成田線は、以下の2種類の運転系統を指す名称である。
- 総武本線の千葉~佐倉間と、成田線佐倉~松岸間、総武本線の松岸~銚子間と、これより分岐する成田線(空港支線)成田~成田空港間を運行する運転系統
- 成田線(我孫子支線)我孫子~成田間を運行する運転系統
このうち、松岸~銚子と成田~成田空港を除いた全区間を大回りで乗ることができる。
前者は総武本線を経由し横須賀線久里浜まで乗り入れる列車があり、後者は常磐線上野、上野東京ライン品川まで乗り入れる列車がある。
※房総各線では、同一行先で経由地が違う列車が多いため、各線に路線カラーが指定されている。
成田線(千葉-佐倉-成田-銚子/成田-成田空港)・鹿島線は、黄緑色である。
なお成田線(我孫子-成田)は、常磐線と同じ青緑色である。
駅一覧
成田線
駅番号*1 | 駅名 | 成田線(本線) | 乗り換え路線 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
普通 | 快速 | ||||
JO28 | 千葉 | ○ | ○ | 総武線(快速)、総武線(各駅停車)、総武本線、外房線、内房線、京成千葉線(京成千葉)、千葉都市モノレール1号線、2号線 | |
JO29 | 東千葉? | ○ | | | 総武本線 | |
JO30 | 都賀? | ○ | ○ | 総武本線、千葉都市モノレール2号線 | |
JO31 | 四街道? | ○ | ○ | 総武本線 | |
JO32 | 物井? | ○ | ○ | 総武本線 | |
JO33 | 佐倉? | ○ | ○ | 総武本線 | |
JO34 | 酒々井? | ○ | ○ | ||
JO35 | 成田 | ○ | ○ | 成田線(我孫子支線・空港支線)、京成本線・東成田線(京成成田) | |
久住? | ○ | ○ | |||
滑河? | ○ | ○ | |||
下総神崎? | ○ | ○ | |||
大戸? | ○ | ○ | |||
佐原? | ○ | ○ | |||
香取? | ○ | ○ | 鹿島線 | ||
水郷? | ○ | ||||
小見川? | ○ | ||||
笹川? | ○ | ||||
下総橘? | ○ | ||||
下総豊里? | ○ | ||||
椎柴? | ○ | ||||
松岸 | ○ | 総武本線 |
成田線(我孫子支線)
常磐線(快速)に直通する列車は快速として案内される。
当路線を走行する車両
- E217系
- 後述のE235系も含めて快速全列車に使用される。多数の列車が空港支線を経由して成田空港まで運転されるほか、佐倉で分割された4両編成が鹿島線経由で鹿島神宮まで運転する列車もある。
※下り列車の先頭車が11号車。セミクロスシートは9,10,11号車。
15両編成では久里浜・東京寄りに4両編成が付き、増1~増4号車となる。
※グリーン車は4,5号車。WCは増1,1,5,11号車に設置。 - E235系1000番台
- 横須賀線ー総武快速線の次世代車両。E217系との違いは半自動ボタンの装備、WCの位置、セミクロスシート車の有無といった点がある。グリーン車には初めてコンセントとWi-Fiが装備された。2020年12月21日より営業運転を開始した。今後E217系を置き換えていく予定である。
※下り列車の先頭車が11号車。普通車は全車ロングシート。
15両編成では久里浜・東京寄りに4両編成が付き、増1~増4号車となる。
※グリーン車は4,5号車。WCは増1,1,5,6号車に設置。 - 209系2000番台.2100番台
- 京浜東北線・根岸線から転属し、2009年10月1日より営業運転を開始した。長時間停車する場合は各車両の千葉方向から二つ目の扉のみ開放となる場合があるが、この場合は発車直前に一旦全ての扉を開ける。
※セミクロスシートは両端の先頭車。WCは編成ごとに千葉寄りから2両目に設置。 - 209系2200番台
- 元は2000番台、2100番台と共に京浜東北線・根岸線に所属し、その後南武線に転属した編成である。現在では「B.B.BASE」として運用されている。B.B.BASEはサイクリング愛好者向けツアー列車として運行するため209系2000番台・2100番台とは大きく内装が異なっており、通常の普通列車には入らない。2018年1月の登場以降ツアー列車としての運用のみで大回り乗車では乗れなかったが、2021年9月運行分より一部の座席が快速列車の指定席としての発売が開始されたため大回り乗車でも乗車可能となった。
※指定席部分は全てボックスシート WCは2号車,4号車に設置。 - E131系0番台
- 内房線・外房線の末端部分と鹿島線のワンマン化に伴い導入された。片側4ドア2両編成でE131系同士の連結も可能だが、当路線では2両編成のみ。2021年3月13日から成田線内では成田~佐原~香取(以降鹿島線直通)間で運用される。
※セミクロスシートは編成中の連結部側に、WCは成田寄り車両に設置。 - E231系0番台
- 我孫子支線は全列車この形式で運用される。常磐快速線に直通する列車は全て10両のほか、線内で完結する列車の一部は5両編成で運転される。10両代走で5両+5両となる場合もあり。
※1号車、11号車は上野寄り 5両編成は付属編成であるため先頭が11号車 - E259系
- 特急「成田エクスプレス」に使用される。基本的に空港第2ビル~東京間はノンストップだが、一部列車は千葉・四街道・佐倉・成田にも停車する。
備考
- 千葉、都賀、我孫子を除いて改札内に飲食店やKIOSKがないので、食料調達は事前にすませておくこと。
- 成田線(本線)の日中時間帯は千葉~成田・成田空港、成田~銚子の2区間に分かれて運行される。時間当たりの本数は、千葉~成田・成田空港が2本(成田空港発着の場合は総武快速)、成田~銚子が1本である。
- 我孫子支線は日中以降1時間に2本設定される。日中は1時間に1本が上野発着の快速として運行される。
- 香取?で鹿島線と接続しているが、鹿島線と接続する鹿島臨海鉄道大洗鹿島線(鹿島サッカースタジアム以北)ではSuica・PASMOが利用できない。よってSuica・PASMOのみでは水戸*2で接続している常磐線方面にも抜けられないので注意。