犯人の存在誤認

Last-modified: 2021-03-17 (水) 17:26:18

犯人は明確な意図や動機を持って、犯行を行う。
犯人は殺人を行った時点や、現在も生きている。
犯行に関わるすべてのことは、犯人によって構成された。等



といった読者の犯人という存在への先入観を利用して、犯人候補を誤認・かく乱させるトリック。




犯人の存在に関わる誤認

  • 犯人不在
    • 事件進展中に死亡
      • 正当防衛で被害者に逆に殺される。被害者が殺人を黙っている。
      • 死亡、失踪、目的達成後などに、別の人間によって犯行、犯罪の引継ぎ


  • 事件展開前に死亡
    • 影の犯人として君臨(遺言、日記などで別の人物を操り駆り立てる)
    • 生前に仕掛けた仕掛けに、犯人の死後、誰かがかかる。


  • 単純な事故または、事故死の利用
    • 頭上からの落下物で圧死
    • 事故死を、殺人であるように偽装し得する人物による事故死後の現場工作・撹乱。
    • プロパビリティの殺人


  • 実行犯に自覚のない殺人行為
    • 密室のドアを蹴破るさいの衝撃で、ドアの前に居た被害者が死亡。はずみで包丁がささる等
    • 危険な気体が発生する薬剤を混ぜてしまう
    • アレルギーや病気を誘発してしまう。


  • 探偵役が警察が殺人事件として捜査していないことに納得がいかず独自に調査を行う。


  • 罪のなすりつけ、犯人に仕立てられる


  • 事件展開後に犯人が自殺