《エネミー》/【ザヴォーグ】

Last-modified: 2019-12-31 (火) 10:38:43

ザヴォーグは、ワイルドアームズ2ndにて、隠しボスの一角を務める巨大鎧虫(きょだいがいちゅう)である。ダンジョン「空の贈り物?」の封印柱の封印を解くことで戦う事ができる。


2nd

上述の通り星の守護獣リグドブライトのいる空の贈り物の出入り口近くにある封印柱で眠っており、マイマイクによるダミ歌声で起こしてやる事で戦闘できる。
二つ名の示す通り固そうな鎧に身を纏っており、どうやら魔力に対し極めて強い耐性を持っているようだ。またクワガタムシのような金色の角が頭部と肩部にあり、特に肩の角は非常に長く、大きい。背中は甲虫のような鞘翅であり、魔法攻撃時にはこの鞘翅が展開して魔力を放出する。ただ尻尾があり、腕や足が完全に獣類のソレなので、虫なんだか獣なんだかワカラナイ謎生物になってしまっている。か、「怪獣」なのでセーフ…
後述する特性の仕様上中々厄介な敵だが、リルカ最強の武器であるブラックプリンセス (攻撃力188、次点であるプルボカルボバルボの二倍強)と、(腹パーツも撃破すれば)貴重な全回復アイテムアンブロシアが手に入るため、今後の隠しボス戦を考慮すれば是非倒しておきたいところ。

パラメータ*1

カードNo.141
レベル:47
HP:75000
ATP:850 DFP:400 SOR:850 MGR:400 RES:250 PRY:0
属性耐性 : 弱点 = / 吸収 =
特性 : 反撃 / 魔法無効
獲得経験値:50000 / 獲得ギャラ:75000
盗めるアイテム:ミニキャロット
落とすアイテム:ブラックプリンセス


パーツ : はら
HP:50000
ATP:0 DFP:400 SOR:0 MGR:400 RES:0 PRY:0
属性耐性 : 弱点 = / 吸収 =
特性 : 魔法無効
獲得経験値 : 25000 / 獲得ギャラ : 50000
盗めるアイテム : せんそうアルニム
落とすアイテム:アンブロシア

戦い方

上述の通り、ザヴォーグには一切の魔法が通用しない。このため、攻撃系のクレストソーサーガーディアンロアはもちろん、ディスペルスロウダウンのような妨害系の魔法も効果がない。当然コンバインハイ・コンバインもその殆どが効果をなさない。
戦闘ではザヴォーグはまず自らにDFPとMGRを25%上昇させる「バリア?」を約4~5ターンの間掛け続ける事で自らの防御力を上げたのち、SOR×4かつ光属性の全体魔法「無修正呪文????」や、SOR×6かつ闇属性の単体攻撃「シュバルツシュトラール?」を使用してくる。しばらくターンが経過すると、「渾身の一撃?」も用いてくるようになる。渾身の一撃の威力はATP×8なので、約6000弱~7000強ダメージ、余程強化した前衛組でもない限り即死である。また、腹をやられるとパワーアップ?」し、ATPを二倍に上昇させて攻撃してくる。*2
対策としては、物理攻撃主体で攻める事になるため、まずアシュレーブラッドカノンといったアタッカー組にPS「クリティカル」や「ぶつりこうげきアップ」を習得させる事で攻撃力の底上げを図りたい。ザヴォーグの「バリア」はディスペルで解除できず、後述の手段以外では止められないため、戦闘中も「マジックウェポン」もしくは「ハイパーウェポン」で更にアタッカー組の攻撃力を上げていくとより効果的にダメージを与えられるだろう。
次に、ザヴォーグ(とはら)の弱点を突くと同時に、「シュバルツシュトラール」のダメージを半減させるために「やみのリング」を全員に装備させておきたい。
最後に戦闘開始直後にリルカが「エクステンション」で「ひかりのリング」を装備した状態で「フィールド」を全員に掛けるか、*3リフレクト」を掛ければ「無修正呪文???」も半減ないし反射できる。*4あとは「渾身の一撃」による即死攻撃をティムの「セラフィムゴート」で予防するか、攻撃されたメンバーを適宜蘇生・回復しながら戦えば問題なく勝てるはずだ。
またマリアベルがいれば、「アンチマジック」を毎ターン使う事で上記の「バリア」も「無修正呪文???」も一度に無力化できる。*5ただしこの戦法だとマリアベルは常に動けないのと、マリアベルのRESがザヴォーグを上回っていないと意味がない。
腕に覚えがあるのならば、やみのリングを装備した状態でアタッカー組がクリティカルによる猛攻を仕掛ければザヴォーグがバリアを掛けている最初の数ターン+パワーアップしている間の数ターンで倒せてしまうだろう。

余談

元ネタは1984~1985年に放映されたピー・プロダクション(ピープロ)制作の特撮ヒーロー番組『電人ザボーガー』に登場する主人公・大門豊の操縦するバイク兼犯罪捜査ロボットの「電人ザボーガー」。
ザヴォーグの頭部の角や胸部の鎧、腕の関節部のパイプ状のような模様等にその名残が見受けられる。また、シルエットによる登場時や、「シュバルツシュトラール」・「無修正呪文???」による攻撃時に四つん這いになるのだが、その時の姿がバイク状態のザボーガーそっくりである。
渡り鳥諸兄はご存知の通り、金子監督を中心とする開発スタッフは特撮作品をこよなく愛しており、その中でもピープロ作品に大きな影響を受けた模様。金子監督曰く、「僕らの中で慢性的にピープロは高い位置にあるんだけど(笑)。カッコイイんですよ、いちいち。」*6
2ndの人気キャラであるトカゲのヒト達もピープロ制作の『スペクトルマン』のゴリとラーをモチーフとしているところからもスタッフのピープロ愛が伺える。*7


*1 ワイルドアームズ セカンドイグニッション コンプリートガイド 314ページ『敵データ』より抜粋
*2 各種技の威力・効果は338~342ページ『敵特殊攻撃』より抜粋
*3 各種リングを装備した状態だと本来ランダムになるはずのフィールドの効果を装備したリングの属性に固定できる
*4 ただし、反射しても魔法無効の特性上ザヴォーグにダメージは入らない
*5 210ページ『隠しボスとの戦闘』より引用
*6 351ページ『開発スタッフインタビュー 怪獣のこと』より抜粋
*7 同ページより引用