好感度ルール
『SMR』において、セッションを重ねることによりキャラクター同士は特別な感情を持ちあうことになるでしょう。
政霊が周囲のキャラクターから向けられている好意とその度合いを表わしたものが『好感度』です。
好感度は関係の深さを表わすだけではなく、『好感度判定』や『好感度スキル』などの、政霊に有利になるデータをもたらします。
『SMR』β版では、[好感度スキル]のデータが準備されていません。
好感度は相手から自分への好意を表わすデータであることに注意してください。
あなた(PCとなる政霊)からほかのキャラクターへ向けての好感度は、そのキャラクターが管理しているはずです。
好感度が持つデータ
好感度はパーセンテージで表現されます。最低値は 0% で、上限はありません。
好感度はセッション中にGMの指示によって、または好感度を上昇させるスキルやアイテムの効果によって変化します。
好感度はレコードシート上で管理されます。キャラクターシートに記載された好感度は、セッション開始前にレコードシートへ書き写してください。
また、好感度には『関係』という、どのような感情・想いを向けているかを表わすデータがあります。
[関係]は好感度を始めた得たときに、相手のキャラクターが設定します。一人から設定される関係は一つだけです。
[関係]は好感度が変動したときに、相手のキャラクターが変更を申し出た場合に変更されます。
オープニングにおける好感度の上昇
GMはPCたちに対して、オープニングにおいてPC間の好感度の上昇を指示してください。
これは同じ内閣に所属することで得る連帯感から生まれる好意です。
同じメンバーで何度もセッションを行えば、次第に高い好感度を持ちあうようになるでしょう。
PCたちはセッションに参加するPC全員(自分自身を除く)に対し、好感度を20%上昇させてください。
元が0%であった場合、関係の決定が必要になります。プレイヤー同士で相談して決定してください。
好感度の保持
好感度はセッション終了時点で『好感度の保持』をしない限りリセットされます。
好感度の保持は、以下のルールに従い行います。
- 一緒にリザルトを迎えたPCの好感度は、20%まで保持できる。
- PCからの21%以上の好感度は[贈り物]を購入することで保持できる。
- NPCの好感度は[贈り物]を購入することで保持できる。
- [贈り物]の購入をせずに一人のキャラクターに対して保持できる合計好感度は100%までとなる。
好感度の保持を行った場合、保持した好感度はキャラクターシートへ記載してください。
すでに記載のあるキャラクターへの好感度を保持した場合は、値は加算とし、関係は更新してください。
このとき、キャラクターシートに保持する好感度は、レコードシート記載の好感度を超えることはできません。
次回からはセッション開始前に、キャラクターシート記載の好感度をレコードシートへと書き写してください。
贈り物と上限突破
[贈り物]のタグをもつアイテムは、好感度の保持を行う際に購入することで、好感度の『上限突破』を行うことができます。
一度のセッションで21%以上の保持、または合計101%以上の好感度の保持には上限突破が必要です。
セッション後の購入となるため、リザルトで得たGoldでしか購入することができません。
また購入した[贈り物]は好感度の保持後、消費されます。好感度に変化して保持されるものだと考えてください。
上限突破はセッション開始前、またはリザルト後にGMの許可を得て行ってください。
好感度判定
好感度を判定値として行う判定を『好感度判定』といいます。
好感度の値を5で割った数が、好感度判定の判定値となります。
| 好感度 | 0% ~ 19% | 20% ~ 39% | 40% ~ 59% | 60% ~ 79% | 80% ~ 99% | 100% ~ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 判定値 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
好感度判定は、好感度を得ているキャラクターに対する[外務]判定の代わりに行うことができます。
また、GMから[好感度(キャラクター名)]という能力値を指定した判定を行わせることができます。
好感度スキル
政霊からの好感度が100%を越えた場合、『好感度スキル』が取得できます。
好感度スキルは100%ごとに一つ、取得できます。好感度スキルは通常の成長では取得できません。
政霊以外のNPCからの好感度でスキルを取得できるとする場合は、EXスキルとするとよいでしょう。