怪文書(MP40)

Last-modified: 2019-07-22 (月) 16:28:14
二人の進路

「指揮官さま…ちょっとそこまでドライブしませんか?」
休日の昼下がりケッテンクラートに乗った親指姫スキンでは無いMP40が指揮官の宿舎の前でそう言った
指揮官はその日は特に予定も無かったのそれを了承しケッテンクラートの荷台に乗った
「じゃあ出発します。荷台のアリサカライフルは護身用です。何かあったら使ってください。」
指揮官とMP40はゆっくりとしたスピードで出発した…ケッテンクラートは歓楽街へ進路を取っていた
ホテルに到着したMP40と指揮官…指揮官はそんなつもりは無いと言わんばかりにアリサカライフルを構えつつ逃げ出そうとするもMP40に戦術人形特有の強い力で取り押さえられ逃げそびれてしまった
「普段の私はそんなに嫌ですか?私はこんなにも指揮官さまを愛しているのに…」
MP40は指揮官を強く抱きしめキスをした…
長い長いディープキスをされている間に指揮官は自分の行動を反省しアリサカライフルから手を離した
(彼女は私が配属されて直ぐの任務で救助したんだったな…こんな行動をしてしまうほど私の事を思っていてくれたのか…彼女の気持ちに答えなければ漢じゃない)
MP40は顔を離し不安そうな表情で指揮官の顔を見つめている
「MP40…私は君を蔑ろにするつもりは無かった…ただ…見えていなかったんだ」
そう言って指揮官はMP40を抱き上げホテルに向かった
「私は君をもっと知りたい君のすべてを見たい…私にすべてを見せてくれるかい?」
MP40は晴れやかな笑顔で答えた
「私のすべてを指揮官さま…いえあなたに捧げます」
その晩、指揮官とMP40はお互いのすべてを曝し愛し合った
2人が熱い夜を過ごしてから1週間後指揮官とMP40はグリフィンを退職した…2人は貧しい地域を支援する活動を行っているという