【人魚薬の材料:アクア湖の水】

Last-modified: 2025-11-29 (土) 15:29:01

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【南ロンギット】【マーメイド】、ここは【人魚】がいたという伝説の残る街。
人魚の肉をよこせ! おれは 不老不死になるんだ!
 
真相はわからないが、【酒場】【踊り子】は人気だというから、夜になるまであちこち情報を集めながら待ってみよう。
すると酒場でショーが開かれ、なるほど確かにこれは人気が出るのも頷ける。
 
それも一夜限りのショーではないらしく、再び訪れるとレパートリーを変えて踊ってくれるサービスの良さ。
皇帝もすっかりはまり、このショーを楽しみにしていると、なんと一緒に踊ってくれるサプライズが!何故か他の客人達は見向きもしないが
やがてショーが終わると、「いつも来てくれるのね」と脈のありそうなセリフを残して、なぜか何もなさそうな裏口へ去っていった。
 
余人の目はごまかせてもこの皇帝の目はごまかせんぞ!
こっそりあとを追いかけていくと、そこにはなんと、突然下半身だけが魚へと変貌した挙げ句、海へダイブする踊り子の姿があったではないか。
⋯いや待てよ。これが噂の「人魚」というやつか?
 
彼女がもともと海で暮らしているとなると、これ以上出会うのはお手上げか。
なんて思っていたら、近所の住民によれば怪しげな薬を調合してくれる【魔女のほこら】が近くにあるとか。
ダメもとで土下座してでもお願いしてみるか⋯ ⋯ってホントに作れるのか?
 
彼女に会うには【トバ】【サバンナ】【ルドン】で材料を集めれば海に入れる薬を作ってくれるという。
これをどうにか集めて、10,000クラウンを支払って【人魚薬】を手に入れ、試しに彼女と別れたあの酒場の裏手で飲んでみると、本当に海へ入れてしまう。
 
だが皇帝には魔女からの忠告がひっかかっていた。
「3回潜ると、陸には戻れなくなるから気をつけな。」
それでも会いに行くか、戦いへと引き返すか、彼の心は揺れていた。
付き合わされた仲間たちが不憫で仕方ありません。


このイベントは酒場で踊りを見るだけならどの皇帝であっても問題ないのだが、人魚を追いかけるとなると【ジェラール】も含めた男性の皇帝のみ、それも途中の交代厳禁という仕様である。
男性の皇帝であっても、踊りが終わって酒場の裏手から建物を出なかった場合はそこで終わりとなる。
また、魔女のほこらでこれまでアイテムを15回作って品切れになると、人魚薬が作れなくなるというトラップがある(人魚薬の材料を聞いた後で品切れになった場合は作ってくれる)。
 
材料のうち、【トバの断崖】にある【海ツバメの巣】だけはいつでも取りにいけるから問題ない。
残りが厄介で、まずサバンナにある【卵のから】は探すと見つかりはするのだが、入手には【パイロヒドラ】を倒さなければならない。空圧波「そんなの楽勝ですよ」

そして、最大のネックは【ルドン高原】にある【アクア湖の水】で、なんと材料の入手のために別のアイテムが必要なのだ。
そのアイテムは【月光のクシ】という【モール】しか作れないものなので、入手には【クィーン】を倒さなければならない。スタン「そんなの楽勝ですよ」

月光のクシを作るのに必要な月光を集めるため、【モールの穴】で渡された【モールのつぼ】を持ってアバロンの宿屋「満月亭」に泊まり、モールに手渡すと月光のクシを入手できる。
ちなみに月光のクシの作成には10,000クラウンも要求するので、ここで支払ってそのままイベントをこなすと、人魚薬の作成の時の10,000クラウンを持っていないという状況になりかねないので注意。
そしてアクア湖の【ネレイド】に渡せばアクア湖の水が手に入り、同時にネレイドも仲間になる。

それとは別に、卵のからの情報を聞き出す際にも注意が必要で、【白アリ軍団の襲来】をクリアしたはいいがハンターに報告してない(サバンナ地方を制圧してない)場合は、サバンナ制圧が優先されて下手すると年代ジャンプが発生し、皇帝交代によりイベント強制終了となる。
クィーンを倒す前にイベントを起こして卵のからを回収するか、先にサバンナを制圧してからイベントに着手すること。

無事に材料が揃ったら、あとは魔女のほこらで人魚薬を受け取って、マーメイドの酒場の裏手から人魚薬を使えばいい。
そうすると、このイベント限定で【人魚の海】に入れる。
なお、魔女の注意にもあったとおり、3回人魚薬を利用すると本当に陸に戻れなくなってしまう。
この状態で人魚に話しかける強制的に【年代ジャンプ】となる。
ちなみに、男性であれば【最終皇帝】でもここまで進められるが、その場合は達成するとゲームオーバーになる。
決して人魚の海でセーブをしてはいけない。
 
なお、【北ロンギット】ギャロンが反乱を起こした場合、解決後の年代で嵐が発生するとこのイベントは消滅するので、嵐を鎮めたとしても復活しないので注意。
皇帝は、二度と戻らなかった。

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本作においてはこのイベントを完遂することで【マーメイドの踊り子】が発生し、【踊り子】を加入させることが出来る。
大元となるイベント名は変わらないが、人魚薬の材料集めはそれぞれ「人魚薬の材料:卵のから」「人魚薬の材料:アクア湖の水」「人魚薬の材料:海ツバメの巣」と言う独立したイベントになっている。

イベントシーンも3D化した事で補強されており、3Dモデリングならではのダンスシーンは必見。
何処からかカラフルなスポットライトが照らされる2回目のショーの去り際に皇帝をチラ見したり、3回目の去り際は何らかの変身術が解けかけて急いで去っていくなど原作の補完にもなっている。

なお、詳細は後述するがこの項目において「イベントを完遂」と「イベントを完了」と「イベントが終わる」について、明確に使い分けているため注意を要する。

基本的なイベントの流れは同様であるが、

  1. 住民から情報収集をした後で、宿屋で夜まで休み、酒場に行く
  2. 踊り子のショーを鑑賞し、ショーが終わった後、酒場の店主に話しかけて「明日も来よう」を選ぶと即座に次の日の夜になる(これを2回繰り返す)
  3. 男性皇帝の場合3回目の踊り子のショーの直後、踊り子の体が光に包まれ、酒場の裏手へ駆け出していくので、追いかけると踊り子の正体が明らかになる
  4. その後、酒場のマスターに話しかけて魔女のほこらの情報を教えてもらう

といった流れになる。

女性の皇帝でイベントを開始した場合は、3回目の踊りが終わった時点でイベントは終わってしまうが、皇帝継承した場合は再度始めからイベント進行が可能となっている。
そのため、明確な失敗条件は「男性の皇帝で3回目の踊りが終わったあと、イベントを完了するまでの間に皇帝継承してしまう」または「嵐と沈没船が発生してしまう」のどちらかとなる。
失敗条件というわけではないが、男性の最終皇帝の場合、イベントを完了させることはできるが、3回人魚薬を使った時点でゲームオーバー確定なのでイベントの完遂は出来なくなるし、女性の最終皇帝の場合は失敗にはならないが、途中で進められなくなるので事実上の失敗である。

なお、男性の皇帝で3回目の踊りが終わった後で皇帝継承するとイベント進行ができなくなるため、イベントの完了から完遂までの間に皇帝継承を発生させた場合も完遂は不可となる。
この場合、【帝国記】完了扱いとなるが、完遂の特典は得られないという状況になる。

なお、【性別不明】の皇帝だと進行不能であったこのイベントだが、本作では【サラマンダー】【モール】も進行可能になった。
流石に【イーリス】【コッペリア】、このイベントの途中で加入する【ネレイド】は進行不能であるので残念ながら百合にすることはできない

人魚薬を作る流れは今までと同じであり、海ツバメの巣は事前に採っておくことも可能。
月光のクシはサバンナを制圧せずとも、クィーンの撃破さえ済ませておけば作成依頼が可能なのも同様。
なお、関連地域が重なるイーリスと詩人の楽器イベント開始条件やモールの増加条件はサバンナ制圧に変化している。

卵のからの場所はハンターから話を聞かずとも分かるため、クィーンを撃破しているがサバンナ未制圧の状態でハンターに話しかけてしまってサバンナ地方統一→年代ジャンプで人魚イベント失敗……という事態には陥りづらくなった。
ファストトラベルが利用可能かつ、所持金の制限もなくなったため、人魚薬作りに東奔西走するのもかなり楽になっている。
なお、本作でも既に魔女のほこらの店を品切れにさせていた場合であっても、人魚薬だけは作ってくれるので安心である。


実際に人魚薬を使用する場面では、毎回「3回使うと陸に戻れなくなる」という魔女の忠告が回想されるようになったが、別に3回目だからといって特別な警告が出るわけでもない。

人魚薬を使った後はそのまま海に飛び込み、人魚と逢瀬を楽しんで陸に戻ってくるのだが、イベントムービーになったので【人魚の海】はなくなった。
そして、3回目に人魚薬を利用するとイベントが発生し、選択肢こそ出るものの「その後、皇帝◯◯の姿を見た者はいなかった。」と字幕が表示され、そのまま年代ジャンプが発生してイベント完遂となる。
残念ながら謎の追いかけっこや意味深な【ふー】もなくなった

内部処理としてはイベントポイント15加算による強制的な年代ジャンプであるが、【敵勢力レベル】の算出に用いられる内部ポイントの加算はイベントポイント1相当なので、このイベントの後で急激に敵が強くなるということはまずない。
上記の通り、男性の最終皇帝でイベントを完遂するとゲームオーバーになるが、セーブ出来るタイミングがないのでハマってしまう心配は不要である。

なお、帝国記におけるこのイベントの扱いとしては男性の皇帝が人魚の正体を目撃した後で、人魚薬を1度でも使用すればその時点で完了となる。
そして、3回の逢瀬を経てイベントを完遂すると、改めて顛末が追記される。

このイベントを完遂した後でマーメイドの酒場を訪れると踊り子と出会うことができ、踊り子の加入が可能になる。
この時の踊り子である【リコリス】の話によれば、このイベントは「マーメイドの踊り子に惚れた皇帝が全てを投げ捨てて一緒に遠い地に旅立っていった」という過去の美談として語り継がれている。

イベントを完遂すると、エンディングの【歴代皇帝】で『人魚と恋に落ちて消息不明 後に語り継がれる伝説となる』と記録される。
様々なイベントをこなしてきた歴代皇帝の絵面の中で、いきなりキラキラとした人魚の笑顔が大きく映るのは初見プレイだと色々な意味で衝撃であろう。


イベントそのものの発生条件などは今までと変わらないが、本作は年代ジャンプが発生しやすい仕様となっているため、後でやろうとすると嵐と沈没船イベントが発生してしまい、幻の人魚追跡のイベントが消滅してしまう事が起きやすい。
特に【ギャロンの反乱】が発生してしまうと、クリア後に年代ジャンプですぐ嵐の沈没船イベントとなってしまいがちなので、ギャロンの反乱が発生した時点で幻の人魚追跡イベントを終わらせていない場合は、こちらを優先してでも終わらせておいた方が無難である。

ちなみにエンディングにおいて人魚と踊り子が出現する条件だが、人魚は「イベントを完了したか、完遂した上で踊り子が加入していない」、踊り子は「イベントを完遂した上で、踊り子が加入している」である。

余談

もし皇帝が女性の場合でも幻の人魚追跡イベントがクリアできるようになってしまったら完璧に百合要素が大幅増えてしまう。
原作ではバグによる女性でのイベントクリアが確認されており
SFC版では【沈没船】【マップチェンジバグ】を使った【デバッグルーム】侵入バグで、男性皇帝で侵入するとマーメイドの酒場裏に人魚が待機し、
その間に女性皇帝に即位して裏口に向かい人魚薬を捨てると、踊り子が人魚になるイベントを起こすことができ、女性皇帝で駆け落ちができる。
リマスター版では【カーソルバグ】によるメモリ改ざんで女性皇帝で駆け落ちが可能。ただ、台詞自体は男性の物しかなく女性専用の台詞は存在しない。
SFC版ではいくらでも駆け落ちが可能なので【帝国暦】【9999】年カンストプレイも可能である。


YouTubeの【サガ公式チャンネル】で公開された「ロマサガ2リメイク開発秘話」での【田付信一】プロデューサーの話によると、このイベントをクリアするメリットが薄かったことから、追加クラス候補の第二案として踊り子が入れられており、最終的にこの第二案が追加クラスとして採用された。

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関連項目?

【幻の人魚追跡】