物のあるなしに関わる謎を0と1の問題だとするならば、1が0.1の小分けにされてしまったり、1の意味が変わったり、その物の状態・様相等の質的変化、内的変化するいわば1の変化の問題について触れる。
位置が動いた、向きが動いた、さかさまになった。
目的・痕跡
- 誰かがその部屋に居たという痕跡
- 間違えられたため。似てるものを持った人物がいた痕跡
- 同じものや似た別物にすりかえられた痕跡。
- 動かし方にクセや本来とは異なる位置やズレがある。奇妙な使い方を正しいと覚えている人物。あるいは、全く正常・本来を知らない人物
- そのものが置いてある部屋に入ることができたのは、性別(更衣室)、年齢、体格で犯人絞込み。
- その付近に来る可能性が高いのは、○○な人物。
物自体は無関係で目的ナシ
- 発見現場や場所に目的アリ
- その現場周辺を調べたかった。弄りたかった。
- その場初から人を遠ざけようとした。
- 悪戯がばれそうだったので、いもしない犯人のせいにする。
- 喫煙をみつけられそうになり、いもしない犯人のせいにする。
- 時間や、タイミングに目的アリ
- 時間稼ぎ(鉢合わせを避ける)、それを調べさせるめくらまし、おとり。
- アリバイ作り
- 持ち主へのメッセージや関心をひきたい
- 脅迫・脅し
- 事件を解決し好意を持ってもらう。関心を引く(自作自演)
- 仲間内での度胸試しや、
- 成功したら丸まるをするといった景気づけ。
- 別の事件のカモフラージュ、捜査混乱を狙う
- 一旦動かすという行為や動かした痕跡でメッセージや暗号の送受信
- 勘違い・誤解
本質的機能の作動の有無
目的・意図
それが必要な人間が犯人というロジック、あるいはとりっくの痕跡。
- 誰かがその部屋に居たという痕跡
- 昼間でも光がついていた。犯人は老眼で小さい文字を読むのにさらに強い光が必要だった。
- ドアの下に物が挟まる。動いた痕跡=トリックの痕跡
- 近くの階段ではなく、少し置くのエレベータが使われた。(足が不自由な人間か?)
物は無関係で目的なし
(同上)
破壊・破損、一部の欠損
目的・意図
- 証拠隠滅・めくらまし
- 痕跡や証拠を消せないために、重要な一部を削り取った。
- 痕跡や証拠を消せないために、全部を粉々に破壊した。
- 本当に欲しい目的物がなんだったかわからないよう、部屋中や周囲のものを破壊
- 実際にしたことを誤魔化す為、破壊して物と事実を覆い隠す
- 保険金目当て
- 責任転嫁、脅迫、罪のなすりつけ、責任を取らせる
- 不足や瑕疵を知っていて、あたかもあるタイミングで壊れたように偽る。
- 不足や瑕疵を知っていて、あたかもあるタイミングで壊れたように偽る。
- 隠匿・運搬
- そのままだとかさばる為、わざと粉々(バラバラ)にして運搬しようとしたが、その途中で発覚。
- そのままだとかさばる為、わざと粉々(バラバラ)にして運搬しようとしたが、その途中で発覚。
- 嫌がらせ・復讐(破壊衝動・怒りの発散)
- 窃盗・盗難
- 粉々になったものをすべてあつめても、一部足りない。重要な一部だけ窃盗
- 照合・確認する為に、粉々になった一部だけを持ち去る。
物は無関係で目的なし、偶然や結果として破損した
(同上)
別視点(補足) 認識の観点から言うならば
人間の認識が5感から成り立つものである以上、1の変化(物の質的変化)はそれらの感覚で判別・判断する事となる。つまり、以下のとおりになる。
音や味が変わったことを題材にするミステリなど、ちょっとどうなるのか予想もつかないが、そういうこともあるのだろう。
- 視覚的判断
- 空間の変化
- 位置の変化
- 向き、角度の変化
- 見た目の変化
- 形の変化
- 色の変化
- サイズの変化
- 空間の変化
- 聴覚的判断
- 作動音・動作音の変化
- 反響音の変化
- 嗅覚的判断
- 味覚的判断
- 触覚的判断