RTW3艦艇整備記録(USA)

Last-modified: 2023-09-13 (水) 21:30:10

:本記事は、作者がRTW3のUSA(艦隊規模・Very Large)をプレイした際に整備した艦艇の記録となります。
 1940年代までは有力なプレイができており、1930年代に起こった大英帝国との長く苦しい戦争で多くの犠牲を出しつつも広大な領土を獲得することに成功し、順調に進んでいたのですが、1950年代の建艦計画に失敗し、その後に起こった戦争で惨憺たる敗北を経験することとなってしまいました。
 この敗北により作者の心が折れてしまったため、そこまでの艦艇の整備記録となります。
 お蔵入りにしようかとも考えたのですが、見てみたいとおっしゃって下さる方もいらっしゃるようでしたので、記事として公開させていただくことにしました。

 1950年代の建艦計画のミス、というのは、戦艦を作っちゃったことです。
 それまでプレイが順調だったし国力にも余裕があるので、抑えきれないパトスに従いロマンに走っちゃったのですが、そのために主兵装のミサイルへの切り替えが遅れることとなってしまいました。
 対艦ミサイルの装備数不足。そして対空ミサイルを装備した艦艇の不足。
 加えて、ジェット戦闘機が主流となった時代では空母部隊の艦上機部隊の戦力養成に時間がかかるようになることを甘く見ていたため、実戦となった時に配備されている航空部隊の数が不足し、敵機の攻撃をCAPで防ぎきることができませんでした。当然、航空攻撃による対艦攻撃も奮いませんでした。
 このために、艦隊戦では敵艦からのミサイル攻撃に圧倒され、さらに、航空攻撃を阻止できず多数の空対艦ミサイルを被弾し、空母、重巡を始め、多大な犠牲を出すこととなってしまったのです。

 戦艦建造に走ってプレイに失敗するの、前にもやった気がする・・・。我ながら進歩がないけど、戦艦はほら、ロマンだから・・・(´・ω・`)。

 というわけで、あまり参考にならない(特に1950年以降)かもしれませんが、元々他のプレイヤー様にご覧いただけるように、記事にしようと思ってお絵描きは頑張っていますので、ビジュアル面だけでもお楽しみいただければと思います。
 なお、作者は以前から、植民地警備はKEに任せ、巡洋艦はCAに集約し、CLを整備しないという建艦方針を採用しているため、今回、CLはありません。
 1950年代になって、MSAMを装備した防空巡洋艦としてCLを建造していますが、なんというか汎用護衛艦みたいなイメージで、軽巡洋艦、って感じの艦種ではない感じです。
 軽巡スキーな皆様、大変申し訳ございません・・・。

 本記事では、年代順に整備した各艦を一覧としてご紹介し、また、X DD、X CL、X CAとして、1950年代に戦艦の代わりに整備しておくべきだったと筆者が考える3つの艦についてご紹介させていただきます。

以下、目次となります

・1890KE C SP

1890KE C SP.png
 本プレイでは軽巡を建造せず、植民地警備は対潜警戒も兼ねてKEにやらせる方針であったため、初手で建造に入った艦艇です。
 排水量2400トンに Colonial service をつけると3000トン分の植民地警備船として活動できます。
 植民地警備のためと本国海域の防護のため、段階的に18隻を建造しました。
 なんならゲーム終盤まで使い倒すつもりだったのと、海外領土にいる艦艇をTPに出すと練度が下がるのを、乗員の居住性を良好にしておくと体感抑えられる気がしたので、最初から最上の居住性を与えています。

・1891CA

1891CA.png
 今回のプレイでは「重巡の役割も軽巡の役割もこなせる汎用巡洋艦」を整備し、個人的に交戦能力で不安を持っているCLを建造せずCAだけを建造するつもりであったので、この方針したがって汎用巡洋艦として設計した、一等防護巡洋艦です。
 メイン火力は6インチの副砲。主砲はロング砲身が開発されたら9インチに乗り換えるつもりで10インチを採用。敵を追撃して仕留められるよう21ノットの船足と、主砲を前方に連装で装備するという構成にしています。敵を追う展開になりやすいので、1発か2発なんとか当てて敵の足を奪い、追いついて確実に仕留められるように、という算段です。
 その他に、水中魚雷発射管を左右、そして後方の計3門装備しています(巡洋艦や戦艦にも基本的に同様の構成で魚雷を装備しています。左右が介錯用、後部は有力な敵から逃げる時の牽制用です。のちの時代でも後部発射管だけは残し、海戦画面で常に魚雷の有効射程を表示させることで、敵艦から魚雷が発射されることを警戒する目安として利用しています)。
 1890年代は副砲門数の多さによる火力が特に生きるだけでなく、砲の貫通力が低くこの艦のような防御でもある程度耐えてくれるため、初期の装甲艦相手であれば1対1で、前弩級戦艦であっても2対1ならば勝利を望むことができます。
 このため、自分は早期に装甲艦を建造することをせず、こういったCAを整備することが多いです。
 4隻建造。

・1894CA

1894CA.png
 USAの本国海域3か所にそれぞれCAを2隻ずつ、外征用に2隻の、計8隻の体制を整えるために建造した一等防護巡洋艦です。副砲門数を増やし火力を増強しています。
 4隻建造

・1896 B

1896 C.png
 巡洋艦8隻体制が整ったことを受けていよいよ整備に着手した戦艦部隊。
 副砲火力を重視した設計で、必要最低限と思われる防御力を持たせています。また、主砲はロング砲身が開発されたら12インチに換装する予定で、13インチ砲を装備しています。
 太平洋方面に4隻、大西洋方面に4隻の体制を作るため、8隻建造。

・1896DD

1896DD.png
 駆逐艦の建造が可能になったため建造に踏み切った艦艇です。
 正直に言って排水量の制限がきつく、あまりアテにはできない性能なのですが、それでも魚雷戦は魅力なのでいろいろ妥協し、後部に砲を配置せず、航続距離も短い艦として建造しました。
 USAの3つの本国海域に8隻ずつ配置する予定で、24隻建造。

・1900DD

1900DD.png
 先に建造した駆逐艦の純粋な拡大型として、航続距離を延ばした艦です。遠征部隊用に8隻建造。

・1901CA

1901CA.png
 これまでのプレイでスペインからフィリピンなどの海外領土を獲得しており、東南アジア海域を今後の主戦場の1つとする予定であったため、遠征部隊の戦力を強化するために建造した一等防護巡洋艦になります。
 主砲に11インチ砲を装備し、23ノットの速度を確保。他国の巡洋艦を狩り立て、敵戦艦部隊との砲撃戦では味方の戦艦部隊を強力に支援することを狙っています。
 4隻建造。

・1906BC

1906BC.png
 初期の弩級戦艦、もしくは準弩級戦艦を建造しようかとも思ったのですが、将来早期に空母部隊を編成することを目標に、空母改装を前提として設計し、建造することとした巡洋戦艦です。
 これまでに整備してきた一等防護巡洋艦の系譜に連なる艦となっています。
 片舷8門の主砲火力を発揮させるため、中心線3砲塔ではなくあえてクロスデッキファイアを採用し梯形配置にしています。
 また、空母改装時の余裕を十分に持たせるため、防御配置は防護巡洋艦タイプを採用。防御範囲は狭いですが厚さを確保しある程度は有効な攻防力を持たせています。
 28ノットと快速ですが、やはりこの時期に続々と建造されていく他国の戦艦・巡洋戦艦に対して一線級の性能と呼べる期間は短く、遊撃部隊として主に活動し、主戦場以外の海域の防備などを任せていました。
 ただ、後に有力な改装空母に変身したため、建造した価値は大きかったと思います。
 4隻建造。ちなみに、グラフィックに水上偵察機があるのは、後で搭載する時に絵を修正するのが面倒なので、最初から場所取りとして入れたものになります。

・1906DD

1906DD.png
 初期の300トンDDが老朽化してきただけでなく、性能としてもまったく心もとないため、その代替として建造した駆逐艦となります。
 陳腐化した後はKEに改装し、機雷掃海艦として末永く使い倒しました。
 24隻建造。

・1908DD

1908DD.png
 遠征艦隊に追従する、当面の間の主力駆逐艦として整備したものになります。
 700トン型と同様、性能が陳腐化した後はKEに改装し機雷掃海艦として運用しました。
 16隻建造。

・1909KE C SP

1909KE C SP.png
 海外領土が増えてきたこと、潜水艦の脅威が拡大してきたことから、TPに出す護衛艦艇を増強し、また植民地警備に送っている艦艇の改装スケジュールのローテを組みやすくするために増備したコルベットになります。
 24隻建造。

・1910BB

1910BB.png
 各国が弩級戦艦の建造を加速させる中、陳腐化した前弩級戦艦8隻を代替するために建造した、14インチ砲8門の超弩級戦艦になります。
 大量建造を前提としていたため、性能を一部で妥協。装甲をNarrowベルトにしています。ただし、当面の間の14インチ砲搭載艦と砲撃戦を戦うのに必要と思われる厚みは確保しています。
 8隻建造。

・1913BB

1913BB.png
 16インチ砲が開発されたため、今後の主力戦艦とするべく建造した超弩級戦艦になります。戦闘時に優位な位置を占めさせるために24ノットの船足を発揮させるべく、バットイベントの発生を考慮して25ノットを確保。装甲も、16インチ砲艦として自分が最低限必要だと考えている厚さを持たせています。
 ただ、8門の主砲火力はやがて登場する他国の16インチ砲艦と砲撃戦を戦うのには若干心もとないため、もし技術があり、予算が許すならば連装砲5基、もしくは一部の主砲を三連装砲にして、片舷10門の火力が欲しいです。
 4隻建造。

・1917BC

1917BC.png
 主力戦艦部隊に先駆けて敵と交戦し、敵情を把握し、主力部隊の交戦を支援するために建造した巡洋戦艦となります。
 敵の主力戦艦と撃ち合える攻防力を持たせるため、16インチ連装砲4基を装備。装甲はNarrowと妥協していますが、傾斜装甲の効果込みで必要と思われる厚さを確保しています。
 高額なので、2隻建造。

・1918DD

※設計は1917年ですが、建造開始が1918年であるため
1918DD.png
 次世代の主力駆逐艦として既存の駆逐艦をすべて置き換えるつもりで大量建造した駆逐艦になります。
 32隻建造。

・1919BC

1919BC(20).png
 太平洋方面、大西洋方面にそれぞれ2隻ずつはBCを配備したいと思い、追加で整備したBCになります。
 純粋な改良型であるため、グラフィックは前級と同じです。
 2隻建造。

・1920CA

1920CA.png
 すっかり陳腐化してしまっていた既存の一等防護巡洋艦をすべて置き換えることを念頭に、CAに背負い式砲塔が装備できるようになるのを待って整備を開始した、重巡・軽巡どちらの任務もこなせるように設計した重巡洋艦になります。
 本音を言うと主砲は10インチ砲にしたかったのですが、いっぱい作らないといけない艦だったので妥協して9インチ砲にしています。軽巡なら十分に圧倒できますし、10インチ砲装備の重巡とも、数があるので撃ち合えます。
 これまで甲板には木板が張られているという想定でグラフィックを書いてきましたが、ある時期から、良質な木材の入手が困難になってきたことなどから甲板にリノリウムを張るようになっていったということなので(戦艦などの「海軍の顔」には威容を高めるために格式高い木製甲板が採用され続けていましたが、日本などでは巡洋艦や駆逐艦にはリノリウムを多用するようになっていきました。性能は削らずにコストを少しでも抑えたかったみたいです)、甲板色はリノリウム張りを意識したものに変えています。
 砲塔配置は、完全に作者の趣味です。旧日本海軍の重巡洋艦を意識しています(これは相当に大型化していますが)。甲板色も旧軍のカラーを想定しています。プレイ国はUSAなのですが、内なる欲求には逆らえませんでした。
10隻建造。副砲が少なく対空火力が不足気味ではありましたが、汎用巡洋艦として十分に活躍してくれました。

・1923KE C SP

1923KE.png
 以前よりもさらに海外領土が拡大してきたことと、対潜戦闘によってKEの損害が増え始めたため、KEの改装ローテを組むためと対潜能力の強化のために建造したコルベットになります。
 32隻建造。

・1925DD AD

1925DD AD.png
 そろそろ航空兵力が脅威になって来る時期であるため、今後を見越して整備を開始した防空駆逐艦になります。
 魚雷兵装を削り、4インチ連装両用砲を3基装備。護衛としてそれとなく活躍してくれました。
 24隻建造。

・1926CV(1906BC)

1926CV(1906BC).png
 先に建造していた旧型のBCを空母改装したものになります。
 速度は遅いですが、その分搭載数を確保。初期の空母として十分以上の航空打撃力を持った有力な空母として運用することができました。
 グラフィックも自分なりに頑張り、起倒式のアンテナや煙突を再現。舷側のエレベーターは、解放式のものに変化してゆく過渡期、という脳内設定で、敢えて使いにくそうな形にしています。また、初期の空母は、後部の飛行甲板に被弾した際には臨時に艦首方向から艦上機を着艦させる設計になっているものがあるため、それを意識して前の方にもワイヤを張っています。
 4隻建造。

・1927DD

1927DD.png
 艦隊戦用の主力駆逐艦として建造した駆逐艦です。
 これも、日本の特型駆逐艦を意識したグラフィックになっています。
 敵駆逐艦に対して優勢な砲力と強力な雷装により、期待通りの活躍をしてくれました。
 24隻建造。

・1929BB

※設計は1928年ですが、建造開始が1929年であるため
1929BB.png
 改装空母の就役により初期の空母部隊の設立が完了しているため、その間に戦艦部隊を強化しようと建造に踏み切った16インチ砲装備の戦艦になります。
 本当は28ノット出せる快速戦艦が欲しかったのですが、予算の都合で妥協しています。まだ駆逐艦を建造中だったもので・・・。
 4隻建造。

・1930CA

1930CA.png
 遠征艦隊の強化のために建造を計画した、敵の大型重巡洋艦(超甲巡みたいな船)と対等以上に戦えることを想定して建造した艦になります。
 大型で排水量に余裕があるため、主砲を自動装填装置付きの8インチ三連装砲後に換装、砲塔基数を減らしてHSAMなどを装備したミサイル巡洋艦に改装して運用しました。
 4隻建造。

・1933CV

1933CV.png
 各国が空母建造に本腰を入れ始めるのを見越し、主力空母部隊を編制させるために建造を開始した航空母艦になります。
 空母の戦闘力はほぼ艦上機の運用能力とイコールになるため、艦上機の搭載数を重視して速度は28ノットで妥協。防御性能は自分が必要だと思っている厚さを確保しています。
 7隻建造。本来なら6隻建造の予定でしたが、大英帝国との大戦争で不運にも爆弾1発を被弾し大火災となり焼け死んだので、その補填のために1隻追加で建造しています(ちなみにこの戦争、けっこう大きな犠牲を払った、しんどい戦争でした。その分多くの領土を獲得できましたが・・・)。

・1935DD

1935DD.png
 5インチ両用砲が実用化されたため、新世代の主力駆逐艦として建造に踏み切った駆逐艦になります。対空砲火を濃密にするため5インチ連装砲4基装備。雷装は妥協しています。
 戦争による損失分の補填もあり、44隻と大量建造することとなりました。

・1939KE ASW

1939KE ASW.png
 これまで対潜戦は2400トン型の植民地警備用のコルベットを中心に、旧型駆逐艦を当てていたのですが、TPに出している艦艇は潜水艦との対戦で次々と喪失していきました。
 そして、これがけっこう、シャレにならない!
 2400トン型は浮上した潜水艦との水上砲戦を意識して装甲も持たせており、大型な分、建造期間も長いし、バカにできない建造費用がかかっていました。
 こうした艦艇をTPに出して失っていくのはけっこう痛手だったので、この際、2400トン型KEはTPに出すことをやめようと考え、その穴埋めのために整備を開始した対潜護衛艦がこの艦艇になります。
 32隻建造。ただ、後に1940年代(50年代だったかも? )になって「潜水艦の能力向上により、既存の艦艇の対潜能力が陳腐化します」みたいな感じのイベントが発生して対潜護衛艦としての能力が陳腐化してしまったため、思っていたよりも早期に退役させることとなってしまった、少し残念な艦級になってしまいました。
 今思うと、対潜戦闘任務から2400トン型コルベットを解放するのは、もっと早期に、1910年代には実施しておくべきであったなと思います。あのころから対潜の被害が増大し始めるので、先に切り替えておけばもっとコルベットの建造費用を削減できたと思います。

・1943CV J

1943CV J.png
 ジェット機時代を見すえて建造を開始した新世代の航空母艦になります。当然、ジェット対応。めっちゃ重いので、艦上機の搭載数を確保するために速度をかなり妥協しています。
 イギリスのコロッサス級とか速度こんなものだったし、まぁ、その・・・、なんとかなるかな? なんて。
 加えて、前の戦争では航空攻撃で空母を喪失したことから、対空能力を強化しています。後に、機関換装で浮いた重量で対空ミサイルの装備を行いました。
 6隻建造。

・1945BC SP

1945BC SP.png
 RTW2ではAIが建造してくる戦艦クラスは16インチ砲艦が大半でしたが、RTW3になってから体感で17インチ砲艦との対戦が増えたと思ったので、そうした戦艦群と撃ち合ってもBCとしての任務を遂行できる艦ということで建造を開始した新型巡洋戦艦となります。
 費用節約のためにNarrowベルトを採用。後に副砲をいくつか外し、機関も換装してHSSMとMSAMを装備させています。
 4隻建造。

・1947CV J SP

1947CV J.png
 次世代の主力空母として、前級よりも艦上機の搭載数を増大させるのと同時に多少鈍足ではあるモノの28ノットの速度を持たせて建造した艦です。
 装甲空母にしようかとも考えたのですが、空母というのはそもそも火災に弱く、そしてこれから訪れるミサイル時代では頻繁に火災が発生するため、たとえ装甲していても容易に喪失に至るだろうと考えたため、それよりは艦上機の数を増やしてCAPを濃密にした方が生存しやすいのではないかと思い、装甲空母化はしていません。
 グラフィックについてですが、HJFやJAはアングルドデッキを採用していないと運用できない仕様であるため、最初からそれを念頭にした風に描いておけばよかったなと、少し後悔した艦でもあります。
 主戦場となる海域にどーんと航空戦力をぶつけたかったため、8隻建造。

・1948CA SP

1948CA.png
 1920CAを改装して運用しようかとも考えたのですが、思ったよりも排水量に余裕がなく望んだ性能の艦にできないと判明したため、新規に整備することにしたミサイル巡洋艦です。後々、主砲を下ろしてMSAM、HSAMなどを装備。
 10隻建造。

・1951DD SP

1951DD SP.png
 大型なら後々改装していろいろ使えるだろうと思い建造に踏み切った艦になります。
 ただ、すでに対艦ミサイルが開発されていたのに装備しなかった(史実の米軍がこの時期、主砲と魚雷を主兵装にした最後の世代の駆逐艦を建造していたので、それを再現したかったんです)のを後に後悔することになりました。
 28隻建造。すぐにミサイル時代が到来したため、主に後方で活動することとなりました。

・1952BB SP

1952BB SP.png
 17インチ砲12門というゴキゲンな火力を誇り、28ノットとそれなりの快足を持った新型戦艦として建造したものになります。
 敵の対艦ミサイルを受け止めた後殴りこんでぼっこぼこに・・・、などという運用を目論んでいたのですが、しかし、後に建造したことを大・後悔することになってしまった艦です。
 この艦を建造していたためにミサイル装備の艦艇や、SAMを装備した艦艇の建造が遅れてしまい、後に起こった戦争で、防空能力の不足と対艦能力の劣勢により悲惨な敗北を経験することとなり、作者の心を折ってしまったのです・・・。
 国滅びて戦艦アリ、みたいになってしまいました。
 4隻建造。ちなみに、想定したとおりいい盾役になってくれたのですが、ミサイルを受けてから殴り込みという戦術は実施できませんでした。火が消えないんで港に逃げるしかなった・・・。
 なんとか耐えて港までたどり着いたのはさすがに戦艦、といったところでしょうか。

・1954KE C SP

1954KE C SP.png
 海戦中、海域警備にうろうろしているKEにミサイルを装備させておくと、うまくすると敵艦を沈めてくれるよ、と聞いたので、既存の2400トン型KEを置き換えるべく大量建造に踏み切ったものになります。
 戦艦より、こんな感じでミサイルを装備した駆逐艦を先に大量建造しておくべきでした。
 48隻建造。

・1955CL SP

1955CL SP.png
 SAMを搭載した艦艇が少なすぎると感じたので建造を開始した、MSAMを装備した防空巡洋艦になります。
 この時、外国とのテンションが高まりつつあり、戦争が近いなと感じていたため、早期に大量建造する必要から装甲などは完全に省き、水雷防御だけつけています。
 28建造(予定)。

・1955DD SP

1955DD SP.png
 ミサイル装備の艦艇が少なすぎると焦りを覚えていた作者が、戦艦の建造終了と共に大量建造を開始したミサイル駆逐艦です。
 28隻建造。この船がもっとたくさんあればあんなことには・・・(´・ω・`)。
 グラフィックは、爆雷投下軌条がズレちゃってるけど、許して下さい(土下座)。

・1957DD SP

1957DD SP.png
 HSSM、MSAMを装備した、ミサイル主役の新世代の駆逐艦として整備を開始した駆逐艦になります。ただ、戦争には間に合わず、防空能力の不足していた既存の艦隊は敵の航空攻撃で多大な損害を受けることになってしまいました。
 36隻建造(予定)

・X DD

X DD.png
 今回のプレイの結果、作者は痛感しました。
 1950年代の、ミサイルが主兵装に切り替わり始める時代に、戦艦なんか建造している場合じゃなかった! と・・・。
 そこで、1952BBの代わりにどんな船を作っておくべきだったかを考えた結果が、この艦艇になります。
 対艦ミサイルをたくさん積んだ駆逐艦をいっぱい作り、ミサイルの飽和攻撃で敵艦隊を圧倒する。
 そういう作戦を取った方が強いんじゃないかなと思いました。
 戦艦はロマンではありますが、やっぱり、「受けてから攻めに転じる」ってなかなか、厳しいものがあるなと。
 ちなみにこの艦は、後にHSSMを連装に換装し、合計8発の対艦ミサイルを運用することを念頭に置き、排水量と艦上に配置する兵装に余裕を持たせ、グラフィックもそのことを意識して描いています。また、対潜能力の強化のためにヘリを1機搭載。これは削ってもいいかもしれませんが、そうすると艦上に装備できる兵装の容積が減って、ミサイルの装備数を減らさないといけなくなっちゃうので、悩ましいところです。
 主砲も魚雷も、1950年代にはそんなに役に立たなかったので、最低限だけにしています。

・X CL

X CL.png
 艦隊の防空能力、そして艦上機部隊の戦力化の遅れから、敵艦からのミサイル攻撃に押され、敵機からの対艦ミサイル攻撃も合わさり、空母、重巡を始め、多数の犠牲を出すこととなってしまったため、今回のプレイでは防空能力の不足を痛感することとなりました。
 その対策としては、この艦のように防空ミサイルを装備した艦艇を多く建造しておくべきであったと思います。
 この設計では、飛来する敵機を確実に撃墜するためにMSSMを2基装備。対艦攻撃は駆逐艦に任せる(3500トン以下の艦艇はそもそもMSAMを装備できないので、艦隊防空を任せられない)つもりで、連装2基だけ装備しています。潜水艦が怖いので、ヘリも1機搭載。

・X CA

X CA.png
 防空能力をさらに強化するため、HSAMを装備した艦も欲しいなと思い、こんな艦艇も設計してみました。
 空母や戦艦の盾ともなる船であるため、一応の装甲防御も与え(というか、艦の大きさが無いとそもそもHSAMを2基装備させられない)、その上でできるだけコストを抑えるために排水量を削っています。
 X DD、X CLの建造が進んで来たら、こうした艦も装備して防空体制を万全にしていけたらいいんじゃないかと思います。
 対潜は主任務ではありませんが、少しでも艦隊の対潜能力を強化したいので一応ヘリも搭載してみていいかなと思います。削ってさらに小型化するのもアリです。

 本記事の内容は、以上になります。
 あんまりお役に立てないかもしれませんが、ビジュアル面だけでも参考になればいいなと思います。
 最後までご覧いただき、ありがとうございました。

コメント

  • 記事作成お疲れ様です。既存の対潜兵装が陳腐化するのは1955年からになります。そこからはエンハンスドソナーシステムが無いとまともに対潜出来なくなり、爆雷と爆雷庫拡張でASW値が上がらなくなるので撤去して対潜ロケットに切り替えるといいですね。これはエンハンスドソナーの項目にマウスオーバーすれば説明文が出てきます。50年代はミサイルに対抗する方法が少ないのでBBがボコボコにされちゃいますが、LSAMなどで防空が充実してくる60年代にはかなりの耐久性を確保できると思うので、もう少し後にぜひまた巨大戦艦を作ってみてほしいです。 -- 管理人? 2023-09-12 (火) 10:59:19
    • あと、私がよくやるのが、SSMが開発されたら記録にある25年27年35年DDぐらいの規模のDDを防空力少し下げてHSSM載せる改修をしてミサイル艦の頭数を揃えたりしてます。技術の発展度合いにもよりますが、35年DDぐらいなら思い切って主砲をA砲だけ残して全部下ろせば4連HSSMを3基とか搭載できたりもするので急場凌ぎにはなるとおもいます。 -- 管理人? 2023-09-12 (火) 13:16:31
      • 私も同じ事をしますね。1000トン以上のDDに近代化改修と共にSSM載せます。本格的なミサイル艦を大量建造するまでの繋ぎとして非常に有用です -- 2023-09-12 (火) 16:40:28
      • 自分もそうすればよかったと思います・・・。実は、先に旧式化した2000トンとかの駆逐艦、機関換装してKEにして、対潜護衛艦にしちゃってたんです。次回のプレイからは改善していきたいと思います。また、1960年代以降にまた戦艦の活躍の機会がありそうというのは、実にワクワクします。色々教えていただき、ありがとうございました。 -- 2023-09-12 (火) 17:10:42
  • 読み返してみて気になった誤字・誤記を修正してみました。また、対潜能力の陳腐化は1955年から、ということですので、1951DDの記述を変更しました(多分、記憶違いでああ書いてたんだと思います)。よろしくお願いいたします。 -- 2023-09-12 (火) 17:45:58
  • ウッドデッキ…いいですね… -- 2023-09-13 (水) 21:05:14
    • ありがとうございます! 木板っぽい色になるよう頑張って調整しているので、嬉しいです! -- 2023-09-13 (水) 21:30:10