体力値に応じた確率で「境界の痕」をドロップする。なお一回の特性発動でのドロップ数には制限がある。
- 周囲の遺物を半神化のように自動的に探知し発掘する効果を持つ。
- 周囲の採取可能物(例外アリ)に、以下の効果の中から1つをランダムで与える。対象物には対応する色のエフェクトがつくので、どの効果が発動しているかは一目でわかる。
23/06/21からは色が分かりやすくなり、新たにモチーフもつくように。
- 黄・クローバー:Huge Lucky採取を確定で発動させる。ただし、1回の周期で発動できる確定ヒュージの回数にはレベルに応じた限度値がある。
- 緑・上矢印:レベルに応じた値だけ採取速度を上げる。ただし効果量はそれほど多くは無い。上記の改善が行われる前は黄色と間違えやすく、間違えるとがっかりする色だった。
- 紫・照準:レベルに関わらない。必ず採取に成功するようになる。
- 青・ループ:レベルに関わらない。採取可能回数を減らさずに採集でき、更には既に採りつくしてもう採れない対象からも無理矢理採集可能になる。
- 裏目発動中は、専用レシピが生産レシピ一覧に表示される。
- 採取物と敵に対する効果はパーティーメンバー全員が効果を受ける。
- 持続は2分。CTは5分。
- 専用レシピはたまにしか使わないが、それ以外はどれも非常に利便性の高い特性。
- やはり一番の目玉は採取に関する効果。とりわけ確定ヒュージだろう。
黄色が出るまで粘れば、採取回数制限分を全てヒュージで取ったりもできる。例えばダンジョンに生えている解毒草を5回ともヒュージで抜いたり出来る。
CTも存在するが、パーティーを組めるのであればメンバー内でローテーションするように発動させることでそのスキマを埋める事も可能。
他プレイヤーの支援として発動する事も可能。
- この効果はことさら強力なものであり、そのあまりの強さに、それまで採取の相棒だったパートナーは、その出番を妖精フローラに取って変わられたほど。
パートナーによる採取数増加は青の裏目には便利だが、黄色を発動するとなるとその恩恵も相対的にがた落ちする。*1
そして効果が更新されるまでの10秒の間になるべく限度回数まで採取しておきたいので、特に裏目のレベルが上がってくるとフローラに軍配が上がるのだ。
- これにより数々の生産スキルに救いの手が差し伸べられた。糸を大量に使う紡織&裁縫、鉱石はどれだけあってもいい製錬*2、薪はいくらでも欲しい木工に、ランク1までいくなら新レシピで草をとっておきたいハンディクラフト、採取だけでなく探検機能も使うことのあるポーション調合もこれに当たるか。
- 一方、ヒルウェン工学は鉱石を掘るのには便利だが、何かと必要なエメラルドコアはこの特性で賄うことが出来ない。
また、マジッククラフトもシリエン採取に便利でポイズンハーブ集めも捗るようになったが、こちらもモンスター素材の収集には殆どメリットが無いのが残念なところ。
- 通常の採取手段を用いない採取では効果を発揮されない事がある。鉱物採取は最たる例であり、ツルハシでの採鉱と比べ大きく不利がついてしまい一気に不人気に。
- さらに実装当時は蜘蛛の糸も採取が大変だった。糸の原料の片割れである羊毛側が、羊毛刈り実装・豊作の歌実装・採取Huge Lucky実装と次々に利便性が向上していくのとは対照的に、蜘蛛の糸に有利な要素は長らく人形カバン位しかなく、ずっとテコ入れされていなかった。
そんな中、22/05/25のアップデートで農場にクモの古木*3が実装され、蜘蛛の糸も裏目の爆発力で一気にかき集めることが可能となる。
これによって、以降の紡織や交易の物々交換などを一気に後押しした。
- 裏目実装後に実装されたマギグラフィ才能での筆記用具クラフトは、ハーブの要求数が非常に多い。これは裏目の効果でハーブを大量に採れることを加味しての設定になっているものと見られる。
- 非常に手軽に使えるダメージブーストとしても一定の価値がある。その上昇幅は少ないが、PT全体が恩恵を受けられるし、特性枠を一人がこれに割けば良いという点も優れている。CTに入っても待つ時間は3分で済むのも良い。
- 忘れがちだが遺物探知能力もある。しかし発掘間隔が10秒と長く、Lロッドを手に持ってある程度は探さなければならないため半神化より性能は悪い(範囲もやや負けているようだ)。
その影響と歴史
- このスキルの存在により、G23まで進行したプレイヤーと、そうでないプレイヤーの間での採取・生産の効率に大きな格差が生まれることになる。
特に筆記用具クラフトは上記の通り、ハーブの要求量が完全にこれを前提とした設定であるため、裏目が使えないプレイヤーは素材集めに難儀する。
- また、調子に乗ってヒュージを出しまくっていると、人形カバンや拾うペットを出していても出現したアイテムが拾いきれないという問題も発生した。
- そこで、22/01/19のCROMBAS二次アップデートにおいて、人形カバンがアイテムを一度に最大20個まで拾うアップデートを実施。
これにより人形カバンが裏目での大量採取で大活躍してくれるようになり、アイテム拾いきれない問題は解決した…かのように見えた。
- しかしながら、これもすべての解決には至らなかった。
そもそも、アイテムを拾う人形カバンを持っているかどうかにプレイヤー間で大きな隔たりがあったのだ。
人形カバンは期間限定で販売されるものを購入する以外の入手法が乏しく、機会を逃してしまったプレイヤーはアップデートの恩恵を受けられないまま不便を強いられてしまうことになる。
- この状況を打破したのが、22/11/26のブロニーの成長サポートの更新。
この更新により、チュートリアルを完了するだけで人形カバンを複数、しかもタダで貰う事ができるようになる。
特定のアイテムを拾う機能も付与されていた為、これによってアイテム拾いに関する格差はかなり解消された。
- その一方で、今でも裏目自体の習得がそもそも遅い問題や、ブロニーでもらえる人形カバンでは拾えない種類のアイテムはある、という問題は残された。
しかし2023/11/15「BEYOND」アップデートの際、人形カバンに新たに拾わせるアイテムの種類を登録出来る機能が追加された。
これにより、強力な人形カバンを持っている優位性は保たれつつ、一方で人形カバン資産の足りない人でも欲しいアイテムを拾わせる選択肢が与えられた。
もはや無課金でも裏目の圧倒的に高いポテンシャルは十分に引き出せるようになったのだ。
- 他方、アイテムを拾う特性を持ったペット達は相変わらず1つずつしか拾えない、拾うサイクルも同等、オブジェクトに引っかかって拾えず右往左往するなど立場は比較弱体の一途をたどっている。
とはいえペットにはディヴァインリンクという大事な役割もあるので、それはそれですみ分けになっている、といえなくもないか。
- 本特性でもらえる境界の痕は、他のG23特性の利用に必要だったためプレイヤー取引で一定の値がついた。
また、G23の関連クエスト「水害復旧」を頑張る事でもらえる人形カバンにはこの境界の痕を拾う機能がついていたため
これを拾ってちょっとした小遣い稼ぎに利用した人もいるようだ。
- 1000個集めて売るとなかなか馬鹿にならない値がつく。使う側の人も気が付いた時は集めるようにしたりもしたが
忘れがちだったりなどで、結局購入に頼るケースが多いんだとか。
- 特に、一度に複数使う上に利用頻度の高い「状態支援」や、
境界の痕をまとめてクラフトしないといけない境界石を使う「力の結束」は境界の痕の残数を大きく減らしがちな要因となった。