FileImport

Last-modified: 2014-12-30 (火) 12:45:06

ファイルをインポートする (Importing Files)
原文 = http://ankisrs.net/docs/FileImport.html


このページの記述内容は古い内容です。
最新情報は 2.0/Importing を参照してください。

目次



インポートとは、ファイルから内容を読み取り、その内容を 現在開いている単語帳に追加することです。
いくつかの情報源から教材をインポートできます:

  • テキストファイル
  • Anki単語帳
  • SuperMemo
  • Mnemosyne
  • CueCard
  • DingsBums


テキストファイル (Text Files)

基本 (The Basics)

プレーンテキストファイルであり、コンマ・セミコロン・タブ のいずれかによってフィールドが区切られたものなら、Anki にインポートできます。ただしいくつかの条件を満たす必要があります。

  • ファイルはプレーンテキスト (myfile.txt) でないといけません。他の形式、たとえば myfile.xls, myfile.rtf, myfile.doc などは、まずプレーンテキストとして保存する必要があります。
  • 文字コードは UTF-8 にしてください (後述)。
  • Ankiは、最初の (コメントではない)行を見て、フィールドの個数を決めます。それ以降の行で、フィールドの個数が合っていない行があったら、すべて無視されます。
  • 最初の行は 区切り文字 も決めます --- 最初の行に ; (セミコロン) があれば Anki はそれを使います --- もし コンマがあれば それを使います、といったぐあいです。

以下は有効なファイルの例です:

field1; field2; field3
foo bar; bar baz; baz quux


フィールドの中に 改行 を入れる方法は 2つあります。

複数行をエスケープする (Escape the multi-lines):
hello [tab] "this is
a two line answer"
two [tab] this is a one line one

HTML形式の改行を使う (Use HTML new lines):
hello [tab] this is<br>a two line answer
two [tab] this is a one line one

下の例は、1行目が無視 (#) されますが、有効なファイルです:

# this is a comment and is ignored
field1; field2; field3
foo bar; bar baz; baz quux


HTML

Anki はテキストファイルからインポートしたテキストを HTML (ウェブページに使われる言語) として扱います。これにより、テキストの太字、斜体や他の書式の設定されたテキストもテキストファイルにエクスポートでき、再度インポートすることができます。しかし一方で、プレーン(素の)テキスト中に HTML 用の文字を知らずに含んでしまった場合には、それを修正する必要があります。

具体的には:

  • < は &lt; と書かなくてはなりません
  • > は &gt; と書かなくてはなりません

テキストエディタを使っている場合、そのエディタを使ってこれらの文字を検索・置換することができます。

文字コードをUTF-8にする (Encoding in UTF-8)

コンピュータが アルファベット以外の文字をファイルに記憶するとき、エンコーディング形式 (encoding format) を使います。
近年 もっとも広く使われているのは UTF-8 です。
インターネットからダウンロードしてきたファイルや、エディタを使って保存したファイルは、UTF-8形式でエンコードされていないかもしれません。
ファイルを UTF-8 に変換するには以下のようにします:

Windows
  • エンコーディング形式を設定できるようなテキストエディタ (PSPad, TextPad, NotePad++, Crimson Editor, その他あなたの好きなもの) を使って、素のファイルを開いてください。Windows付属の ノートパッド(Notepad) や ワードパッド(Wordpad) は使わないでください。
  • 形式 の UTF-8 をクリックしてください。
  • ファイルを保存してください。
OSX
  • TextEditアプリケーションを起動してください。
  • TextEdit>Preferences を選び、New Document セクションにて フォーマットを "Plain text" に変更してください。
  • File>New を押し、フォーマットなしで 新しい文書を作ってください。
  • 保存したデータを 貼り付け してください。
  • File>Save As を選んでください。UTF-8形式で保存するオプションがあるでしょう。


メディアをインポートする (Importing Media)

もし テキストファイルのインポート時に 音声や画像を含めたければ、ファイルを yourdeckname.media フォルダにコピーしてください (yourdecknameの部分を単語帳の名前に置き換えてください)。
このフォルダは単語帳と同じディレクトリにあります。
もし存在しなければ、自分で作ってください。
サブディレクトリを使わないでください。いくつかの機能が動かなくなります。

ファイルをコピーしたら、テキストファイルの中の ひとつのフィールドを 以下のように書き換えてください。

<img src="myimage.jpg">


または

[sound:myaudio.mp3]


もしテキストファイルを編集したくなければ、他の方法として、音声や画像のタグを テンプレートに入れる方法があります。
設定>単語帳プロパティ>編集>カードテンプレート (Settings>Deck Properties>Edit>Card Templates) を選び、問題と答えの形式に、以下のように追加してください:

<img src="{{text:your field name}}">


または

[sound:{{text:your field name}}]


次に、フィールド "your field name" の中に、"somesoundfile.mp3" とか "apicturefile.jpg" のように書きます。

別の方法として、フィールドには ファイル名の前半部分書かれているが 拡張子は含まれない場合、以下のように追加してください:

<img src="{{text:your field name}}.jpg">


または

[sound:{{text:your field name}}.mp3]


タグを追加する (Adding Tags)

インポートする全ての行に tag1tag2 を追加したいなら、テキストファイルの最初に以下を追加してください:

tags:tag1 tag2


重複 (Duplicates)

同じ内容のエントリがあったとき、それを追加するか否かを、Anki はフィールドごとの設定で決めます。
詳細は card layout を見てください。

表計算ソフト (Spreadsheet Programs)

表計算ソフトでデータを編集し、それをテキストファイルにエクスポートし、これを Anki にインポートすることもできます。

OpenOffice をおすすめします。なぜなら、フリーで、たいていのプラットフォームで動き、テキストファイルへのエクスポートをうまく扱えるからです。
文書をテキストファイルとして保存するには、ファイル>名前を付けて保存 (File>Save As) を使い、ファイルの種類 から テキスト CSV (Text CSV) を選んでください。

Anki単語帳 (Anki Decks)

あるAnki単語帳から別のAnki単語帳へインポートすることもできます。
現在開いている単語帳には存在しない モデル・テンプレートなどは、インポート元の単語帳からコピーされます。
重複するカードは、たとえ言葉遣いが変わっていたとしても、コピーされません。

新しいカードの順序 (New Card Order)

以下の説明は、Ankiの設定が「新しいカードを追加順に表示する」になっていると想定しています (勉強オプション を見てください)。

テキストファイルからインポートしたら、新しいカードは ファイルに書かれた順序で表示されます。

Anki単語帳からインポートしたら、インポート元の単語帳の順序どおりに表示されます。