演習(ヘリ空母)

Last-modified: 2023-05-20 (土) 22:22:10
プレイ環境
本体verRTW3 1.00.03
シナリオ1935スタート(1971演習)

RTW3が発売されましたので1935年シナリオを1970年までプレイしました。
その際にヘリ空母(以下CVH)を活躍させられなかったため、演習でちょっとだけCVHを使用した感想です。
CVHは、AVに分類されますが、もう少しCVに寄ったような艦になります。
簡単な演習と一緒に少しだけ解説的な物も書きます。


演習

参加艦艇

1.png
CVHE側は以下の2隻

  • Groning:14000t:搭載機数30機
  • Kohlbrand:10400t:搭載機数17機
    シナリオプレイ中に作成した2隻。
    14000tの方には連装LSAMが1基。10400tの方には4連装LSAMを2基搭載。
    搭載するのはもちろんヘリコプター。
    CVでは自分で搭載する飛行隊を選択できましたが、CVHといえどあくまでAVなので艦載機の搭載は自動。
    搭載機全体で1部隊として編制されます。
    搭載ヘリはメッサーシュミット製でこんな感じ。
    2.png

標的艦として戦闘を行うのは36300tのBC Von der Tann、艦長の素質はaverage。
16inを3基6門、連装HSSMを2基搭載。
防御兵装は連装HSAM1基と単装HSAM1基、CIWSが4基とレーダー連動のMAAが8基。
DPは5inが10門でHAAfactorは8。
こちらは、今のところDPがミサイルを打ち落としてるログを見たことが無いので効果があるかわからず。
おそらく落としてるとは思うのですが…

演習開始

戦闘が始まった際に偵察の設定を行うのは通常のCV達と同様です。
偵察で飛ばすのはもちろんヘリコプター。
開幕の偵察機が帰還後に再度偵察に出す場合、水偵でよく見る発艦許可ウィンドウが出ます。
3.png
cap強度を設定してもヘリはcapに出ることはありません。
そしてこの演習、開幕から16inの射程内。
確かに40000ydsはそこそこ距離を取っている…のかもしれないが、
空母だけの演習なのでもう少し遠くにしてほしかった。

攻撃隊編成

16in砲弾が降り、ミサイルが迫りくる中、攻撃隊編成を開始。
CVHなので風向きは関係ありません。BCからまっすぐ逃げます。
4.png
CVの飛行隊と同様にミッションを与え、搭載武装はLとGのみ。

5.png

19.png

Gはミサイルで、Lは対潜用の装備を積んでいると思われます。
対潜魚雷か爆雷でも積んでるからどの装備量でもほとんど航続距離が変わらないんでしょうかね。
では、ミサイルの在庫にあわせて出撃機数を…
ミサイルの在庫が無い?
6.png
攻撃隊全機に搭載する分のミサイルが無い場合はメッセージが出るのですが…
全機搭載できたようなのでそのままGO!
計41機のミサイルヘリコプター群です。
ちなみに艦種がAVなので駐機スペースはなんと無限!
CVの場合は画像の/の右側に上限値が表示されます。
7.png
AVは海に降ろすのでspot値が無限というのはわかるのですが甲板に出すCVHは無限でいいのか…
きっと甲板に出した端からホバリングして待機するんでしょうね。

ミサイル迎撃

とりあえず、攻撃隊が発艦するまでBCの攻撃を凌がねばなりません。
次々とHSSMを発射するBC。
HSAMも対艦攻撃モードにして発射してきます。
8.png
HSAMは再装填が1分で完了します。
再装填の速さもあり、レーダー圏外に出るまでに発射されたミサイルはSSM8発、SAM5発。
これをAV2隻が迎撃します。
9.png
第1波のHSSM4発はGroningに。
Kohlbrandが4連装LSAMでGroningに向かった1発を撃墜。
Groningはデコイで1発を攪乱。残り1発はニアミスで被害無し。
LSAMは本来は個艦防空システムですが、研究によって近距離の僚艦を支援することができるようになってます。
10.png
第2波のHSSM4発もすべてGroningに。
ニアミスが3発で1発はGroningがLSAMで迎撃。
Kohlbrandにミサイル接近警報が出ているのは、真上を通ってGroningに向かったミサイルがあるってことでしょうか。
残りのHSAMは1発づつ順番にデコイとLSAMで迎撃。
LSAMも再装填は1分なので、4連装2基もあればかなり柔軟に対応できます。
11.png
そして、Kohlbrandの攻撃隊16機ほぼすべてがspot完了直前の出来事でした。
BCのレーダー圏外に出る間際に16in砲弾が1発突き刺さります。
上部構造に命中したHE弾はDEを貫通し炸裂、破片はDを貫通し機関にも被害を与えました。
たまたま運がよかったのか、それともヘリはみんな空中ホバリングだったのか、艦載機への被害はありませんでした。

対艦攻撃

あとはAVができることはCVと同じく、攻撃隊の大戦果を祈るばかりです。
偵察ヘリはレーダーによってミサイルの誘導中継地点にもなってくれます。
Reconにして細かくばらまいておけば役に立つ場面もあるかもしれません。
12.png
攻撃目標発見!BC1進路は北方向!。
41機の攻撃隊が3~5機の小隊に分かれて攻撃開始。
Kohlbrand隊とGroning隊が同時攻撃し、攻撃は5波に分かれました。
それぞれの攻撃小隊に2発づつ、計10発のHSAMがヘリを迎撃しますが、ECMやヘリの機動性で回避し被撃墜は2機。
20.png
HAA・MAAやCIWSの射程に入らないように、合計39発のLASMを発射しヘリは母艦へ帰ります。
迎撃を潜り抜けBCまでたどり着いたLASMは4発。
BCは港へ進路を変更し。2隻のCVHEはヘリコプターを収容し帰路につきました。

演習終了

演習を終了し、まずはBCに与えたダメージを確認します。
13.png
2発がBEを貫通し火災を引き起こし。
1発はBEに止められました。
そしてもう1発は命中場所が消えてしまっていますが、BEに命中し火災発生でしょうか。
火災はレベル8まで拡大しましたが追撃しなかったのもあり1.5時間ほどで鎮火していました。
14.png
トレーニングのダメコンがONになっていたのも効いているのでしょう。
装甲は以下の通り。
15.png
ミサイルを止めるためのUBでしたがすべてBEに命中したので効果ありませんでした。
LASMは4inのBEを抜けるか抜けないかという貫通力のようなので、UBに当たっていればすべて止めていたと思われます。
ただ、MagazineBoxを採用しているのでBEも半分厚になっているかもしれませんが…
与えたダメージは以下のようになっています。
16.png
今回の演習ではBCにかなりのダメージを与えたように見えますが、当たり所がよかったというのが大きいと思います。

あとがき

ミサイルの在庫が表示されていないのはおそらくバグでしょう。
第2次攻撃隊を出そうとしたところ、例のウィンドウが出てきました。
17.png


CVHのCVと違うところは

  • 艦載機の飛行隊は編集できず、すべて自動編成
  • Divisionに編成できない
  • 艦種はAVのため艦長不在
  • 艦種がAVのため最大排水量が14000t
  • カタパルト搭載不可だが風向き関係なし
  • spot値が無限
  • 対潜ロケットや曳航ソナー・改良ソナーを搭載できる、がASW値は上がっていない(バグ?)

このようなものが挙げられます。
また、AVならば一応CAPを行うことができますがCVHEは不可能です。
艦種がAVのため、プレイヤーの指揮下で海戦に出撃する事自体が珍しい状況です。
また、ヘリコプターは戦闘機に弱く、エスコートも出来ないため、capに守られている船を攻撃するのは非常に厳しいです。
基本は偵察にヘリを提供しつつ、手動Reconでミサイルの誘導を中継できるとCVHEとしては十分な活躍だと思います。
今回の2隻はCVに近い形のCVHEでしたが、搭載機数を絞ってミサイルを満載し、ミサイルプラットフォームになるのも効果的だと思われます。
18.png
ヘリの搭載武装がLASM1発で貧弱と言っても、HAAの射程外から攻撃することができます。
なので、対空ミサイルが無く、capも無い艦に対しては補助火力として安全に使用することができます。
ミサイルの時代で指揮下にCVHEがいた際には、手動Reconやミサイル攻撃もお試しください。


満載排水量が26000tぐらいあるヘリコプター搭載護衛艦作りたかったなぁ…