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添付問題文は短いことが必要 (The need for short questions)
原文 = http://ankisrs.net/docs/TheTimerAndShortQuestions.html
問題文をできる限り短くすることが重要です。短く、問題に答えるのが簡単であればあるほど、より速く復習することができます。また Anki にとっては簡単な項目の中から、どの項目が難しいのかを判別しやすくなります。
7人のドワーフの名前を記憶したいとしましょう。以下のように、1枚のカードを作成するのは悪い方法です：
問題: 7人のドワーフの名前は？ 解答: Bashful, Doc, Dopey, Grumpy, Happy, Sleepy, Sneezy
上のカードの問題は、7つを一度に思い出すことは難しく、時間がかかるということです。1つだけを忘れた場合であっても、7つ全てを再度繰り返す必要があります。
より良い方法は、以下のように情報を復数のカードに分離することです。
問題: 7人のドワーフのうち、B で始まるのは？ 解答: Bashful
問題: 7人のドワーフのうち、D で始まるのは？ 解答: Doc, Dopey
問題: 7人のドワーフのうち、……
言語の問題にも同じ手法を用いることができます。長く、思い出すのが難しい文を避け、より短い文やフレーズにするのがよいでしょう。
上述の内容について、SuperMemo のウェブサイトに情報があります:
頑張り過ぎない (Don't try too hard) 
研究によれば、思い出すのが非常に難しい場合、その項目を再度復習する方がより生産性が高いことがわかっています。カードの答えが数秒以内に浮かんでこないようであれば、答えを思い出そうとあがく代わりに、そのカードをあきらめ、後で復習するようにすべきです。
タイマー (The timer)
Anki はあなたが質問の解答を表示させるまでの時間をチェックしています。この時間は復習を終えるまでの時間を推定するのに使われ、統計にも記録されます。ですが次回のカード表示時期の決定には使用されません。
タイマー表示部は Anki ウィンドウの右下にあります。新しいカードが表示されると、カウントが開始されます。
セッションタイムリミットを設定している場合、カードに答える度に、セッションの残り時間が一瞬青色で表示されます。
タイマーの目的は次の2つです:
- Anki ユーザーが簡単に答えられる問題を作るように働きかける
- ユーザーが回答に時間がかかり過ぎていることに気付きやすくする
タイマーはユーザーを急がせるためのものではありません。質問に答えるのは競争ではなく、カードへの解答に時間がかかったとしても何も悪いことは起こりません。だからお茶を淹れたり、コンピュータを離れる際も、タイマーが動き続けていることを心配しないでください。1分以上かかった場合、Anki はあなたの興味が逸れたと推定し、記録時には 1 分とだけ記録されます。これは SuperMemo の30秒の倍の時間です。しかしながら、カードの復習に 1 分以上かかることがよくある場合には、カードを再整理してより速く復習できるようにするのが良いでしょう。
一般に、カードを作る際は10秒以内に答えられるように心がけるべきです。10秒経過したらそのカードをあきらめ、後で再挑戦することを考えてみましょう。
