RTW3 航空作戦

Last-modified: 2023-08-13 (日) 08:13:14

マニュアルP103~120の翻訳

航空作戦

航空機とその任務

RTW3にはいくつかの種類の航空機が登場します。

戦闘機(F)

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他の航空機への対抗手段として、戦闘航空哨戒(CAP)または護衛機として活躍します。
時代が進むと爆弾を搭載することもできます。
滑空爆撃の改良により、かなり正確な爆撃を行えます。
ロケット弾の開発により、船舶や地上目標への攻撃により有用になります。

雷撃機(TB)

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空母または陸上に配備することができます。
雷撃機は、RTWに登場する最初の対艦攻撃機です。
魚雷または爆弾を投下することができます。
魚雷は爆弾よりも船を沈めるのに効果的です。

急降下爆撃機(DB)

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空母または陸上に配備することができます。
船舶に対する爆撃に非常に正確です。
その爆弾は比較的低空で投下され、高高度から投下された爆弾ほど貫通力がありません。

中型爆撃機(MB)

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航空基地にのみ配備することができます。
非常に精度の悪い水平爆撃を行います。
一部のタイプは魚雷を運ぶことができます。
反跳爆撃により、爆弾の命中率は劇的に向上します。
しかし、低空を飛行するため爆撃機はより多くの対空砲火にさらされます。
誘導爆弾やミサイルの発明により、中型爆撃機は船舶にとってより危険な存在になります。

海上哨戒機(PB)

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航空基地にのみ配備することができます。
最初はさまざまな種類の飛行艇でした。
主に長距離偵察に使用されます。
爆弾を運ぶことができますが、扱うのは得意ではありません。
飛行艇は戦略レベルで敵潜水艦の活動を抑制します。
後期には、これらの航空機にミサイルを搭載でき、船舶にとってより脅威を増します。

水上偵察機(S)

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航空基地または艦上に配置され、短距離から中距離までの偵察を行う飛行機です。
どの艦船にも搭載でき、カタパルトで発射することができます。
カタパルトを搭載していない艦は、発進時には停止する必要があります。
後期モデルでは爆弾を搭載することができますが、扱うのは得意ではありません。
また、戦闘中の対潜戦にも役立ちます。

飛行船(Z)

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飛行船基地に配置されます。
航空機よりも天候に影響を受けやすいですが、長距離の偵察機としては比較的効果的です。
高高度爆撃で船舶を攻撃できますが、かなり効果が低いです。
1920年以前、飛行船は長距離海洋偵察機として唯一の選択肢でした。

軽ジェット戦闘機(LJF)

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ゲームに登場する最初の艦載ジェット機です。
空中戦においてプロペラ機よりもはるかに致命的です。
初期のモデルは航続距離が短いため、攻撃隊の護衛としては適していません。
代わりに、防空戦闘機として有用です。
滑空爆撃で船舶を攻撃できますが、爆弾の搭載量に制限があります。
また、小型の対艦ミサイル(LASM)を搭載することができます。
軽ジェット戦闘機は、ジェット機非対応の空母でも運用できますが、航空機容量に対して1.5機分としてカウントされます。

重ジェット戦闘機 (HJF)

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重量級のジェット戦闘機で、全天候対応型の機体であり、2名のクルーが登場することが多いです。
軽ジェット戦闘機よりも長い航続距離を持ち、より多くの爆弾を搭載することができます。
また、中型の対艦ミサイル(MASM)を搭載することができます。
空母に搭載する際は、ジェット戦闘機が運用可能であるように設計されている必要があります。
4万トン未満の空母に搭載すると、1.5機分のスペースを使用します。

ジェット攻撃機 (JA)

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全天候対応型の攻撃機であり、2名のクルーが登場することが多いです。
攻撃機の名に相応しい爆弾搭載量と、大型の対艦ミサイル(LASM)を搭載することができます。
空母は、ジェット攻撃機が運用可能であるように設計されている必要があります。
4万トン未満の空母に搭載すると、1.5機分のスペースを使用します。

ヘリコプター(H)

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ヘリコプターはヘリパッドのある艦船を母艦としています。
ヘリコプターは、様々な用途があり、水上機の現代的な代替品と見なすことができます。
ヘリコプターは、艦船の対潜戦能力を大幅に向上させます。
また、データリンクにより搭載艦船のレーダー範囲を拡張することもできます。

特殊飛行隊

また、「特殊飛行隊」という役割もあります。
これは、各種空中戦闘の追加要素として対潜戦、電子戦、救助航空機をシミュレートします。
特殊飛行隊自体にミッションを指示することはありませんが、自動的に他のミッションをサポートします。

航空攻撃指示

航空攻撃を発動するには、最初に発動元の師団を選択します。
これは、空母師団または航空基地のいずれかです。
師団を選択すると、その基地で利用可能な航空隊のリストが表示されます。
(マニュアルには明らかにland baseと書かれているが航空基地所属の機体は制御できない)
航空攻撃に参加する航空部隊を選択するには、その部隊のボックスにチェックを入れます。
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画面の上部には、目標地点に到着する予想時間と、帰還時の着陸予定時間が表示されます。
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「coordinated strike(協調攻撃)」を選択すると、攻撃に参加する航空部隊は一緒に行動します。
防空戦闘機や対空砲火に対する勝算が高まりますが、全機が発艦して結集するまでに時間がかかります。


航空機を搭載したすべての艦船には、スポット値(甲板上に並べられる機数)があります。
これは、その艦船から同時に発進できる攻撃部隊の最大サイズです。
スポッティング値を超える航空機を割り当てると、攻撃画面にメッセージが表示され、攻撃を発動できません。
攻撃部隊に何機参加するかを変更するには、部隊の数値を右クリックします。
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航空機は、AP爆弾や魚雷を使用した海上攻撃や、GP爆弾(対地爆弾:HE弾に相当)を搭載した陸上攻撃を実行できます。
攻撃の種類を変更するには、その部隊のMission列の任務を右クリックします。
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また、参加する各部隊の装備を選択することもできます。
重装備を選択した航空機はより多くの爆弾を運びますが、航続距離と速度が低下し、空中戦でわずかに脆弱になります。
デフォルトでは、航空機は中装備を選択し、海上攻撃に向かう機体に魚雷が搭載可能な場合は優先的に魚雷を選択します。

対空砲火

敵の航空攻撃に対して、艦船は対空砲火で自己防御を行います。
対空砲火は重、中、軽に分けられます。
・重対空砲:HAA(両用砲)は、攻撃してくる敵機や、攻撃を受けている周辺の味方艦船に対して最初に発砲します。
・中対空砲:MAAは、敵機が攻撃を開始する前に自艦を攻撃している場合に発砲します。
・軽対空砲:LAAは、攻撃機が兵装を投下する前、または後に自艦を攻撃している敵に発砲します。前か後かは機体速度によってランダムに判定されます。
機速が速いほど、兵装を投下した後に発砲する可能性が高くなります。
そのため、航空技術が進歩するほど、軽対空砲は比較的価値が低くなります。
対空砲火は4つの結果をもたらします。
・機体の撃墜
・機体の損傷
・攻撃の中止
・攻撃命中率の低下
軽対空砲は、攻撃する航空機が攻撃を行う前でも後でも、常に攻撃命中率の低下を与えます。
艦船の上部構造物の損傷は、有効な対空砲の数を減らします。
対空砲火の命中率は、次の要因によって左右されます。


・技術
・AA指揮装置の数(中・重対空砲)最大4つまで
・レーダーレベル
・可視性(天候など)
・航空機の速度
・艦船のクルーの質


爆撃の命中率は、次の要因によって左右されます。


・技術
・対空砲火の量と命中率
・可視性(天候など)
・目標艦の速度
・目標艦の種類
・パイロットの経験
・パイロットの疲労


同じ要因が空中投下された魚雷の命中率にも影響を与えますが、やや異なる方法で影響します。

船上の航空機

ほとんどの艦船は、偵察のために少数の航空機を搭載することができます。
最初は水上機であり、時代が進むとヘリコプターがこの目的のために搭載されます。
空母として設計された艦船は、航空機を運用するための飛行甲板を持っています。

カタパルトとその他の航空機の配置

水上機は海から離陸することができます。
その場合、海面に機体を降ろすために停船する必要があります。
カタパルトがあれば停船せずに発進することもできます。
航空機を回収するためには、依然として減速する必要があります。


ハンガーは、水上機やヘリコプターを天候から守り、戦闘開始前に航空機が運用不能になる可能性を減らします。
複数のヘリコプターを搭載する場合は、ハンガーが必要です。
注:航空母艦には自動的にハンガーが備わっています。

水上機母艦

水上機母艦は水上機の搭載と発進を主な任務とし、設計上収容可能な数だけ搭載することができます。
彼女らは水上機の攻撃隊を発進することができ、海軍航空が幼年期にある時期に役立ちます。
適切な技術を開発すると、水上機母艦を建造できます。
その技術は、「Shipboard aircraft operation(艦載機操作)」の中でも最初期のものの1つです。
水上機母艦は水上機しか搭載できず、カタパルトや飛行甲板のない船は、発進するために停止する必要があります。
水上機を回収する際には常に減速する必要があります。
水上機母艦のスポット値は無限です。海が彼女らの飛行甲板なのです。
ただし、大規模な攻撃隊の発進にはより多くの時間がかかります。
ヘリポートを備えた水上機母艦は、代わりにヘリコプターを搭載し、事実上ヘリコプター母艦となります。

航空母艦の建造

航空母艦は、飛行甲板を備えた船舶です。
建造可能な航空母艦の種類やサイズは、「Shipboard aircraft operation(艦載機運用)」技術レベルに依存します。
研究レベル3の「Flight Deck(飛行甲板)」に到達すると、既存の船舶を軽空母(CVL)に改造できます。
技術の進歩により、CVLを設計・建造できるようになります。
その後、船舶を本格的な空母(CV)に改造可能になり。
最終的にCVを設計・建造できるようになります。
「艦載機運用」技術のレベルによって、航空母艦を設計する際の排水量制限が決定されます。
航空機の搭載量は、運用できる航空機の数を決定します。
CVLの最大搭載機数は34機以内です。
CVの搭載機数には制限はありません。
航空機の搭載量が100機を超える空母は、運用効率が低下し、多少の費用増加が生じます。
これは、米海軍が非常に大きな空母で発見した運用上の問題を反映したものです。

スポット値

航空母艦には、スポット値と呼ばれる航空機の最大出撃数があります。
見ることを意味するスポッティングとは混同しないでくださいね。
このスポットは飛行甲板上に駐機できる量を表しています。
スポット値は通常、航空機搭載数の半分であり、航空母艦に追加された装備によって増加することがあります。

飛行甲板カタパルト

航空母艦が航空機を発信させるために、カタパルトは必須ではありません。
搭載するとスポット値を増加させます。
さらに、戦闘空中哨戒機(CAP機)や偵察機を、艦船が風上に艦首を向ける必要なく発進できるようにします。
これは些細なことのように聞こえるかもしれませんが、航空母艦が飛行甲板上で航空機を発進・回収するために常に風向きに進路を変えることは、戦闘中の航空母艦の航行に大きな影響を与えます。


ただし、10,000トン未満の艦船は、軽荷重以上で最大速度が120ノット以上の航空機を発進させるためには、カタパルトを搭載する必要があります。

ジェット対応空母

ジェット対応空母は、重ジェット戦闘機やジェット攻撃機を運用することができます。
この対応によって航空機1機あたりに必要な重量が著しく増加します。
これは、ジェット機の大きさが大きく、強化されたデッキやエレベータ、ジェットブラストディフレクターなど、運用に必要な追加の設備の重量を反映しています。
ジェット対応には、40,000トン以上の排水量を持つか、30,000トンの排水量でスチームカタパルトが開発されている必要があります。
40,000トン以下の空母では、重ジェット戦闘機とジェット攻撃機は、容量に対して航空機の数を1.5倍としてカウントされます。
既存の空母を改装でジェット対応にすることができます。
軽ジェット戦闘機は非ジェット対応の空母からでも運用できますが、ジェット機の運用に必要な追加装備を反映して、容量に対して航空機の数の1.5倍としてカウントされます。

航空母艦専用追加装甲

航空母艦の飛行甲板には、被弾に対して一定の防御を提供する装甲を施すことができます。
航空母艦の側面には、搭載された航空機に対する砲火や爆弾、そして至近弾の破片への防御を提供する、格納庫側面の装甲を施すことができます。
これらの装甲は、追加の建造費が発生し、重量が増加するため実質的に航空機の搭載量を減らします。

アングルドデッキ

傾斜したフライトデッキは、航空機の準備と配置に必要な時間を減らします。
重いジェット機(HJF.JA)を運用するために傾斜したフライトデッキが必要です。

航空基地

航空基地の建設方法は、沿岸砲台を建設する方法に似ていますが、所有地内の特定の場所を選択して空港を建設する必要があります。
空港の最初の収容能力は20機で、その後20機単位で拡大できますが、最大数は技術レベルによって制限されます。
空港を拡大するには、メイン画面の「沿岸要塞」タブで空港を右クリックし、「空港を拡大」メニュー項目を選択します。
空軍グループを管理するには、メインインターフェイス上の「Air groups」ボタンを選択します。
これにより、「air group management」画面が開き、さまざまなタイプと数の中隊を基地または空母に追加または移動できます。
基地に自動的に航空機を割り当てるためのボタンもあります。
注意点として、中隊の役割を決定するだけで、使用する航空機の具体的なタイプは自動的に利用可能な航空機から割り当てられます(以下の航空機タイプを参照)。
新しい中隊は最初は経験が低く、時間が経つにつれて経験が増します。
中隊を再装備したり、機数を急に増やすと経験が低下します。
高い戦闘損失も経験を下げます。

水上機と飛行船

プレイヤーは飛行船基地または水上機を搭載した艦艇のために、部隊を割り当てる必要はありません。
ゲームが自動的に最新のタイプの適切な部隊を編成します。

航空機の種類

メイン画面の「aircraft types(航空機タイプ)」ボタンを使用して、航空機の種類を管理します。
これにより、使用可能なすべての航空機タイプのリストが表示されます。
また、航空機タイプ画面左下の比較リストを使用して、他の国の航空機の推定データを確認することもできます。

新機種案の要求

新しい機体のモデルをリクエストするための「Request proposals for new aircraft(新しい航空機の提案を要求する)」ボタンがあります。
航空機の役割(戦闘機、急降下爆撃機など)と、重視したい2つの特徴を選択し航空機メーカーに案を募集できます。
一度に1つのリクエストが許可され、通常は3~6か月で完了します。
その後、各メーカーから提出された試作機のリストが提示されます。
航空機には、性能を決定するさまざまな能力値があります。


航空機会社が私的なベンチャーとして開発した航空機案が持ち込まれる場合があります。
この提案を受け入れると、今後の開発のためにある程度のコストが発生します。


航空機のモデルを手動で変更することはできません。
飛行場や空母に特定の役割を持つ飛行隊(戦闘機隊・雷撃機隊など)を割り当てます。
その後、配備された飛行隊に機体が補充されます。
新モデルが生産された場合は、自動的に更新されていきます。

戦闘中の航空機

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戦闘中には、画面上部のタスクバーの右側に飛行機のアイコンが2つと雷のアイコンが1つ表示されます。
これらは戦闘中に航空機を制御するために使用するボタンです。

Show air formations:航空隊を表示

「航空隊を表示」ボタン(3つの飛行機アイコン)を使用すると、戦闘で利用可能なすべての航空機を表示できます。
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空母や空軍基地にある航空機、空中にいる航空機が表示されます。

  • 「#」の列には、航空隊内の飛行機の数が12/3/0のように表示されます。
    稼働機の数/損傷機の数/破壊された飛行機の数の順に並んでいます。
  • 「Mission:任務」の列には、各航空隊に割り当てられた任務が表示されます。
  • 「Status:状態」の列には、各航空隊がその瞬間に行っていることが表示されます。
    たとえば、「Unready:未準備」「Readying for a strike:出撃準備中」「Spotting on deck:デッキに駐機中」「Spotted:駐機完了」「Taking off:離陸中」「Attacking:攻撃中」「Returning:帰還中」「Landing:着陸中」「Striking below:格納庫に収容中」などです。
    また、残りの燃料の量も表示されます。
    この画面は、戦闘中に他の操作や画面を操作しながら開いたままにすることができます。

Handle CAP and search:CAPと偵察

航空機1機と歯車のボタンは、あなたのCombat Air Patrol(CAP=自分の基地または母艦上空を守備する戦闘機の数)と、探索範囲を設定するための画面を開きます。
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各師団の探索範囲を個別に設定することができます。
戦闘を開始時にターンを経過させる前に、探索パターンとCAP強度を設定する必要があります。
ターンを進行させると、設定にしたがってCAPに必要な離陸や着陸を含む、探索とCAPに関連するすべての航空活動を処理します。
つまり、設定せずに1ターンでも進めてしまうとデフォルトの捜索パターンとCAP強度で活動を開始してしまいます。

Airstrike:航空攻撃

雷マークのボタンは「Airstrike:航空攻撃」ボタンで、攻撃隊の準備、発進の指示を行えます。
準備から攻撃まで一度に指示することもできますし、攻撃隊を準備して甲板に待機させ、目標を発見したら出撃させることもできます。
準備して待機させる方法は、飛行甲板上に武装を積み込んで燃料を補給した飛行機が待機するため、よりリスクが高いですが、目標を発見したらあとは飛び立つだけです。
ただし、プレイヤーによる発進指示や偵察情報の確認が必須です。


航空攻撃を準備または開始するには、「Set up Strike:攻撃隊を編成」画面を使用します。
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まず、出発する艦隊を選択します。
次に、左側のチェックボックスにチェックを入れて攻撃に使用する中隊を選択します。
中隊が選択されると、武装・航続距離のデフォルト設定が設定されます。
「Loadout:装備」列には搭載された兵器の種類が表示されます。
「number:中隊状況」列には、中隊内の稼働/損傷/破壊された飛行機の数が表示されます。
「#:」この航空攻撃に割り当てられた飛行機の数が '#'列に表示されます。
装備、航続距離、参加機数の設定を変更するには、その値を右クリックしてドロップダウンリストから選択します。
「Auto select strike:攻撃隊自動設定」ボタンは便利です。
これにより、自動的に適切な装備と護衛を備えた攻撃隊が編成されます。
「Auto select strike:攻撃隊自動設定」ボタンを使用してから、変更したい詳細を調整すると便利です。
航空攻撃のターゲットを設定する方法は2つあります。
1つ目はターゲットドロップダウンリストを使用して、偵察情報を元に攻撃隊の座標を決定する方法です。
2つ目は場所ボタンを使用して、マップ上の任意の場所を航空攻撃のターゲットとして選択する方法です。
ターゲットを選択し、「Launch strike:攻撃隊発進」をクリックすると、選択された飛行隊が「Set up Strike:攻撃隊設定」画面から消え、装備を整え、飛行甲板(または滑走路)で駐機され、ターゲットに向かって飛行します。
前述の通り、目標が発見されていなくても、航空機を待機状態にすることができます。
選択した航空隊は飛行甲板で待機し、あなたが指示するまで発進しません。
ただし、燃料を充填した航空機が飛行甲板上にあると空母の脆弱性が非常に高くなることに注意してください。
そのような状態で被害を受けると、非常に深刻な火災につながる可能性が非常に高いためです。


目標を選択した後、「Launch strike:攻撃隊発進」ボタンをクリックして、攻撃隊を発進させます。
攻撃隊が駐機されてから発進するまでには、約20~30分かかります。
したがって、目標を設定する際にはそれを考慮してください。
選択した航空隊は「Set up Strike:攻撃隊設定」画面から消えますが、彼らの進捗状況は「air formations:航空隊を表示」画面で確認できます。
攻撃隊が発進すると、航空機がマップ上に表示され、目標に向かって飛びます。
飛行機が目的地に到着すると攻撃を開始し、その後、基地または空母に帰還します。
攻撃対象を見つけられない場合、燃料が少なくなるまで周辺を探索し、武器を投棄した後、基地に戻ります。
各飛行隊が行うこれらの活動状態は、「air formations:航空隊を表示」画面で監視できます。
飛行隊のおおよその位置はマップ上に小さな赤いアイコンで表示されます。
ズームインすると、攻撃隊の機種と数を示す小さな航空機のアイコンと飛行隊情報が表示されます
攻撃隊が大きくても1隊あたり3つの航空機アイコンを超えることはありません。
船と同様に、航空機アイコンはマップ上で現実より大きく表示されます。
攻撃が開始されると画面に通知が表示され、その後、ログタブに詳細が表示されます。

基地と空母の魚雷・ミサイルの供給

航空機が搭載する武器の中には、空母の中だけでなく基地でも在庫数が限られるものがあります。
ゲーム内で供給が限られる武器は、対艦ミサイル、魚雷、誘導爆弾です。
ミサイル時代の初期には、ミサイルは新しく複雑な兵器であることを反映し、在庫に制限が設けられています。


攻撃隊を準備するたびに、航空母艦の魚雷やミサイルの在庫は、搭載した数に応じて減少します。
通常の爆弾の在庫は無制限なので、ほかの兵器が在庫切れになった場合に搭載することができます。
飛行中に攻撃目標が見つからなかった場合、魚雷とミサイルは投棄されます。
飛行甲板で待機状態の航空機の出動がキャンセルされた場合は、飛行機を格納庫に降ろし、その武器を取り外して在庫に戻します。

航空機が受ける損害

航空機は航空戦や敵の対空砲火によって損傷を受けることがあります。
また、着陸失敗などの運用上の損傷を受けることもあります。
攻撃隊編成画面の#列によって、航空機の損傷状況を確認できます。
基地や空母にいる一部の損傷した航空機は、自動的に修理されたり修理不可能と判断されて破壊されたりします。

空中戦闘

防御用の戦闘機は、戦闘空中哨戒(Combat air patrol)に参加し、接近する敵の攻撃を阻止しようとします。
CAPが敵機を迎撃する確率は、主にレーダーや戦闘機の管制技術によって左右されます。
1930年代には、CAPによって攻撃が迎撃されることなく目標に到達することが一般的であるかもしれません。
しかし、後の世代ではCAPは攻撃隊に対して強力な壁として立ちはだかる場合があります。


攻撃隊に護衛を提供することで、敵のCAPに対応する能力が大幅に向上します。
攻撃隊の護衛戦闘機は、敵のcap機を攻撃し、攻撃隊への攻撃を阻止しようとします。


航空機の空中戦闘能力は、速度、火力、機動性、耐久性などの属性に基づいています。
これらは、航空機が対空火器の攻撃を生き延びる可能性にも影響を与えます。
また、プロペラ機は1940年代以降に開発されたレーダー誘導の防空システムに対して、脆弱になります。
特に雷撃機は、現代の防空システムを装備した艦艇を攻撃する場合、非常に厳しい対空砲火にさらされます。

戦闘中の空母

あなたの空母は、飛行機を発艦または着艦させる際に、風上を向いて最高速度を出します。
これは自動的に行われ、プレイヤーが干渉することはできません。
敵に近くなってしまう場合もあるため、風向きとこれらの機動が空母をどこに連れて行くかを把握する必要があります。
空母部隊には、割り当てられる役割に制限があります。
Supportの空母は、CAPに割り当てられた戦闘機の半数を、支援している部隊にCAPとして送ります。
運用上の損失が発生する確率が高いため、夜間着陸を余儀なくされる任務に飛行機を送ることには注意が必要です。
悪天候は、航空機の運用を完全に停止させることがあり、天候は急激に変化することがあります。
AIはあなたの艦に対して攻撃を仕掛けてくるため、敵の航空基地や空母に近づく際は注意が必要です。
戦闘の終了時には、飛行機の損失や被害に関する詳細な情報が入手できます。

水上機とヘリコプター

水上機と後に登場するヘリコプターは、それらが装備された船から発進することができます。
船にカタパルトがある場合、水上機を発進させるために停止する必要はありません。
カタパルトのない船が水上機を発進させるためには停止する必要があり、静かな海でなければなりません。
水上機を回収するためにはどのような船でもスピードを落とさなければなりません。
水上機を装備した船は、水上機が敵を偵察して探し出すことができるため、戦闘で役立つことがあります。
空母を持っていない場合でも、敵を発見することができるでしょう。
空母部隊がいる場合でも、部隊の水上機を偵察機として使用して、空母艦載機を空爆に使用することができます。


戦略ターンでは、水上機またはヘリコプターを装備した艦船は、通商破壊艦としてより効果的に活用できます。
また、敵の通商破壊艦を追跡するのにも効果的です。


好みにより、水上機の発進方法を設定できます。

  • 自動設定
    水上機は、プレイヤーが「Routine air ops」画面で選択した、部隊の現在の捜索計画に従って発進します。
  • Ask:確認
    水上機の発進を許可するかウィンドウが表示されます。
    それ以外は自動設定と同様です。
  • 手動設定
    プレイヤーは全ての偵察用水上機またはヘリコプターを、Set up Strike画面から手動で発進させる必要があります。
    艦船は、水上機を回収する前に、回収するかどうかを必ず確認します。

陸上基地や航空母艦は、部隊の捜索計画に従って自動的に偵察機を発進します。
攻撃任務に必要な航空機を確保するため、捜索計画を設定しないこともあります。
戦闘シナリオの開始時に偵察任務に就く予定の航空機は、準備と駐機を待つことなく直ちに発進できます。
これは、事前に作成された捜索計画に従って偵察隊が編成済みであり、偵察隊の発進とともに戦闘開始という状況をシミュレートしています。
水上機やヘリコプターは、他の航空機と同様に攻撃任務に派遣できますが、最も一般的に使用されるのは偵察任務です。


AV(ヘリコプター母艦)に搭載されたヘリコプターは、偵察任務で水上機と同じように行動し、検索範囲をカバーします。
他の艦船に搭載されたヘリコプターは、周辺偵察を行うために約20000ヤード飛び出します。
レーダー装備のヘリコプターが発見した艦船の情報は、所属する艦船に送られます。
それによって所属艦のレーダー範囲を拡張し、ミサイル攻撃を可能にします。
偵察任務中のヘリコプターは、撃墜されやすいため、敵艦船に近づきすぎることを避ける傾向があります。

航空機関連要素

空母航空隊

この空母航空隊の項目はRtW2マニュアルに記載されている内容ですが3でも共通です。
空母からの運用には、特別なスキルとトレーニングが必要です。
空母航空隊は陸上または空母で作成できますが、後から転換することはできません。
空母航空隊として訓練された航空ユニットの割合は、平時には空母の搭載能力の 120%、戦時では 150% を超えることはできません。
エリート パイロット トレーニングを使用する場合、これは 110% に減少します。
空母航空隊は、他の航空ユニットの 150% の維持費がかかります。
上記の制限を超えると以下のようなメッセージが表示されます。
この状態になるとパイロットの練度の上昇にペナルティがかかります。
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エリートパイロット訓練

これにより、訓練されたエリートパイロットの部隊が生まれます。
ただし、このシステムは平時において効果的であり、戦時中に維持するのは難しいです。

パイロットの疲労

パイロットは2回の任務飛行で疲労が蓄積します。
これは、setup strike画面の飛行隊リストに(F)と表示されます。
パイロットの疲労は、空中戦および対艦・対地攻撃の正確性に影響します。
疲労は、飛行隊内のすべてのパイロットの平均として計算されます。
CAPや偵察ミッションも疲労を引き起こしますが、攻撃ミッションよりも疲労は蓄積しにくいです。

航空救難

これにより、パイロットの生存率が向上します。
航空機の損失によるパイロットの経験減少に対する影響を和らげるのに役立ちます。

超重量級対空弾

これらが開発されると、艦船の重砲(6インチ以上)に対して一定の対空能力を与えることができます。
使用方法はdoctrine画面で選択します。
超重量級対空弾を使用すると、使用可能な弾薬が10%減少します。
現実的な効果が疑わしいことを反映するため、この弾薬の効果はランダム化され、ゲームごとに大幅に異なります。