たぬえさ2とたぬえさ3の違いについて
たぬえさ2は2021年の6月5日に公開されたTwitch配信者向けの配信補助ソフトウェアです。
また、たぬえさ3は2023年の6月6日にたぬえさ2の後継としてできることを増やしてリリースされたTwitch配信者向けの配信補助ソフトウェアとなっています。
ある時、日本人のTwitch配信者はイチイチWEB上に自分で作った動画演出や画像をアップロードしなくても自分のPCのファイルから直接読み込んで素早く演出を出すことを望みました。そして、日本語以外の言語が苦手だった日本人のTwitch配信者は日本語で設定できるソフトウェアを望みました。
そして生まれたのがたぬえさ2の旧バージョンのたぬえさやたぬえさ2です。
たぬえさ2は元々、ローカル環境(WEB上に作成した動画や画像をアップロードせずに)で動作することができるかつ、日本語での設定に対応しているソフトウェアです。チャットコマンドやチャンネルポイントに反応して音声や画像・動画を表示させるソフトとして広く使われていました。
そして、たぬえさ2を使っている配信者は多くのことを望みました。例えば、チャンネルポイントとチャットコマンド以外のTwitchのイベントから演出を起こすこと、ガチャ演出をするときに位置の微調整をするのが非常に大変なので微調整をできるようにしてほしいこと、画像や動画やGIFファイルだけでなく文字やTwitchチャットへのコマンド・チャット送信、更には外部ソフトへの情報の送信ができることなど。
そういった要望に応えるために生まれたのがたぬえさ3です。
そのため上記で示した以外にも非常にたくさんの機能が搭載されており、それを管理するためにたぬえさ3には専用のUIが用意されました。
たぬえさ3には SettingsTanuEsa2to3.exe という設定移行ファイルが同梱されています。
このファイルを実行すると、既にあるたぬえさ2の設定からほぼ全て自動的にたぬえさ3で同じように動作するように移行してくれます。
たぬえさ3はたぬえさ2でできていたことはそのままに、更に機能が拡張されました。
より複雑なガチャ操作、今まで億劫だった動画の透過WebMファイルへの変換が必要なくなり、接続できる外部ソフトの数も増えました。
たぬえさ2でできていたことはたぬえさ3でどうなった?
それでは具体的にはどのような点で違いがあるのかまとめましょう。
| たぬえさ2 | たぬえさ3 | |
| チャネポ | 検出できる | チャネポ以外にもサブスクやレイド、現在の時刻や初めてのコメントなども検出できるように |
| ガチャ | 実装できる | 実装できる上に画像などを自由に移動できるようになった |
| コマンド | 「!」のついたコマンドを検出できる | !コマンドだけでなくスタンプやコメントの文字列も検出可能に |
| 画像配置 | 左上基準でできる | 基準点を自分で変えられるように横幅や縦幅も変更可・便利なプリセットもある |
| 音量調整 | 設定できる | 設定できるかつブラウザソースを工夫するとモニタリング音量も変更できる |
| タイマー | 設定できる | 遅延という名前で実装されている位置設定では表示時間も細かく指定できる |
| クールタイム | 設定できる | たぬえさ2と同じようにできる |
| ユーザー権限 | 設定できる | 利用可能なユーザーに加えて利用できないユーザーも追加可能に。個人のIDを入力することで個人ごとに利用可能不可能設定できるように |
たぬえさ3から実装された機能
「たぬえさ3」でできることの「たぬえさ3」で具体的にできることの欄にて紹介されています。
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