システムファイルの修復(DISMとSFC)

Last-modified: 2025-10-03 (金) 23:13:14

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このページはたぬえさ3の弱点の一つでもあるシステムファイルの損傷による動作不良を事前に予防したり、原因不明のエラーや予期せぬ動作不良が起きた時に見るページです。



どうしてシステムファイルの修復が必要なの?

たぬえさ3はC#で開発されているソフトウェアです。Windowsのシステムファイルが損傷しているとよく動作不良を起こして、たぬえさ3自体が起動しなかったり、何かしらの機能がピンポイントで使えなくなったりします。
たぬえさ3を初回起動する前にシステムファイルの修復をすることをおすすめします。

DISMはWindowsのシステムイメージを修復し、SFCはシステムファイルを修復します。
システムイメージとはWindowsの丸ごとバックアップのようなもので、SFCはこれらを参照してシステムを修復するので、DISMを実行してからSFCを実行するのが良いです。

システムファイルが破損する原因

  1. 突然の停電やパソコンの強制終了など、システムが正しくシャットダウンされなかった場合
  2. ウイルスやマルウェアによる感染
  3. ドライバーの不具合
  4. ハードディスクの不良セクタ
  5. ストレージ容量の不足
  6. ネットワークの不安定
  7. ソフトウェアの不具合やバグ
  8. ハードウェアの互換性や故障

システムファイルが破損すると、Windowsが正常に動作しなくなります。システムファイルの破損具合には深刻さがあり、システムファイルの損傷が深刻な場合はOSの再インストールが必要な場合があります。(超めんどくさい)

システムファイルの破損を修復するには

システムファイルの破損を修復するには次のような方法が有効です。

  1. システムファイルチェッカー(SFC)の実行
  2. DISMツールの使用
  3. チェックディスクの実行
  4. システムの復元ポイントの使用
  5. Windows Updateの実行
  6. セーフモードでの診断と修復
  7. Windowsの再インストール
  8. データ復元ソフトの使用
  9. データ復旧業者に依頼する

システムファイルの破損が深刻な場合は、OSの再インストールが最も確実な方法です。ただし、すべてのデータが失われる可能性があるため、事前にバックアップを取ることが重要です。
また、DISMツールの使用とシステムファイルチェッカー(sfc/scannow)の実行はOSの再インストールほど確実な方法ではありませんが、大部分のシステムファイルを修復することができます。
たぬえさ3のDiscordフォーラムでも起動しないトラブルをDISMツールとシステムファイルチェッカーの実行で改善した前例もたくさんあります。
Windows Updateの実行はあまり有効的な修復方法ではないので、システムファイルが破損する原因がおきた、もしくは身に覚えのある人はDISMツールの使用とシステムファイルチェッカーの実行をたぬえさ3の導入前に必ずしましょう。

DISMツールの使い方

DCIMツール.png

1️⃣Windowsのスタートメニューを開きます。
2️⃣検索窓に「コマンドプロンプト」と入力してコマンドプロンプトを管理者として実行します。
DISMツールを使うには管理者として実行すること
3️⃣コマンドプロンプトに次のコマンドを入力して、Enterを押します。

DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth

すると復元操作の進捗バーが出現します。100%になって、『復元操作が正常に完了しました』というメッセージが表示されるまで待ちましょう。

システムファイルチェッカーの実行のやり方

sfc scannow.png
1️⃣Windowsのスタートメニューを開きます。
2️⃣検索窓に「コマンドプロンプト」と入力してコマンドプロンプトを管理者として実行します。
システムファイルチェッカーを使うには管理者として実行することが必須です。
3️⃣コマンドプロンプトに次のコマンドを入力して、Enterを押します。

sfc /scannow

『システムスキャンを開始しています。これにはしばらく時間がかかります。』というメッセージが出てきてからしばらくすると
『システム スキャンの検証フェーズを開始しています。』というメッセージと共に進捗が表示されます。システムファイルチェッカーはDISMのように進捗バーは表示されません。

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