アーバレスト

Last-modified: 2023-09-26 (火) 22:26:42

富士見ファンタジア文庫のライトノベル「フルメタル・パニック!」より。

 

パイロット

  • アーバレスト、レーバテイン、Rk-91サベージ(クロスボウ仕様)
    • 相良宗介
      SP:集中, 1, 突撃, 5, 熱血, 10, ひらめき, 11, 気合, 19, 魂, 36
  • ボン太くん
    • 相良宗介 ボン太くん
      SP:集中, 1, 突撃, 5, 熱血, 10, ひらめき, 11, 気合, 19, 魂, 36

アップグレード

※「⇔」のマークは換装を表しています。

アーバレストボン太くん
アーバレスト(ラムダ・ドライバ)
レーバテインボン太くん(強化型)Rk-91サベージ(クロスボウ仕様)*1

合体技

※レーバテインへアップグレード後、威力強化

運用

共通

基本的にどの形態でも近~中距離向けの王道リアル系。
パイロットの宗介のSPが魂以外早熟。
回避補正が上がる特殊能力は持たないもののリアル系パイロットでも非常に高い能力を持つためリアル系でも非常に使い勝手がいい。

 

ver12以降、初期機体として選択可能になった。
宗介の高い回避値とアーバレスト/ボン太くんの回避力が非常に高い事から囮役としての適性が高い。
宇Bなので宇宙だと若干火力が下がるが、序盤ならばスラスターモジュール無しでも火力が足りる事も多い。
比較的強い機体なのでロボダンに慣れてない初心者向け。
ただ、本機は火力不足かつ、同じく火力不足なクルツとマオがパートナー補正で出やすくなる。
相対的にスーパー系が序盤で揃いづらくなり、対ボス火力が不足しがちになるので注意。

アーバレスト、レーバテイン

高回避・低耐久の典型的なリアル系で、火力は低いが近~中距離での戦闘が主。
被弾=死とも言える能力をしているが、アップグレード前の時点で初期運動性120でSサイズ補正のおかげで序盤だとまず当てられることはなく、中盤以降でも安心して回避役を任せられる。
SP突撃、2Pの対戦車ダガーで敵陣に飛び込み、属性を持たず水中にもそれなりに強い散弾砲ボクサーをばら撒くのが基本。
現行バージョンではクルツ機とマオ機が揃っている場合はウルズ・ストライク(合体攻撃)が可能。射程1-3Pのそれなりに威力の高い攻撃である。
本機を含め計3機必要だがパートナー補正があるので意外と集まりやすく、3機全部がENが余りやすい武装構成をしているのでかなり使い勝手が良い。
ラムダドライバが解禁されるまでは火力不足に悩まされる機体なので、上手く使いたいところ。

 

アップグレードで開放されるラムダ・ドライバは気力110以上で自動発動のハイパーモード扱い。
発動後はステージ終了まで、移動力が+1され、ダメージ3000まで無効のバリアと格闘・射撃2種類の必殺技が使用可能になる。
これにより耐久性と最大攻撃力の低さもカバーできるが、両必殺技は必要気力が高いので注意。

 

Ver10以降、さらなるアップデート先としてレーバテインが実装された。
基本能力が向上し、飛行はできないままだが空適応が追加され、バリアも4000まで無効にパワーアップ。
弾数制武装3種と妖精の羽(EN20消費で武器に無属性付与)も追加される。
妖精の羽はこちらのバリアも消えるというデメリットがあるが、本機は被弾しない前提のユニットであり、かつ原作とは違ってラムダ・ドライバを使用する武器はそのまま使う事ができるので、実質このデメリットは無視できる。
完全上位互換のため、アーバレストが主役なら若干無理してでもアップデートする価値はあるだろう。
なお、追加された空適応に関しては通常時はB止まりだがラムダ・ドライバ発動時はなんとAまで伸びる。
原作でもすさまじい跳躍を見せていたのでその再現だろうか。

ちなみにさりげにウルズ・ストライクもレーバテインで威力が上がってたりする。

 

ボン太くん

ver10以降、換装で変更可能なハイスペック着ぐるみ。
パイロット顔アイコンと名前が変更されるが、能力もSPも同じなので問題ない。中の人なぞいない。
火力はかなり低いものの、サイズ補正と相良軍曹ボン太くんの回避値は高いので非常に避ける。
切込み役という最低限の仕事はこなせるので使い勝手はマスコットの見た目とは裏腹に悪くない。
また、Ver12.2.02でコスト2に変更されコスト4ユニットを編入させやすくなり、
Ver12.8.00で戦意高揚が追加され味方の気力上昇をサポートできるようになった。
ただ、SSサイズの宿命としてアーバレスト以上に被弾=死が付きまとう機体な事に注意。
こちらはラムダドライバすらないので文字通り被弾したらほぼ死亡確定です。
……ちなみに先に火力は低いとは言ったが実はラムダドライバを解禁する前のアーバレストは必殺技に相当する攻撃が存在していない。
そのため、威力は低いものの一応必殺技があるこっちの方が微妙に火力が上だったりする。
なので、ラムダドライバへアップグレードする前はこちらを使うのも普通に有りである。
これ、着ぐるみなのに何故か地形適応も宇Bのままだし。
移動力が3に落ちる事だけは気を付ける事。

 

一応、レーバテインまでアップグレードするとボン太くんも同時に性能が強化される……が、強化度合はほんの少しだけである上で火力不足は解消されないまま。
そして何よりレーバテインがかなり強いので、こちらの形態での運用は完全に趣味の領域になると思われる。
とはいえ、辛うじて『趣味の領域』でなら運用できるだけの最低限のスペックはあるのでたまに気分転換でこちらを使ってみてもいいだろう。
あと等身大縛りの時とか。

 

本形態の一番の利点は可愛い事
なお、これは余談だが多分千鳥が翻訳してくれているのかロボダンでは宗介ボン太くんが喋ってる事が理解できる。

Rk-91サベージ(クロスボウ仕様) ※ロボダンではアル二世表記

ver12以降、レーバテインへのアップグレードを行った後に換装で使用可能になる。
原作では宗介の技量と内部のソフトの優秀さでかなり大活躍した機体……だが、量産機、それも初期型という設定の機体である。
ロボダンでもその設定に合わせて機体性能がザクⅡとどっこいどっこいのスペック。
むしろ宇宙適正が低くパーツスロットが2個しかない事も考えると、ザクⅡ以下と思っても過言ではないだろう。
とはいえ原作通りに宗介のパイロット能力が非常に強いので、パーツ数の差を考慮しなければ地上ならバーニィよりはマシに戦える。
パーツを考慮するとV-UPの存在の時点で普通に負けるし、なんなら乗り換え可能って事も考えるとどうやっても勝てないのは聞かなかったことにしてください。
同時解禁のレーバテインの方がはるかに強い事を考慮すると、まず忘れていい形態と言える。
しいて使うならよほどクロスボウが好きな人か、量産機縛りをしている人向け。
一応こちらにしかない要素として修理装置の存在があるが、それ込みで考えてもレーバテインどころかボン太くんの方が強いと言わざるを得ない。

総合的な評価は「パーツスロット4個級の低スペックでありながらパーツスロットが2個しかない機体」というところだろうか。
せめてパーツスロットが多ければV-UP系パーツで強くできたのだが……
一応、宗介自身がリアル系として上位のスペックを持つ程度には強いため、どうしてもクロスボウが使いたいという愛がある人は強化パーツで運動性にテコ入れすれば囮役くらいはこなせるかもしれない……
と思いきや、Ver12.2.02で機体性能に調整が入り、コスト1で出撃可能という量産機ならではの特性を得た。
パーツが増えるわけではないのでそこだけは注意が必要だが、コスト4の機体を編入し過ぎてしまった上にテム=レイの回路を持ってない場合にどうぞ。
Ver12.7.00でアサルトライフルが3Pになるという地味な強化も得た。

パーツ

パーツスロット2つ。
運動性を底上げしたり、ひとみのペンダントで集中・気合を使いやすくしたり。
射程や弾数の補強もありだが、ラムダ・ドライバが使えるようになればそのままでもあまり不便には感じない。
地形適応に手を入れるかは、部隊全体のバランスしだい。
射撃武器が多いのと、レーバテインへのアップグレード後は空適応が補強が不必要になる都合から、この手の陸戦機としては珍しくAアダプターが必須ではなくスラスターモジュールだけで十分。

備考

  • 特殊能力の説明では触れられていないが、ラムダ・ドライバはHP1/4以下でも発動する。
  • レーバテイン最終決戦仕様は無し。また、残念ながらレーバテインになってもサブパイロットにアルは追加されない。
  • 実は原作と違い妖精の羽を使っている時でもデモリッションガンが撃てる(原作ではラムダドライバで反動を抑える前提の武装であり、実際に妖精の羽と同時使用した場合は反動で腕が吹っ飛んでいる)。というか挙動が非常に特殊な装備なのでイベント限定で再現するならまだしも、その方法が使えないロボダンではほぼ無理だと思われる。
  • クロスボウのHEATハンマーは大鎚アニメーションと武属性の存在から原作挿絵verだと思われる。実はこれは原作絵師の四季童子さんの勘違いであり、原作者の賀東招二さんとしては本来の想定はトンカチサイズとの事(こちらの方はアニメ4期等で確認可)。ちなみにスパロボ参戦時は原作挿絵verだった。

*1 ロボダンでは「アル二世」表記