《アイテム》/【アンブロシア】

元ネタはギリシャ神話における神々の食物アムブロシアー。
その名は「不死」を意味し、軟膏として用いることもできるそうな。

概要

ゲームシリーズ皆勤賞の消費アイテムの一つ。
ほぼ全ての作品でHP・戦闘不能とパラメータダウン以外の全マイナスステータス・（一部の作品では）MPを完全に回復してくれる回復アイテムの最高峰。
非売品で、入手できる機会も多くないが意外なところで手に入ることもあり、いざという時には非常に頼りになる。
アイコンは全作品共通で、細長い小瓶に入った青い薬液。

あまりに貴重なイメージが強すぎるが故に、なかなか使う踏ん切りがつかないのもこのアイテムの特徴。

• 『ファイナルファンタジー』シリーズでは同等の効果を持つアイテム「エリクサー」など貴重な消耗品をついつい使い惜しみしてしまうことを指して「エリクサー症候群」などと呼ぶことがあるが、WA世界において同様の症状を抱える渡り鳥（プレイヤー）の場合はさしずめ「アンブロシア症候群」ということになるだろうか。

作品によってはコツを掴みさえすれば案外容易に量産できたりもするのだが、それでも「勿体無くて使えない」という声はいっこうに絶えない。
レアアイテムの闇は深い。

1st

味方全員のHPを完全回復し、戦闘不能・パラメータダウンを除く全てのマイナスステータスを解消する。ネクタールの全体拡大版というべき性能。
後発作品と違ってMPは回復されないが、それでも効果は強力。

古代の闘技場のサバイバルアリーナでジャバウォック戦勝利後に報酬を受け取るか、ユルングやマスタークロウリーなどから盗むことで在庫を増やせる。
闘技場で秘伝の書量産のために幾度となくジャバウォックを倒しまくった結果、いつの間にか相当な数のアンブロシアがストックされていたなんてのはよくある話。

2nd

味方一人のHP・マイナスステータスを完全回復する。1stと違い効果対象が一人に狭まっているが、ミスティックでフォワード全員に効果を行き渡らせることが可能。
前作から一転して個数限定アイテムになっており、ゲーム全体で10個しか入手できない。まさに貴重品。
このうち一部のボスが落とすものについては、そのボスの本体を倒す前にパーツを破壊しておく必要があるので、出来る限り壊しておきたい。

全10個の入手先は、以下の通り。

3rd

2ndに同じく、味方一人のHP・マイナスステータスを完全回復。
宝箱やサーチ、ボスからドロップで入手出来る分以外では、ガスノイド1st?がレア枠でドロップするのを狙うことで増やせる。
しかし、ガスノイド1stはよりによってABYSSで稀にしか出現しないため、量産するには相当に骨が折れる。

4th

上級アイテムの一種で、HEX内にいる全ての味方のHP・MP・マイナスステータスを完全回復する。
宝箱やサブイベントの報酬、一部のボスから盗む以外では調合で作成することで入手できる。

材料が鬼畜な上に、シェリフスターがシリーズ屈指のぶっ飛び性能なため、まず使われない。
最終的には「レベルを上げて物理で殴ればいい」なんて身も蓋もない結論に落ち着いてしまったりするし…。

どうしても量産したい場合のおすすめの手段が、まさかのラスボスから3形態それぞれで盗むこと。
前後のイベントこそ長いが他の手段(特に調合)よりはマシで、何度でも戦える。

5th

HEX内の全ての味方のHP・MPを完全回復し、HEXにかかっているマイナスステータスを解消する。
ブラックマーケットで10レベルと引き換えに購入できるので、カリュプデスバグ?を利用すれば簡単に量産可能。
尤もカリュプデスバグが実行できるほどゲームを進めていると、テラス・ティアラを人数分揃えればオリジナル行使にMPを気にする必要がなくなってしまうため、あまり有難味はない。

F

味方一人のHP・マイナスステータスに加え、MPも完全回復してくれるようになった。
ザックとジェーン、そして（あまり問題にならないが）マクダレンにとっては、戦闘中にMPを回復できる唯一の手段（フォームバグ?を使えばその限りではない）。

一般エネミーでは猿人バーゴン、ステルスストーカー、ドゥームズデイ、ヴォジャノーイからしか盗めない。
いずれ劣らぬ強者揃いで、しかもなかなか出会えないのが困りもの。

• 猿人バーゴンは比較的エンカウントしやすいが、ヤツの場合は攻撃被弾＝昏倒確定というのが大問題。
  それでも全滅の可能性が皆無な分、他の連中よりはずっと気楽に盗みを試せるのだが。

XF

味方一人のHP・MP・VP・マイナスステータスを完全回復する。
上位アイテムにカテゴライズされており、クラスをマスターしているガジェッティアのユニットにしか扱えない。

4th同様に合成でも作れるが、前提条件としてアイテムチェッカーが11個必要なので、周回プレイでなければ作れるようになるのはゲーム最終盤。
そして材料もホーリーベリー、仙草アルニム、ネクタール+2、マジックベリー+1と量産が困難な上位アイテムばかりと、一筋縄ではいかない。

フリーバトルで敵から入手する場合の候補はモスファンガス、ジョン・ドゥ、ヴォジャノーイの3種。
だがモスファンガスは出現地域が極めて限られている、ジョン・ドゥは個体ごとにレアアイテムがバラバラで運が悪いと持っているやつが出てこない、ヴォジャノーイは戦闘能力が脅威と、やっぱり一筋縄ではいかない。
出現率・入手率の両面から見て一番確実性が高いのがよりによって強敵のヴォジャノーイというのがなんとも意地悪な仕様である。

5thとの通信連動でやり込みポイントが12点満点ならお電波娘から20個貰える。
5thをしっかりプレイしていて、かつ利用できる環境なら是非とも入手しておきたい。