原文 = http://ankisrs.net/docs/dev/manual.html#_leeches
無駄カード (leech) とは、何度も繰り返し忘れているカードのことです。無駄カードには数多くの復習が必要とされ、他のカードよりも多くの時間を取られます。
Ankiは無駄カードの特定を手助けします。復習カードに 回答できない (lapses) たびにカウンターが増加します。カウンターが 8 回に達すると、そのノートには leech のタグがつけられ、そのカードは保留(suspend)されます。無駄カードの閾値と 保留するかどうかは 単語帳オプション により設定することができます。
Anki は難しいカードに対し、一定間隔ごとに無駄カード警告を出し続けます。警告の間隔は初期の無駄カード閾値の半分です。つまり、8 回解答できないことを無駄カードの閾値に設定している場合、その後は 4 回解答できないたびに警告が出ます(12, 16, etc.)。
無駄カードが発見されたときは、復数の対処方法があります。
待つ
無駄カードは干渉 (interference) によって発生することがあります。例えば、英語学習者が最近 "disappoint" と "disappear" を学習したとします。これらの単語は見た目が似ているため、回答時に混乱する場合があります。このケースでは、どちらか一つだけに集中するのが生産的な場合が多いです。片方を確実に記憶することができたら、次にもう一方の学習を再開します。よってこの場合には、一方の単語をもう一方が学習し終えるまで 保留したままにし、その後ブラウザーにてそのカードの保留を解除するのがよいでしょう。
削除
無駄カードを管理する別の方法は、それを削除することです。覚えようと奮闘しているカードが、本当に覚える価値があるのかどうか考えましょう。難しく曖昧な項目を選んで削除することで、他の項目を覚えるためにより多くの時間を割き、また楽しんで学習をすることができます。
編集
異なるアプローチとして、情報の与え方を変更するという方法があります。恐らく作成したカードには多すぎる情報が含まれているか、あるいは内容をしっかり理解することなく記憶しようとしているのでしょう。ファクトの表現を変更することが助けになる場合があります。記憶を助けるための mnemonic (語呂合わせ) の利用を考えるのもよいでしょう。