概要
どうあがいてもゲームが進行出来なくなる、どうやっても現在の状況を打破出来なくなる状況。
主に【一度入ると戻れなくなる場所】と【一度クリアーすると入れなくなる場所】で起こりやすく
各地点でセーブできる事もあり、やり直しができなくなる状態になる場合が多い。
原因は様々であるが、発生するのは余程プレイヤーが下手を打たない限りはゲーム制作者の不手際であることが多い。
というのも、普通は進行不能の状況が起きないようにゲームを作ることが求められるためである。
ただ、敢えて装備品やアイテムを手放してしまう、といった具合に、プレイヤーの意思で自ら不利な状況を作ってゲームが打破できなくなるというのを制作者のせいにするのは御門違いである(もちろん、大事なアイテムであれば捨てられないようにしておくといった対処は制作者がやっておくべきではあるが)。
サガ1
- 【ドア】か【テレポート】のどちらもない状態で真の塔23Fのエスカレーターに1歩でも足を踏み入れる
- WSC版ではエスカレーター上だとセーブができないので、23Fの一方通行以前に高エンカウントの帰り道を通ること自体がほぼ絶望的な状況
- 【かみ】を倒してクリアによるエンディングを閲覧すること以外できない(=実質ゲームプレイ不可)
- 【きんのはり】を所有しておらず、さらに【ケロ】が足りない状況でパーティーメンバー3人が【石化】になる。
- 大陸世界の「剣の城」の固定シンボルから逃げ続ければ、戦う手段がなくてもケロを稼ぐことができる。きんのはりは南の村で購入可能。
以下はWSC版で修正済
補足
キングの武具を売り払ってしまうと再入手出来なくなるように見えるが、売り払ったものは使用回数0の状態でまだ所持している扱い。空欄を手当たり次第に使えば英雄の像に捧げる事ができる。また、アイテムを新規購入して空欄を埋めてしまえば、捨てた場合と同じく再入手可能。
サガ2
- 【サポートメンバー】がいない状態で全員【大目玉】に変身する。攻撃方法が無い。
- DS版なら変異種であれば問題ない。通常種でもミューズの支援で敵を倒せれば問題ない。
- 全員【石化】のまま、サポートメンバーと別れる。
- このまま敵と遭遇すると即全滅。
以下はDS版では修正済
- 第1世界の古き神々の遺跡で、ガーディアンが扉から外へ出たのを確認し、秘宝の回収漏れがある状態で入口まで戻って脱出する
- カイを仲間にしてアシュラの基地へ進めるが、アシュラの基地でボス部屋に入った瞬間に進行不能
- 第5世界でガーディアンの基地に捕らえられてからテレポートを使う
- 町の人々やジュークボックスが反応しなくなるため進行不能
- 第9世界で【アポロン】に秘宝を奪われた後、【最後の町】に入る前に【テレポート】をする
- 最終ボスを倒した後にセーブをしてしまう
- シリーズでも異例のパターン。クリア出来なくなるのではなく、クリアによるエンディングを閲覧することしかできなくなる(=ゲームをプレイすることが実質できない)。
サガ2DS
敵に勝てないと脱出できない可能性がある場所では、【ここはもどることができない場所です。セーブしてもよろしいでしょうか?】の警告が追加される。
サガ3
- 【サモン】を入手する前に、【ムオン】を捨てる。
- 【ディオール】を仲間にした上で、【パルサー博士】に会う前に【サモン】を捨てる。
- 【ロケットベルト】を使うべき場所に行く前に、【ムオン】【サモン】を両方捨てる。
いずれもDS版では修正済。
サガ3DS
敵に勝てないと脱出できない可能性がある場所では、【ここはもどることができない場所です。セーブしてもよろしいでしょうか?】の警告が追加される。
ただし前作に比べるとそうしたシチュエーションは極めて少なく、またそのような場所での難易度自体も格段に低いため、むしろハマリポイントに気づく方が稀。
RS1
- 地力の足りない状態で【恐竜の穴】などの戦闘回数無関係の強敵スポットに足を踏み入れ、敵シンボルに囲まれる
- 【ジュエルビーストに挑め】発生後にタルミッタが壊滅した状態で、セケト宮殿内部の東側階段に入る
- 【フレイムタイラント】の依頼を受けた状態で、狭い道で敵シンボルに囲まれる。
- これはSFC版で起こりやすく、敵シンボルの動きにブレが少ないため、主人公を囲んだ状態で停止してしまうため。WSC版ではルーチンが変更され、敵シンボルにランダム移動が増えたため発生しないといえば発生しない。
- 【固定シンボル消去】の裏技を用いて【冥府】側へ向かい
その帰り際に【フレイムタイラント】を消さずに依頼を受けた場合、脱出できなくなる。
WSC版では発生しない。 - メルビル関連で以下の条件を満たす。
- 【皇帝の奇病】を警備隊に報告してクリア
- 【海賊襲撃阻止】をクリア
- 宮殿に入り、宮殿内の下水の入口を見ると封鎖されておらず、そのまま下水に入り滝を下る
- 唯一行ける下水の出口は封鎖されているため出られない。脱出にはエロール神殿の隠し通路を経由する必要があるが、【モンスター軍団襲来】のイベント進行段階が進まないと開通しないため、バグを用いない限り出られない。
補足
シリーズ新作が発売される毎に一定数のユーザーから不安視される「敵から逃げ過ぎて、出現する敵が強くなったためハマリになった」というリスクだが、真にこのケースに注意しなければならないのは本作RS1である。
なぜなら行動順を示す「素早さ」が戦闘によって成長する仕様のため、敵との強さの差が開きすぎるとこちらがそもそも行動する前に一方的に殴られるから。
もっとも、圧倒的な差がつくような状況になる前に、そもそも敵に先に殴られる状況になると逃げることさえ難しくなってくるため、兆候はつかめるはず。
RS2
- 【最終皇帝】を強制的に出現させた(≒クジンシーをラストダンジョンに送るしかない)場合に、【ワグナス】又は【スービエ】と戦うことが出来なくなった
- ワグナス・スービエの両方に挑めない状況が同時に成立した
- 最終皇帝が男である場合において、人魚イベントを完遂し、人魚の海に3回入った
補足
1.については以下。まず、ワグナスと戦うには浮遊城を訪れる必要があるが、浮遊城に行くには次の3つのいずれかの方法をとる。
•詩人イベントを完遂し、【イーリス】の協力を得ることで、イーリスに運んでもらう
•イーリスを皇帝にした上で、自力で浮遊城まで飛ぶ
•腕力のあるキャラで【人力風起こし】を使って浮遊城まで飛ぶ
詩人イベントが完遂できなくても、人力風起こしは基本的に使用可能。
ただし例外的に次の条件のいずれかを満たした場合は人力風起こしが入手できない。
•【ジェラール】の代で最終皇帝が登場した
•人力風起こし入手のイベントの際に、手持ちのアイテムがいっぱいであり入手イベントが消滅した
人力風起こしが入手できず、なおかつ【詩人のファゴット】又は【詩人のギター】が入手できないと浮遊城には入れない。そして、全滅経由で最終皇帝が出現した時は【クジンシー復活】のイベントがないので「先に他全ての七英雄を倒すことでクジンシーをラストダンジョンに送る」ルートでしか攻略できない。つまり浮遊城でワグナスを倒すしかないのだがその浮遊城に入れない、これがハマリとなる理由である。同様にスービエも戦えなくなる場合がある。
最終皇帝の代でスービエと戦うには、【沈没船】が出現していれば通常通り沈没船で戦うか、クリア後に【氷海】で戦うことになるが、沈没船が出現していなかった場合には【海女】に話しかけることで氷海で戦える。
この内、ハマる可能性があるのは、沈没船が出現している場合である。
既に【人魚薬】を作っていた場合は問題ないが、人魚薬がない場合は、この段階で人魚薬を手に入れないと沈没船に挑めない。
人魚薬を入手するには、「【海の主】と和解しており、なおかつ、沈没船出現から長い時間が経っていないこと」又は「魔女のほこらの魔女が既に薬を作ってくれない状況に陥っていないこと」のどちらかの条件を満たす必要があり、逆に言えば、どちらも満たせない状況に陥ってしまうと人魚薬が入手出来ず、沈没船に挑むことが出来ない。
こうなってしまうと、スービエと戦うことが出来ないため、スービエをラストダンジョンに送るしかないわけだが、全滅経由で最終皇帝が出現した場合はこれが不可能になる(ワグナスと同じ理由)。2.については以下。
ワグナスとスービエは進行できない条件が共に存在するわけだが、それを両方同時に満たした場合は、最終皇帝の代でなくてもハマリになる。
理由は「イベント進行できず戦えない七英雄が1体だけならば、他全員を倒せば残った1人はラストダンジョン行きになる」ので問題ないが、同時に2人出るとなるとこの救済措置の条件も満たせない。3.については以下。
狙ってやらない限り普通は起きない上、ハマリとしては深刻性もそれ程ないと思われる。
一応、3回人魚の海に入った後セーブしてしまうとどうしようもなくなってしまうが、普通はやらないだろう。
事実上のハマリポイント
難易度の高さで知られる本作では、本来のハマリポイント以上に有名な「勝てないし退けない状況」が存在する。
ラストダンジョンの七英雄の本体を守る七英雄を撃破した後にセーブをしてしまうこと。
- 事前に【この先は引き返せないぞ】という警告はあるが、まだ引き返せるからといって軽視すると大変なことになる。詳しくは当該項目を参照されたい。
- そして最後の七英雄を倒すと本当に引き返せなくなるが、残りはラスボスだけというキリのいい状況でついセーブを行なった事例は数知れず。結果、【‥‥逃さん‥‥ ‥‥お前だけは‥‥】という無情なセリフを目の当たりにすることに。
(あくまで当時のRPGの基準ではあるが)七英雄本体は伝説的な強さ。とりわけ前作RS1で術を軽視した結果、本作でも武器ばかり鍛えて補助をおろそかにし、プレイヤーサイド以上の熾烈な攻撃に耐え切れず勝てなくなった事例は山のようにある。
なお、ほかには多少注意すべきポイントとして【女王アリの復讐】があり、人によっては【地上戦艦撃破】【浮遊城の決戦】を挙げたりもするようだが、アリはともかくほかは対策がいくらでも取れるし挙げればキリがないので割愛。
ちなみに、前作RS1にあった「逃げ過ぎで敵が強くなった」ケースについては、本作では打開策が意外に多い。
本作では、味方の腕力等のパラメータが固定であるため、敵が最高ランクになったとしても先手を取れるうえ、【閃き】というシステムで高性能の技を一発で覚えられる。
【即死】技を覚えれば十分撃破も射程距離である。成功率が高い【ファイナルレター】はとくにおすすめ。
さらに戦闘システムの一新により、敵の背後を取って接敵した【バックアタック】では1ターン一方的に動けるようになった。
RS3
- 4つ目のアビスゲートを閉じてから黄京に入れるようになるまでに【バイメイニャン】のLPを0にする。
- カタリナ編で以下の条件を満たす。
- 【マクシムス】の正体を暴く前に【ハーマン】or【ブラック】のLPを0にする
- 【マスカレイドを探す】で奪還した【マスカレイド】を売ったり、再会できないキャラに持たせて別れる
- 以上の条件を満たすと二度と【ロアーヌ】に入れなくなるのでビューネイと戦うことが不可能になる。
髪の毛を伸ばした後なら問題ない。
- サラ編1人旅で黄京に入る
- 【黄京脱出】が可能なフロアまでなら、該当箇所から脱出すればセーフ
- 以降はアビスへ進むしかなくなり、肝心のアビス入口で無数のモニカ(あるいは見えない壁)に阻まれて進むことも戻ることもできなくなる
- リマスター版ではモニカ増殖バグが修正された。
SF1
- 【襲われたキグナス】発生中の外部ブリッジでセーブする。PS版限定。
- リマスター版ではここでのセーブ自体が不可能に修正された。
- クーン編で以下の状態を順番に満たす。PS版限定。
- 【済王の古墳】で三種の神器を済王の棺に納める前に外へ持ち出す
- 【秘術の資質】の【盾のカード】イベントにて、【朱雀の山】へ登る
- ボスの【朱雀】を倒す前に三種の神器のいずれかを【ヒューズ】に装備させる
- ボス朱雀に負けてヒューズを離脱させる
- ヒューズを再加入させずにメンバーを15人揃える。
以降はヒューズを加入させてもパーティーに表示されないため神器が回収出来ず、
【戦士の指輪】が手に入らなくなるため進行不能。
- クーン編ではヒューズ・済王を除く他の仲間を余すこと無く全員集めるとちょうど15人になるので、
ギリギリ達成可能ではあるが、実行するためには戦士の指輪イベントを後回しにした上で、
【資質イベント強制終了】で【麒麟】も仲間にする必要があるため、よほど特殊な進行でないと発生しない。
余談だが発売(1997年)から2014年末まで指摘されていなかった。 - リマスター版ではOther枠の追加により人数溢れ現象そのものが無くなった。
- クーン編で以下の状態を順番に満たす。リマスター版でも修正されていない。
- 済王の古墳で三種の神器を済王の棺に納める前に外へ持ち出す
- 秘術の資質イベントを進行させ、【アルカナ・タロー】を1枚も取らないまま朱雀の山へ登る
- ボスの朱雀を倒す前に三種の神器のいずれかをヒューズに装備させる
- ボス朱雀に負けてヒューズを離脱させる
- 【隠者の指輪】を入手する前に【印術の資質】イベントを平行発生させる
- アルカナ・タローを1枚も取らない状態で、印術イベントで以下のどちらかを満たす
- 【勝利のルーン】か【保護のルーン】に触れて【ルーンの石】を入手する
- 【小石】を持った状態でアルカナ・タローも【ルーンの石】も持たず、
隠者の指輪イベントで【ディスペア】に行く。
このルートに入ると【解放のルーン】へ強制的に触れさせられるため【ルーンの石】入手確定。
なお、前者のルートでもこの隠者の指輪イベントは避けられないため、
最終的にはいずれもこちらに収束してしまう。「印術イベント中途段階=秘術イベント進行不能」になる。
しかしヒューズの再加入は秘術イベント中なので、秘術イベントを再び発生させるには印術イベントを終わらせる必要がある。
だが、クーン編で印術イベントを終わらせる方法はルーンの石を取らないことだけ。
上記手順はどちらもルーンの石を入手することになるので、以降はヒューズが再加入不可能になり、預けた神器も回収不能になる。
結果的に戦士の指輪が入手不可能になり、進行不能となってしまう。
- 下記のいずれかをやっておけば問題無い。
- カードを取り、1枚でいいからアルカナ・タローにしておく(最も確実)
- 三種の神器を外に持ち出さない(持ち出した場合はa.を達成しない限りヒューズに装備させない)
気になる、というのであれば戦士の指輪のイベントは開始したら一気に終了させればいい - 小石を取らない(取った場合は以降のイベントを一旦停止し、a.の条件を優先させる)
- ハマる条件は「持ち出した神器をヒューズに装備させた上で朱雀に負ける」という手順が絡むため、
狙ってやらないとハマリはまず発生しない。 - なお、同様の手順で入手済の指輪をヒューズに渡して回収不能にすることもできるが、
こちらは手持ちアイテムではなくイベントフラグで判定しているためハマリは発生しない。
- クーン編で、【マスターリング】を倒せない程度のパーティで【ヴァジュイール】の試練を突破し、【マーグメル】でセーブする。
- ラストダンジョンへの経緯がつかめない状態でいきなり脱出不能・ザコ戦闘不可のラストフロアに飛ばされるため、うかつなセーブは避けたい要注意ポイント。
辿り着いた先のマーグメルからの展開が一見すると平和な大団円に見える点も、うっかり油断してセーブしやすい罠となっている。 - ヴァジュイール戦そのものはパーティの強さが必要なく一定数連携を決めるだけのため、実力勝負となるマスターリング戦との格差が大きい。
- 特に直前で離脱するメンバーを主力としていた場合は要注意となる。
- リマスター版ではヴァジュイール戦前に後戻り不可能の警告メッセージが出るようになった。
- ラストダンジョンへの経緯がつかめない状態でいきなり脱出不能・ザコ戦闘不可のラストフロアに飛ばされるため、うかつなセーブは避けたい要注意ポイント。
- エミリア編・アセルス編・T260G編で総【戦闘回数】が【65535】回に達する。PS版限定。
SF2
- 以下の条件を先に全て満たしてから【潜入!アレクセイ一味】に着手する*1
条件の関係上、時系列を無視して進行可能な2周目プレイ以降でしか発生しない。- 「コーデリア」「ナルセスとタイラーの最低どちらか」をいずれも加入させて【大砂漠のメガリス】をクリア
- 「コーデリア」を加えると、アレクセイの足取り追跡にコーデリアが同行したフラグが立つ(これだけだとこの段階でのコーデリア死亡確定が発生する)
- 「ナルセスとタイラーの最低どちらか」を加えると、アレクセイの足取り追跡にコーデリア以外が同行したフラグが立つ(これによりこの段階でのコーデリア死亡確定が発生していても撤去される)
- 【対決!アレクセイ】をクリア
- 先にこのシナリオに着手するとコーデリア不在になるが、a.を満たすと不在理由が「コーデリア死亡」に設定され、ナルセス・タイラーに依頼できなくなる
- (a.を満たしてなければ不在理由が「コーデリアが最初から同行してなかった」ことになるのでセーフ)
- 【鉱山にて】【グラン・ヴァレを越えて】【タイクーン・ウィル】【あの空に虹を】のいずれかをクリア
- b.を満たしつつこの条件を達成するとコーデリア生存ルートが確定。したがってコーデリアに依頼できなくなる
- 結果、誰にも依頼できなくなり進行不能になる
- 「コーデリア」「ナルセスとタイラーの最低どちらか」をいずれも加入させて【大砂漠のメガリス】をクリア
- 【あの空に虹を】において【湧水の宝珠】を捨てる
- 意図的にやらなければ発生しないので気にする必要はない。
それ以前に有用かつ貴重品の【クヴェル】なので、これをむざむざ自分から捨てに行くことはまずはないと言ってもいいだろう。
- 意図的にやらなければ発生しないので気にする必要はない。
US
- アーミック編でメインシナリオが残ってる状態で【レジナ・レオーヌ祭】を見てセーブする
- キャッシュ編で【体術封印】を主人公につけた状態でレジナ・レオーヌ祭に突入する
- 【アヌビト】との戦闘では、体術だけで戦う事になるため
体術が使用できないと戦うことができない。
- 【アヌビト】との戦闘では、体術だけで戦う事になるため