敵HPや攻撃力などが最高難度の設定にされているうえで、
「カオス」と呼ばれる特殊ルールを個別に設定し、クリアを目指すモード。
元ネタになったStSではアセンションと呼ばれる難関チャレンジが存在し、
上のランクに進むに従ってあらかじめ設定されている様々な制約が付け足されていくのだが、
このゲームでは、その制約を各項目ごとに設定されたポイント内で自分で自由に選択できる。
例えば「インポッシブル+30」に挑戦するのであれば、
30ポイント以内で、「初期デッキに呪いカード追加」「ボスを倒しても回復しない」「店の商品が高くなる」「マップが見えない」
などの項目を好きなように選んで追加し、挑戦するわけだ。
当然、クソむずい項目はポイントが高く設定されており、簡単なものは低い。
しかし、プレイスタイルによってはほとんどデメリットを受けないものもあり、タダ同然でカオスのポイントが上げられるものもある。
現在、最大で+50まで加えることが可能になっている。
ただし、いきなり+50から挑戦することは出来ない。
まず、プラスそのものに挑戦するために無印インポッシブルのレベルをクリアする必要があり、
最初は+5からのスタートとなる。その時点での最大ランクでのクリアに成功すれば、以降+2ポイントずつ上限が上がっていく寸法だ。
あまりにも簡単すぎて凄まじいクリアスコアを稼げた人は、スコアの点数に応じてボーナスの飛び級制度もある。
カオス一覧
以下、現在設定可能なカオス項目の解説。
中には複数の段階にわかれて強化されていくものもある。
例えば「原罪Lv1」を設定した場合、カオス値は+3され、追加される"Void"は1枚だが、
「原罪Lv3」にすると、カオス値は+12され、追加される"Void"は3枚となる。
名称 | 獲得 カオス値 | 効果 |
原罪 | 3/7/12 | デッキに1/2/3枚の"Void"を追加する。 |
古傷の蓄積 | 1/2 | 探索開始時、HPが15%/30%減少する。 |
脆弱な心身 | 2/4 | 探索開始時、最大HPが15%/30%減少する。 |
なにか忘れてる | 3 | 探索開始時の虚空石が得られない。 |
ひらめかない | 2 | 探索開始時のブースターパックがコモンカードのみになる。 |
膿んだ傷口 | 2/5/9 | 各階層クリア時の回復が、失ったHPの 75%/50%/25% になる。 |
死者の回廊 | 1 | 空白タイルに移動したときHPを5失う。これで死ぬことはない。 |
忌まわしき亡者 | 2 | 通常戦闘でソウルを1しか得られない。 |
魂なき強欲 | 2 | 祭壇で強欲の祈りを捧げる際にソウルを得られない。 |
のるかそるか | 1 | エリートレリックの受取拒否や呪いのアイテムの破壊でリソースを獲得できない。 |
一人は皆のために | 4 | 敵に弱体が付与される度に、あなたも弱体1を受ける。 |
蝕まれる精神 | 1/2/3 | 5/4/3ターン目以降のターン開始時に1ポイントの脅威を受ける。この値は毎ターン1増加する。 |
小さな財布 | 2/5/9 | エッセンスの消費が20%/40%/60%増加する。 |
時と共に去りぬ | 4 | 探索開始時に『記憶の揺りかご』イベントが発生しない。 |
虚無の祝福 | 2/4/8 | モブ部屋では敵のHPが10%/20%/30%増加する。 |
戦場の霧 | 2/6/12 | マップで視認できる範囲が3/2/1タイルに制限される。 |
手抜かり | 1 | 完全勝利時の追加エッセンスが無くなる。 |
ふいうちだ! | 18 | 敵はターン0から行動する。 |
適応力 | 2/4/7 | 敵に付与されたデバフは6/5/4ターン目以降、毎ターン開始時に1減少する。 |
近衛兵 | 2/6 | "The Void"に挑む前にVaultの守護者を3/4体倒す必要がある。3体目以降からはVaultの祝福やスコアを得られない。 |
死角 | 3 | 戦闘前の情報が得られない。 |
因果応報 | 1/3/5 | 最初に山札が再構築される時、"厄災"を 1/2/3 枚混入。 |
いまコレが熱い | 2/5/9 | 戦闘開始時、燃焼6/8/10を受ける。 |
果てしなき大群 | 8 | 集団で出現する敵は、討伐時の戦闘進行度が少なくなる。 |
二倍速 | 12 | タイル移動での敵のスケーリングが2倍。 |
時々、思いついたように種類が増やされることがある。
雑感
- 原罪
比較的オーソドックスな部類。早めに祭壇へ駆け込んで消去してしまえば解放される。ただし、戦場の霧と併用するとかなり先行きが不安に。
ペナルティに強いドーターなら比較的楽に対処できるが、エンライトなどは特定のカードを所有していなければまともに戦えないこともありうる。
さすがに因果応報も同時に加えるとかなりきつい。選別やペナルティ排除の効果をもつカードに緑石をつけておくと戦いやすくなる。
- 古傷の蓄積
膿んだ傷口を同時に加えていない限りは、1層ボスを倒すまで我慢すればなかったことになる。
序盤は比較的戦いやすい敵も多いためまずはこれから始めるのも手。
- 脆弱な心身
祭壇を回復に使う時とボス後回復にしか影響がない。オススメ。
消費カオス値の低さが物語っている。最大HPは飾り。
- なにか忘れてる
たかが1個。されど1個。とはいえ、確実に欲しい石が手に入るというわけでもないので、高ランクに挑戦する時は割り切れなくもない。
虚空石を使い回せるドーターは優先度は高くない。
- ひらめかない
コモンでもそこそこ役立つカードは多い。パックの引きが悪かったと思って進めば、下手に使えないレアカードを抱え込むよりマシである。
- 膿んだ傷口
結構きつい。1段階目はともかく、3段階目までいくと地獄を体感する。
古傷の蓄積や脆弱な心身とは一線を画すデメリットであり、相乗するととんでもない負荷となる。
1段階、欲をかいても2段階目で止めておくのが無難。
- 死者の回廊
ヒドゥンから空白タイルを踏む意義が消滅したので、わざと空きマスを狙う理由がなくなった。(たまに隠し部屋はあるが)
ダメージ量も大したことはないし、死なないという保険まで付いているので悪くはない。
- 忌まわしき亡者
雑魚戦闘では通常2ソウルを貰えるが、1ソウルになる。
道中のソウルショップでの購入やVoidのHPを割合で削れる等の万能リソースが半減すると考えると結構デカい。
ただ、ソウルショップは踏めない場合もあるため割り切れる部類のハンデではある。
- 魂なき強欲
祭壇へ行かない場合は、(行っても回復やVoid浄化をするだけなら)特に意味のない項目。
500エッセンス貰えるだけでもありがたいと思うメンタルが大事。
忌まわしき亡者よりお得。
- のるかそるか
くれるアイテムを全部受け取るなら特に意味のない項目。オススメ。
- 一人は皆のために
実はオススメ。
そもそも弱体を使ってくる敵が多くいるのと、被弾しなければデメリットがない。
弱体を使わないデッキ構成を目指すなら影響は少ないし、使うデッキでも悪影響が出る前に倒せばいい。
- 蝕まれる精神
あまり試合を長引かせると大変なことになってしまうが、正直どんな相手だろうと泥仕合にもつれ込めば大ダメージを与えてくるようになるので誤差の範囲といえなくもない。
こいつのおかげで死ぬような試合は、そもそも戦い方が不味い。
最大レベルだととても痛い。
- 小さな財布
意外と厳しい。これを選択すると途端に店で買物をしたくなる病を発症してしまう。ボス戦後の井戸の契約も対象。
ソウルで買い物する店、エッセンスで買い物する店、違いをしっかり覚えておこう。戦闘ドロップ品だけで頑張る覚悟があるなら、問題ない。
- 時と共に去りぬ
結構ポイントが高めなのだが、実際のところ、そこまで役立つイベントが出ないこともままあることなので比較的気軽に選べる。
500エッセンスや強化がなくなるのは悲しいが実はなくてもなんとかなる。
- 虚無の祝福
地雷項目。これでこのカオス消費量は詐欺だろ。
どのキャラクターでもきつい。HP10%増えるだけでも1ターン戦闘が伸び、その分酷い目に遭わされる。30%増加はもう目も当てられない。
ボス戦前のザコはボスより手強いことも珍しくないので、可能な限り避けたほうが良い項目である。
- 戦場の霧
マップの移動計画が全然立てられなくなる。割と地雷。
このゲームは計画性がとても大事であり、得られるリソースを最大化するルートを取れなくなると明確に難度が上がる。
ハラハラドキドキを楽しみたいのは分かるが、1段階目だけでも相当のデメリットである。カオス消費量に見合っていない。
- 手抜かり
パーフェクトを狙わなくて良くなるという心の余裕をプレイヤーに与えてくれる。
そもそも全パーフェクトでも200エッセンス程度が現実であり、カオス値を積んでいくとパーフェクト自体がきつくなる。
スノーボールの手助けをしてくれるのは間違いないが、比較的オススメの項目ではある。
- ふいうちだ!
やべーやつ。カオス値18消費の意味がよく分かる。
これと近衛兵MAXの状態でクモが出てきた時はさっさとリセマラするとよい。
真のマゾになりたい? いいよ、とめないよ。
- 適応力
デバフで戦わないデッキなら影響はほぼない。ポイントが高めなので選びたくなる項目。その都度掛け直すタイプの戦い方なら頑張れる範囲。
- 近衛兵
しっかりと完成させたデッキで3層にたどり着ければそこまで難しくはないが、4体にはしない方がクモ苦手な相手をパスする猶予が得られる。
- 死角
戦闘開始してからリセットしてやりなおせばいい。ドルスとトレゴブでもなければ、そうそう酷いことにはならない。
偏ったデッキ構成の場合、出会って五秒で処される敵にばったり出くわすことも。
それでも比較的マシなデメリット。ハラハラドキドキを楽しめると考えればまぁ。
- 因果応報
単品ではそこまで辛くない。1~2順で倒しきるだろうし、ペナルティ処理手段はどうせ抱えるし、ペナルティ混入してくる敵はたくさんいる。
問題は原罪などとかち合った時。
ペナルティ対策のやりやすいキャラで挑めば比較的マシ。