怪文書(FPSをする戦術人形)

Last-modified: 2021-08-11 (水) 11:36:41
M200とスナエリ 「砂漠で普通に」

M200とゲームを毎日しているが、最近面白そうなゲームを発見した。『スナイパーエリート』である。
砂漠が画面に映る。
「とりあえず指揮官、試しにどうぞ。」「ああ、やってみる。」
照準を相手に合わせると飛んできた飛行機の轟音が銃声をかき消した時を狙って一発を放り込んだ。
が、スコープが狙った頭ではなく胴を撃ち抜いた。
「あれ?」「単純ですよ。ぼくが選んだのは『AUTHENTIC(オーセンティック)』だからですよ。」
AUTHENTIC(オーセンティック)!?SNIPER ELITE(スナイパーエリート)じゃなくて!?
「実物を扱っている以上、ぼくが選んで当然だと思いますよ。」
あちゃーという顔をしつつ私はすぐに向き直ってもう一度スコープを覗く。さっきの会話でとんでもなく長かったリロードは済んでいる。
僅かに揺れる布が風が吹いていることを暗に示している。(思い出すんだ、射撃トレーニング(クルーガー社長の教練)を。)
「いいか、スナイパーが最も恐れられるのは環境が見えているからだ。重力が弾を下へ、風が弾を左右へ。手の震えが弾をずらし、世界の回転が怪しくぶれさせにくる。……全てを読みたまえ。」
「……ここだ!」
スコープはわずかに敵兵の頭の左上に据えられた。再び飛行機の轟音が銃声をかき消す。今度はちゃんと演出が変わり、グロテスクに相手の脳を撃ち抜いた。
「なるほど、指揮官もやればできるのですね。」M200に褒められた。

M200とスナエリ 「M200の本気」

M200と『スナイパーエリート』を遊んでいるのだが、M200の本気がすごすぎる。
銃声を隠せる音がなってから一瞬で狙いをつけて正確に頭を撃ち抜いたりするところが特に。……ただ、小銃とハンドガンだけ絶対に使わないのよね。この狭いステージで背後からの近接、仕掛けた物での爆殺を除けば全てスナイパーキルである。さっきに至ってはスコープ抜きまで決めてきた物だ。
ただ優秀なM200といえども私に頼ってくる一瞬がある。それは……。
「指揮官、ここはどうやって仕掛けたらいい?」「ここは……」
そう、仕掛け武器の使い所である。某潜入ゲーム(〇〇〇ギアソリッド)罠を仕掛けて嵌めるゲーム(〇代官・〇牢)を遊んでいたためその辺りはよく理解している。
そこらへんで近接キルを決めた死骸を入り口前に放り込み、Sマインを仕込む。最後に石ころを2個ほど地面に転がすと頭の悪い人たち(兵士)がよってたかってやってくる。やってきて反応し始めたらすかさず2部屋ほど後ろに下がる。M200にコントローラーを返すとSマインがおてんば娘のごとく飛び上がり、鉄球を撒き散らす。さながら現代のクレイモアだ。
「相変わらず指揮官はとんでもない仕掛け方しますね。」「褒められてるのかな?」「褒めてますよ。」
M200が僅かにその身を私の方に寄せるとまた行軍をする。さっきのでかなり遠くの敵まで呼んでしまったみたいだ。

416のフォートナイト

416がフォートナイトをして遊んでいる。……そういえばグリフィン内で大会をするとかなんとか言っていたなぁ。と考えつつバレない程度にチラ見をする。
すでに降下は終了し、今は材料を集めているらしい。
装備欄にはHGとAR、セミオートのRF。グラップリングフックとインパルスグレネード……安定している構成とも言える。
近接をハンドガンに頼るのはどうなのだろうか?と考えたが、戦術人形のエイミングを舐めてはいけない。前の話(闇懸金)でボッコボコにされたことを考えれば無理もない。ショットガンで頼るヒット率を戦術人形お決まりの驚異的(へんたい)エイミングで補えれば必然的にDPSが上がる。

 

さて416の戦闘も終盤にもつれ込んできた。どうせすぐ落ちて「こんなはずじゃ無かったのにぃ!」とけおるのがオチだろうと思っていたが、どうやら事情が違ったようだ。最後の二人、最初に相手が動く。飛んできたRF弾をシールドで受け、すぐさまカバー用の壁を張った。
すぐさま416もARに持ち替えて、相手を伺いながら牽制射を撒き散らしながら3~4つの壁を張った。
数を張った後すぐにRFに持ち替え撃ち合いが続く。すぐに416が動いた。
フックを使って相手の懐に飛び込む。直線的な軌道とはいえフックの機動は俊敏ゆえ彼女たちの目をしても追うことは難しい。
着地と同時にインパルスグレネードを投げ込み相手を飛ばす。トドメのARを取り出し、一撃。勝負は着いた。

 

「こんなはずじゃ無かったのにぃ!」なぜかけおった416がそこにあった。どうなっているのかというと……。
インパルスグレネードを投げて相手を吹っ飛ばしたまではよかった。しかし彼?彼女?はなんと吹っ飛ばされた状態で正確に416の頭を撃ち抜いたのだ。
さて、こんな芸当をしたのは誰だろうかと目を凝らすと『hako-nashi(ケースレス)』と。……!?
「見てたの指揮官?」いつの間にか416に胸ぐらを掴まれていた。


(ここでけおちゃんを撃破したのはねぼすけ。さすが狙撃係。)