アリバイに関わるトリックを列挙。
死んだ人間を生きていたようにみせるか、死んだと思われている犯行時間をずらすか。自分のアリバイを偽造するのか、大きく分けて、3つの方法がある。
被害者の死亡時間の誤認
- 信用が置けるはずの死亡推定時刻を誤認
- 激しい運動をさせる。
- 熱や氷などの温度を利用
- 別の死体と入れ替え、または検査用の一部と別の死体の一部を入れ替え。
- 検視官が共犯で、ウソの検視報告。
- 死体を動かして、死班を偽る
- 被害者が生きているように誤認
- 装置や設備
- 物や死体の一部を装置で動かし、生きてるように見せる。
- 窓際においた被害者の首から上を目撃させる。
- 誰かがうるさいぞというと、その時、遠隔操作で動かし音を消す。
- 装置や設備
- 誰かが被害者のフリをする。
- 被害者のフリをして、応答、記録、目撃証言を得る。
- 被害者のフリをして(障子の裏から二人場檻のように)手を動かす
- 被害者と同じ衣装をきた誰かを、第三者が見間違い証言する。
- 実は双子だった。
- 演技をする。
- 被害者の名前をよび、被害者がいるように見せる。
- 被害者と話し合っているフリをする。
犯行時刻を類推する材料を誤認
- 現場から逃げる人影
- 犯人だと思われたくない第三者を目撃させる
- ライトなどを用いて動く影を演出する
- 犯人に唆されたり、何かのゲームだと勘違いしている人間を目撃させる
- 凄惨な現場のあまり逃げたした本当の第一発見者の人影。
- ウソの悲鳴、争う音、破壊音
- オーディオ機器を利用
- 時間経過で、窓ガラスが割れたり物が倒れる仕掛け
- 近くの部屋で同じ音をだし、犯行現場のガラスなどももとからそうしておく。
- 犯人による聞こえたフリ。
- 犯行現場の様子を偽る。(装飾品、調度品、被害者の持ち物、付属品から、ある時まで犯人が居た、ある時に犯人が来たと思わせる。)
- 時計の時刻が止まっている。
- 携帯電話の操作や発信履歴。
- テーブルの上の食事状態や、グラスの有無等
- 燃え尽きそうな蝋燭。あらかじめ他の部屋と元の長さが異なる蝋燭を使うなど。
- 寝間着なので、寝る前だった。
- バスタオル一枚なので、入浴直前直後だった
- 熱々のコーヒーがある=直前まで犯人が居たとおもわせる
- 一人暮らしの男なのに、二人分の分量の料理がゴミ箱やレシートに。
- 犯行場所を誤認させる(移動時間)
- そっくりなたて物が近くにあった
- 犯行現場と現在地が遠く離れエいるというのが間違いだった。(遠回りさせられていただけ)
- 館の内部構造が特殊で、想定していた部屋と違う部屋の出来事だった。
- 犯行場所の外から殺害したのを現場内の殺害に見せる。(窓から顔をだした被害者、隙間からナイフ等)
- 被害者と周囲の床ごと別の場所へ運び、場所を偽る。
- 目撃者や証言者の認識時間を偽る
- 時間確認用の時計をいじっておく。
- 5分や10分のちょっとした誤差を利用する
- 時間の目印となるものを、作る・まねる。(花火の音=口笛。)
- 親しい犯人(人物)をかばって、うその発言をする。結果的に真犯人にアリバイ。
- 第一発見者の犯人が嘘を言う。現場にとどまっていた犯人に襲われたフリをする。
アリバイ証明の誤認・虚偽
- 記録、データ、チケットの誤認
- 代用・利用
- 一見同じに見える数年前のものを提出。年度表示がないデータ。
- 別人や知り合いの入場記録を借りた
- 他の人の荷物に紛れ込ませ、携帯のGPSデータを誤認
- 双子、そっくりさんの利用
- 偽造
- 合成写真・加工編集
- 代用・利用
- 目撃証言の誤認
- 代役をたてる、フリをしてもらう
- 善意の第三者にさも自分であるよう応答させる
- 善意の第三者にさも自分であるよう応答させる
- 殺人と同時進行でアリバイ確保
- 電話をしながら殺害する。
- 早業の殺人
- 代役をたてる、フリをしてもらう
- 装置・仕掛けによる誤認
- 室内で動く人影や、窓で手を振る仕掛け等
- 自分に似た人形を置いておき、遠めで目撃させる
- 時間に合わせて録音した自分の声のテープを流す
- 作業内容・完成品、物による時間誤認
- 作品を作り上げるのには一晩かかったし、かかるので犯行はムリなど言う
- すべての碁石を拾い上げるのに5分はかかったなど言う。
- 限定品を朝から並んで買いに行ったレシートと物。
- 犯行現場の誤認(距離的制約の誤認)
- 被害者が移動。
- 犯人と合流しようと被害者も犯人側へ向かってきた。
- 死体となった後、電車や車や川の流れ、第三者の善意・悪意で別の場所へ運搬させられた。
- 被害者が移動。
- 場所を匂わすウソの痕跡を残す
- 塩水を含んでいた
- 海水で溺死
- 意外な移動方法があった
- 路線、乗り換え、近道
犯人が直接手を下したように見える遠隔殺人で正当なアリバイ確保
- 事故死を誘発する仕掛け
- 突き落としたかに見えるが、被害者を誘導する文面で、事故死を誘発した
- 崖に向かって走るように訓練した犬を被害者に与え、事故死を誘発した。
- 紙などのハリボテの上を通らせ、のった瞬間に落下。犯人が現場で突き落したようにみせた。
- 物理トリックによる遠隔殺人(使用後は部屋の乱れや火災で証拠が残らないor第一発見者になり証拠隠滅)
- 被害者を昏睡させた後、ロウソクの炎に丁度当たる位置へFAXを遠隔から送信。
- 室内のパンチングマシーンにナイフを取り付け突っ張らせ、ドアを開けるとつっかえが取れ刺さる。、
共犯・従犯等による正しいアリバイの確保
- 共犯・従犯を用いて、正当なアリバイを確保
- 脅迫・援助などによる部分協力
- 犯行の責任を感じての事後共犯
- 犯人を逆に脅迫するために、第一発見者や目撃者が別工作し、犯人にはアリバイを作る。
- 犯行に関係ない泥棒や盗難目的の人物が、現場を荒らし誤解が生まれる。