耐性(Damage Resistance)
耐性とは、ある属性のダメージ(その出どころが何であれ)を減少する割合のことである。
たとえば、火炎耐性はあらゆる火炎ダメージ(タレントや武器攻撃であっても)を、その割合分減少させる。
ダメージへの適用は下記のようになる。*1
ダメージ(1-耐性)
たとえば、30%火炎耐性のユニットへの、100火炎ダメージは、100(1-0.3)=70ダメージとなる。
なお、武器攻撃において、耐性が適用されるタイミングについては、こちらを参照。
全耐性 (Damage Resistance: All)*2
全耐性は、個別の耐性とともにダメージに乗算される。ダメージへの適用は下記のようになる。
ダメージ(1-個別耐性)(1-全耐性)
したがって、全耐性を適用したあとの個別耐性は、下記のようになる。
1-(1-個別耐性)(1-全耐性)
たとえば、15%全耐性・20%火炎耐性のユニットへの、100火炎ダメージは、100*0.85*0.8=68となる。
つまり、「15%全耐性・20%火炎耐性」というのは、32%火炎耐性なのである。 *3
耐性上限(Resistance Cap)
耐性には上限が設定*4されており、ある耐性が上限を超えた場合、その上限まで引き下ろされる。
また、個別耐性は全耐性の適用を受けた後も、この上限チェックを受ける。
たとえば、30%全耐性・60%火炎耐性の場合、火炎耐性は72%*5となるが、そのユニットの火炎耐性の上限が70%であれば、火炎耐性は70%となる。*6
耐性貫通(Resistance Penetration)
攻撃側の耐性貫通の割合分だけ、防御側の耐性が減少する。
耐性貫通を防御側の耐性に適用するには、下記のようにする。
耐性(1-耐性貫通)*7
耐性貫通は70%を越えることはない*8ので、耐性貫通によって防御側の耐性がマイナスになることはない。
マイナス耐性
マイナス耐性の計算方法
一方で、もともとマイナス耐性を持つ敵などもおり、この場合は耐性の割合分、ダメージが上昇する。
計算方法は、冒頭の計算式の「耐性」に、マイナスの値を代入するだけである。
たとえば、-30%火炎耐性のユニットへの、100火炎ダメージは、100(1--0.3)=130ダメージとなる。
なお、耐性の下限値は-100%である。*9
いわゆる「耐性減少」について
さらに、攻撃側の「耐性減少(Resistance Reduction)」と総称される効果*10をもつタレント*11やエゴ*12によって、防御側の耐性はマイナスとなりうる。
耐性への耐性減少の適用は、下記のようになる。
耐性-耐性減少
たとえば、20%火炎耐性を持つ敵に対して、30%火炎耐性減少をすると、-10%火炎耐性となる。
なお、耐性減少の適用は、全耐性が適用される前とされる。*13
絶対耐性(Absolute Damage Resistance)*14
上記の通常の耐性がダメージに適用された後、さらに適用される耐性である。