WHO 『主体・誰が』。事件の構成要素の1つである誰がしたかに関する痕跡と推理(作者の罠)を列挙する。いわゆる犯人当てミステリ。
事件や出来事の中で「誰が」の点が隠されているミステリであり、作者の残した痕跡を結びつけたり、取捨選択、埋もれた情報からの発見(洞察力)を読者は行う。
犯人を指し示す直接的痕跡があるケース
- 犯人に残った痕跡
- 犯行時に付着した傷や汚れ、破損
- 被害者との争いによるもの
- 犯行に用いたトリックによるもの
- 犯行現場に特有の傷や汚れ
- 犯行に使用した道具関連
- 道具そのものの所持
- 道具を使用した痕跡が肉体・持ち物に残る。
- 犯行時に付着した傷や汚れ、破損
- 現場に残ってしまった痕跡
- 分泌物
- 汗
- 指紋
- 血痕
- 頭髪
- 歯型・唾液
- 分泌物
- 所持品
- 衣服や切れ端
- ボールペンなどの小物
- ダイイングメッセージ
- 目撃情報・証言
- 背格好
- 性別
- 年齢
- 犯人しかしらないことを暴露したうかつな発言
- 死因・傷跡・死体の状況
- 室内の様子
- 実際には作動しなかったが、現場に残された仕掛け
犯行成立に必要な条件を満たす人物
- 犯行に用いられたトリックを使用可能な人物から絞込み
- 時間的条件(アリバイ、作業時間の確保、移動時間)
- 空間的条件(順番、立ち位置、居た場所、調べた場所、距離)
- 筋力や体格や体重。
- 外見的特長(衣服、被害者と同じ色の服等、年齢、容姿)
- 内面的特長(神経質、几帳面、筆跡や文章のクセ)
- 資格や技能や能力(車の免許、ヘリコプターのライセンス、格闘技や腕力、肩など)
- 現場状況からの推理
- 時間的条件(アリバイ、作業時間の確保、移動時間)
- 空間的条件(順番、立ち位置、居た場所、調べた場所、距離)
- 筋力や体格や体重。
- 外見的特長(衣服、被害者と同じ色の服等、年齢、容姿)
- 内面的特長(神経質、几帳面、筆跡や文章のクセ)
- 資格や技能や能力(車の免許、ヘリコプターのライセンス、格闘技や腕力、肩など)