事件などで不可解な言動をする人々に関わるトリックを列挙。一見意味の分からないものから、気づけばすぐ犯人特定につながるものなども含む。
犯人の言動に関わるもの
- 一見不可解に思わせて、犯人だと露呈する推理材料の提示
- (本当ならその人は知らないはずなのに)、知った上での発言をする。(犯行時に目撃した情報を元に喋っていた。)
- かけている眼鏡の度が変わる。(犯行現場で眼鏡を割った)
- 袖が濡れている、足元が濡れている。
- 息を切らしている。汗をかいている。
- 自らを犯人だと思わせるようなトリックを使う。
- 暴かれるかの挑戦
- 一度疑われてから、疑惑が晴れれば犯人候補の圏外になると見込む
被害者の言動に関わるもの
- (プールに来ていた)被害者の持ち物に、下着がない → 水に入るつもりがなかったから帰りの着替えは不要だった。
- 他殺に見える自殺を行う。(凶器が現場にない→消失トリック)
- ある人物への復讐の為、遺書の自殺より重い他殺の容疑をかける
- 室内で靴を履いたまま死んでいる。室内の部屋から落下したのに靴をはいていた。
目撃者や関係者(犯人でない登場人物)の言動に関わるもの
- 自分が犯人であると虚偽の証言をする
- 別々の方法で互いに気づかずに、同じタイミングで殺したという稀なケース。
- 勝手に犯人と思い込んでいる人物をかばっている。
- 小さい事件で犯人と認められアリバイが成立すれば、別の重大な事件からは目をそらせられる。
- 感謝や尊敬が付随するような名誉の殺人行為のため、自己犠牲や見返りを求めて。
- 切望していた自分の殺人願望をかなえてくれた為、知らない犯人の身代わりになることもいとわない。
- 犯人をかばう(証言しない、うそをつく)
- 殺人犯を知っているのに、大事な人だから言わない(犯人は誰だと勘違いしてかばうパターンあり)
- 勝手に犯人と思い込んでいる人物をかばっている。
- 実は共犯者だった。
- 犯人であると妄信する
- 過去の事故死の遺族が、殺人だと思い込み、ある人物に復讐したり、何かの事件の折にそいつに罪をかぶせようと工作をおこなう。(現場改変や偽りの証言)
探偵の言動に関わるもの
- 犯人発見、追及の為の罠を秘密裏に仕掛ける(被害者役や皆の協力により不可能行為とうつることも)
- 探偵自ら持ち物や荷物をあさり証拠を探す。盗難や犯人の仕業にひっかぶせる。
- 被害者役と協力の元、完全なる密室殺人を演じ犯人を動揺させる。
- 犯人候補以外の数人を探偵が眠らせて部屋に監禁、知らずに犯人が犯行を行い、犯人と断定。
- 偽の証拠を提示し、犯人に本物の証拠の在処を言わせる。